365日 (Mr.Childrenの曲)
「365日」 | ||||
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Mr.Childrenの楽曲 | ||||
収録アルバム | 『SENSE』 | |||
リリース | 2010年12月1日 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | 5分37秒 | |||
レーベル | トイズファクトリー | |||
作詞者 | 桜井和寿 | |||
作曲者 | 桜井和寿 | |||
プロデュース | 小林武史 | |||
その他収録アルバム | ||||
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映像外部リンク | |
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ライブ映像 | |
「365日」 (2012) | |
「365日」 (2017) |
「365日」(さんびゃくろくじゅうごにち)は日本のバンド・Mr.Childrenの楽曲。16thアルバム『SENSE』収録曲。
背景とリリース
[編集]2006年、Mr.Childrenのボーカル桜井和寿は、山本シュウプロデュースのレッドリボンライブに参加した[2]。このとき桜井は、AIDSの予防やその啓発に対する山本の強い思いを感じ、恋愛においても勢いで性交渉をするのではなく、性感染症の観点から相手を思いやり、待つようなことができたらいい、という内容の話を山本と交わした。事前の感染症検査を含めた、相手に対する思いやりなどの考え(検査というと堅苦しい、という桜井に対し山本は「ラブチェック」という表現を提案し桜井も賛同した)についてミュージシャンとして伝えるにあたり、「ラブチェック」の趣旨に賛同するアーティストらが集まるイベントを、恋人同士が盛り上がるクリスマスなどに開催すれば効果があるのではないかと考えた桜井は、その時機を待っていた[3]。
2009年、Mr.Childrenはドームツアー「Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜」を開催した。開催に際して同年のクリスマス時期における追加公演の話が持ち上がり、桜井はこれを受けて命の尊さや相手を思いやる気持ちの大切さなどの「ラブチェック」の根底にある思いを込めた曲を伝えたいと思い、「365日」を制作した[3]。楽曲のレコーディングは、ドームツアーのリハーサルを控えた同年9月に行われた[4]。
楽曲は11月28日からのツアー開始[5]に先立ち、NTT東日本・NTT西日本のコマーシャルソングとして起用されることが発表された[4]。コマーシャルもツアー前の11月20日から放映開始され、当時は楽曲がこのCMのための書き下ろしであるとする報道も見られた[6]。ライブ映像は2010年5月10日発売の『Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME』に収録された[7]。この時点ではCD音源化はされておらず、同年12月1日発売の16thアルバム『SENSE』で初めて収録された[8]。
小林武史は、桜井との対談で2009年のドームツアーの時点から「『365日』という新曲が、とても世の中に浸透してくれている」と発言していた[3]。
音楽性
[編集]本楽曲は、結婚式に関連した人気が高いことで知られている。結婚式のプロフィールムービー作成アプリ「レコフォト for Wedding」の運営企業DigiBookが同アプリ内で使用可能になっていなかった楽曲を対象に集計した2019年上半期の「プロフィールムービーリクエスト楽曲ランキング」では本楽曲が1位を獲得しており、同社は楽曲について「家族や恋人、大切に想う人への深い愛情を綴った歌詞と心に響く歌声が結婚式をさらに感動的に演出し、新郎新婦から高い人気を得ています」と記載している[9]。結婚式のムービー制作を請け負うサービスサイト「エターナルムービー」では「愛する人への想いをロマンチックにつづっていて、豊富なミスチル曲の中でも特にプロフィールムービーに使われることの多い人気なラブソング」と記載している[10]。
本楽曲はシングルカットされていないものの、Mr.Childrenの代表曲のひとつであると言及されている[11]。
批評
[編集]本楽曲は複数の肯定的な評価を受けている。CDジャーナルによると本楽曲はミディアムバラードであり、「心温まるメロディと小林武史のストリングス・アレンジが見事に合わさった、Mr.Chirdlenの真骨頂ともいえる一曲」(原文ママ)[12]」「歌詞はラブレターのように愛しい人への思いをつづったものになっている[12]」と評価している。
音楽配信サイト「OTOKAKE」は「メロディやサウンド、歌詞が組み合わさって感動的で壮大な雰囲気を作り出すラブソング」と述べ[13]、また「好きな人への想いをストレートに歌った純粋なラブソング」と表現しており、その思い自体は片思いで伝えきれずに溢れているものの、曲の最後にはそうした思いを伝えたいという意思がより明確に表現されているという旨を言及している[13][14]。。
Utatenライターのヨギイチロウは楽曲の歌詞について「忘れがちな想いを心に留めてくれる歌詞の魅力こそ、この楽曲の人気を支える理由なのかもしれませんね」と述べ[15]、また「日常的な愛を淡々と語るシンプルな歌詞」と表現し、叶わない恋に対し文字や言葉に出さずとも必死かつひたむきに「君」への思いを伝えようとしている、といった旨を言及している[15]。
チャート成績
[編集]2018年5月10日、サブスクリプションでの配信が開始された[16]。
2023年9月に総ストリーム数が5000万回を突破。日本レコード協会よりゴールド認定を獲得した[1]。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「365日」 | 桜井和寿 | 小林武史 & Mr.Children |
楽曲解説
[編集]- 365日
- NTT東日本・NTT西日本CMソング[17]。
- 2009年からCMソングとしてオンエアされ、ライブでもドームツアー『Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY』で初披露されていたが、本作に収録されるまでCD音源化されていなかった。
- 2017年にはNTTドコモ「NTT docomo group × Mr.Children 25th Anniversary コラボキャンペーン」ブランドCMソングにも起用された[18]。
- シングルとしてリリースされていないのにもかかわらず、Mr.Childrenが2010年代に入ってから人気のある代表曲の一つとして挙げられ、結婚式でもよく用いられている。
- 後にベスト・アルバム『Mr.Children 2005-2010 <macro>』『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』にも収録された。
- 2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは29位に選ばれた[19]。
参加ミュージシャン
[編集]- Mr.Children
- 小林武史:Keyboards
- 安達練:Computer Programing
- 四家卯大ストリングス:Strings
- 四家卯大
- 沖祥子
テレビ出演
[編集]発売当時はテレビ出演は行われなかったが、ベスト・アルバム『Mr.Children 2005-2010 <macro>』の発売のタイミングで披露された。
番組名 | 日付 | 放送局 | 演奏曲 |
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ミュージックステーション[20] | 2012年5月4日 | テレビ朝日 | Worlds end 365日 |
僕らの音楽[21] | フジテレビ | ニシエヒガシエ End of the day 365日 | |
クリスマスの約束2013[22][注 1] | 2013年12月25日 | TBS | 365日 その日が来るまで パノラマの街 クリスマス・イブ |
ミュージックステーション スーパーライブ 2014[23] | 2014年12月26日 | テレビ朝日 | 365日 足音 〜Be Strong |
ライブ映像作品
[編集]収録アルバム
[編集]- 『SENSE』[24]
- 『Mr.Children 2005-2010 <macro>』[25]
- 『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』[26]
- 『Mr.Children 2015-2021 & NOW』(Liveバージョン)
カバー
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “2023年9月度ストリーミング認定” (PDF). PR TIMES (2023年10月26日). 2024年8月5日閲覧。
- ^ “RED RIBBON LIVE 活動履歴”. RED RIBBON LIVE. 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b c “小林武史 × 櫻井和寿”. エコレゾ ウェブ (2009年12月21日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b “ミスチル、新曲がNTTのCMソングに決定”. ORICON NEWS. (2009年11月10日) 2024年7月25日閲覧。
- ^ “DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “イチロー×田中哲司×ミスチルの相乗効果 フレッツ光メンバーズクラブの新CM公開-NTT東日本”. navicon. (2009年11月24日) 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Mr.Children新作「SENSE」詳細判明&レコ発ツアー決定”. 音楽ナタリー (2010年11月29日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ “DigiBook、新郎新婦が結婚式プロフィールムービーに使いたい楽曲ランキング発表 1位・2位をMr.Childrenが独占! ”4人に1人の花嫁が使う”プロフィールムービー自作アプリ「レコフォト」で使用可能に”. ルクレ (2019年8月6日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ “【2024年最新】結婚式プロフィールムービーおすすめ曲リスト”. エターナルムービー (2024年2月16日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ snacc編集部 (2018年11月27日). “「365」をタイトルに冠する楽曲たちに込められた想い”. snacc. 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b “Mr.Children / SENSE [デジパック仕様]”. CDJournal. 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b “Mr.Children「365日」はアルバム【SENSE】に収録!再生回数ランキングと歌詞検索♪”. OTOKAKE. p. 1 (2017年8月12日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Mr.Children「365日」はアルバム【SENSE】に収録!再生回数ランキングと歌詞検索♪”. OTOKAKE. p. 2 (2017年8月12日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b ヨギイチロウ (2020年8月27日). “「365日」Mr.Childrenが描くのはシンプルで忘れがちな「好き」の気持ち”. UtaTen. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Mr.Children全シングル&アルバム、明日5月10日より配信開始”. 音楽ナタリー (2018年5月9日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Mr.Childrenドームツアーにクリスマスイブ公演追加”. 音楽ナタリー (2009年11月10日). 2020年9月1日閲覧。
- ^ “ミスチル、高橋一生出演CMに未完成の仮歌音源提供 ドコモと“25周年”コラボ”. ORICON NEWS (2017年7月10日). 2020年9月1日閲覧。
- ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、30頁
- ^ “出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2021年5月23日閲覧。
- ^ “ミスチル「僕ら」「Mラバ」計4回で名曲連発ライブ&トーク”. 音楽ナタリー (2012年5月1日). 2020年12月17日閲覧。
- ^ “小田和正「クリスマスの約束」今年もスペシャルコラボ実現”. 音楽ナタリー (2013年12月5日). 2021年3月11日閲覧。
- ^ “X JAPANはスペシャルメドレー、明日「Mステ」SP全歌唱曲判明”. 音楽ナタリー (2014年12月25日). 2020年12月17日閲覧。
- ^ “SENSE”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Mr.Children 2005-2010 <macro>”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “25th Anniversary 配信限定ベストアルバム Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25”. Mr.Children. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “ミュージカル俳優、浦井健治のNew Album「VARIOUS」発売!”. PONY CANYON NEWS (2023年3月15日). 2024年7月25日閲覧。