「梅田」の版間の差分
337行目: | 337行目: | ||
=== 地下街 === |
=== 地下街 === |
||
梅田の[[地下街]]は1942年(昭和17年)に完成した「大阪駅前地下道」(約5700m<sup>2</sup>)を嚆矢とする<ref>[http://web.archive.org/web/20140819080547/http://mainichi.jp/select/news/20140819k0000e040198000c.html 大阪・梅田地下街:初の全体像 高低差7m、CGで再現]、[[毎日新聞]]、2014年8月19日 15:00(最終更新 8月19日 16:33)。[[インターネット |
梅田の[[地下街]]は1942年(昭和17年)に完成した「大阪駅前地下道」(約5700m<sup>2</sup>)を嚆矢とする<ref>[http://web.archive.org/web/20140819080547/http://mainichi.jp/select/news/20140819k0000e040198000c.html 大阪・梅田地下街:初の全体像 高低差7m、CGで再現]、[[毎日新聞]]、2014年8月19日 15:00(最終更新 8月19日 16:33)。[[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>。2017年現在、北は[[茶屋町 (大阪市)|茶屋町]]、南は[[堂島]]、東は[[堂山町]]、西は[[オオサカガーデンシティ]]まで広がっている。構成する道路下の主な地下街は[[ホワイティうめだ]]、[[ディアモール大阪]]、[[堂島地下センター]]。これに加えて、[[阪急三番街]]、[[阪急百貨店]]、[[阪神百貨店]]、[[大阪駅|JR大阪駅]]、[[大阪駅前ビル]]、[[大阪富国生命ビル]]、[[新阪急ビル]]、[[ハービスOSAKA]]などのビルの地下階が地下街とほぼ一体化した巨大な繁華街を構成している。これらは地上にスペースを確保できないことから地下にスペースを求めたことで無計画に拡張・連結されたため、おのおのの連絡や統一性などが非常に悪く<ref>{{Cite web |date=2012-02-19 |url=http://digital.asahi.com/articles/OSK201202180064.html |title=大阪・梅田の地下街 迷わず歩ける? |publisher=[[朝日新聞|朝日新聞デジタル]] |accessdate=2013-01-10 |deadlink=2016-09 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20120219193703/http://digital.asahi.com/articles/OSK201202180064.html |archivedate=2012-02-19}}</ref>、インターネット上では「迷宮」や「梅田ダンジョン」と称される<ref>{{Cite web |date=2015-12-21 |url=http://www.sankei.com/west/news/151221/wst1512210006-n1.html |title=【関西の議論】訪日客が「迷宮」と呼ぶ梅田地下街 攻略のゲームアプリ登場か…本日も〝遭難者〟が続出 |work=産経WEST |publisher=[[産経新聞]] |accessdate=2017-01-07 }}</ref>。2016年現在、2022年末までの予定で、[[梅田駅 (阪神)|阪神電気鉄道梅田駅]](地下2階)と[[阪神百貨店#梅田本店|阪神百貨店梅田店]]の地下1階売り場を北側に拡張し、阪神百貨店売り場に隣接する東西地下道(都市計画道路大阪駅前1号線)を移設・拡幅する工事が行われている<ref>http://building-pc.cocolog-nifty.com/map/2015/02/post-28b0.html</ref><ref>http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/cmsfiles/contents/0000317/317457/keikaku.pdf</ref>。 |
||
* [[ホワイティうめだ]] |
* [[ホワイティうめだ]] |
||
* [[ディアモール大阪]] |
* [[ディアモール大阪]] |
2017年9月4日 (月) 13:54時点における版
梅田(うめだ)とは、大阪市北区にあるJR大阪駅や梅田駅を中心とした一帯の地域の名称である。JRの他、阪急電車、阪神電車、地下鉄の駅があり、ホテル、百貨店、事務所ビル、歓楽街などが集積する、日本を代表する繁華街の一つである。
梅田から南へ4km程度離れた難波を中心とした一帯を「ミナミ」と呼ぶのに対し、梅田周辺を「キタ」という。
概要
町名としての梅田は、JR大阪駅とその南側一帯のみを範囲とするが、梅田の名称はJR大阪駅の東側や北側の駅名・ビル名・店舗名などかなり広い地域で使われており、西日本最大の繁華街である。その規模は百貨店面積で日本一、総売上高は全国2位である。
この地域にはJR大阪駅のほか、阪急梅田駅および阪神梅田駅、市営地下鉄梅田駅・東梅田駅・西梅田駅、JR北新地駅が立地しており交通の要衝となっているほか、百貨店・ホテル・オフィスビルなどが林立している。主要道路の下にはホワイティうめだ・ディアモール大阪といった地下街があり、隣接ビル地下にある商業施設群のほか、堂島地区の「堂島地下センター」とも結合しており、あわせて一大地下街を形成している。
2000年代以降の開発にまつわる諸問題については大阪2011年問題も参照。
梅田周辺は北方向に位置する大阪国際空港(伊丹空港)の着陸進路にあたることから航空法による高さ規制の対象地域であり、同法第49条による制限表面によって200mを超えるようなビルの建築が困難であるため、梅田にあるビルはハービスOSAKAの190mが最高である。なお、制限表面は伊丹空港からの半径16.5kmまでは50m離れるごとに1m緩和されるため、梅田でも北側の方が制限がより厳しい。
歴史
江戸時代以前は下原と呼ばれる低湿地帯で、泥土を埋め立てて田畑地を拓いたことから「埋田」と呼ばれた。後世になって字面が悪いので、西成郡曾根崎村の露天神社ならびに同郡北野村の綱敷天神社にゆかりのある梅から「梅田」表記になったと言われている[注釈 1]。
1764年、曾根崎新地から北へ伸びて梅田墓地(現大深町・梅田貨物駅)へ至る「梅田道」が開かれたが、周辺は田畑ばかりの「ドタ」と呼ばれる寂れた土地だった。1874年に曾根崎村に開業した大阪駅は「梅田すてんしょ」などと呼ばれ、1897年には曾根崎村・北野村とも大阪市北区へ編入され、1900年の大字改編により、旧 曾根崎村の西部に梅田町・東梅田町・西梅田町・北梅田町の4町が起立した。
開業時の大阪駅は現在の西梅田スクエア付近に位置していたが、1901年の大阪駅移転に伴って梅田の中心は東へ移動した。1906年には現在のハービスENT付近に阪神梅田駅が開業するが、1939年に大阪駅南側地下へ移転している。大阪駅移転の1901年を挟んで、前に実施された上述の町名と後に開業した駅名とのズレは顕著で、西梅田駅が梅田町と東梅田町の境界線上に位置するほどである。当初の梅田町はおおむね現在の梅田二丁目と三丁目にあたり(西端部は西梅田町)、ダイヤモンド地区と呼ばれる現在の梅田一丁目は、もと曾根崎中・曾根崎上のそれぞれ一部と東梅田町だった。なお、東梅田町全域を含むダイヤモンド地区の北部は1940年に梅田に改称されている。
ちなみに、東梅田駅は曾根崎中に位置し、阪急梅田駅・大阪市営地下鉄梅田駅が位置する芝田・角田町は旧 北野村である。なお、曾根崎村の旧村域には阪神資本、北野村の旧村域には阪急資本による施設が多い。広大なJR貨物梅田駅は南西部が北梅田町となる他、北西部の中津南通が旧 西成郡中津町大字下三番の一部、中西部の佐藤町、北東部の牛丸町、中東部の大深町、南東部の松本町が旧 北野村の一部となるが、1944年に大深町に統合されている。
発展の方向が北大阪に転じた第二次世界大戦後、大阪市街の北玄関である梅田は巨大化の一途をたどる。かつて曾根崎村西部の地名に過ぎなかった梅田は、曾根崎村と北野村以外にも、豊崎町大字本庄・南浜、中津町大字光立寺・下三番、鷺洲町大字大仁、上福島村の旧村域、さらには大阪市街の曾根崎新地・堂島なども包含する広域名称となるに至った。1978年におおむね曾根崎中・曾根崎上のそれぞれダイヤモンド地区内・梅田・梅田町の範囲において梅田一 - 三丁目の現行住居表示が実施された。
梅田の範囲
- 現行町名の梅田
現行町名によらず、大阪駅・梅田駅を中心にその周辺一帯は大阪で一番の繁華街を形成しているため、この地域全体を一般に「梅田」と呼んでいる。一般に梅田と呼ばれている地域は、現行町名の梅田以外に、芝田、茶屋町、鶴野町、中崎西二丁目、角田町、小松原町、堂山町、太融寺町、曽根崎、曽根崎新地、西天満、大深町、大淀中1-1あたりになるが、「梅田」の知名度が非常に高いため「梅田」を冠したビル名、店舗名はこれらの地以外にも存在する。
大規模施設である阪急梅田駅や梅田スカイビル、梅田センタービル、旧JR梅田貨物駅も住所は梅田ではない。特に梅田スカイビルは、現在、住居表示の梅田がある北区に属しているが、この地域は以前大淀区であり、後に北区に統合された地域である。
各地区の紹介
大阪ステーションシティ
|
JR西日本最大の乗降者数を誇るJR大阪駅とその構内にはALBi(旧ギャレ大阪西館)など数多くの店舗がある。南側中央口にはサウスゲートビルディングがあり、ホテルグランヴィア大阪や大丸などが入居している。また北側にはルクアが主要テナントとして入居する「ノースゲートビルディング」があり、28階建ての事務所ビルを併設している。現在、大阪駅一帯は「大阪ステーションシティ」として再開発事業が進み、南側のサウスゲートビルディングとノースゲートビルディングとの間の大阪駅ホーム上に日本最大規模のドームと橋上駅舎が作られた。現在では広々とした空間に外光を取り入れた新しい空間が生まれている。
- サウスゲートビルディング
- ノースゲートビルディング
- ルクア
- ルクア1100
- 大阪ステーションシティシネマ
- 大阪駅JR高速バスターミナル
- オフィスタワー
- ALBi(旧ギャレ大阪西館)
- 梅三小路
ダイヤモンド地区
|
梅田一丁目
ダイヤモンド地区は大阪駅南側の梅田一丁目を指し、地区北側の道路地下に阪神梅田駅、南側の国道2号線の地下にJR東西線北新地駅がある。地区内には、阪神百貨店、大阪マルビル、ヒルトン大阪、梅田DTタワー、大阪駅前ビル(第1、第2、第3、第4)、新阪急ビル、シネマコンプレックスを核テナントとする娯楽とショッピングビルのイーマなどが建つ。阪神百貨店の南側はかつては闇市の面影を残す民家の密集した薄暗い一帯であり、買収等再開発区画整理に非常に手間取ったが、今や高層ビルの建ち並ぶ近代的な区画となった。中でも初期に立てられたは大阪マルビルは、円筒形の独特な外観から梅田の象徴的存在であり、2003年まで最上部に設置されていた電光掲示板は梅田の名物でもあった(2005年10月4日に部分的に復活)。
- 阪神百貨店梅田本店
- ヒルトン大阪
- ヒルトンプラザ大阪(ヒルトンプラザイースト)
- 大阪マルビル
- 梅田DTタワー
- NTTドコモ関西支社
- E-MA
- 東京建物梅田ビル
- 新阪急ビル
- 大阪駅前ビル
- 大阪第一生命ビル
- 梅田スクエアビル
西梅田地区
|
梅田二丁目・梅田三丁目・オオサカガーデンシティ
四つ橋筋より西側の梅田二丁目と梅田三丁目のオオサカガーデンシティの地域を指し、新しい街並みを形成している。1980年代から、阪神本線の地下化によって生じた跡地や旧国鉄梅田貨物南ヤード跡を再開発した地域で、そのうち、オオサカガーデンシティは1990年代以降、毎日新聞の大阪本社建設を嚆矢とし、ザ・リッツ・カールトン大阪が入居するハービスOSAKAや、オフィスビルといった施設が次々建設された。地域面積は10ha、就業人口は約25,000人の地区となった。2004年には、劇団四季専用劇場や高級ブランド店などが入居するハービスENT、ヒルトンプラザウエスト(旧ホテル阪神や新阪神ビルの跡地)の完成をもってこの地域の開発は一段落した。2008年、オオサカガーデンシティ南側のサンケイビル跡地に34階建てのブリーゼタワーが完成し、毎日新聞社も大阪本社隣接地に高さ99mのテナントオフィスビルを建設するなど、一帯は超高層ビル群を形成している。JR大阪駅の桜橋口を出てすぐ西にあった大阪中央郵便局は移転し、跡地は西梅田スクエアという期間限定のイベント広場になっており、隣接地とあわせ超高層ビル化される予定である。
- 西梅田スクエア(大阪中央郵便局跡地のイベント広場)
- ハービスOSAKA(梅田阪神第1ビルディング)
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- カルチュア・コンビニエンス・クラブ大阪本社
- TBS関西支社
- 阪急交通社本社
- グンゼ本社
- ハービスENT(梅田阪神第2ビルディング)
- ヒルトンプラザ大阪(ヒルトンプラザウエスト)
- オフィスタワー
- LVMHジャパン大阪支店
- オフィスタワー
- 毎日新聞ビル
- 毎日インテシオ
- 大和ハウス大阪ビル
- 大和ハウス工業本社
- 大阪モード学園
- 梅田ダイビル
- 明治安田生命大阪梅田ビル
- 椿本興業本社
- 大阪中央病院
- ハートンホテル西梅田
- ホテルモントレ大阪
- ブリーゼタワー
- パシフィックマークス西梅田(旧スノークリスタルビル)
阪急梅田・北梅田地区
|
芝田一丁目・角田町・茶屋町・鶴野町・中崎西二丁目など
阪急電鉄最大のターミナルである阪急梅田駅を中心に東と北へ広がる地域。阪急グループの建物が多いため、俗に阪急村と呼ばれる。南側は阪急百貨店うめだ本店(地上187m41階建)、その東側には阪急メンズ大阪とTOHOシネマズ梅田が入居するHEP NAVIOとファッションビルHEP FIVE、高層ビルの阪急グランドビルなどの阪急グループが経営する施設が立ち並ぶ。阪急梅田駅高架下にはショッピング街の阪急三番街、阪急三番街の北には古書店が軒を連ねる阪急古書のまち、飲食店や居酒屋が軒を連ねる阪急かっぱ横丁などがある。
阪急梅田駅の西側の芝田一丁目には大阪新阪急ホテル、その北側の北野阪急ビルには飲食店やフィットネスクラブが入居するDD HOUSEと新阪急ホテルアネックスがある。芝田一丁目の北詰には阪急電鉄の本社がある。新御堂筋を東に超えた鶴野町・中崎西二丁目にも梅田と冠した高層ビルが立ち並び、梅田センタービルなど梅田と名の付くビルはさらに外延部にも広がっている。
阪急梅田駅すぐの北東側に位置する茶屋町は1990年代に入ってから急速に発展した地域。茶屋町が脚光を浴び始めたのは毎日放送が移転し、梅田ロフトができた頃からだといわれている。詳しくは茶屋町を参照。茶屋町には、池田泉州ホールディングスの本社が所在し、その傘下行として2010年5月に発足した池田泉州銀行の本店所在地となっている(営業窓口としては、同地にあった旧池田銀行・大阪梅田営業部を継承し、営業店名も大阪梅田営業部のままとなっている)。
- 阪急梅田駅
- 梅田阪急ビル
- 阪急百貨店うめだ本店
- オフィスタワー
- 阪急ターミナルビル
- 阪急グランドビル
- 大阪新阪急ホテル
- 北野阪急ビル
- HEP NAVIO(旧・NAVIO阪急)
- HEP FIVE(旧・阪急ファイブ)
- EST(エスト)(主にJR高架下)
- 新梅田食道街(JR高架下)
- 梅田センタービル
- ABC-MART梅田ビル(←AIG梅田ビルから改称)
- ヤンマーフライング Y ビルディング(ヤンマー本社ビル)
- NU茶屋町
- NU茶屋町プラス
- MBSメディアホールディングス・毎日放送 (MBS) 本社
- 梅田ロフト
- ちゃやまちアプローズ
- 梅田芸術劇場(←梅田コマ劇場←劇場飛天から改称)
- ホテル阪急インターナショナル
- 阪急阪神ホールディングス・阪急電鉄本社
- チャスカ茶屋町
- ピアスタワー
- 池田泉州銀行本店
大阪駅北地区
|
大深町・芝田二丁目
JR大阪駅北側の地域。芝田二丁目には済生会中津病院、JR西日本本社などがある。広大なJR梅田貨物駅(梅田北ヤード)は現在再開発中で、この地区には「うめきた」の愛称が付けられた。特に大深町は再開発が進むにつれ公示地価が上昇しており、現在では大深町4丁目が西日本で最も地価が高い地点となるなど、これから最も発展の期待ができる地区である[1]。
JR梅田貨物駅跡地(大深町)は2001年、大阪鉄道管理局→JR西日本本社の跡地にヨドバシ梅田が開業してから注目され始めた。現在は広大な貨物駅跡の敷地のほとんどで再開発が進んでいる。先行開発地区には複合施設・グランフロント大阪が2013年に街開きし、中核をなす「ナレッジキャピタル」にはパナソニックや大阪大学など多数の企業や大学、団体が入居しており、170 - 180m級の超高層ビルが4棟立ち並ぶ。大阪駅前に設けられた広大な駅前広場の「うめきた広場」と、大きなシンボル軸、賑わい軸が建設され、結ばれている。また、このエリアには地下鉄四つ橋線が新大阪駅まで延伸して新駅を設ける計画もある。さらに、この新駅を通る梅田貨物線地下線となにわ筋線も計画されている。この先行開発地区の街開き後、残りの17ha余りの地区は2025年の完成を目途に再開発される予定である。
一方でヨドバシカメラも再開発の動きを見せている。2016年8月に同社はヨドバシ梅田の北側の用地に高さ約150m、延べ床面積約10万5200㎡の超高層ビルを建設することを発表した。2017年夏にも着工し、2019年冬頃にも開業する見込みである[2][3]。このうち低層部には既存のヨドバシ梅田と同規模の店舗が入居だけではなく、新たに壁面の緑化や観光バスの発着スペースが整備される。高層部には客室数1000室のホテルがテナントとして入居し、外国人観光客の一大交流拠点を目指す。また、大阪駅周辺の回遊性を高めるために隣接する大阪ステーションシティ、グランフロント大阪、阪急梅田駅、芝田二丁目の4方向にペデストリアンデッキが整備される予定である。
- グランフロント大阪
- 南館(タワーA)
- 北館(タワーB、C)
- ナレッジ・キャピタル
- AIGジャパン・ホールディングス大阪本社(タワーB)
- アストラゼネカ日本法人本社
- 富士電機関西支社
- スクウェア・エニックス大阪事業所
- インターコンチネンタルホテル大阪(タワーC)
- ヨドバシ梅田
- JR西日本本社
- ウインズ梅田(中央競馬 場外馬券売場)
- 済生会中津病院
新梅田シティ
|
新梅田シティは大阪駅から見て北西にあるツインビル(梅田スカイビル)とウェスティンホテル大阪を中心とする地域。JR環状線福島駅・阪神本線福島駅の北約800mに位置し、梅田貨物駅(梅田北ヤード)の再開発地区の西に隣接している。積水ハウス、東芝、青木建設、ダイハツディーゼルの所有地だったのを、1986年から、この4社の共同事業(大阪北梅田再開発事業)として再開発事業を着手し、整備された。梅田スカイビルは、ツインビルの上層が連結され、その上を「空中庭園」としている。庭園と言っても植物はなく屋上の展望デッキのことである。超高層ビルの屋上が展望台になっている所は珍しく、風を感じながら展望できる。ここから西梅田の超高層ビル全体を間近に見ることができるほか、生駒山や六甲山、天気がよければ和歌山方面、明石海峡大橋、関西国際空港などが眺められ、観光スポットになっている。かつては近くに朝日放送の大淀社屋(大阪タワー)もあったが、現在は解体され、中之島のほたるまちに移転している。
東梅田地区
|
小松原町・堂山町・曽根崎二丁目・太融寺町・兎我野町
JR大阪駅の東から東南わたる場所に位置し、曽根崎警察署や大阪富国生命ビルなど大小のビルが多く建ち並ぶ地区。また阪急百貨店から東に伸びる阪急東通商店街(小松原町・堂山町)、曽根崎二丁目を南北に伸びる曽根崎お初天神通り商店街を中心とした歓楽街を指す。阪急東通商店街は、居酒屋などの飲食店が多く、パチンコ店やゲームセンター、風俗店なども数多く建ち並ぶ。曽根崎お初天神通り商店街は、露天神社(お初天神)に向かって南に伸びる商店街で、居酒屋や寿司屋、お好み焼き屋などが数多く建ち並ぶ、阪急東通商店街とは少し違う雰囲気をもった商店街である。堂山町は、ラブホテルや風俗関連の店が多い地域であり、西日本最大の同性愛者のコミュニティでもあり、競艇の場外舟券売場であるボートピア梅田がある。太融寺町のプラザ梅田ビルには、ライブハウスやプロレス場、大衆演劇などがある。
- 大阪富国生命ビル
- OSビル
- NAMCO梅田店
- OS楽天地ビル(旧OS劇場)
- TOHOシネマズ梅田 アネックス(シアター9・10)
- ドン・キホーテ梅田本店
- ラウンドワン梅田店
- 曽根崎警察署
- 清和梅田ビル
- 梅田OSビル
- 阪急東通商店街
- 曽根崎お初天神通り商店街
- 露天神社(お初天神)
- プラザ梅田ビル(旧梅田ピカデリー)
- ボートピア梅田(場外舟券売場)
北新地
|
曽根崎新地一丁目・堂島一丁目
北新地は曽根崎通より南の地域で、中之島沿いのビジネス街に隣接しているため梅田には含めないこともある。バブル期には高級クラブなどが軒を連ね、上級の歓楽街として位置付けられていたが、近年は庶民的な居酒屋や飲食店なども増え、性風俗店や客引きも無いことから、安心して飲みに行ける街としてバブル期とは違った人気がある。曽根崎通の地下には北新地駅(JR東西線)がある。
地下街
梅田の地下街は1942年(昭和17年)に完成した「大阪駅前地下道」(約5700m2)を嚆矢とする[4]。2017年現在、北は茶屋町、南は堂島、東は堂山町、西はオオサカガーデンシティまで広がっている。構成する道路下の主な地下街はホワイティうめだ、ディアモール大阪、堂島地下センター。これに加えて、阪急三番街、阪急百貨店、阪神百貨店、JR大阪駅、大阪駅前ビル、大阪富国生命ビル、新阪急ビル、ハービスOSAKAなどのビルの地下階が地下街とほぼ一体化した巨大な繁華街を構成している。これらは地上にスペースを確保できないことから地下にスペースを求めたことで無計画に拡張・連結されたため、おのおのの連絡や統一性などが非常に悪く[5]、インターネット上では「迷宮」や「梅田ダンジョン」と称される[6]。2016年現在、2022年末までの予定で、阪神電気鉄道梅田駅(地下2階)と阪神百貨店梅田店の地下1階売り場を北側に拡張し、阪神百貨店売り場に隣接する東西地下道(都市計画道路大阪駅前1号線)を移設・拡幅する工事が行われている[7][8]。
-
ホワイティうめだ
-
ディアモール大阪
-
堂島地下センター
大学キャンパス
この節の加筆が望まれています。 |
西日本最大の拠点として学生や教職員がアクセスしやすく、ビジネス街に近い立地なので共同研究や就職支援の利便性から、2010年代よりサテライトキャンパスが増加している。
梅田地区内の交通
この節の加筆が望まれています。 |
鉄道
以上、梅田地区の全7駅を単純に合計すると26面32線、1日あたりの乗車数は約120万人となっている。
バス
道路・高速道路
脚注
注釈
出典
- ^ “平成28年地価公示ランキング”. あなたの街の地価ランキング・地価マップ. 木浦税務不動産鑑定事務所. 2016年9月20日閲覧。
- ^ “ヨドバシカメラ、JR大阪駅前に複合型高層タワー”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞社). (2016年8月31日) 2016年9月10日閲覧。
- ^ “梅田に高さ150m「ヨドバシタワー」建設へ”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2016年8月31日). オリジナルの2016年8月31日時点におけるアーカイブ。 2016年9月10日閲覧。
- ^ 大阪・梅田地下街:初の全体像 高低差7m、CGで再現、毎日新聞、2014年8月19日 15:00(最終更新 8月19日 16:33)。インターネットアーカイブのキャッシュ)
- ^ “大阪・梅田の地下街 迷わず歩ける?”. 朝日新聞デジタル (2012年2月19日). 2012年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月10日閲覧。
- ^ “【関西の議論】訪日客が「迷宮」と呼ぶ梅田地下街 攻略のゲームアプリ登場か…本日も〝遭難者〟が続出”. 産経WEST. 産経新聞 (2015年12月21日). 2017年1月7日閲覧。
- ^ http://building-pc.cocolog-nifty.com/map/2015/02/post-28b0.html
- ^ http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/cmsfiles/contents/0000317/317457/keikaku.pdf
関連項目
外部リンク
- UMEDA CONNECT - 梅田地区エリアマネジメント実践連絡会(JR西日本・阪急電鉄・阪神電鉄)
- オオサカガーデンシティ
- 北梅田プロジェクト 大阪駅北地区まちづくり推進機構 - ウェイバックマシン(2012年7月9日アーカイブ分)