コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

片柳 (さいたま市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
片柳東から転送)
日本 > 埼玉県 > さいたま市 > 見沼区 > 片柳 (さいたま市)
片柳・片柳東
萬年寺
萬年寺
■片柳・片柳東の位置(埼玉県内)
■片柳・片柳東
片柳・片柳東
片柳の位置
北緯35度54分8.51秒 東経139度41分26.79秒 / 北緯35.9023639度 東経139.6907750度 / 35.9023639; 139.6907750
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
見沼区
地域 大宮地区
人口
2017年(平成29年)9月1日時点)[1]
 • 合計 2,426人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
337-0024(片柳)[2]
337-0023(片柳東)[3]
市外局番 048[4]
ナンバープレート 大宮

片柳(かたやなぎ)は、埼玉県さいたま市見沼区町名および大字。現行行政地名は片柳一丁目・片柳二丁目および大字片柳。住居表示未実施地区[5]。本項では、関連地名である片柳東(かたやなぎひがし)についても扱う。郵便番号は片柳が337-0024[2]、片柳東が337-0023[3]

地理

[編集]

さいたま市見沼区の東部に位置する。舌状の大宮台地に見沼田園からの低地が開析谷を形成して複雑に入り組む[6]。地区の南部に片柳一丁目および片柳二丁目が、東部に片柳東が、北部に大字片柳が存在する。周辺大字とは境界が複雑に入り組み、大字に大字片柳のごく小さな飛地が複数ある。全域が市街化調整区域[7]に指定されている農業地域で農地が多い。片柳一丁目・二丁目の南部と丁番を持たない単独町名の片柳東は見沼田んぼの一部で、現在も農地として利用されている。東端を加田屋川が流れる。

至近に駅はないが、大宮駅浦和駅までの路線バスおよびさいたま市見沼区コミュニティバスが通っている。

縄文時代前期の根木王貝塚と称する縄文遺跡がある。また、江戸期の古い民家もところどころに見られる[6][8]。かつては赤山柿と称される柿渋の産地でもあり、柿の古木も見られる。

歴史

[編集]

かつては江戸期より存在した武蔵国足立郡見沼領に属した片柳村、古くは太田に属した片柳村であった[6]。また、さらに古くは南北朝期より見出せる片柳郷であった[6]。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では263余(田55石余、畑208石余)、『元禄郷帳』では140石余、1796年(寛政8年)では片柳新田分およそ500石が高入され656石余であった[6]助郷日光御成街道大門宿に出役していたが、寛保宝暦年間は中山道大宮宿にも出役していた[6]化政期の戸数は126軒で、村の規模は東西13、南北10町であった[6]

世帯数と人口

[編集]

2017年(平成29年)9月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目大字 世帯数 人口
片柳一丁目 174世帯 409人
片柳二丁目 57世帯 144人
大字片柳・片柳東 851世帯 1,873人
1,082世帯 2,426人

小・中学校の学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[17]

丁目・大字 区域 小学校 中学校
片柳一丁目 全域 さいたま市立片柳小学校 さいたま市立片柳中学校
片柳二丁目 全域
大字片柳 全域
片柳東 全域

交通

[編集]

鉄道

[編集]

地内に鉄道は敷設されていない。

道路

[編集]

バス

[編集]

施設

[編集]
大字片柳
旧坂東家住宅(安政4年建立)
片柳一丁目
  • 萬年寺
  • 見沼キリスト教会
  • 三崎稲荷大明神
  • 沖郷会館
  • 若林公園
片柳二丁目
  • 片柳自警消防団

脚注

[編集]
  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月18日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月18日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  5. ^ 住居表示実施地区一覧” (PDF). さいたま市 (2019年2月26日). 2019年11月9日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 230頁。
  7. ^ 外部リンク節の『さいたま市地図情報』を参照。
  8. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 957頁。
  9. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 874頁。
  10. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  11. ^ 『大宮のむかしといま』 136-145頁。
  12. ^ a b 学校沿革 - さいたま市立片柳小学校.2019年11月9日閲覧。
  13. ^ a b やなぎっ子 813号” (PDF). さいたま市立片柳小学校 (2018年5月1日). 2019年11月9日閲覧。
  14. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1420頁。
  15. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 増補5頁。
  16. ^ さいたま市/(平成31年3月22日記者発表)さいたま市見沼消防署を移転します!~現庁舎は春野出張所として運用します~”. www.city.saitama.jp. 2021年4月6日閲覧。
  17. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県(増補版)』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 
  • 『大宮のむかしといま』大宮市、1980年11月3日。全国書誌番号:81007009NCID BN03449939 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]