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*発表以来各方面より指摘されていた異人館村殺人事件と、[[島田荘司]]の作品のトリックについて、2007年コンビニエンスストアで再販された異人館村殺人事件のコミック冒頭にて、「この作品のメイントリックは島田荘司氏の[[占星術殺人事件]]のトリックを使用していることを承知のうえお読みください」との案内と販売中の占星術殺人事件の表紙画像が掲載され、公式キャラクター本「金田一少年の全事件簿」の異人館村殺人事件の紹介ページにも「占星術殺人事件のトリックを用いています」と記載されていた。またドラマのソフトでは'''「第1話異人館村殺人事件は製作者の都合により収録されていません、このため第2話から収録となりますご了承ください」'''と記されている。 |
*発表以来各方面より指摘されていた異人館村殺人事件と、[[島田荘司]]の作品のトリックについて、2007年コンビニエンスストアで再販された異人館村殺人事件のコミック冒頭にて、「この作品のメイントリックは島田荘司氏の[[占星術殺人事件]]のトリックを使用していることを承知のうえお読みください」との案内と販売中の占星術殺人事件の表紙画像が掲載され、公式キャラクター本「金田一少年の全事件簿」の異人館村殺人事件の紹介ページにも「占星術殺人事件のトリックを用いています」と記載されていた。またドラマのソフトでは'''「第1話異人館村殺人事件は製作者の都合により収録されていません、このため第2話から収録となりますご了承ください」'''と記されている。 |
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== [[名探偵コナン]]との相違点 == |
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:*コナンの読者は子供から大人まで幅広いが金田一は大人向けである。そのため未成年の女性の妊娠や子供が知らないエロ用語が多い。 |
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:*シリアスなコナンに比べ金田一はギャグシーン非常に多い(原作)、アニメはギャグシーンを大幅にカットしており朝基のような完全なお笑いキャラは登場してない。 |
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:*残酷描写が多く、アニメではよく変更されている。コナンは子供も見るため残酷描写(斬首が2回だけ)がほとんどない。 |
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:*コナンは3話から6話くらいで事件が終わるが、金田一は長編中心である。 |
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:*金田一はアニメオリジナルが比較的に少ないためアニメは原作と違う所が多い。コナンは劇場版やアニメオリジナルがかなり多いためネタ切れが深刻化している。 |
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:*金田一は未成年の殺害、殺人が多いが、コナンではほとんどない、しかし最近コナンにも未成年の殺害、子持ちの男の殺害が出てきた。 |
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:*金田一は犯人が自殺、殺害される事が多いが、コナンではその事が非常に深刻に書かれていて、ほとんど犯人は死なない(1回だけ)。 |
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:*金田一が現実的な作品であるためドラマ化され大ヒットするが、コナンは非現実的な作品で主人公が子供であり、ドラマ化が難しいためわずか2回しか放映されなかった。 |
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== 名探偵コナンとの共通点 == |
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:*多くの刑事が登場しており、主人公の最大の理解者である警視庁の警部がおり、日本全国に知り合いの刑事がいる。まれに主人公を毛嫌いする刑事もいる。 |
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:*探偵漫画のお約束と言うべきか主人公がいくところに必ず殺人が起こるため疫病神呼ばわりされている(コナンではサブキャラの[[毛利小五郎]]である)。 |
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:*主人公に推理力の高いライバルがいる(金田一では明智警視、コナンでは[[服部平次]])。そのライバルは主人公と出会い心境が変化し、よき理解者になる。 |
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:*悪役のマジシャンや怪盗が登場している。(金田一では高遠また怪盗紳士、コナンではマジシャン兼怪盗である[[怪盗キッド]])。しかし高遠はコナンの[[黒の組織]]と同じような最大の敵でもある。 |
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:*サブキャラを主人公にした単行本がある(金田一では明智が主人公の『明智警視の華麗なる事件簿・明智少年の華麗なる事件簿』、コナンでは怪盗キッドが主人公の『[[まじっく快斗]]』。本作はコナン連載前から始まっている)。両作品でも彼らは推理を披露している。 |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* [http://www.ntv.co.jp/hajime/ 日本テレビ内ドラマ版「金田一少年の事件簿」ページ] |
* [http://www.ntv.co.jp/hajime/ 日本テレビ内ドラマ版「金田一少年の事件簿」ページ] |
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* [http://klmn.cside21.com/ ラッ金田一ネットワーク(ファンサイト)] |
* [http://klmn.cside21.com/ ラッ金田一ネットワーク(ファンサイト)] |
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{{Template:金田一少年の事件簿}} |
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2008年3月21日 (金) 13:02時点における版
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『金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、週刊少年マガジンで連載されている、ミステリーを題材とした漫画である。略称は「金田一」。
平成4年(1992年)から平成12年(2000年)まで連載され、2004年夏以降は不定期で連載がされている。
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概要
名探偵金田一耕助を祖父に持つ主人公・金田一一が、パートナー・七瀬美雪や親友・剣持勇警部、ライバル・明智健悟警視らと共に、遭遇する難事件を、祖父譲りの抜群の推理力で次々と解決していくストーリー。
特徴としては多くの事件が連続殺人であり、さらにクローズド・サークルと呼ばれる「絶海の孤島」や「嵐の山荘」などでの隔絶された状況下での事件が多い。また、他作品の探偵達と違い、主人公である金田一一は推理力こそ優れているものの、捜査における専門的な知識(死体を調べて死亡推定時刻が解ったり、使用された薬物の特徴などが答えられる)は一般人と変わらないため、警察関係者から聴かされたりして初めて知ることになる。
ほぼ毎回、犯人には怪人名とされる代名詞的な二つ名がついており、その不気味な名前をした犯人が登場人物の誰なのかを当てる醍醐味がある。また、事件の登場人物に覆面やマスク、あからさまな偽名などによる怪しい人物がいることが多いことも特徴である。
当初から、練り込まれたストーリー構成などが評価を受け大成功を収め、「ミステリー漫画」というジャンルを確立した。
展開
1992年に連載を開始、その当初から、漫画内にすべての証拠が書かれているため、一の推理を聞く前に自ら推理することで犯人を予測する「真相当てクイズ」などの斬新な企画も並行して行われる。のち1995年に最初のドラマ化がなされる。その後もアニメ化・映画化などが行われ、小説版も出版されるなど、マルチメディア的展開を見せた。
作品初期は、殺人事件を題材とした長編のみが展開された。途中から、長編を軸としつつも短編を織り交ぜたストーリーが多く扱われるようになり、傷害事件や誘拐事件、また犯罪の絡まぬパズルのような物語も扱われるようになった。
「速水玲香誘拐殺人事件」が終了したところで、それまでの19本の長編が"FILEシリーズ"としてまとめられた。それと同時に、中編や大長編を扱う"Caseシリーズ"が開始され、以後もそれまでと同様に、短編を織り交ぜる形での連載が進められた。この短編の中で、主人公のライバルの、明智健悟警視を主人公とするシリーズも描かれた。
そして、2000年末、最後の"Case"作品が描かれ、1992年から続けられた連載が終了した。この終了は「第I期完結」とされており、再連載が当時から計画されていた事を伺わせる。
連載終了後も再開を求める声が寄せられ、2004年夏には同作者(天樹征丸&さとうふみや)による別連載作品『探偵学園Q』の連載を中断して短期連載が行われた。探偵学園Q終了後、2005年夏に新シリーズ「オペラ座館・第三の殺人」の連載が開始、同年秋、この連載中にキャストを一新したスペシャルドラマが放映された。原作は以後も短期集中連載の形を取りながら不定期的に新作を発表、それに応じる形でドラマも時折放映という形式を取っている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
事件一覧
カッコ内の年月は週刊少年マガジン連載期間(発行日・合は合併号の略、休載含む)、コミックス収載巻。
FILEシリーズ
1992年~1997年。正確には単行本時「ファイル○」とカタカナ表記であった。巻数の表記は第1巻がローマ数字、第2巻が初版のみローマ数字で重版から算用数字、第3巻以降は初版から算用数字。
- オペラ座館殺人事件(1992年10月28日~1992年12月2日、1~2巻 全6話)
- 異人館村殺人事件(1992年12月9日~1993年3月10日、2~3巻 全11話)
- 雪夜叉伝説殺人事件(1993年3月17日~1993年5月26日、3~4巻 全10話)
- 学園七不思議殺人事件(1993年6月2日~1993年8月4日、4~5巻 全10話)
- 秘宝島殺人事件(1993年8月11日~1993年10月20日、5~6巻 全10話)
- 悲恋湖伝説殺人事件(1993年10月27日~1994年1月19日、6~7巻 全10話)
- 異人館ホテル殺人事件(1994年1月26日~1994年4月13日、8~9巻 全12話)
- 首吊り学園殺人事件(1994年4月27日~1994年7月20日、9~10巻 全12話)
- 飛騨からくり屋敷殺人事件(1994年8月3日~1994年10月26日、11~12巻 全12話)
- 金田一少年の殺人(1994年11月9日~1995年3月1日、12~14巻 全14話)
- タロット山荘殺人事件(1995年3月8日~1995年6月14日、14~15巻 全14話)
- 蝋人形城殺人事件(1995年6月28日~1995年9月27日、16~17巻 全14話)
- 怪盗紳士の殺人(1995年10月18日~1996年1月18日・24日合、17~18巻 全13話)
- 墓場島殺人事件(1996年1月31日~1996年4月17日、19~20巻 全11話)
- 魔術列車殺人事件(1996年4月24日~1996年7月31日、20~21巻 全13話)
- 黒死蝶殺人事件(1996年8月7日~1996年11月13日、22~23巻 全13話)
- 仏蘭西銀貨殺人事件(1996年11月20日~1997年3月12日、23~25巻 全14話)
- 魔神遺跡殺人事件(1997年3月19日~1997年6月18日、25~26巻 全12話)
- 速水玲香誘拐殺人事件(1997年9月3日~1997年11月5日、26~27巻 全9話)
Caseシリーズ
1998年~2000年。FILEシリーズがコミック何冊にも分かれて途中から揃えにくいという事もあり、リニューアルされた。読者にとっては単行本を揃えやすい、読みやすいというメリットがあるが、一つの事件を単行本1冊分または2冊分にまとめなければならないため、ストーリーの長さが単行本1冊におさまる中編か2冊分使い切る大長編かのどちらかに制限されてしまう事になった。
その結果、Case3やCase5はFILEシリーズを含めた全作品の中でも有数の長さを誇るスケールの大きい作品となり、これらに対する作者の自己評価も高い一方、描きたい内容が十分に描ききれなかったような作品も登場することになった。例えば、Case6についてのちに天樹征丸は『金田一少年の全事件簿』にて「もう少しページが欲しかった」と語っている(その影響か、アニメではラストで大幅な変更が行われている)。
- 魔犬の森の殺人(1998年1月29日~1998年4月1日、Case1巻。連載時は「FILE 20」と記載されていた。)
- 銀幕の殺人鬼(1998年6月24日~1998年8月19日・26日合、Case2巻)
- 天草財宝伝説殺人事件(1998年10月14日~1999年1月29日、Case3上下巻)
- 雪影村殺人事件(1999年4月21日~1999年6月30日、Case4巻)
- 露西亜人形殺人事件(1999年10月20日~2000年2月16日、Case5上下巻)
- 怪奇サーカスの殺人(2000年4月12日~2000年6月21日、Case6巻)
- 金田一少年の決死行(2000年8月23日・30日合~2001年1月1日、Case7上下巻、第I期完結。連載時は「THE LAST CASE」と記載されていた。)
Short Fileシリーズ
1997年~2000年。2回~3回ほどで終わる話のシリーズで、短編集に収録された。
- 氷点下15度の殺意(1997年6月25日~1997年7月9日、短編集1巻)
- 誰が女神を殺したか?(1997年7月16日~1997年7月30日、短編集1巻)
- 1/2の殺人者(1997年12月3日~1997年12月10日、短編集2巻)
- 聖なる夜の殺人(1998年1月1日~1998年1月22日、短編集2巻)
- 鏡迷宮(ミラーラビリンス)の殺人(1998年5月13日・20日合~1998年5月27日、短編集3巻)
- 金田一フミ誘拐事件(1998年6月3日~1998年6月10日、短編集3巻)
- 金田一フミの冒険(1998年9月30日~1998年10月7日、短編集4巻)
- 白銀に消えた身代金(1999年2月3日~1999年2月10日、短編集4巻)
- フィルムの中のアリバイ(1999年3月17日~1999年3月24日、短編集4巻)
- 殺人レストラン(1999年3月31日~1999年4月14日、短編集4巻)
- 血染めプールの殺人(1999年7月28日~1999年8月11日、短編集5巻)
- 亡霊学校殺人事件(1999年8月25日・9月1日合~1999年9月29日、短編集5巻)
- 瞬間消失の謎(1999年10月6日~1999年10月13日、短編集5巻)
- 妖刀毒蜂殺人事件(2000年3月1日~2000年3月15日、短編集6巻)
- 怪盗紳士からの挑戦状(2000年6月28日~2000年7月12日、短編集6巻)
- 午前04:40の銃声(2000年7月19日~2000年7月26日、短編集6巻)
- 女医の奇妙な企み(2000年8月2日~2000年8月9日、短編集6巻)
Akechi Fileシリーズ
1997年~2000年。金田一のライバルである明智警視を主人公としたシリーズ。高校生時代の話は「明智少年の華麗なる事件簿」、刑事になってからの話は「明智警視の優雅なる事件簿」に収録されている。このシリーズのタイトルには、英語の副題が付いている。
- 証言パズル / The Murder Train(1997年8月13日~1997年8月20日・27日合、優雅・短編集1巻)
- 殺人ポーカー / Unlucky Men in the Rain(1997年11月12日~1997年11月19日、優雅・短編集2巻)
- 明智少年最初の事件 / Farewell, My Dear Friend(1998年4月15日~1998年5月6日、華麗・短編集3巻)
- 殺意の四重奏 / The Perfect Violinist Akechi(1998年9月9日~1998年9月23日、華麗・Case3下巻)
- 幽霊剣士殺人事件 / The Pride Murder(1999年2月17日~1999年3月3日、華麗)
- 死者のチェックメイト / The Great Chess Player Akechi(1999年7月7日~1999年7月21日、優雅)
- 幽霊ホテル殺人事件 / The Encounter(2000年3月22日~2000年4月5日、優雅)
新シリーズ
ほぼ年一の不定期短期集中連載版、第II期シリーズ。
- 長編
- 吸血鬼(ヴァンパイア)伝説殺人事件(2004年8月18日~2004年10月13日 全8話)
- オペラ座館・第三の殺人(2005年9月14日~2005年12月15日 全15話)
- 獄門塾殺人事件(2006年4月12日~2006年8月9日 全15話)
- 雪霊伝説殺人事件(2007年1月17日~2007年4月18日 全13話)
- 短編
講談社漫画文庫版
2004年~2005年。内容は単行本版と同一だが、各巻一事件ずつにまとめなおされている(短編集を除く)。また、FILEシリーズとCaseシリーズが合わせた形で連番となり、上記Case1がFile20……Case7がFile26となっている。
File1~File16と、File17~"明智警視の…"までが、それぞれ16巻ずつのBOXセットとしても販売される。限定のしおり付き。
- オペラ座館殺人事件(2004年8月4日)
- 異人館村殺人事件(2004年8月4日)
- 雪夜叉伝説殺人事件(2004年8月4日)
- 学園七不思議殺人事件(2004年8月4日)
- 秘宝島殺人事件(2004年9月11日)
- 悲恋湖伝説殺人事件(2004年9月11日)
- 異人館ホテル殺人事件(2004年10月8日)
- 首吊り学園殺人事件(2004年10月8日)
- 飛騨からくり屋敷殺人事件(2004年11月12日)
- 金田一少年の殺人(2004年11月12日)
- タロット山荘殺人事件(2004年12月10日)
- 蝋人形城殺人事件(2004年12月10日)
- 怪盗紳士の殺人(2005年1月12日)
- 墓場島殺人事件(2005年1月12日)
- 魔術列車殺人事件(2005年2月10日)
- 黒死蝶殺人事件(2005年2月10日)
- 仏蘭西銀貨殺人事件(2005年3月11日)
- 魔神遺跡殺人事件(2005年3月11日)
- 速水玲香誘拐殺人事件(2005年4月12日)
- 魔犬の森の殺人(2005年4月12日)
- 銀幕の殺人鬼(2005年5月12日)
- 天草財宝伝説殺人事件(2005年6月10日)
- 雪影村殺人事件(2005年7月12日)
- 露西亜人形殺人事件(2005年8月10日)
- 怪奇サーカスの殺人(2005年9月9日)
- 金田一少年の決死行(2005年10月12日)
- 短編集1 氷点下15度の殺意(2005年6月10日)
- 短編集2 鏡迷宮の殺人(2005年7月12日)
- 短編集3 殺人レストラン(2005年8月10日)
- 短編集4 怪盗紳士からの挑戦状(2005年9月9日)
- 明智少年の華麗なる事件簿(2005年5月12日)
- 明智警視の優雅なる事件簿(2005年10月12日)
小説
著者は原作者でもある天樹征丸。講談社マガジンノベルスより刊行。
マガジンノベルス版、講談社文庫版共に長らく絶版が続いていたが、「オペラ座館~」「鬼火島~」は2005年にマガジンノベルスより、「幽霊客船~」「電脳山荘~」は2004年に講談社ノベルスよりそれぞれ復刊された。
世界観の共通性
- なお、ノベルスの2作品、「オペラ座館~」と「幽霊客船~」では、それぞれ漫画の「オペラ座館殺人事件」と「悲恋湖伝説殺人事件」の後日談が描かれており、特に「幽霊客船~」では「悲恋湖伝説殺人事件」の豪華客船沈没の真実が語られた(「悲恋湖伝説~」については、漫画「黒死蝶殺人事件」にも繋がりがある)
- 又、新シリーズでは「オペラ座館・第三の殺人」が、ノベルス「オペラ座館・新たなる殺人」のさらに後日談である事がタイトルからも伺える。ノベルス版から漫画版にゲスト出演した登場人物もおり、その人物と一との会話でノベルス版作品中での事が話題に入っていた事もある。
- この様な事実から、少なくとも原作者である天樹征丸と金成陽三郎がプロットを担当したエピソード(漫画版長編&短編、明智シリーズ、小説版長編&短編)と2007年11月まで連載されていた最新作「不動高校学園祭殺人事件」を含めた、68エピソードは総て同一の世界観で展開する物語であると推測される(ゲーム、CDブック、アニメオリジナル作品等との関連は不明)。
- ちなみに獄門塾殺人事件で登場した溝岸刑事が探偵学園Qにも登場しており、探偵学園Qとも同一の世界観である可能性もある。
作品リスト
- オペラ座館・新たなる殺人
- 幽霊客船殺人事件
- 電脳山荘殺人事件
- 鬼火島殺人事件
- 上海魚人伝説殺人事件
- 雷祭殺人事件(この巻のみ短編・中編集である)
- 殺戮のディープブルー(初の上下巻)
- 邪宗館殺人事件
- 短編漫画集などに収録された短編作品
- 「共犯者X」
- 「迷い込んできた悪魔(デモン)」(以上「雷祭殺人事件」に併録)
- 「金田一少年の悪夢」
- 「旅の途中」(探偵学園Q特設サイトにて限定公開され、後にガイドブック『金田一少年の全事件簿』に掲載された)
メディア・ミックス
アニメ
ドラマ
ゲーム
2007年現在、5本のゲームが発売されている。プレイステーションの明智健悟を除き、声優はアニメ版とは異なる。
- 『悲報島 新たなる惨劇』
- 1996年11月29日発売/機種:プレイステーション、ウィンドウズ
- キャスト/金田一一:岩永哲哉、七瀬美雪:宮村優子、剣持勇:高橋功、いつき陽介、遠藤信:二又一成、葉月マユラ:天野由梨、役不明:ならはしみき・山田美穂・手塚ちはる
- 『星見島 悲しみの復讐鬼』
- 1998年1月15日発売/機種:セガサターン
- キャスト/金田一一:草尾毅、七瀬美雪:飯塚雅弓、剣持勇:土師孝也、明智健悟:子安武人、いつき陽介:藤原啓治、速水玲香:倉田雅世、阿佐桐卓也:置鮎龍太郎、立花由布:豊島真千子、渚ちはる:鈴木史華、桂木なお:緒方恵美、立花麻衣:金月真美
- 『地獄遊園殺人事件』
- 1998年3月26日発売/機種:プレイステーション
- キャスト/金田一一:岩永哲哉、七瀬美雪:宮村優子、剣持勇:高橋功、明智健悟:森川智之、佐木竜二:結城比呂、哀川笑美:浅田葉子、大門房枝:潘恵子、皆本火世:荒木香恵、菅野千尋:かないみか、白石幸子:草地章江、藤原弓彦:子安武人、進身昌子:松井菜桜子、山瀬実里:三石琴乃、佐藤ハル:青木和代、薗部晴香:幸田磨衣子、湯森真輝:笠原弘子、久我潤子:蒼井美幸
- 『青龍伝説殺人事件』
- 1999年8月5日発売/機種:プレイステーション
- キャスト/金田一一:岩永哲哉、七瀬美雪:宮村優子、剣持勇:大塚明夫、明智健悟:森川智之、北条理恵:山崎和佳奈、北川マリ:川上とも子、城山昇:遠藤純一、星山博:小島敏彦、田中博道:田中正彦、南川泰三:島香裕、真田孝一:緑川光、相原ふさ子:渡辺美佐、村井敏行:室園丈裕、篠原金造:小山武宏、市川政雄:村井厚之、森山雅子:川崎恵理子、野口隆司:福田信昭、野口京子:沢海陽子、野口隆一郎:柊美冬、武笠行男:松岡文雄、大森芳樹:木村雅史
- 『10年目の招待状』
- 2000年12月16日発売/機種:ゲームボーイ
CDブック
2本のCDブックが発売されている。声優はアニメ版とは異なる(悪魔組曲殺人事件の風倉百合恵役の折笠愛のみ、アニメでも同じ役を演じている)。
- 悪魔組曲殺人事件(1996年1月17日、講談社(後にワンダーエンターテイメントより復刊、現在絶版))
- ドラマ化とアニメ化がされた作品。extraCDとして、【ミセス金田一の事件簿】が同梱してある。
- キャスト/金田一一:関俊彦、七瀬美雪:氷上恭子、剣持勇:梅津秀行、御堂周一郎:筈見純、御堂優歌:小西寛子、夏岡猛彦:塩沢兼人、風倉百合恵:折笠愛、マイケル・ヘンリー:二又一成、金田一の母、紅亜理沙:川村万梨阿、椿陽造:小村哲生、車掌:千葉一伸
- 死神病院殺人事件(1997年4月21日、講談社(後にワンダーエンターテイメントより復刊、現在絶版))
- アニメ化された作品だが、トリックを含め、その内容は大きく変更されている。extraCDとして、【明智警視の華麗なる休日】が同梱してあり、こちらのストーリーもアニメ化されている。
- キャスト/金田一一:関俊彦、七瀬美雪:氷上恭子、剣持勇:梅津秀行、明智健悟:置鮎龍太郎、醍醐真紀:吉田古奈美、聖正映子:日高のり子、雪室憂一:飛田展男、聖正景太郎:丸山詠二、聖正公子:篠原恵美、聖正智明:田中秀幸、高沢和子:神宮寺弥生、木根淳也:檜山修之、愛河翔子:高瀬あやの、捜査員:岩永哲哉
その他
金田一耕助について
- 本作において、ただの高校生が事件を解決する理由を「有名な名探偵の孫だから」の一言で説明したのは見事な設定といえるが、実際の小説内において金田一耕助には孫以前に子供がいるという事を示す文章すら書かれた事が無く(『金田一少年の全事件簿』では、一自身がこの点に触れ、自分自身の存在に疑問を呈するかのような発言をしている)、作品の認知度が上がると共に横溝正史の遺族側より抗議を受けた事が一部で報道された。現在は遺族側との話し合いも終了したと思われる(この一件の為か一の決め台詞は、連載初期は『金田一耕助(ジッチャン)の名にかけて』であったが、中期からは『ジッチャンの名にかけて』と表記されている)。因みに金田一春彦の子息等に由ると、横溝正史は金田一耕助の名前の元にした金田一京助一家に自著を贈っていたが、本作の作者側は特にそういう事もせず、また名字を使用するという連絡も入れていないとの事。
- なお、金田一耕助の女性関係に関しては諸説あり、最も有力とされるのは生涯独身で愛した女性は数人という説である。しかし、一方で女癖が悪いととれる描写もあり、真偽の程は定かではない。作中で、愛した事をハッキリと描写された女性は二人(『獄門島』の鬼頭早苗と『女怪』の持田虹子)である。この他にも、探偵業を引退し日本へ帰国した後に結婚、余生を日本で送った説なども存在する。漫画内の設定としては、金田一耕助は母方の祖父であり、金田一の父親は婿養子である。
- 舞台設定が『八つ墓村』を連想させる「飛騨からくり屋敷殺人事件」や犯人が金田一耕助シリーズの一作のタイトルと同名の名前を名乗る「黒死蝶殺人事件」など、 金田一耕助を意識していると思われる話もある。
オカルト関連の設定
- ストーリー中、幽霊や妖怪、呪いといったものが何らかの形で事件にかかわってきたり、あるいは犯人がそれらになぞらえることがある。事件のトリックや謎解きに超自然的なガジェットが用いられることはないものの、中には実際にそれらが存在すること自体は否定されない場合もある。
登場単語ランキング
- 金田一少年の事件簿、1~27巻の中で最も多く出てきた単語は次のとおり。しかし、その後に続篇が発表されているためにやや統計が変化していると思われる。
- 「犯人」(220語)
- 「オーナー」(125語)
- 「部屋」(97語)
- 「アリバイ」(76語)
- 「村」(64語)
- ※ 『爆笑問題のバク天!』調べ
真相当てクイズ
- File1の「オペラ座館殺人事件」から週刊少年マガジン誌上で行われている企画。FILEシリーズ及びCaseシリーズ(1~3)、新シリーズにおいて、読者が犯人・主要なトリックの推理を解決編の前の週に講談社に送り、当たった人の中から抽選で賞品が貰える。正答率は平均10~15%程度であったが、Case3「天草財宝伝説殺人事件」では犯人を含む完全な真相を推理できた応募者が全応募者5324名の中でなんと3名だけだった。
年齢訂正
- 黒死蝶殺人事件で連載当時に一部の人物の年齢を「26歳」と誤植されており、後に年齢を訂正する事になる重大なミスが発生した。
金田一少年の事件薄
- 小説「雷祭殺人事件」初版本のカバー・表紙・扉・しおりにおけるタイトルは、「金田一少年の事件簿」(きんだいちしょうねんのじけんぼ)ではなく、「金田一少年の事件薄」(きんだいちしょうねんのじけんはく)となっており、それに関しての訂正の紙が挟み込まれていた。
トリックの類似性について
- 発表以来各方面より指摘されていた異人館村殺人事件と、島田荘司の作品のトリックについて、2007年コンビニエンスストアで再販された異人館村殺人事件のコミック冒頭にて、「この作品のメイントリックは島田荘司氏の占星術殺人事件のトリックを使用していることを承知のうえお読みください」との案内と販売中の占星術殺人事件の表紙画像が掲載され、公式キャラクター本「金田一少年の全事件簿」の異人館村殺人事件の紹介ページにも「占星術殺人事件のトリックを用いています」と記載されていた。またドラマのソフトでは「第1話異人館村殺人事件は製作者の都合により収録されていません、このため第2話から収録となりますご了承ください」と記されている。
関連項目
外部リンク
- 東映アニメ・金田一少年の事件簿公式ページ
- 金田一少年の事件簿 TOKYO MX 公式サイト
- 東映アニメBBプレミアム(東映アニメーションによるアニメ配信サイト)
- 日本テレビ内ドラマ版「金田一少年の事件簿」ページ
- ラッ金田一ネットワーク(ファンサイト)
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