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歴代の内閣官房長官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
内閣官房長官 > 歴代の内閣官房長官

歴代の内閣官房長官(れきだいのないかくかんぼうちょうかん)では、歴代の内閣書記官長内閣官房長官を列挙する。

内閣書記官長

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氏名 内閣 就任日 退任日 出身
1 田中光顯 第1次伊藤内閣 1885年12月22日 1888年4月30日  
2 小牧昌業 黒田内閣 1888年4月30日 1889年12月24日  
3 周布公平 第1次山縣内閣 1889年12月24日 1891年5月6日  
4 平山成信 第1次松方内閣 1891年6月15日 1892年8月8日  
5 伊東巳代治 第2次伊藤内閣 1892年8月8日 1896年8月31日  
6 高橋健三 第2次松方内閣 1896年9月20日 1897年10月8日  
7 平山成信 1897年10月28日 1898年1月12日  
8 鮫島武之助 第3次伊藤内閣 1898年1月12日 1898年6月30日 貴族院
9 武富時敏 第1次大隈内閣 1898年6月30日 1898年11月8日  
10 安廣伴一郎 第2次山縣内閣 1898年11月8日 1900年10月19日  
11 鮫島武之助 第4次伊藤内閣 1900年10月19日 1901年6月2日  
12 柴田家門 第1次桂内閣 1901年6月2日 1906年1月7日  
13 石渡敏一 第1次西園寺内閣 1906年1月7日 1908年1月4日  
14 南弘 1908年1月4日 1908年7月14日  
15 柴田家門 第2次桂内閣 1908年7月14日 1911年8月30日  
16 南弘 第2次西園寺内閣 1911年8月30日 1912年12月21日  
17 江木翼 第3次桂内閣 1912年12月21日 1913年2月20日  
18 山之内一次 第1次山本内閣 1913年2月20日 1914年4月16日  
19 江木翼 第2次大隈内閣 1914年4月16日 1916年10月9日  
20 兒玉秀雄 寺内内閣 1916年10月9日 1918年9月29日  
21 高橋光威 原内閣 1918年9月29日 1921年11月13日 立憲政友会
22 三土忠造 高橋内閣 1921年11月24日 1922年6月12日 立憲政友会
23 宮田光雄 加藤友三郎内閣 1922年6月12日 1923年9月2日 南満州鉄道
24 樺山資英 第2次山本内閣 1923年9月2日 1924年1月7日  
25 小橋一太 清浦内閣 1924年1月7日 1924年6月11日 政友本党
26 江木翼 加藤高明内閣 1924年6月11日 1925年8月2日  
27 塚本清治 第1次若槻内閣 1925年8月2日 1927年4月20日  
28 鳩山一郎 田中義一内閣 1927年4月20日 1929年7月2日 立憲政友会
29 鈴木富士彌 濱口内閣 1929年7月2日 1931年4月14日 立憲民政党
30 川崎卓吉 第2次若槻内閣 1931年4月14日 1931年12月13日  
31 森恪 犬養内閣 1931年12月13日 1932年5月26日 立憲政友会
32 柴田善三郎 齋藤内閣 1932年5月26日 1933年3月13日 内務省
33 堀切善次郎 1933年3月13日 1934年7月8日  
34 河田烈 岡田内閣 1934年7月8日 1934年10月20日  
35 吉田茂 1934年10月20日 1935年5月11日  
36 白根竹介 1935年5月11日 1936年3月9日  
37 藤沼庄平 廣田内閣 1936年3月10日 1937年2月2日  
38 大橋八郎 林内閣 1937年2月2日 1937年6月4日  
39 風見章 第1次近衛内閣 1937年6月4日 1939年1月4日  
40 田邊治通 平沼内閣 1939年1月5日 1939年4月7日  
41 太田耕造 1939年4月7日 1939年8月30日  
42 遠藤柳作 阿部内閣 1939年8月30日 1940年1月15日  
43 石渡荘太郎 米内内閣 1940年1月15日 1940年7月22日  
44 富田健治 第2次近衛内閣 1940年7月22日 1941年7月18日 内務省
45 第3次近衛内閣 1941年7月18日 1941年10月18日
46 星野直樹 東條内閣 1941年10月18日 1944年7月22日  
47 三浦一雄 小磯内閣 1944年7月22日 1944年7月29日  
48 田中武雄 1944年7月29日 1945年2月10日  
49 広瀬久忠 1945年2月10日 1945年2月21日  
50 石渡荘太郎 1945年2月21日 1945年4月7日  
51 迫水久常 鈴木貫太郎内閣 1945年4月7日 1945年8月15日 大蔵省
52 緒方竹虎 東久邇宮内閣 1945年8月15日 1945年10月5日 貴族院無所属
53 次田大三郎 幣原内閣 1945年10月9日 1946年1月13日 貴族院同成会
54 楢橋渡 1946年1月13日 1946年5月22日 貴族院同成会
55 林讓治 第1次吉田内閣 1946年5月29日 1947年5月2日 日本自由党

内閣官房長官

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氏名 内閣 就任日 退任日 出身 備考
内閣官房長官(非認証官
1 林讓治 第1次吉田内閣 1947年5月3日 1947年5月24日 日本自由党 旧・親任官待遇
- (欠員) 片山内閣  
2 西尾末廣 1947年6月1日 1948年3月10日 日本社会党 国務大臣兼内閣官房長官/叙・一級
3 苫米地義三 芦田内閣 1948年3月10日 1948年10月15日 民主党 国務大臣兼内閣官房長官/叙・一級
- (欠員) 第2次吉田内閣  
4 佐藤榮作 1948年10月17日 1949年2月16日 運輸官僚(次官 叙・一級

史上唯一、非国会議員として内閣官房長官に就任

5 増田甲子七 第3次吉田内閣 1949年2月16日 1949年6月24日 民主自由党 叙・一級
6 1949年6月24日 1950年5月6日 国務大臣
7 岡崎勝男 1950年5月6日 1950年6月28日 自由党 叙・一級
第3次吉田第1次改造内閣 1950年6月28日 1951年12月26日
第3次吉田第2次改造内閣
8 保利茂 第3次吉田第3次改造内閣 1951年12月26日 1952年10月30日 叙・一級
9 緒方竹虎 第4次吉田内閣 1952年10月30日 1953年3月24日 国務大臣/副総理(1952年11月28日以降)
10 福永健司 1953年3月24日 1953年5月21日 叙・一級
11 第5次吉田内閣 1953年5月21日 1954年9月24日 叙・一級
12 1954年9月24日 1954年12月10日 国務大臣
13 根本龍太郎 第1次鳩山内閣 1954年12月10日 1955年3月19日 日本民主党 叙・一級
14 第2次鳩山内閣 1955年3月19日 1955年11月22日 叙・一級
15 第3次鳩山内閣 1955年11月22日 1956年12月23日 自由民主党 叙・一級
16 石田博英 石橋内閣 1956年12月23日 1957年2月25日 叙・一級
17 第1次岸内閣 1957年2月25日 1957年7月10日 叙・一級
18 愛知揆一 第1次岸改造内閣 1957年7月10日 1958年6月12日 叙・一級
19 赤城宗徳 第2次岸内閣 1958年6月12日 1959年6月18日 叙・一級
20 椎名悦三郎 第2次岸改造内閣 1959年6月18日 1960年7月19日 叙・一級
21 大平正芳 第1次池田内閣 1960年7月19日 1960年12月8日 叙・一級
22 第2次池田内閣 1960年12月8日 1962年7月18日 叙・一級
第2次池田第1次改造内閣
23 黒金泰美 第2次池田第2次改造内閣 1962年7月18日 1963年6月11日 叙・一級
内閣官房長官(認証官)
24 黒金泰美 第2次池田第2次改造内閣 1963年6月11日 1963年12月9日 自由民主党  
第2次池田第3次改造内閣
25 第3次池田内閣 1963年12月9日 1964年7月18日
26 鈴木善幸 第3次池田改造内閣 1964年7月18日 1964年11月9日  
27 橋本登美三郎 第1次佐藤内閣 1964年11月9日 1966年6月28日  
第1次佐藤第1次改造内閣
内閣官房長官(国務大臣
28 橋本登美三郎 第1次佐藤第1次改造内閣 1966年6月28日 1966年8月1日 自由民主党  
29 愛知揆一 第1次佐藤第2次改造内閣 1966年8月1日 1966年12月3日  
30 福永健司 第1次佐藤第3次改造内閣 1966年12月3日 1967年2月17日  
31 第2次佐藤内閣 1967年2月17日 1967年6月22日 病気による途中退任
32 木村俊夫 1967年6月22日 1968年11月30日 前任者の途中退任に伴う就任(中途入閣)
第2次佐藤第1次改造内閣  
33 保利茂 第2次佐藤第2次改造内閣 1968年11月30日 1970年1月14日  
34 第3次佐藤内閣 1970年1月14日 1971年7月5日
35 竹下登 第3次佐藤改造内閣 1971年7月5日 1972年7月7日  
36 二階堂進 第1次田中角榮内閣 1972年7月7日 1972年12月22日  
37 第2次田中角榮内閣 1972年12月22日 1974年11月11日
第2次田中角榮第1次改造内閣
38 竹下登 第2次田中角榮第2次改造内閣 1974年11月11日 1974年12月9日  
39 井出一太郎 三木内閣 1974年12月9日 1976年12月24日  
三木改造内閣
40 園田直 福田赳夫内閣 1976年12月24日 1977年11月28日  
41 安倍晋太郎 福田赳夫改造内閣 1977年11月28日 1978年12月7日  
42 田中六助 第1次大平内閣 1978年12月7日 1979年11月9日  
43 伊東正義 第2次大平内閣 1979年11月9日 1980年7月17日 副総理(1980年6月11日以降)
44 宮澤喜一 鈴木善幸内閣 1980年7月17日 1982年11月27日  
鈴木善幸改造内閣
45 後藤田正晴 第1次中曽根内閣 1982年11月27日 1983年12月27日  
46 藤波孝生 第2次中曽根内閣 1983年12月27日 1985年12月28日  
第2次中曽根第1次改造内閣
47 後藤田正晴 第2次中曽根第2次改造内閣 1985年12月28日 1986年7月22日  
48 第3次中曽根内閣 1986年7月22日 1987年11月6日
49 小渕恵三 竹下内閣 1987年11月6日 1989年6月3日 新元号「平成」発表
50 塩川正十郎 宇野内閣 1989年6月3日 1989年8月10日  
51 山下徳夫 第1次海部内閣 1989年8月10日 1989年8月25日 自身の不祥事による途中辞任
52 森山眞弓 1989年8月25日 1990年2月28日 前任者の途中辞任に伴う就任(閣内移動)
女性初の内閣官房長官
53 坂本三十次 第2次海部内閣 1990年2月28日 1991年11月5日  
第2次海部改造内閣
54 加藤紘一 宮澤内閣 1991年11月5日 1992年12月12日  
55 河野洋平 宮澤改造内閣 1992年12月12日 1993年8月9日  
56 武村正義 細川内閣 1993年8月9日 1994年4月28日 新党さきがけ  
- 羽田孜 羽田内閣 1994年4月28日 新生党 (内閣総理大臣として)内閣官房長官事務取扱
57 熊谷弘 1994年4月28日 1994年6月30日  
58 五十嵐広三 村山内閣 1994年6月30日 1995年8月8日 日本社会党  
59 野坂浩賢 村山改造内閣 1995年8月8日 1996年1月11日  
60 梶山静六 第1次橋本内閣 1996年1月11日 1996年11月7日 自由民主党  
61 第2次橋本内閣 1996年11月7日 1997年9月11日
62 村岡兼造 第2次橋本改造内閣 1997年9月11日 1998年7月30日  
63 野中広務 小渕内閣 1998年7月30日 1999年10月5日  
小渕第1次改造内閣
64 青木幹雄 小渕第2次改造内閣 1999年10月5日 2000年4月5日 内閣総理大臣臨時代理(2000年4月3日以降)
65 第1次森内閣 2000年4月5日 2000年7月4日  
66 中川秀直 第2次森内閣 2000年7月4日 2000年10月27日 自身の不祥事による途中辞任
67 福田康夫 2000年10月27日 2001年4月26日 前任者の途中辞任に伴う就任(中途入閣)
第2次森改造内閣  
68 第1次小泉内閣 2001年4月26日 2003年11月19日  
第1次小泉第1次改造内閣
第1次小泉第2次改造内閣
69 第2次小泉内閣 2003年11月19日 2004年5月7日 自身の年金保険料未納の発覚に伴う途中辞任
70 細田博之 2004年5月7日 2005年9月21日 前任者の途中辞任に伴う就任(中途入閣)
第2次小泉改造内閣  
71 第3次小泉内閣 2005年9月21日 2005年10月31日  
72 安倍晋三 第3次小泉改造内閣 2005年10月31日 2006年9月26日  
73 塩崎恭久 第1次安倍内閣 2006年9月26日 2007年8月27日  
74 与謝野馨 第1次安倍改造内閣 2007年8月27日 2007年9月26日  
75 町村信孝 福田康夫内閣 2007年9月26日 2008年9月24日  
福田康夫改造内閣
76 河村建夫 麻生内閣 2008年9月24日 2009年9月16日  
77 平野博文 鳩山由紀夫内閣 2009年9月16日 2010年6月8日 民主党  
78 仙谷由人 菅直人内閣 2010年6月8日 2011年1月14日  
菅直人第1次改造内閣
79 枝野幸男 菅直人第2次改造内閣 2011年1月14日 2011年9月2日  
80 藤村修 野田内閣 2011年9月2日 2012年12月26日  
野田第1次改造内閣
野田第2次改造内閣
野田第3次改造内閣
81 菅義偉 第2次安倍内閣 2012年12月26日 2014年12月24日 自由民主党  
第2次安倍改造内閣
82 第3次安倍内閣 2014年12月24日 2017年11月1日
第3次安倍第1次改造内閣
第3次安倍第2次改造内閣
第3次安倍第3次改造内閣
83 第4次安倍内閣 2017年11月1日 2020年9月16日
第4次安倍第1次改造内閣 新元号「令和」発表
第4次安倍第2次改造内閣 歴代最長
84 加藤勝信 菅義偉内閣 2020年9月16日 2021年10月4日  
85 松野博一 第1次岸田内閣 2021年10月4日 2021年11月10日  
86 第2次岸田内閣 2021年11月10日 2023年12月14日
第2次岸田第1次改造内閣
第2次岸田第2次改造内閣 安倍派の裏金問題を巡り途中辞任。
87 林芳正 2023年12月14日 2024年10月1日 前任者の途中辞任に伴う就任(中途入閣)
88 第1次石破内閣 2024年10月1日 2024年11月11日
89 第2次石破内閣 2024年11月11日 現職
  • 太字は、のちに内閣総理大臣となった人物。
  • 初代、林讓治は大日本帝国憲法下の内閣書記官長からの自動的な継続的在任(法令に基づく)であり、1947年5月3日に改めて内閣官房長官に任命するための辞令は発出されていない。第2代以降の非認証官たる長官(原則として一級官吏つまり旧勅任官待遇に叙される)との権衡のため、旧憲法下最後の日である1947年5月2日付けで「特ニ親任官ノ待遇ヲ賜フ」との辞令を受けている。
  • 内閣官房長官は日本国憲法施行後1949年5月31日までは行政官庁法に基づく職であり、同法には「国務大臣をもって充てることができる」旨の規定がなかったため、その期間中に就任した第2代・西尾末廣、第3代・苫米地義三、第4代・佐藤榮作及び第5代・増田甲子七のうち国務大臣でもあった前2名は、「国務大臣に任命する」との官記に加え「内閣官房長官に兼ねて任命する」との辞令が出され一級(官吏)に叙されている(後2名の辞令は「内閣官房長官に任命する」)。同法の失効に伴い内閣官房長官の根拠規定は1949年6月1日から内閣法となり、こちらには「国務大臣をもって充てることができる」と規定されたため、以後の「非認証官」時代の内閣官房長官で備考欄に「国務大臣」の記載のある者は、「国務大臣に任命する」との官記に加えて出される辞令は「内閣官房長官を命ずる」となっており一級に叙されていない。「任命して兼ねて任命」の場合は並列の兼任であるため大臣でありながら同時に一級に叙され得るが、「任命して命ずる」場合の「命ずる」はいわゆる補職であって並列ではないためこの適用がない。この表では当該制度上の差異を区別して記載した。なお、第5代、増田甲子七の在任期間のうち1949年5月31日までと同6月1日からでは前述のとおり根拠法が異なるが、これに関して改めて辞令は発されておらずそのまま在任している。

関連項目

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