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東松島市

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ひがしまつしまし ウィキデータを編集
東松島市
栗市旗 栗原市章
東松島市旗 東松島市章
2005年7月28日制定[1]
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
市町村コード 04214-5
法人番号 1000020042145 ウィキデータを編集
面積 101.30km2
総人口 37,478[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 370人/km2
隣接自治体 石巻市遠田郡美里町宮城郡松島町
市の木
市の花 さくら
東松島市役所
市長 渥美巖
所在地 981-0503
宮城県東松島市矢本字上河戸36-1
北緯38度25分35秒 東経141度12分40秒 / 北緯38.42639度 東経141.21108度 / 38.42639; 141.21108座標: 北緯38度25分35秒 東経141度12分40秒 / 北緯38.42639度 東経141.21108度 / 38.42639; 141.21108
外部リンク 公式ウェブサイト

東松島市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村


地図
ウィキプロジェクト

東松島市(ひがしまつしまし)は、宮城県の中部に位置するである。仙台湾沿岸にある。

地理

奥松島縄文村歴史資料館から見た大高森。

宮城県の中部に位置し、周りを石巻市、美里町、松島町に境を接する。また、南側は太平洋石巻湾)に面している。野蒜は鳴瀬川の河口にあたり、北上運河、東名運河も通じる。市の南部には陸繋島の宮戸島が浮かぶ。

歴史

2005年平成17年)4月1日、東松島市は桃生郡矢本町鳴瀬町の合併(平成の大合併)によって発足した。

2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災東北地方太平洋沖地震)では、津波の襲来で、死者1,000人以上が出て、市内全住宅の3分の2を超える約11,000棟が全半壊した[2]。野蒜海岸では10.35メートルの津波が観測された[3]。野蒜地区では、東側の石巻湾から押し寄せた津波が内陸2キロ弱を横断し、西側の松島湾に流れ込んだ。野蒜小学校の体育館で13人が、特別養護老人ホーム「不老園」の入所者56人が亡くなるなど、野蒜地区や大曲地区が壊滅的被害を受け、約1,100人が犠牲となった。航空自衛隊松島基地も冠水し、多くの航空機が破損した。一方、野蒜地区では民間人の佐藤善文が会社近くの[4]岩山に10年かけて避難階段と避難小屋を作っていた。近所の住民は「津波なんてここまで来るわけがない」と佐藤を変わり者扱いし、この避難所を「佐藤山」と呼んでいたが、結果的に約70人が津波被害を免れた[5][6][7]。死者は1,109人(2014年1月時点)、行方不明者は25人。浸水域は市街地の約65パーセントに達した[8]。電気の復旧は約2週間、宮戸地区は津波被害が甚大のため復旧まで約3か月かかった[注釈 1]。上水道は2週間以上かけて徐々に復旧したが、宮戸地区では3か月以上かかった[注釈 2]。携帯電話の復旧には7日程度[9]、固定電話の復旧には2週間程度を要した。仙石線の矢本駅と松島海岸駅の間が不通となり、バスによる代替輸送に変わり、野蒜北部の丘陵地区へ路線の変更が決定した。

2020年(令和2年)2月1日、市町境界変更が実施され、隣接する美里町の二郷字浦谷地の一部が東松島市に編入され、東松島市西福田字大日向の一部が美里町に編入された[10]

行政

市長

  • 市長:渥美巌(あつみいわお、2017年4月29日就任、2期目)
氏名 就任年月日 退任年月日
初-3代 阿部秀保 2005年4月29日 2017年4月28日
4-5代 渥美巌 2017年4月29日 現職

総合支所

鳴瀬総合支所
  • 鳴瀬総合支所(旧鳴瀬町役場庁舎)

経済

松島基地

商圏としては石巻商圏の範囲であるが、近年イオングループ系のショッピングセンター、イオンモール石巻が市内に完成したほか、三陸沿岸道路の開通もあり、仙台とのアクセスは向上した。

市内には航空自衛隊松島基地があり、曲技飛行隊のブルーインパルスはこの基地の所属である。

郵便局

  • 矢本郵便局(集配局)
  • 鳴瀬郵便局(集配局)
  • 野蒜郵便局
  • 宮戸郵便局
  • 大塩郵便局
  • 宮城赤井郵便局

姉妹都市・提携都市

日本国内

提携都市

教育

東松島高校の校門。

高等学校

中学校

小学校

人口

東松島市と全国の年齢別人口分布(2005年) 東松島市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 東松島市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
東松島市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 32,192人
1975年(昭和50年) 33,901人
1980年(昭和55年) 36,865人
1985年(昭和60年) 39,280人
1990年(平成2年) 40,424人
1995年(平成7年) 42,778人
2000年(平成12年) 43,180人
2005年(平成17年) 43,235人
2010年(平成22年) 42,903人
2015年(平成27年) 39,503人
2020年(令和2年) 39,098人
総務省統計局 国勢調査より


交通

矢本駅の駅舎。

鉄道

バス

道路

高速道路

  • E45 三陸沿岸道路三陸自動車道

一般国道

県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

大高森から眺めた松島湾。松島四大観の1つで「壮観」と称される。
室浜から見た嵯峨渓。
松島基地の航空祭におけるブルーインパルスの展示飛行。

史跡・名勝

レジャー

  • 野蒜海水浴場
  • 室浜海水浴場
  • 大浜海水浴場
  • 月浜海水浴場
  • 蛤浜海水浴場
  • 奥松島乗馬クラブ
  • 奥松島運動公園
    • 奥松島体育館(バウンズ88)
  • 奥松島縄文村歴史資料館
  • 鷹来の森運動公園
  • 滝山公園
  • 矢本海浜緑地

祭り・イベント

伝統芸能

出身著名人

脚注

注釈

  1. ^ 2011年3月11日時点の電気供給契約数22,574件。
  2. ^ 2011年3月11日時点の上水道供給契約数 15,012件

出典

参考文献

関連項目

外部リンク