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湘南台 (藤沢市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 藤沢市 > 湘南台
湘南台
町丁
湘南台文化センター
地図北緯35度23分52秒 東経139度28分10秒 / 北緯35.39789度 東経139.46947度 / 35.39789; 139.46947
座標位置:湘南台文化センター 付近
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 藤沢市
地区 湘南台地区
人口情報2023年(令和5年)9月1日現在[1]
 人口 26,968 人
 世帯数 14,299 世帯
面積[2]
  1.96447053 km²
人口密度 13727.87 人/km²
郵便番号 252-0804[3]
市外局番 0466(藤沢MA[4]
ナンバープレート 湘南
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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湘南台(しょうなんだい)は、神奈川県藤沢市にある地名。現行行政地名は湘南台一丁目から湘南台七丁目。住居表示未実施区域[5]。藤沢市北部の中心的な地区である。

地理

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藤沢市の北東部に位置する。相模野台地上の境川引地川に囲まれた標高30m〜50m程度の地域である。台地上にあるため、川沿いを除き起伏は大きくない。

藤沢市の区画整理事業として住宅街および市街地として計画されたため、湘南台駅を中心に全域に市街地と住宅街が広がる。

地域の中央やや西よりを小田急江ノ島線が、中央やや東よりを国道467号線(藤沢町田街道)が南北に平行に走る。また江ノ島線と直行する形で、相鉄いずみ野線横浜市営地下鉄ブルーラインが地域内の地下を通って湘南台駅に乗り入れている。

河川

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地価

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住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、湘南台4丁目2番17の地点で29万6000円/m2となっている[6]

歴史

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1988年当時の湘南台駅

湘南台としての歴史は比較的浅く、藤沢市が戦後策定した北部第一土地区画整理事業に始まる[7]

現在の湘南台にあたる地域は円行亀井野今田下土棚といった旧六会村の複数の地区にまたがる領域であり、一つのまとまった地域して捉えられるようになったのは区画整備事業後である[8]。現在の地名の「湘南台」も小田急江ノ島線湘南台駅の駅名が先であり、古くからのものではない。

湘南台にあたる地域は全域が相模国高座郡に属していた。

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて藤沢市北部周辺には大庭御厨渋谷荘の2つの荘園が成立している。現在の湘南台にあたる部分は旧円行・下土棚などは渋谷荘であり、大庭御厨との境に近い渋谷荘であったと考えられている。

戦国時代以前には亀井野村から今田村が分村したようである[9]廃藩置県後に現在の湘南台を含む広い地域に六会村が成立している。

藤沢市北部では北に位置する長後が古くから宿場町として発展しており、現在のような発展はすべて湘南台駅開設・区画整備事業後のことである。

沿革

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  • 1962年 (昭和37年) - 北部第一地区区画整備事業の施行区域設定[7]
  • 1964年 (昭和39年) - 北部第一土地区画整理事業着手。
  • 1966年 (昭和41年) - 藤沢市円行字四つ辻付近に、小田急江ノ島線湘南台駅開設[7]
  • 1976年 (昭和51年) - 湘南台公園開設[10]
  • 1984年 (昭和59年) - 北部第一土地区画整理事業完了[7]住居表示が実施され、円行の北東部・今田の北西部が、湘南台と命名された。
  • 1986年 (昭和61年) - 藤沢市総合市民図書館竣工[11]
  • 1989年 (平成元年) - 湘南台文化センター完成。
  • 1999年 (平成11年) 3月 - 相鉄いずみ野線が湘南台駅乗り入れ[7]
  • 1999年 (平成11年) 8月 - 横浜市営地下鉄(現・横浜市営地下鉄ブルーライン)乗り入れ[7]
  • 2005年 (平成17年) - 湘南台駅西口・慶応大学間に連節バス神奈川中央交通のツインライナー)による急行バスが設定。

地名の変遷

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世帯数と人口

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2023年(令和5年)9月1日現在(藤沢市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
湘南台一丁目 2,486世帯 4,375人
湘南台二丁目 2,729世帯 4,493人
湘南台三丁目 1,445世帯 2,615人
湘南台四丁目 2,712世帯 5,667人
湘南台五丁目 1,730世帯 3,381人
湘南台六丁目 1,509世帯 3,203人
湘南台七丁目 1,688世帯 3,234人
14,299世帯 26,968人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[12]
20,440
2000年(平成12年)[13]
21,183
2005年(平成17年)[14]
23,823
2010年(平成22年)[15]
24,499
2015年(平成27年)[16]
24,912
2020年(令和2年)[17]
25,826

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[12]
8,932
2000年(平成12年)[13]
9,441
2005年(平成17年)[14]
11,009
2010年(平成22年)[15]
11,740
2015年(平成27年)[16]
12,245
2020年(令和2年)[17]
13,324

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[18]

丁目 事業所数 従業員数
湘南台一丁目 340事業所 4,144人
湘南台二丁目 389事業所 3,789人
湘南台三丁目 65事業所 697人
湘南台四丁目 71事業所 572人
湘南台五丁目 80事業所 862人
湘南台六丁目 41事業所 348人
湘南台七丁目 44事業所 646人
1,030事業所 11,058人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[19]
1,030
2021年(令和3年)[18]
1,030

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[19]
11,068
2021年(令和3年)[18]
11,058

交通

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湘南台自体が藤沢市北部の工業地域(いすゞ自動車藤沢工場、桐原工業団地)の開発と一体で開発された事[7]、また慶應義塾大学文教大学多摩大学のキャンパスの最寄りとなるため、地域外も含めて湘南台駅が中心となっている。

鉄道

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湘南台駅西口

湘南台駅は3線乗り入れ、内2線はターミナル駅である。詳しくは湘南台駅の頁を参照。

バス

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湘南台駅西口と慶応大学間を運行する急行バス・ツインライナー

道路

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橋梁

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  • 湘南台大橋
  • 湘南台橋
  • 引地橋
  • 柳橋
  • 円行新橋

施設

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公共施設

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教育機関

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公園

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  • 湘南台公園
  • 円行公園
  • 原谷公園
  • 四ツ辻公園
  • 渋谷原公園
  • 大塚戸公園

郵便局・銀行

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病院

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  • 湘南第一病院
  • 湘南台中央医院

スーパー・大型商業施設

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そうてつローゼン湘南台店

なお、湘南台地区以外であるが湘南台の名を付ける施設が周辺に多数存在する。

名所・史跡

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その他

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湘南台地区には「湘南台」の名を冠したバス停が点在するが「湘南台」バス停は当地区ではなく同市羽鳥(明治地区)に位置する。これは湘南台地区誕生以前から羽鳥の一部で呼ばれていた地名であり、当該地区には「湘南台町内会」が現存している。

その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b 町丁字別人口と世帯数(国勢調査を基準とした推計値)2023年9月” (PDF). 藤沢市 (2023年9月6日). 2023年9月21日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年8月25日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 湘南台の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月25日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 住居表示実施区域”. 藤沢市. 2018年2月26日閲覧。
  6. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年8月9日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g 北部第一土地区画整理事業|藤沢市
  8. ^ 藤沢市湘南台 | 湘南台アーカイヴ | 湘南台大好き
  9. ^ 間宮士信 等編『新編相模国風土記稿』鳥跡蟹行社〈第3輯 大住・愛甲・高座郡〉、1888年。NDLJP:763969/423 
  10. ^ 湘南台公園の紹介|藤沢市
  11. ^ 岡田新一設計事務所「図書館」設計監理実績リスト[リンク切れ]
  12. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  16. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  17. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  18. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  19. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  20. ^ No.106遺跡[リンク切れ]
  21. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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