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「365日 (Mr.Childrenの曲)」の版間の差分

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「'''365日'''」(さんびゃくろくじゅうごにち)は[[日本]]の[[バンド (音楽)|バンド]]・[[Mr.Children]]の楽曲。作詞、作曲は[[桜井和寿]]、編曲は[[小林武史]]、Mr.Children。2010年12月1日発売のアルバム『[[SENSE (アルバム)|SENSE]]』に収録された1曲であるが、アルバムリリースの1年前となる2009年の時点から、テレビコマーシャルでのオンエアやMr.Childrenのドームツアーでの披露がなされていた。楽曲はこのドームツアーを契機に作られており、制作にあたって桜井は命の尊さや思いやりの大切さなどを込めている。楽曲はミディアムバラードで愛する人への思いをストレートに表現したラブソングになっている。
『'''365日'''』は[[日本]]の[[バンド (音楽)|バンド]]・[[Mr.Children]]の中の代表的な楽曲の一つである。
== 概要・楽曲解説 ==
本楽曲は2010年12月1日に発売された16thアルバム『[[SENSE (アルバム)|SENSE]]』に収録された楽曲である。


楽曲は複数の批評で肯定的な評価を得られている。大衆においてもリリース前から浸透しており、特に結婚式での使用に際し人気が高い曲として知られている。配信ではストリーム数5000万回を突破している。いわゆるシングル曲としてのリリースがされていないながらも、Mr.Childrenの代表曲のひとつとして言及される。
タイアップ先は[[東日本電信電話|NTT東日本]]・[[西日本電信電話|NTT西日本]][[コマーシャルソング|CMソング]]<ref>{{Cite web|和書 |url=https://natalie.mu/music/news/23567 |title=Mr.Childrenムツアーにクリスマスイブ公演追加 |publisher=音楽ナタリー |date=2009-11-10 |accessdate=2020-09-01}}</ref>と[[NTTドコモ]]「NTT docomo group × Mr.Children 25th Anniversary ラボキンペーン」ブランドCMソングにも使用された<ref>{{Cite web|和書 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2093794/full/ |title=ミスチル、高橋一生出演CMに未完成の仮歌音源提供 ドコモと“25周年”コラボ |publisher=ORICON NEWS |date=2017-07-10 |accessdate=2020-09-01}}</ref>。


== 背景とリリース ==
2009年からオンエア開始され、同年に開催されたドームツアー『[[Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME|Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY]]』にて未発表曲としてアンコールで演奏されたが本アルバムで収録されるまで音源化されなかった。
2006年、Mr.Childrenのボーカル桜井和寿は、[[山本シュウ]]プロデュースの[[レッドリボン]]ライブに参加した<ref>{{Cite web|title=RED RIBBON LIVE 活動履歴|work=RED RIBBON LIVE|url=http://redribbonlive.net/i-02.html|accessdate=2024-07-25}}</ref>。このとき桜井は、[[後天性免疫不全症候群|AIDS]]の予防やその啓発に対する山本の強い思いを感じ、恋愛においても勢いで性交渉をするのではなく、性感染症の観点から相手を思いやり、待つようなことができたらいい、という内容の話を山本と交わした。事前の感染症検査を含めた、相手に対する思いやりなどの考え(検査というと堅苦しい、という桜井に対し山本は「ラブチェック」という表現を提案し桜井も賛同した)についてミュージシャンとして伝えるにあたり、「ラブチェック」の趣旨に賛同するアーティストらが集まるイベントを、恋人同士が盛り上がるクリスマスなどに開催すれば効果があるのではないかと考えた桜井は、その時機を待っていた<ref name="ecoreso">{{Cite web|title=小林武史 × 櫻井和寿|work=エコレゾ ウェブ|publisher=|date=2009-12-21|url=https://www.eco-reso.jp/091221.php|accessdate=2024-07-25}}</ref>。


2009年、Mr.Childrenはドームツアー「Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜」を開催した。開催に際して同年のクリスマス時期における追加公演の話が持ち上がり、桜井はこれを受けて命の尊さや相手を思いやる気持ちの大切さなどの「ラブチェック」の根底にある思いを込めた曲を伝えたいと思い、「365日」を制作した<ref name="ecoreso" />。楽曲のレコーディングは、ドームツアーのリハーサルを控えた同年9月に行われた<ref name="oricon20091110">{{Cite news|title=ミスチル、新曲がNTTのCMソングに決定|newspaper=ORICON NEWS|date=2009-11-10|url=https://www.oricon.co.jp/news/70521/full/|accessdate=2024-07-25}}</ref>。
シングルカットされていないにもかかわらずMr.Childrenの代表的な楽曲の一つとなっている。結婚式にててよく使われる。


楽曲は11月28日からのツアー開始<ref>{{Cite web|title=DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/live/2009_supermarket.html|accessdate=2024-07-25}}</ref>に先立ち、[[東日本電信電話|NTT東日本]]・[[西日本電信電話|NTT西日本]]のコマーシャルソングとして起用されることが発表された<ref name="oricon20091110" />。コマーシャルもツアー前の11月20日から放映開始され、当時は楽曲がこのCMのための書き下ろしであるとする報道も見られた<ref>{{Cite news|title=イチロー×田中哲司×ミスチルの相乗効果 フレッツ光メンバーズクラブの新CM公開-NTT東日本|newspaper=navicon|date=2009-11-24|url=https://navicon.jp/news/6017/|accessdate=2024-07-25}}</ref>。ツアーの映像は『[[Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME]]』として2010年5月10日にリリースされ、そこで披露された「365日」もこの映像作品に収録された<ref>{{Cite web|title=Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#video/video11|accessdate=2024-07-25}}</ref>。この時点でもまだCD音源化はされておらず、その後2010年12月1日発売のアルバム『[[SENSE (アルバム)|SENSE]]』で初めてCD化された。同アルバム内での曲順は5番目<ref>{{Cite web|title=Mr.Children新作「SENSE」詳細判明&レコ発ツアー決定|work=音楽ナタリー|date=2010-11-29|url=https://natalie.mu/music/news/41248|accessdate=2024-07-25}}</ref>。
後にベスト・アルバム『Mr.Children 2005-2010 <macro>』『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』に収録された。


2018年5月10日、サブスクリプションでの配信が開始された<ref>{{Cite web|title=Mr.Children全シングル&アルバム、明日5月10日より配信開始|work=音楽ナタリー|date=2018-05-09|url=https://natalie.mu/music/news/281457|accessdate=2024-07-25}}</ref>。
2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは29位に選ばれた<ref>映画『[[Mr.Children REFLECTION]]』パンフレット、2015年、30頁</ref>。


== 音楽性と歌詞 ==
2023年9月、総ストリーム数が5000万回を突破。[[日本レコード協会]]よりゴールド認定を獲得した<ref>{{Cite web|和書 |url=https://prtimes.jp/a/?f=d10908-516-9902bac1bfaac42ac1ff8f15532871be.pdf |title=2023年9月度ストリーミング認定 |publisher=PR TIMES |format=PDF |date=2023-10-26 |accessdate=2023-10-27}}</ref>。
「365日」の作詞、作曲は[[桜井和寿]]、編曲は[[小林武史]]、Mr.Children<ref>{{Cite web|title=365日|work=Uta-Net|url=https://www.uta-net.com/song/105563/|accessdate=2024-07-25}}</ref>。演奏時間は5分37秒<ref>{{Cite web|title=SENSE|work=TOWER RECORDS ONLINE|url=https://tower.jp/item/2814020/SENSE|accessdate=2024-07-25}}</ref>。


CDジャーナルによると「365日」はミディアム[[バラード]]であり、歌詞はラブレターのように愛しい人への思いをつづったものになっている<ref name="cdjournal">{{Cite web|title=Mr.Children / SENSE [デジパック仕様]|work=CDJournal|url=https://artist.cdjournal.com/d/sense/4110101050|accessdate=2024-07-25}}</ref>。歌詞について、音楽配信サイトOTOKAKEでは「好きな人への想いをストレートに歌った純粋なラブソング」と表現しており、その思い自体は片思いで伝えきれずに溢れているものの、曲の最後にはそうした思いを伝えたいという意思がより明確に表現されているという旨を言及している<ref name="otokake1">{{Cite web|title=Mr.Children「365日」はアルバム【SENSE】に収録!再生回数ランキングと歌詞検索♪|work=OTOKAKE|date=2017-08-12|page=1|url=https://otokake.com/matome/7huds5|accessdate=2024-07-25}}</ref><ref>{{Cite web|title=Mr.Children「365日」はアルバム【SENSE】に収録!再生回数ランキングと歌詞検索♪|work=OTOKAKE|date=2017-08-12|page=2|url=https://otokake.com/matome/7huds5?page=2|accessdate=2024-07-25}}</ref>、Utatenのライターのヨギイチロウは「日常的な愛を淡々と語るシンプルな歌詞」と表現し、叶わない恋に対し、文字や言葉に出さずとも必死かつひたむきに「君」への思いを伝えようとしている、という旨を言及している<ref name="utaten">{{Cite web|title=「365日」Mr.Childrenが描くのはシンプルで忘れがちな「好き」の気持ち|author=ヨギイチロウ|work=UtaTen|date=2020-08-27|url=https://utaten.com/specialArticle/index/5469|accessdate=2024-07-25}}</ref>。
また、[[日本レコード協会#ストリーミング認定|ストリーミング認定]]された楽曲でシングル除くアルバム曲で認定されたのは本楽曲のみであるが、他に「[[BOLERO (Mr.Childrenのアルバム)|BOLERO]]」収録の'''「'''[[BOLERO (Mr.Childrenのアルバム)|Tomorrow never knows(remix)]]'''」'''がある。


== 批評 ==
== 参加ミュージシャン ==
「365日」は複数の肯定的な評価を受けている。CDジャーナルは「心温まるメロディと小林武史のストリングス・アレンジが見事に合わさった、Mr.Chirdlenの真骨頂ともいえる一曲」<small>(原文ママ)</small>と評価している<ref name="cdjournal"/>。音楽配信サイトOTOKAKEは「メロディやサウンド、歌詞が組み合わさって感動的で壮大な雰囲気を作り出すラブソング」と評価している<ref name="otokake1" />。Utatenのライターのヨギイチロウは楽曲の歌詞について「忘れがちな想いを心に留めてくれる歌詞の魅力こそ、この楽曲の人気を支える理由なのかもしれませんね」と評価している<ref name="utaten" />。


== 受容 ==
小林武史はエコレゾウェブで公開された桜井との対談で、2009年のドームツアーの時点から「『365日』という新曲が、とても世の中に浸透してくれている」と発言していた<ref name="ecoreso" />。

「365日」は、結婚式に関連した人気が高いことで知られている。たとえば、結婚式のプロフィールムービー作成アプリ「レコフォト for Wedding」の運営企業DigiBookが同アプリ内で使用可能になっていなかった楽曲を対象に集計した2019年上半期の「プロフィールムービーリクエスト楽曲ランキング」では「365日」が1位を獲得しており、同社は楽曲について「家族や恋人、大切に想う人への深い愛情を綴った歌詞と心に響く歌声が結婚式をさらに感動的に演出し、新郎新婦から高い人気を得ています」と記載している<ref>{{Cite web|title=DigiBook、新郎新婦が結婚式プロフィールムービーに使いたい楽曲ランキング発表 1位・2位をMr.Childrenが独占! ”4人に1人の花嫁が使う”プロフィールムービー自作アプリ「レコフォト」で使用可能に|work=ルクレ|date=2019-08-06|url=https://lecre.jp/news/1121/|accessdate=2024-07-25}}</ref>。結婚式のムービー制作を請け負うサービスサイト「エターナルムービー」では「愛する人への想いをロマンチックにつづっていて、豊富なミスチル曲の中でも特にプロフィールムービーに使われることの多い人気なラブソング」と記載している<ref>{{Cite web|title=【2024年最新】結婚式プロフィールムービーおすすめ曲リスト|work=エターナルムービー|date=2024-02-16|url=https://www.liferom.wedding/post/profile-bgm|accessdate=2024-07-25}}</ref>。

2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは29位に選ばれた<ref>映画『[[Mr.Children REFLECTION]]』パンフレット、2015年、30頁</ref>。2023年9月、音楽配信における総ストリーム数が5000万回を突破し、[[日本レコード協会]]によるゴールド認定を獲得した<ref>{{Cite web|和書 |url=https://prtimes.jp/a/?f=d10908-516-9902bac1bfaac42ac1ff8f15532871be.pdf|title=2023年9月度ストリーミング認定|publisher=PR TIMES|format=PDF|date=2023-10-26|accessdate=2024-07-25}}</ref>。シングルカットされていない楽曲であるが、Mr.Childrenの代表曲のひとつであると言及されている<ref name="utaten" /><ref>{{Cite web|title=「365」をタイトルに冠する楽曲たちに込められた想い|author=snacc編集部|work=snacc|date=2018-11-27|url=https://snaccmedia.com/2018/11/post-1030/|accessdate=2024-07-25}}</ref>。

== ライブ・パフォーマンス ==
「背景とリリース」節での記載の通り、「365日」はドームツアー「Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜」で披露された。ライブのアンコールにおいて、世界の総人口や出生率などのデータの映像が流れてから「365日」を披露するという演出がなされており、小林武史はこれについて「すごくいろいろな思いが回り始めている感じがする」と言及している<ref name="ecoreso" />。以降のMr.Childrenのライブでは、「[[Mr.Children TOUR 2011 "SENSE"]]」<ref>{{Cite web|title=Mr.Children TOUR 2011 “SENSE”|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#video/video13|accessdate=2024-07-25}}</ref>、「[[Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-]]」<ref>{{Cite web|title=Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#video/video14|accessdate=2024-07-25}}</ref>、「[[MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012]]」<ref>{{Cite web|title=Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#video/video15|accessdate=2024-07-25}}</ref>、「[[Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25]]」<ref>{{Cite web|title=LIVE DVD / Blu-ray 『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#video/video20|accessdate=2024-07-25}}</ref>で披露されている。

テレビ番組では、2013年の『[[クリスマスの約束]]』で桜井和寿が[[小田和正]]とのコラボレーションで披露している<ref>{{Cite web|title=小田和正「クリスマスの約束2013」|work=TBSチャンネル|url=https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o1616/|accessdate=2024-07-25}}</ref>。このほか、Mr.Childrenとしては『[[ミュージックステーション]]』の2012年5月4日放送分<ref>{{Cite web|title=出演者ラインナップ|work=ミュージックステーション|publisher=テレビ朝日|url=https://www.tv-asahi.co.jp/music/contents/m_lineup/1107/index.html|accessdate=2024-07-25}}</ref>及び2014年12月26日放送分(スーパーライブ)<ref>{{Cite web|title=出演者ラインナップ|work=ミュージックステーション|publisher=テレビ朝日|url=https://www.tv-asahi.co.jp/music/contents/m_lineup/1195/index.html|accessdate=2024-07-25}}</ref>、『[[僕らの音楽]]』の2012年5月4日放送分で披露している<ref>{{Cite web|title=セットリスト|work=僕らの音楽|publisher=フジテレビ|url=https://www.fujitv.co.jp/ourmusic/profile.html?ep=404|accessdate=2024-07-25}}</ref>。

== タイアップ ==
「背景とリリース」節での記載の通り、2009年11月に[[東日本電信電話|NTT東日本]]・[[西日本電信電話|NTT西日本]]コマーシャルソングとして起用されていた。その8年後、Mr.Childrenのデビュ25周年なる2017年、同じく創業25周年となった[[NTTドコモ]]とのタイアップが組まれ365日」を含めた複数の楽曲がマーシソングとして起用された<ref>{{Cite web|url=https://www.oricon.co.jp/news/2093794/full/|title=ミスチル、高橋一生出演CMに未完成の仮歌音源提供 ドコモと“25周年”コラボ|publisher=ORICON NEWS|date=2017-07-10|accessdate=2024-07-25}}</ref>。

== 収録アルバム ==
* 『[[SENSE (アルバム)|SENSE]]』 #5<ref>{{Cite web|title=SENSE|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#album/album18|accessdate=2024-07-25}}</ref>
* 『[[Mr.Children 2005-2010 <macro>]]』 #14<ref>{{Cite web|title=Mr.Children 2005-2010 <macro>|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#album/album20|accessdate=2024-07-25}}</ref>
* 『[[Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25]]』 #17<ref>{{Cite web|title=25th Anniversary 配信限定ベストアルバム Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#download/download08|accessdate=2024-07-25}}</ref>
* 『[[Mr.Children 2015-2021 & NOW]]』 DISC 2 #11(「[[Mr.Children TOUR 2011 "SENSE"]]」からのライブ音源)<ref>{{Cite web|title=Mr.Children 2015 - 2021 & NOW|work=Mr.Children|url=https://www.mrchildren.jp/disco/#album/album27|accessdate=2024-07-25}}</ref>

== カバー ==
2023年、俳優の[[浦井健治]]がアルバム『VARIOUS』内で「365日」をカバーしている<ref>{{Cite web|title=ミュージカル俳優、浦井健治のNew Album「VARIOUS」発売!|work=PONY CANYON NEWS|date=2023-03-15|url=https://news.ponycanyon.co.jp/2023/03/82445|accessdate=2024-07-25}}</ref>。

== 参加ミュージシャン ==
* [[Mr.Children]]
* [[Mr.Children]]
** [[桜井和寿]]:[[ボーカル|Vocal]], [[ギター|Guitar]]
** [[桜井和寿]]:[[ボーカル|Vocal]], [[ギター|Guitar]]
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* [[小林武史]]:[[キーボード (楽器)|Keyboards]]
* [[小林武史]]:[[キーボード (楽器)|Keyboards]]
* 安達練:[[マニピュレーター|Computer Programing]]
* 安達練:[[マニピュレーター|Computer Programing]]
'''・'''四家卯大ストリングス:[[ストリングス|Strings]]
* 四家卯大ストリングス:[[ストリングス|Strings]]
** 四家卯大

** 沖祥子
* 四家卯大
* 沖祥子

== ライブ映像作品 ==

* [[Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME|Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY IN TOKYO DOME]]
* [[Mr.Children Tour 2011 SENSE]]
* [[Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-]]
* [[MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012]]
* [[Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25]]

== テレビ出演 ==

* [[ミュージックステーション]]
* [[僕らの音楽 Our Music|僕らの音楽]]
* [[クリスマスの約束#2013年:クリスマスの約束2013|クリスマスの約束2013]]
* [[ミュージックステーションスーパーライブ|ミュージックステーション スーパーライブ 2014]]


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{脚注ヘルプ}}
===出典===
=== 出典 ===
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [https://www.youtube.com/watch?v=43D_nBGfuGY Mr.Children「365日」Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012]
* [https://www.youtube.com/watch?v=43D_nBGfuGY Mr.Children「365日」Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012]
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2024年7月25日 (木) 15:16時点における版

Mr.Children > SENSE > 365日
365日
Mr.Children楽曲
収録アルバムSENSE
リリース2010年12月1日
ジャンルJ-POP
時間5分37秒
レーベルトイズファクトリー
作詞者桜井和寿
作曲者桜井和寿
プロデュース小林武史
その他収録アルバム
SENSE収録曲
  1. I
  2. 擬態
  3. HOWL
  4. I'm talking about Lovin'
  5. 365日
  6. ロックンロールは生きている
  7. ロザリータ
  8. fanfare
  9. ハル
  10. Prelude
  11. Forever
SENSE収録順
I’m talking about Lovin'
(4)
365日
(5)
ロックンロールは生きている
(6)

365日」(さんびゃくろくじゅうごにち)は日本バンドMr.Childrenの楽曲。作詞、作曲は桜井和寿、編曲は小林武史、Mr.Children。2010年12月1日発売のアルバム『SENSE』に収録された1曲であるが、アルバムリリースの1年前となる2009年の時点から、テレビコマーシャルでのオンエアやMr.Childrenのドームツアーでの披露がなされていた。楽曲はこのドームツアーを契機に作られており、制作にあたって桜井は命の尊さや思いやりの大切さなどを込めている。楽曲はミディアムバラードで愛する人への思いをストレートに表現したラブソングになっている。

楽曲は複数の批評で肯定的な評価を得られている。大衆においてもリリース前から浸透しており、特に結婚式での使用に際し人気が高い曲として知られている。配信ではストリーム数5000万回を突破している。いわゆるシングル曲としてのリリースがされていないながらも、Mr.Childrenの代表曲のひとつとして言及される。

背景とリリース

2006年、Mr.Childrenのボーカル桜井和寿は、山本シュウプロデュースのレッドリボンライブに参加した[1]。このとき桜井は、AIDSの予防やその啓発に対する山本の強い思いを感じ、恋愛においても勢いで性交渉をするのではなく、性感染症の観点から相手を思いやり、待つようなことができたらいい、という内容の話を山本と交わした。事前の感染症検査を含めた、相手に対する思いやりなどの考え(検査というと堅苦しい、という桜井に対し山本は「ラブチェック」という表現を提案し桜井も賛同した)についてミュージシャンとして伝えるにあたり、「ラブチェック」の趣旨に賛同するアーティストらが集まるイベントを、恋人同士が盛り上がるクリスマスなどに開催すれば効果があるのではないかと考えた桜井は、その時機を待っていた[2]

2009年、Mr.Childrenはドームツアー「Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜」を開催した。開催に際して同年のクリスマス時期における追加公演の話が持ち上がり、桜井はこれを受けて命の尊さや相手を思いやる気持ちの大切さなどの「ラブチェック」の根底にある思いを込めた曲を伝えたいと思い、「365日」を制作した[2]。楽曲のレコーディングは、ドームツアーのリハーサルを控えた同年9月に行われた[3]

楽曲は11月28日からのツアー開始[4]に先立ち、NTT東日本NTT西日本のコマーシャルソングとして起用されることが発表された[3]。コマーシャルもツアー前の11月20日から放映開始され、当時は楽曲がこのCMのための書き下ろしであるとする報道も見られた[5]。ツアーの映像は『Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME』として2010年5月10日にリリースされ、そこで披露された「365日」もこの映像作品に収録された[6]。この時点でもまだCD音源化はされておらず、その後2010年12月1日発売のアルバム『SENSE』で初めてCD化された。同アルバム内での曲順は5番目[7]

2018年5月10日、サブスクリプションでの配信が開始された[8]

音楽性と歌詞

「365日」の作詞、作曲は桜井和寿、編曲は小林武史、Mr.Children[9]。演奏時間は5分37秒[10]

CDジャーナルによると「365日」はミディアムバラードであり、歌詞はラブレターのように愛しい人への思いをつづったものになっている[11]。歌詞について、音楽配信サイトOTOKAKEでは「好きな人への想いをストレートに歌った純粋なラブソング」と表現しており、その思い自体は片思いで伝えきれずに溢れているものの、曲の最後にはそうした思いを伝えたいという意思がより明確に表現されているという旨を言及している[12][13]、Utatenのライターのヨギイチロウは「日常的な愛を淡々と語るシンプルな歌詞」と表現し、叶わない恋に対し、文字や言葉に出さずとも必死かつひたむきに「君」への思いを伝えようとしている、という旨を言及している[14]

批評

「365日」は複数の肯定的な評価を受けている。CDジャーナルは「心温まるメロディと小林武史のストリングス・アレンジが見事に合わさった、Mr.Chirdlenの真骨頂ともいえる一曲」(原文ママ)と評価している[11]。音楽配信サイトOTOKAKEは「メロディやサウンド、歌詞が組み合わさって感動的で壮大な雰囲気を作り出すラブソング」と評価している[12]。Utatenのライターのヨギイチロウは楽曲の歌詞について「忘れがちな想いを心に留めてくれる歌詞の魅力こそ、この楽曲の人気を支える理由なのかもしれませんね」と評価している[14]

受容

小林武史はエコレゾウェブで公開された桜井との対談で、2009年のドームツアーの時点から「『365日』という新曲が、とても世の中に浸透してくれている」と発言していた[2]

「365日」は、結婚式に関連した人気が高いことで知られている。たとえば、結婚式のプロフィールムービー作成アプリ「レコフォト for Wedding」の運営企業DigiBookが同アプリ内で使用可能になっていなかった楽曲を対象に集計した2019年上半期の「プロフィールムービーリクエスト楽曲ランキング」では「365日」が1位を獲得しており、同社は楽曲について「家族や恋人、大切に想う人への深い愛情を綴った歌詞と心に響く歌声が結婚式をさらに感動的に演出し、新郎新婦から高い人気を得ています」と記載している[15]。結婚式のムービー制作を請け負うサービスサイト「エターナルムービー」では「愛する人への想いをロマンチックにつづっていて、豊富なミスチル曲の中でも特にプロフィールムービーに使われることの多い人気なラブソング」と記載している[16]

2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは29位に選ばれた[17]。2023年9月、音楽配信における総ストリーム数が5000万回を突破し、日本レコード協会によるゴールド認定を獲得した[18]。シングルカットされていない楽曲であるが、Mr.Childrenの代表曲のひとつであると言及されている[14][19]

ライブ・パフォーマンス

「背景とリリース」節での記載の通り、「365日」はドームツアー「Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜」で披露された。ライブのアンコールにおいて、世界の総人口や出生率などのデータの映像が流れてから「365日」を披露するという演出がなされており、小林武史はこれについて「すごくいろいろな思いが回り始めている感じがする」と言及している[2]。以降のMr.Childrenのライブでは、「Mr.Children TOUR 2011 "SENSE"[20]、「Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-[21]、「MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012[22]、「Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25[23]で披露されている。

テレビ番組では、2013年の『クリスマスの約束』で桜井和寿が小田和正とのコラボレーションで披露している[24]。このほか、Mr.Childrenとしては『ミュージックステーション』の2012年5月4日放送分[25]及び2014年12月26日放送分(スーパーライブ)[26]、『僕らの音楽』の2012年5月4日放送分で披露している[27]

タイアップ

「背景とリリース」節での記載の通り、2009年11月にNTT東日本NTT西日本のコマーシャルソングとして起用されていた。その8年後、Mr.Childrenのデビュー25周年となる2017年、同じく創業25周年となったNTTドコモとのタイアップが組まれ「365日」を含めた複数の楽曲がコマーシャルソングとして起用された[28]

収録アルバム

カバー

2023年、俳優の浦井健治がアルバム『VARIOUS』内で「365日」をカバーしている[33]

参加ミュージシャン

脚注

出典

  1. ^ RED RIBBON LIVE 活動履歴”. RED RIBBON LIVE. 2024年7月25日閲覧。
  2. ^ a b c d 小林武史 × 櫻井和寿”. エコレゾ ウェブ (2009年12月21日). 2024年7月25日閲覧。
  3. ^ a b “ミスチル、新曲がNTTのCMソングに決定”. ORICON NEWS. (2009年11月10日). https://www.oricon.co.jp/news/70521/full/ 2024年7月25日閲覧。 
  4. ^ DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  5. ^ “イチロー×田中哲司×ミスチルの相乗効果 フレッツ光メンバーズクラブの新CM公開-NTT東日本”. navicon. (2009年11月24日). https://navicon.jp/news/6017/ 2024年7月25日閲覧。 
  6. ^ Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  7. ^ Mr.Children新作「SENSE」詳細判明&レコ発ツアー決定”. 音楽ナタリー (2010年11月29日). 2024年7月25日閲覧。
  8. ^ Mr.Children全シングル&アルバム、明日5月10日より配信開始”. 音楽ナタリー (2018年5月9日). 2024年7月25日閲覧。
  9. ^ 365日”. Uta-Net. 2024年7月25日閲覧。
  10. ^ SENSE”. TOWER RECORDS ONLINE. 2024年7月25日閲覧。
  11. ^ a b Mr.Children / SENSE [デジパック仕様]”. CDJournal. 2024年7月25日閲覧。
  12. ^ a b Mr.Children「365日」はアルバム【SENSE】に収録!再生回数ランキングと歌詞検索♪”. OTOKAKE. p. 1 (2017年8月12日). 2024年7月25日閲覧。
  13. ^ Mr.Children「365日」はアルバム【SENSE】に収録!再生回数ランキングと歌詞検索♪”. OTOKAKE. p. 2 (2017年8月12日). 2024年7月25日閲覧。
  14. ^ a b c ヨギイチロウ (2020年8月27日). “「365日」Mr.Childrenが描くのはシンプルで忘れがちな「好き」の気持ち”. UtaTen. 2024年7月25日閲覧。
  15. ^ DigiBook、新郎新婦が結婚式プロフィールムービーに使いたい楽曲ランキング発表 1位・2位をMr.Childrenが独占! ”4人に1人の花嫁が使う”プロフィールムービー自作アプリ「レコフォト」で使用可能に”. ルクレ (2019年8月6日). 2024年7月25日閲覧。
  16. ^ 【2024年最新】結婚式プロフィールムービーおすすめ曲リスト”. エターナルムービー (2024年2月16日). 2024年7月25日閲覧。
  17. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、30頁
  18. ^ 2023年9月度ストリーミング認定” (PDF). PR TIMES (2023年10月26日). 2024年7月25日閲覧。
  19. ^ snacc編集部 (2018年11月27日). “「365」をタイトルに冠する楽曲たちに込められた想い”. snacc. 2024年7月25日閲覧。
  20. ^ Mr.Children TOUR 2011 “SENSE””. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  21. ^ Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  22. ^ Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  23. ^ LIVE DVD / Blu-ray 『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  24. ^ 小田和正「クリスマスの約束2013」”. TBSチャンネル. 2024年7月25日閲覧。
  25. ^ 出演者ラインナップ”. ミュージックステーション. テレビ朝日. 2024年7月25日閲覧。
  26. ^ 出演者ラインナップ”. ミュージックステーション. テレビ朝日. 2024年7月25日閲覧。
  27. ^ セットリスト”. 僕らの音楽. フジテレビ. 2024年7月25日閲覧。
  28. ^ ミスチル、高橋一生出演CMに未完成の仮歌音源提供 ドコモと“25周年”コラボ”. ORICON NEWS (2017年7月10日). 2024年7月25日閲覧。
  29. ^ SENSE”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  30. ^ Mr.Children 2005-2010 <macro>”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  31. ^ 25th Anniversary 配信限定ベストアルバム Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  32. ^ Mr.Children 2015 - 2021 & NOW”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
  33. ^ ミュージカル俳優、浦井健治のNew Album「VARIOUS」発売!”. PONY CANYON NEWS (2023年3月15日). 2024年7月25日閲覧。

外部リンク