レーヴディソール
レーヴディソール | |
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欧字表記 | Rêve d'Essor |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 芦毛 |
生誕 | 2008年4月8日(16歳) |
登録日 | 2010年5月5日 |
抹消日 | 2012年2月29日[1] |
父 | アグネスタキオン |
母 | レーヴドスカー |
母の父 | Highest Honor |
生国 | 日本(北海道安平町) |
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | (有)サンデーレーシング |
調教師 | 松田博資(栗東) |
調教助手 | 藤原吾郎 |
厩務員 | 小園隼人 |
競走成績 | |
生涯成績 | 6戦4勝 |
獲得賞金 | 1億5493万3000円 |
勝ち鞍 |
GI:阪神ジュベナイルフィリーズ(2010年) GII:デイリー杯2歳ステークス(2010年) GIII:チューリップ賞(2011年) |
レーヴディソール(仏:Rêve d'Essor)は日本の競走馬。おもな勝ち鞍は2010年の阪神ジュベナイルフィリーズ。クラブ法人サンデーレーシングの所有馬で、募集価格は3600万円(40口)。馬名はフランス語で「飛翔の夢」。
戦績
2歳
2010年9月11日のメイクデビュー札幌に中舘英二を鞍上に迎え、1番人気で出走。レースでは中団のインを追走し、最後の直線で先に抜け出したノーザンリバーを差し切って初勝利を挙げる。
2戦目は重賞初挑戦となった10月16日京都のデイリー杯2歳ステークスに福永祐一とのコンビで1番人気で出走。道中後方待機から、大外一気の末脚を繰り出し、残り100m付近で他馬をまとめてかわして重賞初勝利を挙げた[2]。牝馬でのデイリー杯制覇はデイリー杯3歳ステークス時代のシーキングザパール以来14年ぶりとなった。
その2ヶ月後、12月12日の阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気に応えてGI勝利を収めた[3]。また、この競走ではG1史上初めて芦毛馬が1~3着を独占した[4]。阪神ジュベナイルフィリーズを含む重賞2勝を挙げたことから、この年のJRA賞最優秀2歳牝馬に満票で選出された[5]。
3歳
明け3歳の緒戦として2011年3月5日のチューリップ賞に出走。2005年の菊花賞で記録したディープインパクトの79.03%を上回る81.4%[6]の単勝支持率、オッズ1.1倍の断然の1番人気に支持された。レースでは道中後方から4番手を追走すると、最終コーナーで外に持ち出し、直線では鞭を使うことなく後続に4馬身差をつける圧勝となった[7]。その後は桜花賞出走に向けて調整されていたが、3月30日の1週前追い切り後に右前脚のトウ骨遠位端部分の骨折が判明。全治見込み半年以上と診断され、牝馬三冠を棒に振ってしまう[8]。その後、11月13日のエリザベス女王杯で復帰。実質の追い切り2本だけという内容ながら、実績が下支えして単勝3番人気で出走、結果は11着だった[9]。12月18日の愛知杯に1番人気で出走、後方を追走し直線で懸命に追い込んだがフミノイマージンの4着に終わった。
4歳
2012年1月5日の京都金杯出走に向けて調整されていたが、右後肢の飛節に不安が見つかり回避[10]。その後、1月20日剥離骨折が判明、秋以降の復帰を目指すことを発表した[11]。しかし、2月29日付で競走馬登録を抹消、ノーザンファームで繁殖牝馬となる[12]。
繁殖成績
馬名 | 生年 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | アラバスター | 2013年 | 牡 | 芦毛 | ハービンジャー | (有)サンデーレーシング | 栗東・松田博資 →栗東・池添学 |
6戦1勝(引退・乗馬) 2018年12月10日死亡[13] |
[14] |
2番仔 | 2014年 | 牡 | 不出走 | [15] | |||||
(不受胎) | キングカメハメハ | ||||||||
3番仔 | レーヴドゥラメール | 2016年 | 牝 | 芦毛 | ロードカナロア | (有)サンデーレーシング | 栗東・松下武士 | 2戦0勝(引退・繁殖) | [16] |
4番仔 | レーヴドゥロワ | 2017年 | 牡→騸 | 鹿毛 | キングカメハメハ | (有)サンデーレーシング →西村健 |
栗東・池江泰寿 →浦和・小澤宏次 |
4戦0勝(現役) | [17] |
5番仔 | レーヴドモンド | 2018年 | 牝 | 鹿毛 | (有)サンデーレーシング | 美浦・古賀慎明 | 7戦0勝(引退・繁殖) | [18] | |
6番仔 | レーヴディノエル | 2019年 | 牝 | 芦毛 | ロードカナロア | 吉田勝己 | 栗東・栗田徹 | 5戦0勝(引退) | [19] |
(不受胎) | 2020年 | モーリス | |||||||
7番仔 | レーヴディソールの2021 | 2021年 | 牝 | 芦毛 | ロードカナロア | (有)サンデーレーシング | 美浦・萩原清 | デビュー前 | [20] |
8番仔 | レーヴディソールの2022 | 2022年 | 牡 | 鹿毛 | ハービンジャー | デビュー前 | [21] |
・2022年9月17日現在
競走成績
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) |
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2010. 9.11 | 札幌 | 2歳新馬 | 芝1500m(良) | 14 | 1.4(1人) | 1着 | 1:32.3 (34.3) | -0.8 | 中舘英二 | 54 | (ノーザンリバー) | |
10.16 | 京都 | デイリー杯2歳S | GII | 芝1600m(良) | 12 | 2.4(1人) | 1着 | 1:33.6 (33.7) | -0.2 | 福永祐一 | 54 | (アドマイヤサガス) |
12.12 | 阪神 | 阪神JF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 1.6(1人) | 1着 | 1:35.7 (33.9) | -0.1 | 福永祐一 | 54 | (ホエールキャプチャ) |
2011. 3. 5 | 阪神 | チューリップ賞 | GIII | 芝1600m(良) | 12 | 1.1(1人) | 1着 | 1:34.5 (33.6) | -0.7 | 福永祐一 | 54 | (ライステラス) |
11.13 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 18 | 7.3(3人) | 11着 | 2:12.9 (35.2) | 1.3 | 福永祐一 | 54 | スノーフェアリー |
12.18 | 小倉 | 愛知杯 | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 1.7(1人) | 4着 | 1:59.7 (34.6) | 0.3 | 福永祐一 | 55.5 | フミノイマージン |
血統表
レーヴディソールの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系(ヘイロー系) |
[§ 2] | ||
父 アグネスタキオン 1998 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 アグネスフローラ1987 鹿毛 |
*ロイヤルスキー | Raja Baba | ||
Coz o'Nijinsky | ||||
アグネスレディー | *リマンド | |||
イコマエイカン | ||||
母 *レーヴドスカー Reve d'Oscar 1997 芦毛 |
Highest Honor 1983 芦毛 |
Kenmare | Kalamoun | |
Belle of Ireland | ||||
High River | Riverman | |||
Hairbrush | ||||
母の母 Numidie1993 鹿毛 |
*バイアモン | Blushing Groom | ||
Lodeve | ||||
Yamuna | Green Dancer | |||
Yeovil | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-p) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Sir Gaylord 5・5=6.25%(母系) | [§ 4] | ||
出典 |
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半姉に阪神ジュベナイルフィリーズ2着のレーヴダムール(父ファルブラヴ)、半兄に青葉賞を制したアプレザンレーヴ(父シンボリクリスエス)とレーヴドリアン(父スペシャルウィーク)、半弟に青葉賞を制したレーヴミストラル(父キングカメハメハ)[23]がいる。
脚注
- ^ “レーヴディソール引退、繁殖生活へ”. ラジオNIKKEI. 2022年7月2日閲覧。
- ^ “【デイリー杯2歳S(GII)】(京都)~レーヴディソール 無傷の2連勝で重賞制覇”. ラジオNIKKEI. (2010年10月16日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “【阪神JF(GI)】(阪神)~レーヴディソール 無傷の3連勝でGI戴冠”. ラジオNIKKEI. (2010年12月12日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “レーヴV芦毛1~3着はG1初/阪神JF”. 日刊スポーツ. (2010年12月13日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “2010年度JRA賞発表~年度代表馬はブエナビスタ”. ラジオNIKKEI. (2011年1月6日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ 【チューリップ賞】重賞での単勝支持率新記録 サンスポ 2011.3.6
- ^ “【チューリップ賞(GIII)】(阪神)~レーヴディソール 4馬身差で圧勝”. ラジオNIKKEI. (2011年3月5日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “レーヴディソール骨折、6ヶ月以上の休養へ”. ラジオNIKKEI. (2011年3月30日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “ディソール11着にも「偉い馬」/エ女王杯”. 日刊スポーツ. (2011年11月14日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “レーヴディソールが京都金杯を回避”. 日刊スポーツ. (2012年1月3日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “ディソール今度は右前膝骨折 復帰秋以降”. 日刊スポーツ. (2012年1月21日) 2015年9月7日閲覧。
- ^ “ディソール引退 2度の故障に泣く”. 日刊スポーツ. (2012年3月1日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年9月7日閲覧。
- ^ “WEST HILLS STABLE”. ja-jp.facebook.com. 2021年1月15日閲覧。
- ^ “アラバスター”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “_________”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “レーヴドゥラメール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “レーヴドゥロワ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “レーヴドモンド”. JBISサーチ. 2021年1月15日閲覧。
- ^ “レーヴディノエル”. JBISサーチ. 2021年6月23日閲覧。
- ^ “_________”. JBISサーチ. 2021年6月23日閲覧。
- ^ “_________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “レーヴディソールの繁殖牝馬情報”. 競馬ラボ. 2020年6月7日閲覧。
- ^ 2015年青葉賞レース結果 - netkeiba.com 2015年5月6日閲覧
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- レーヴディソール - 競走馬のふるさと案内所