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乗務員などの間では[[列車番号]]の末尾を取って「T電」と呼ばれている。 |
乗務員などの間では[[列車番号]]の末尾を取って「T電」と呼ばれている。 |
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快速の歴史については、[[京阪神快速#歴史]]を参照。 |
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==== 快速の歴史 ==== |
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ルーツは[[関西急電]]と呼ばれる京阪神間の急行電車。1937年(昭和12年)の京都駅 - 吹田駅間の電化により大阪駅 - 神戸駅間の急行電車が京都へ延長されたのが始まりである。戦時中は運転を休止したが、[[1949年]]に復活。当時は大阪駅 - 京都駅間無停車であった。 |
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* [[1956年]](昭和31年):米原駅 - 京都駅間電化に伴い、京都駅以東への乗り入れを開始。 |
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* [[1957年]](昭和32年):高槻駅の構内改良(高槻電車区開設)に伴い、高槻駅停車。 |
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* [[1961年]](昭和36年):二等車(のちのグリーン車)を連結。 |
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* [[1964年]](昭和39年)10月:新幹線開業に伴う新大阪駅開業により、新大阪駅停車。 |
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* [[1965年]](昭和40年)2月:113系配置により80系電車の置き換えを開始。基本7両、付属4両。 |
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* [[1966年]](昭和41年)10月:サロ110配置により二等車連結列車を113系に置き換え。サロ連結の基本編成を高槻電車区・宮原電車区は8両編成とし、サロ不連結の明石電車区車は基本7両編成となる。各電車区とも4両の付属編成を持ち、7両 - 12両で運転される。 |
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* [[1970年]](昭和45年)3月:万博開催に伴い、開催期間中は茨木駅臨時停車。停車継続運動が起こり、開催終了後も常時停車となる。 |
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* [[1974年]](昭和49年)7月:湖西線開業。一部列車が湖西線に直通。 |
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* [[1980年]](昭和55年)10月:[[グリーン車]]連結を中止。10月改正で正式に廃止となるが、それに先立ち8月末から時刻表上でグリーン車マークが消え、連結されていた車は普通車開放となった。編成から抜かれたグリーン車は東京地区へ転出。基本編成を7両に統一。 |
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* [[1981年]](昭和56年)10月:高槻電車区の編成にサハ111を連結、基本編成を8両となる。 |
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* [[1985年]](昭和60年)[[3月14日]]:昼間時間帯の快速は高槻駅以東で各駅停車とする、いわゆるT電が登場した。この時間帯における普通(各駅停車)の同区間乗り入れが[[1997年]]8月31日まで一旦無くなる。JR移行後、高槻駅以東で各駅に停車する快速は増えており、今では始発から朝ラッシュにかけて運転される一部を除き高槻駅以東で各駅に停車する。そのため、駅や車掌の案内も高槻駅以東は普通と表示・放送されている。 |
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* [[1989年]](平成元年)[[3月11日]]:221系の投入を開始。 |
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* [[1995年]](平成7年) |
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** [[6月12日]]:全区間快速運行時間帯の一部の快速が神足駅(現在の長岡京駅)に停車。 |
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** 9月1日:平日の快速が長岡京駅に全列車停車。 |
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* [[1996年]](平成8年)3月16日:すべての快速が長岡京駅に停車。 |
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* [[2004年]](平成16年)10月16日:113系の定期運用廃止。 |
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* [[2009年]](平成21年)3月14日:深夜時間帯の快速を新快速および、高槻駅以東で各駅停車に変更。これにより全区間での快速運転は朝のみになった。 |
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=== 普通 === |
=== 普通 === |
2010年7月6日 (火) 11:26時点における版
JR京都線 | |
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路線総延長 | 42.8 km |
軌間 | 1067 mm |
電圧 | 1500 V 架空電車線方式(直流) |
最高速度 | 外側線:130 km/h 内側線:120 km/h |
JR京都線(ジェイアールきょうとせん、JR Kyōto Line)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線のうち、京都府京都市下京区の京都駅から大阪府大阪市北区の大阪駅までの区間に付けられた愛称である。
この愛称は1988年3月13日から使用されている。ほぼ全区間阪急電鉄の京都本線(京都線)と並行し、近畿日本鉄道にも京都線があって、それぞれ大阪駅(梅田駅)、京都駅で接続しているため、混同を避けるために愛称に「JR」と付けている。
概要
JR西日本のアーバンネットワークの路線網のひとつである。東海道新幹線・阪急京都本線に並行して淀川右岸を走り、京都市と大阪市の2都市間を結んでいる。ラインカラーは青(■)であり、JR神戸線ともどもアーバンネットワークのメインラインという位置づけから、JR西日本のコーポレートカラー自体がそのままラインカラーとして充てられている。
当該区間での旅客案内での路線表記も「東海道線」ではなく「JR京都線」で統一されているが、例外として福知山線系統の特急が発着する新大阪駅では、高槻・京都方面行きのみ「JR京都線」と案内され、大阪方面は「JR神戸線」及び「JR宝塚線」といった、大阪駅以西の直通先の愛称で案内される。
全線にわたって阪急京都本線と競合しており、ほかに京阪電気鉄道の京阪本線とも競合関係にある。これらに対抗するため、京都駅 - 大阪駅間を新快速で最短28分で運転している。全区間が方向別複々線であり、緩急分離運転が行われている。
全区間が旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「大阪近郊区間」および、電車特定区間に含まれ、区間外よりも割安な旅客運賃が適用される。また、全区間がIC乗車カード「ICOCA」の近畿圏エリアに含まれている。
路線データ
- 管轄・路線距離(営業キロ):全長42.8km
- 軌間:1067mm
- 駅数:16(起終点駅含む)
- 複線区間:
- 複々線:京都駅 - 大阪駅
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:複線自動閉塞式
- 保安装置:ATS-P(拠点P方式)およびATS-SW
- 運転指令所:新大阪総合指令所
- 最高速度:外側線130km/h、内側線120km/h
京都駅 - 吹田駅間がJR西日本京都支社、東淀川駅 - 大阪駅間が同社大阪支社の直轄である。神崎川を跨ぐ上神崎川橋梁が両支社の境界(吹田市と大阪市の行政境界でもある)となっており、橋梁の吹田側に境界標が立っている。
全線でJR京都・神戸線運行管理システム (SUNTRAS) が導入されている。
沿線概況
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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京都駅 - 向日町駅間は上下内外側線を構成する複々線と貨物線1線を加えた5線区間で、向日町駅 - 茨木駅は複々線となるが、茨木駅からは再び貨物線が分岐する。茨木駅 - 吹田駅間は5線(上下内外側線と貨物線)、新大阪駅付近では上下内外側線に梅田貨物線と北方貨物線の複線を加えた8線区間となっている。
運行形態
隣接するJR神戸線や琵琶湖線と一体的に運行され、両線に直通する新快速・快速・普通(京阪神緩行線[1])の各列車のほか、北陸・関西国際空港・山陰方面などへの特急列車も走行する。また、湖西線や福知山線(JR宝塚線)との直通列車も設定されている。
ほぼ全線にわたり線形はきわめてよく、外側線は一部の曲線区間を除いて130km/h運転が可能である。内側線も120km/h運転に対応している。
基本的には15分サイクルの運行で、22時を過ぎると20分サイクルになる。
種別\駅名 | 京都 | …… | 高槻 | …… | 大阪 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
運行本数 | 新快速 | 4本 | ||||||
快速 | 4本 | |||||||
普通 | 2本 | |||||||
6本 |
優等列車
JR発足後に新大阪駅発着であった九州への寝台特急や、天王寺駅始発だった南紀方面との特急、また智頭急行線開業で運行を開始した山陰地方への「スーパーはくと」などが新たに京都駅まで直通運転されるようになり、この区間の特急の列車本数は増えた。特に関西国際空港開港と同時に運転を開始した特急「はるか」は、その1年後にはすべての列車が京都駅まで定期列車で入るようになり、新大阪駅 - 京都駅は北陸方面とのエル特急「雷鳥」など他の列車と合わせ毎時4本程度運転される特急街道になっている。ただし、九州への寝台特急は2009年3月14日のダイヤ改正で全廃された。
なお、阪和線に直通する特急「はるか」や「くろしお」のうち、下り列車は茨木駅構内から貨物線を走行し、吹田信号場を経由して新大阪駅から西九条駅に至る。この経路は、はるかルートと称される場合もある。
また、京都駅の山陰線ホーム(30番のりばなど)からの下り列車は梅小路駅(貨物)構内を通り、向日町駅構内で下り外側線に合流するため、同区間を外側線で走る特急や新快速より若干所要時間が余計にかかり、時間帯によっては新大阪駅で特急列車が2本同時に進入することもある。
この区間を走行する優等列車は以下の通り。
- 寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」(東京駅 - 高松駅・出雲市駅)
- 寝台特急「日本海」(青森駅 - 大阪駅)
- 寝台特急「トワイライトエクスプレス」(札幌駅 - 大阪駅)
- 急行「きたぐに」(新潟駅 - 大阪駅)
- 特急「雷鳥」(金沢駅 - 大阪駅)
- 特急「サンダーバード」(魚津駅・富山駅・和倉温泉駅 - 大阪駅)
- 特急「びわこエクスプレス」(米原駅 - 大阪駅)
- 特急「はるか」(米原駅・草津駅 - 関西空港駅)
- 特急「(ワイドビュー)しなの」(長野駅 - 大阪駅)
- 特急「(ワイドビュー)ひだ」(高山駅 - 大阪駅)
- 特急「くろしお」(京都駅 - 新宮駅)
- 特急「スーパーくろしお」(京都駅 - 新宮駅)
- 特急「オーシャンアロー」(京都駅 - 新宮駅)
- 特急「スーパーはくと」(京都駅 - 鳥取駅・倉吉駅)
このほか、京都総合運転所への入出区の関係で、「はまかぜ」や「たんば」・「北近畿」などの回送列車がこの区間を走っている。午前のタンゴエクスプローラーは大阪駅から内側線を走り、新大阪駅到着後は吹田駅まで回送し、同駅構内で折り返している。 また、「雷鳥」・「きたぐに」は北方貨物線を経由して大阪駅 - 京都総合運転所間を回送されている。入区するルートは、大阪駅到着後そのまま神戸方面へ発車し、塚本駅から北方貨物線に入り、茨木駅構内でJR京都線(外側線)に合流する(出区のときはこの逆ルート)。そのため、入出区の際は編成の前後が逆転している。
新快速
特急・急行列車以外では最も停車駅の少ない速達列車である。JR神戸線姫路駅、山陽本線網干駅・上郡駅、赤穂線播州赤穂駅からJR京都線を経由し琵琶湖線長浜駅、北陸本線近江塩津駅・敦賀駅まで直通運転している。朝ラッシュ時の大阪方面は8分間隔、日中から夜にかけては毎時4本(夕方は大阪駅始発列車も3本あり)の運転で、京都駅以東は、日中は1本が湖西線へ、残り3本は琵琶湖線へ、夕方以降は4本とも琵琶湖線へ直通する。そのため、大阪発15時30分発以降は、敦賀駅直通であっても米原駅経由で運転される。平日の大阪駅18時22分始発の敦賀行きは、京都駅から「快速」として湖西線経由で運転し、おごと温泉駅にも停車する。
全列車網干総合車両所所属の223系1000番台・2000番台電車が使用され、8両または12両編成で運転されている。
2011年春のダイヤ改正より、東海道本線と山陽本線では新快速の全列車を12両編成化すると新聞報道された。現在建設中の大阪駅北ビルの開業や同駅南側にある大阪ターミナルビル(アクティ大阪)の大幅増床により大阪駅の利用者が増え混雑集中が予想されるため全列車12両編成として混雑緩和を図るとされている。ただし、赤穂線・湖西線・北陸線などの12両運転に対応していない区間については現在のところ公表されていない。
基本的に京都駅 - 新大阪駅間は外側線、新大阪駅 - 大阪駅間は内側線を走行するが、朝ラッシュ時間帯では新大阪駅 - 大阪駅間で外側線を走行する列車もある。早朝・深夜以外は大阪駅 - 京都駅間で最先着列車となる。
また、神戸・大阪方面から梅小路駅 - 山陰本線(嵯峨野線)丹波口駅間の山陰連絡線を利用して、嵯峨嵐山駅への直通臨時列車が運転されたこともあったが、現在は運転されていない(「嵯峨野線#大阪方面からの臨時列車」を参照)。
快速
快速は京都駅を越え琵琶湖線や一部は湖西線・草津線へ直通し、大阪駅からは朝の一部を除きJR神戸線へと直通している。JR京都線の全区間を快速運転(長岡京駅・高槻駅・茨木駅・新大阪駅のみに停車)する列車は始発から朝ラッシュ時のみであり、日中以降の快速運転は高槻駅以西で、高槻駅・京都駅以東は各駅に停車する「普通」として運転している。このため、高槻駅では同駅折り返しの普通と相互接続を行う。
網干総合車両所所属の221系・223系1000番台・2000番台・6000番台電車が使用され、6・8・10・12両編成で運転されている。
日中は毎時4本運転されている。平日の朝時間帯の大阪方面へは8分間隔で運転されている。基本的に内側線を走行するが、平日の朝時間帯には大阪駅 - 高槻駅間を外側線で運転する列車があり、223系1000・2000番台の車両で運転される列車は130km/hで走行する(土曜・休日の朝の敦賀発大阪行1本も高槻駅から外側線を運転する)。2006年3月17日までは、夕方に全区間で快速運転を行い、外側線を走行する大阪駅始発の快速が運行されていた。また、2010年3月7日までの前述の湖西線からの快速は全区間外側線を走行していた。
乗務員などの間では列車番号の末尾を取って「T電」と呼ばれている。
快速の歴史については、京阪神快速#歴史を参照。
普通
「普通」は各駅に停車する列車であるが、ここではJR京都線内の全区間で「普通」として運転される列車について解説する。国鉄時代の通称である京阪神緩行線と呼ばれることがある[1]。
全区間で内側線を走行し、朝ラッシュ時の大阪方面は京都駅から8分間隔、高槻駅から4分間隔で運行されている。日中は大阪駅を基準にして高槻駅まで毎時8本、京都駅までは毎時2本が運行されており、夕方は京都駅まで毎時4本になる。平日の朝晩には琵琶湖線野洲駅や湖西線堅田駅・近江舞子駅、JR神戸線加古川駅にも直通する列車がある。
1972年3月15日の新幹線岡山開業に伴うダイヤ改正で、昼間15分パターンのダイヤが生まれた。大阪駅での上り京都方面を例にすると、新快速・快速(大阪駅で新快速待避)・普通(甲子園口駅 → 京都駅)・普通(西明石駅 → 吹田駅)と発車する。吹田駅・甲子園口駅発着に系統分割されたのは、普通を西明石駅 → 京都駅間通し運転すると当時内側線を共用していた新快速から逃げ切れなくなるためである。大阪駅基準では吹田駅まで毎時8本、京都駅までは毎時4本運行される形になった。朝晩時間帯は高槻駅発着の列車も運行されていた。
1985年3月に日中の快速が高槻駅以東で各駅に停車するようになり、日中の運転区間は高槻駅以西となった。201系が投入されたことによりスピードアップが図られ、新快速から各待避駅まで逃げ切れるようになり、高槻駅 - 西明石駅・加古川駅(毎時4本)と吹田駅 - 甲子園口駅(毎時2本)の運転パターンになるが、吹田駅 - 大阪駅間では減便(毎時8本→毎時6本)となった。朝・夕方の一部列車は草津駅まで延長運転されるようになった。
1986年11月改正で、新快速が外側線運転になり、高槻駅から神戸駅まで毎時8本、西明石駅まで毎時4本になり、高槻駅 - 大阪駅間の全区間で15分に2本に増発された。京都駅ビル開業の1997年9月改正で、駅ビルへの集客を見込み高槻駅 → 須磨駅系統を京都駅まで延長し、JR京都線内の各駅で毎時8本利用できる形が定着した。また、高槻駅 - 尼崎駅間の系統が高槻駅 → JR宝塚線新三田駅間と新三田駅 → 京都駅の運転に変更されている。その後、1998年10月3日の改正で昼間時間帯の京都駅 → 西明石駅間と西明石駅 → 高槻駅間の直通運転が復活している。
2002年10月5日の改正で、京都駅 - 西明石駅間とJR宝塚線直通の高槻駅 - 新三田駅間の各系統に再編され、各系統がそれぞれ15分おきに運転されていた(日中の半数は須磨駅発着)が、2010年3月13日の改正では、日中の高槻駅 - 京都駅間は毎時2本に変更され、京都駅・高槻駅 - 西明石駅間の系統は神戸方面への下りは須磨行、高槻・京都方面への上りは西明石駅始発に変更された。
車両は、網干総合車両所所属の207系・321系電車が使用され、すべて7両編成で運転されている。
列車番号末尾をC(休日ダイヤではB)として他の電車と区別している。そのため、通称「C電」と呼ばれる。
貨物列車
貨物列車は全列車、大阪駅を経由せずに茨木駅構内で分岐し、吹田信号場へと向かう貨物線を運転している。
山陽本線に直通する貨物列車は、吹田信号場 - 宮原操車場 - 尼崎駅間の通称北方貨物線を経由する。桜島線安治川口への貨物列車は吹田信号場から梅田駅(貨物)を通り、大阪環状線西九条駅に至る梅田貨物線を通る。
女性専用車
女性専用車 | ||||||||
←大阪 | 京都→ | |||||||
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平日ダイヤの初発から9時00分と、17時00分から21時00分までの時間帯において、片側4ドア車である207系または321系による普通(各駅停車)では、京都方から3両目(321系では5号車)が女性専用車となる。乗車位置には女性専用車の案内表示が設けられている。なお、ダイヤ乱れの際は女性専用車が解除されることがある。
JR西日本は「車内での迷惑行為防止の観点から、安心して利用できる車内空間を提供することを目的としている。」と公式サイト上でコメントしている[2]。
使用車両
現在の車両
現在、営業運転を行う列車は全て電車で運転されている。
- 223系(1000・2000・6000番台)
- 網干総合車両所の車両が使用されている。1995年8月から運用を開始し、新快速・快速(高槻駅以東を普通として運転する列車も含む)に使用されている。なお、6000番台は車両の性能を221系に合わせて固定し、221系と連結して運転することを前提としているため、新快速には充当されていない。
- 221系
- 網干総合車両所の車両が使用されている。快速(高槻駅以東を普通として運転する列車も含む)に使用され、一部の列車は223系6000番台と併結して運転されている。
- 207系・321系
- 網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運転されている。
-
223系
-
221系
-
207系
過去の車両
国鉄分割民営化後にJR西日本で使用されていた車両を記述する。全て電車で運転されていた。
- 113系
- 117系
- 1980年から新快速として運用を開始し、1990年3月から新快速に221系が投入された後でも最高速度を115km/hに向上させて新快速に充当されていたが、1991年3月16日のダイヤ改正以降は早朝・深夜の新快速に限定して運用されていた。しかし、1995年に223系の投入が始まり、1999年5月11日のダイヤ改正から一部時間帯において223系で130km/h運転が始まったのに伴い、JR京都線からは1999年5月10日限りで運用を終了した。新快速撤退後一部編成は快速用に8両編成に組成し運用されていたが、これも223系の増備によりJR京都線からは撤退している。なお113系と同様、京都駅 - 向日町駅間では回送として運転されている。
- 103系
- 網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、高速化やJR東西線の開業により207系に置き換えられ、2003年に運用を退いた。しかし、JR福知山線脱線事故の影響で2005年8月1日より森ノ宮電車区から宮原総合運転所に103系を借り入れて運用に復帰、9月には東日本旅客鉄道(JR東日本)から103系を購入した編成が運用を開始し、321系の運用が始まる前日の2005年11月30日まで使用された。
- 201系
- 網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、321系を投入して普通の最高速度120km/hに統一するため、森ノ宮電車区および奈良電車区に転属して2007年に運用から退いた。
- 205系0番台
- 網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、321系を投入して普通の最高速度120km/hに統一するため、2006年に日根野電車区に転属して運用から退いた。
-
113系
-
117系
-
201系
-
205系0番台
駅一覧
- 駅名
- (貨):貨物専用駅
- 特定都区市内制度適用範囲の駅…:京都市内、:大阪市内
- 停車駅
- 普通…すべての旅客駅に停車(表中省略)
- 快速・新快速…●印の駅は全列車停車、▲印の駅は朝ラッシュ終了以降停車、|印の駅は全列車通過
- 快速は、高槻駅または京都駅から琵琶湖線米原方面は普通として運転
- 特急・急行…#優等列車に挙げられている各列車記事参照
- 線路は、全区間方向別複々線
- 直通運転
- 該当駅から他線区に直通運転する列車があることを示す。直通運転区間は下記参照。
駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 快速 | 新快速 | 接続路線 | 直通運転 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
京都 から |
米原 から |
東京 から | ||||||||
京都駅 | - | 0.0 | 67.7 | 513.6 | ● | ● | 西日本旅客鉄道:東海道本線(琵琶湖線)・湖西線[* 1]・山陰本線(嵯峨野線)・奈良線 東海旅客鉄道:東海道新幹線 近畿日本鉄道:京都線 京都市営地下鉄: 烏丸線 |
あり | 京都府 | 京都市 下京区 |
(貨)梅小路駅 | 1.8 | 1.8 | 69.5 | 515.4 | | | | | 西日本旅客鉄道:東海道本線貨物支線(山陰連絡線) | |||
西大路駅 | 0.7 | 2.5 | 70.2 | 516.1 | ▲ | | | 京都市 南区 | |||
桂川駅 | 2.8 | 5.3 | 73.0 | 518.9 | ▲ | | | ||||
向日町駅 | 1.1 | 6.4 | 74.1 | 520.0 | ▲ | | | 向日市 | |||
長岡京駅 | 3.7 | 10.1 | 77.8 | 523.7 | ● | | | 長岡京市 | |||
山崎駅 | 4.0 | 14.1 | 81.8 | 527.7 | ▲ | | | 乙訓郡 大山崎町 | |||
島本駅 | 2.2 | 16.3 | 84.0 | 529.9 | ▲ | | | 大阪府 | 三島郡 島本町 | ||
高槻駅 | 5.3 | 21.6 | 89.3 | 535.2 | ● | ● | 高槻市 | |||
摂津富田駅 | 2.9 | 24.5 | 92.2 | 538.1 | | | | | ||||
茨木駅 | 3.7 | 28.2 | 95.9 | 541.8 | ● | | | 茨木市 | |||
千里丘駅 | 2.9 | 31.1 | 98.8 | 544.7 | | | | | 摂津市 | |||
吹田信号場 | - | 32.7 | 100.4 | 546.3 | | | | | 日本貨物鉄道:東海道本線貨物支線(大阪貨物ターミナル駅方面) | 吹田市 | ||
岸辺駅 | 1.7 | 32.8 | 100.5 | 546.4 | | | | | ||||
吹田駅 | 2.4 | 35.2 | 102.9 | 548.8 | | | | | 西日本旅客鉄道:東海道本線貨物支線(梅田貨物線・北方貨物線)・片町線貨物支線(城東貨物線) 阪急電鉄:千里線 …吹田駅 |
|||
東淀川駅 | 3.1 | 38.3 | 106.0 | 551.9 | | | | | 大阪市 淀川区 | |||
新大阪駅 | 0.7 | 39.0 | 106.7 | 552.6 | ● | ● | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線 東海旅客鉄道:東海道新幹線 大阪市営地下鉄: 御堂筋線 |
|||
大阪駅 | 3.8 | 42.8 | 110.5 | 556.4 | ● | ● | 西日本旅客鉄道:東海道本線(JR神戸線)・JR宝塚線・大阪環状線 西日本旅客鉄道:JR東西線 …北新地駅 阪急電鉄:京都本線[* 2]・宝塚本線・神戸本線 …梅田駅 阪神電気鉄道:本線 …梅田駅 大阪市営地下鉄: 御堂筋線 …梅田駅 大阪市営地下鉄: 谷町線 …東梅田駅 大阪市営地下鉄: 四つ橋線 …西梅田駅 |
あり | 大阪市 北区 |
- 直通運転区間