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『'''本格科学冒険漫画 20世紀少年'''』(ほんかくかがくぼうけんまんが 20せいきしょうねん)は、[[浦沢直樹]]による[[日本]]の[[漫画]]。
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『'''本格科学冒険漫画 20世紀少年'''』(ほんかくかがくぼうけんまんが 20せいきしょうねん)は、[[浦沢直樹]]による[[日本]]の[[漫画]]作品


[[1999年]]から[[2006年]]まで『[[ビッグコミックスピリッツ]]』([[小学館]])にて連載された。完結編である『'''本格科学冒険漫画 21世紀少年'''』(21せいきしょうねん)は、[[2007年]]1月から7月まで連載された。[[単行本]]は『20世紀少年』が全22巻、『21世紀少年』は上・下巻の2巻が刊行されている。作品名は、[[T・レックス]]の楽曲「'''[[20センチュリー・ボーイ]]'''」に因んだものである<ref>雑誌『AERA臨時増刊号 AERA in FOLK 〜あれはロックな春だった!』2006年3月18日発売(朝日新聞社)</ref>。
[[1999年]]から[[2006年]]まで『[[ビッグコミックスピリッツ]]』([[小学館]])にて連載された。完結編である『'''本格科学冒険漫画 21世紀少年'''』(21せいきしょうねん)は、[[2007年]]1月から7月まで連載された。[[単行本]]は『20世紀少年』が全22巻、『21世紀少年』は上・下巻の2巻が刊行されている。作品名は、[[T・レックス]]の楽曲「'''[[20センチュリー・ボーイ]]'''」に因んだものである<ref>雑誌『AERA臨時増刊号 AERA in FOLK 〜あれはロックな春だった!』2006年3月18日発売(朝日新聞社)</ref>。


第48回[[小学館漫画賞]]青年一般部門をはじめ、第25回[[講談社漫画賞]]一般部門、第6回[[文化庁メディア芸術祭]]優秀賞、第37回[[日本漫画家協会賞]]大賞、第39回[[星雲賞]]コミック部門、フランスジャパンエキスポアワードグランプリ受賞、海外でも[[2003年]]にヨーロッパ最大の漫画賞と言われる[[アングレーム国際漫画祭]]の最優秀長編賞を受賞する。その他も多数の賞を受賞している。2010年12月時点で累計発行部数は2800万部を記録<ref>[http://eiga.com/news/20101203/16/ 「20世紀少年」全3部作、スカパー!で無料“イッキ見”]([http://megalodon.jp/2010-1215-0150-56/eiga.com/news/20101203/16/ ウェブ魚拓])</ref>。
第48回[[小学館漫画賞]]青年一般部門をはじめ、第25回[[講談社漫画賞]]一般部門、第6回[[文化庁メディア芸術祭]]優秀賞、第37回[[日本漫画家協会賞]]大賞、第39回[[星雲賞]]コミック部門、フランスジャパンエキスポアワードグランプリ受賞、海外でも[[2004年]]にフランスの漫画賞[[アングレーム国際漫画祭]]の最優秀長編賞を受賞し<ref>{{Kotobank|アングレーム国際漫画祭}}</ref>、[[2011年]]は米国アイズナー賞アジア部門最優秀作品賞を受賞し<ref>{{Cite web|和書|url=https://animeanime.jp/article/2011/07/24/8386.html |title=「20世紀少年」米国アイズナー賞 アジア門最優秀品賞受賞 |access-date=23 Apr 2023 |publisher=アニメ!アニメ! |date=24 Jul 2011}}</ref>。単行本の累計発行部数は3600万部を突破している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.japanmade.com/cool-japan/manga/suspense-mystery/|title=サスペンス・ミステリー|work=JapanMade.com|accessdate=2022-01-18}}</ref>。


2008年から2009年にかけては、これら2作を原とした[[日本映画]]『'''[[20世紀少年 (映画)|本格科学冒険映画 20世紀少年]]'''』が3部作として公開された。
2008年から2009年にかけては、これら2作品の[[実写]]映画化品である[[日本映画]]『'''[[20世紀少年 (映画)|本格科学冒険映画 20世紀少年]]'''』が3部作として公開された。


== あらすじ ==
== あらすじ ==
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1997年、主人公のケンヂは、突然失踪した姉の娘のカンナを養い、[[コンビニ]]を営む平凡な日々を送っていたが、お得意先の一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その薄れかけていた記憶を次第に呼び覚まされていく。そして世界各地の異変が、幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。一連のできごとの陰に見え隠れする謎の人物“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。
1997年、主人公のケンヂは、突然失踪した姉の娘のカンナを養い、[[コンビニ]]を営む平凡な日々を送っていたが、お得意先の一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その薄れかけていた記憶を次第に呼び覚まされていく。そして世界各地の異変が、幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。一連のできごとの陰に見え隠れする謎の人物“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。

物語は、“ともだち”による20世紀末にかけての暗躍と、それに立ち向かう大人になったケンヂ達幼なじみを中心とした'''第1部'''、ケンヂが行方不明となり、“ともだち”が世界の救世主として称えられるようになった2015年の世界で密かに反逆を試みるカンナを主人公とした'''第2部'''、人類が滅亡し“ともだち”が独裁政治を行う世界に突如現れたケンヂを描く'''第3部'''、“ともだち”亡き後に残された最後の陰謀に立ち向かい、幼少時との決着を付けるべく奔走するかつての仲間たちを描く'''最終部'''の4つに大きく分かれる。


== 登場人物 ==
== 登場人物 ==
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{{リンクのみの節|a=20世紀少年の登場人物}}
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; ケンヂ / 遠藤 健児(えんどう けんじ)
; ケンヂ / 遠藤 健児(えんどう けんじ)
: この作品の主人公。ロック歌手になるというかつての夢をあきらめ、現在は年老いた母親と、失踪した姉の娘・カンナの世話をしながらコンビニを営んでいる。ドンキーの死をきっかけに“ともだち”の存在を知り、その陰謀を崩すために立ち上がる。
: 主人公。ロックミュージシャンというかつての夢をあきらめ、現在は年老いた母親と、失踪した姉の娘・カンナの世話をしながらコンビニを営んでいる。ドンキーの死をきっかけに“ともだち”の存在を知り、その陰謀を崩すために立ち上がる。
; カンナ / 遠藤 カンナ(えんどう カンナ)
; カンナ / 遠藤 カンナ(えんどう カンナ)
: この作品のもう一人の主人公。ケンヂの姪。超能力のような力を持っている。ケンヂの死後、彼の思想を受け継いで“ともだち”との戦いに挑む。
: もう一人の主人公。ケンヂの姪。超能力のような力とカリスマ性を持。ケンヂの死後、彼の意志を受け継いで“ともだち”との戦いに挑む。
; オッチョ / 落合 長治(おちあい ちょうじ)
; オッチョ / 落合 長治(おちあい ちょうじ)
: ケンヂの同級生。幼少の頃より優等生で、一流企業に勤めていたが、現在はバンコクにて「ショーグン」の名で裏社会の汚れ仕事をしている。
: ケンヂの同級生。幼少の頃より優等生で、一流企業に勤めていたが、現在はバンコクにて「ショーグン」の名で裏社会の汚れ仕事をしている。
; ユキジ / 瀬戸口 ユキジ(せとぐち ゆきじ)
; ユキジ / 瀬戸口 ユキジ(せとぐち ゆきじ)
: ケンヂの同級生。幼い頃は柔道を習っていた。現在は税関職員として働いている。
: ケンヂの同級生。幼い頃は柔道を習っていた。現在は税関職員として働いている。
; ヨシツネ / 皆本(みなもと)
; ヨシツネ / 皆本(みなもと つよし
: ケンヂの同級生。昔はひ弱で、今も冴えない性格の男性。サラリーマンをしている。
: ケンヂの同級生。昔はひ弱で、今も冴えない性格の男性。サラリーマンをしている。
; マルオ / 丸尾(まるお)
; マルオ / 丸尾(まるお)
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: ケンヂの同級生。カエルに似た容姿を持つ。現在は家業の蕎麦屋を継いでいる。
: ケンヂの同級生。カエルに似た容姿を持つ。現在は家業の蕎麦屋を継いでいる。
; ドンキー / 木戸 三郎(きど さぶろう)
; ドンキー / 木戸 三郎(きど さぶろう)
: ケンヂの同級生。貧乏な家庭に生まれたが、後に工業高校の教師になる。作中始めで死亡し、それが物語の引き金となる。
: ケンヂの同級生。貧乏な家庭に生まれたが、後に工業高校の教師になる。作中序盤で死亡し、それが物語の引き金となる。
; フクベエ
; フクベエ / 服部(はっとり)
: ケンヂの同級生。自身不倫が原因妻が“ともだち”に心酔し、連れ去られるように出て行れてしまった。写真撮影趣味
: ケンヂの同級生。秘密基地メンバーはなかったが、“よげんの書”のことを知っている
: 理科室で山根に撃たれ死亡。
; ヤマネ / 山根(やまね)
; ヤマネ / 山根(やまね)
: ケンヂの同級生。オッチョとは学級委員を一緒にやった仲。
: ケンヂの同級生。フクベエの友人。オッチョとは学級委員を一緒にやった仲。現在は大福堂製薬株式会社・細菌研究所の所長
; サダキヨ / 佐田 清志(さだ きよし)
; サダキヨ / 佐田 清志(さだ きよし)
: 小学5年の1学期の間だけ、ケンヂと同級生だったいじめられっ子。現在は英語教師をしている。
: 小学5年の1学期の間だけ、ケンヂと同級生だったいじめられっ子。現在は英語教師をしている。
; カツマタ
: ケンヂ達の会話に登場する同級生。理科の実験大好きなカツマタ君」と呼ばれておりたという噂が流れてい
; キリコ / 遠藤 貴理子(えんどう きりこ)
; キリコ / 遠藤 貴理子(えんどう きりこ)
: ケンヂの姉。微生物学者ったが、娘のカンナを弟と母に託し姿をくらます。
: ケンヂの姉。医師であり細菌学者であったが、娘のカンナを弟と母に託し姿をくらます。
; ともだち
: この作品の黒幕。カリスマ性で多くの信者を率いて世界の滅亡を企てる。「友民党」という政党を作って政治にも介入していく。その正体はケンヂの同級生の誰かである。
; 万丈目 胤舟(まんじょうめ いんしゅう)
; 万丈目 胤舟(まんじょうめ いんしゅう)
: “ともだち”の側近を務める男性。友民党の党首でもある。
: “ともだち”の側近を務める男性。友民党の党首でもある。
; ともだち
; カツマタ
: 作品の黒幕。カリスマ性で多くの信者を率いて世界の滅亡を企てる謎の人物。「友民党」という政党を作って政治にも介入していく。その正体はケンヂの同級生の誰かである。
: ケンヂ達の会話に登場する同級生。理科の実験大好き、亡くなったと思われてい
: フクベエが死んでから,フクベエになりすまし"ともだち"になっていた。そして万丈目によって銃殺される。


== 用語 ==
== 用語 ==
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: 世界を二度にわたって滅亡の危機に追い込んだ殺人[[ウイルス]]。“血の[[大晦日|大みそか]]”以前のものは[[潜伏期間]]が無いに等しく、発症後はすぐさま体中至る所から激しく出血、感染者を即座に失血死させる。2015年に使われたものは[[風邪]]によく似た症状や発疹といった初期症状がまず現れ、その後数日の間に前述のような大量出血を引き起こす。これらにより世界人口の半数以上の人々が感染し死亡する事となり、人類が存亡の危機に立たされる事となった。
: 世界を二度にわたって滅亡の危機に追い込んだ殺人[[ウイルス]]。“血の[[大晦日|大みそか]]”以前のものは[[潜伏期間]]が無いに等しく、発症後はすぐさま体中至る所から激しく出血、感染者を即座に失血死させる。2015年に使われたものは[[風邪]]によく似た症状や発疹といった初期症状がまず現れ、その後数日の間に前述のような大量出血を引き起こす。これらにより世界人口の半数以上の人々が感染し死亡する事となり、人類が存亡の危機に立たされる事となった。
; 巨大ロボット
; 巨大ロボット
: 敷島教授が開発した巨大な[[二足歩行ロボット]]。“ともだち”によって使われ“血の大みそか”で東京を蹂躙した1台目と、ヤン坊・マー坊の提案で敷島博士が再制作した2台目の二種類がある。双方共に巨大な球体に足がついたような形状をしており、前面には二つのライトが目のように配置されている。主にリモコンで操作されている他、内部にも操縦席がある。
: 敷島教授が開発した巨大な[[二足歩行ロボット]]。“ともだち”によって使われ“血の大みそか”で東京を蹂躙した1台目と、ヤン坊・マー坊の提案で敷島教授が再制作した2台目の二種類がある。双方共に巨大な球体に足がついたような形状をしており、前面には二つのライトが目のように配置されている。主にリモコンで操作されている他、内部にも操縦席がある。
:;1台目
: 1台目は敷島教授曰く「ロボットとも呼べないようなもの」であり、内部に空気を詰めて巨大に見せているだけで、駆動機構も「二足歩行」とは名ばかりで、足の裏に付けられた[[履帯]]によって[[ブリキ]]のおもちゃのようにすり足で動くだけの代物であった。だが、原作ではケンヂの操縦によって数歩だけだが二足歩行を行っている。また、下部にはウイルスの噴霧装置を備えており、これで一般人や出動した[[特殊急襲部隊|SAT]]及び[[陸上自衛隊]]の隊員を出血死させた。
: 1台目は敷島教授曰く「ロボットとも呼べないようなもの」であり、内部に空気を詰めて巨大に見せているだけで、駆動機構も「二足歩行」とは名ばかりで、足の裏に付けられた[[履帯]]によって[[ブリキ]]のおもちゃのようにすり足で動くだけの代物であった。だが、原作ではケンヂの操縦によって数歩だけだが二足歩行を行っている。また、下部にはウイルスの噴霧装置を備えており、これで一般人や出動した[[特殊急襲部隊|SAT]]及び[[陸上自衛隊]]の隊員を出血死させた。
:;2台目
: 2台目は1台目と違って完全な二足歩行を実現しており、胴体も完全な金属製となっている。原作では上部に2基の砲塔を有していたが、原作では“ともだち”から離反し、修理工を営んでいた敷島教授が制作したもので、オッチョたちによって“ともだち”に対抗するために使われるはずだったが、リモコンを奪った“ともだち”に使用されてしまった。
: 2台目は1台目と違って完全な二足歩行を実現しており、胴体も完全な金属製となっているほか、上部に2基の砲塔を有している。
: “ともだち”の依頼を断り、修理工を営んでいた敷島教授が制作したものであり、オッチョ達が“ともだち”に対抗するために使われるはずだったが、リモコンを奪った“ともだち”に用されてしまった。
: なお、元となったケンヂの落書きには「原子りょくきょだいロボット」と書かれており、2台目のロボットは実際に[[原子力]]エネルギーを動力としている。
: なお、元となったケンヂの落書きには「原子りょくきょだいロボット」と書かれており、2台目のロボットは実際に[[原子力]]エネルギーを動力としている。
: [[20世紀少年 (映画)|実写版]]では当初から“ともだち”側の兵器として制作されたほか、内部には中性子爆弾が備えられている。
; 絶交
; 絶交
: “ともだち”側の人間が敵対する者、邪魔者や裏切り者を殺害することを指す
: “ともだち”側の人間が敵対する者、邪魔者や裏切り者を粛清・殺害する意味で使われる
; 首つり坂の事件(原作のみ)
; 首つり坂の事件(原作のみ)
: 1970年、ケンヂたちが首つり坂の屋敷で幽霊を見に行った出来事。首を吊って自殺を遂げた女性の幽霊が出ると噂されていた。バーチャルアトラクションでは1971年の出来事になっており、このことは1970年の嘘と大きく関わっている。
: 1970年、ケンヂたちが首つり坂の屋敷で幽霊を見に行った出来事。首を吊って自殺を遂げた女性の幽霊が出ると噂されていた。バーチャルアトラクションでは1971年の出来事になっており、このことは1970年の嘘と大きく関わっている。
; 友民党(友達民主党)
; 友民党(友達民主党)
: “ともだち”組織たちで構成される政治[[政党]]。[[党首]]は万丈目胤舟。徐々に市民の支持を得、[[連立内閣]]に組み入り、結果“ともだち”は政治的権力をも持つことになった。
: “ともだち”組織によって構成され[[政党]]。[[党首]]は万丈目胤舟。徐々に市民の支持を得た結果2000年には[[連立内閣]]に組み入り、“ともだち”は政治的権力をも持つことになった。
; 地球防衛軍
; 地球防衛軍
: ウイルスをばらまいた[[宇宙人]]の侵略から地球を守るために作られた部隊。英語表記はTDF(TERRESTRIAL DEFENCE FORCE)<ref>「[http://spi-net.jp/extra/20cent_tshirts/20-T.html#top 20世紀少年世界(ワールド)Tシャツ応募者全員サービス]」より。</ref>。[[特撮]]のような制服とヘルメットを身につけており、レーザー銃(但し玩具のように極端に出来が悪く、まともに武器とも言えない武器)で武装している。一応拳銃などの現実的な武器も所持している他、ヘリコプターや[[74式戦車]]なども保有している。本部は東京にあるガラクタの様な巨大なタワー。
: ウイルスをばらまいた[[宇宙人]]の侵略から地球を守るために作られた部隊。英語表記はTDF(TERRESTRIAL DEFENCE FORCE)<ref>「[http://spi-net.jp/extra/20cent_tshirts/20-T.html#top 20世紀少年世界(ワールド)Tシャツ応募者全員サービス]」より。</ref>。[[特撮]]のような制服とヘルメットを身につけており、レーザー銃(但し玩具のように極端に出来が悪く、まともに武器とも言えない武器)で武装している。一応拳銃などの現実的な武器も所持している他、ヘリコプターや[[74式戦車]]なども保有している。本部は東京にあるガラクタの様な巨大なタワー。
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: “ともだち”の[[親衛隊]]。任務内容は地球防衛軍とほぼ共通しているが、制服は地球防衛軍とは異なり、通常の軍隊のような物となっている。指揮権は当初万丈目が持っていたが、彼の死後は新幹事長となった高須が掌握する。
: “ともだち”の[[親衛隊]]。任務内容は地球防衛軍とほぼ共通しているが、制服は地球防衛軍とは異なり、通常の軍隊のような物となっている。指揮権は当初万丈目が持っていたが、彼の死後は新幹事長となった高須が掌握する。
; ともだちランド
; ともだちランド
: 一見[[遊園地]]、またはアミューズメント施設だが、実は“ともだち”による洗脳施設。“ともだち”に関わる事柄について調べている青少年が主にその対象となるため、“ともだち”に対する強い信仰を持った人物か、逆に“ともだち”に対する不信感を持った人物が主なターゲットとなっている。さまざまなアトラクションがあり、その中の一つにケンヂや“ともだち”の子供時代を再現した[[サイバースペース|仮想空間]]もある。ここで成績が悪かったり、従順化せず研修を終えた者は、再教育のため'''ともだちワールド'''という場所へ送られる。
: 社会のみ出し者を更生する為に“ともだち”が設立した同名の組織が運営す、[[遊園地]]のような洗脳施設。“ともだち”に関わる事柄について調べている青少年が主にその対象となるため、“ともだち”に対する強い信仰を持った人物か、逆に“ともだち”に対する不信感を持った人物が主なターゲットとなっている。さまざまなアトラクションがあり、その中の一つにケンヂや“ともだち”の子供時代を再現した[[仮想空間|ヴァーチャルアトラクション]]もある。ここで成績が悪かったり、従順化せず研修を終えた者は、再教育のため'''ともだちワールド'''という場所へ送られる。
; ドリームナビゲーター
; ドリームナビゲーター
: ともだちランドのスタッフ。“ともだち”に従順な信者によって構成され、マニュアルに機械のように従う人間がそろえられている。またドリームクリーナーと呼ばれる清掃員などもいる。
: ともだちランドのスタッフ。“ともだち”に従順な信者によって構成され、マニュアルに機械のように従う人間がそろえられている。またドリームクリーナーと呼ばれる清掃員などもいる。
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; エロイムエッサイムズ
; エロイムエッサイムズ
: 小泉響子が[[追っかけ]]をしていたバンド。メンバーはルシフェル斉藤、メデューサ井上、ダミアン吉田(脱退<!--したが再加入-->)、穣二・A・ロメロ(新加入<!--したがダミアンと入れ替えに解雇-->)・不明の4人で成り立つ。ダミアンは西日暮里の交差点で「悪魔くん」ことケンヂに出会い、彼の作った曲と破天荒なギター技術を教わった。
: 小泉響子が[[追っかけ]]をしていたバンド。メンバーはルシフェル斉藤、メデューサ井上、ダミアン吉田(脱退<!--したが再加入-->)、穣二・A・ロメロ(新加入<!--したがダミアンと入れ替えに解雇-->)・不明の4人で成り立つ。ダミアンは西日暮里の交差点で「悪魔くん」ことケンヂに出会い、彼の作った曲と破天荒なギター技術を教わった。
; 2000年血の大みそか
; 血の大みそか
: 世界各地で突如ウイルスが撒き散らされた事件。[[2000年]][[12月31日]]に起きた事件であるためこのように名付けられた。この事件の[[自作自演]]によって、“ともだち”と彼の率いる友民党は、世界の救世主たる地位を確立する。また首謀者は[[テロリスト]]として[[指名手配]]されていたケンヂ一派とされ、後の教科書にも[[正史]]として記録された。
: 世界各地で突如ウイルスが撒き散らされた事件。[[2000年]][[12月31日]]に起きた事件であるためこのように名付けられた。この事件の[[自作自演]]によって、“ともだち”と彼の率いる友民党は、世界の救世主たる地位を確立する。また首謀者は[[テロリスト]]として[[指名手配]]されていたケンヂ一派とされ、後の教科書にも[[正史]]として記録された。
; [[超能力]]
; [[超能力]]
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: ソビエト連邦の崩壊(1991年)以後自由主義資本が流入するロシアで、アレクサンドル・ナボコフなる人物が考案したとされるトランプカードを使用した架空のカードゲーム(及びそのゲームでの最高役名)。大勝ちと大負けが発生する両極端なギャンブル性と、イカサマのしやすさから、通常のカジノでは行われなくなっており、主にマフィアが仕切る闇カジノで行われている。役名や用語は「ハラショー」「ピロシキ」「ペレストロイカ」などロシア語が多い。
: ソビエト連邦の崩壊(1991年)以後自由主義資本が流入するロシアで、アレクサンドル・ナボコフなる人物が考案したとされるトランプカードを使用した架空のカードゲーム(及びそのゲームでの最高役名)。大勝ちと大負けが発生する両極端なギャンブル性と、イカサマのしやすさから、通常のカジノでは行われなくなっており、主にマフィアが仕切る闇カジノで行われている。役名や用語は「ハラショー」「ピロシキ」「ペレストロイカ」などロシア語が多い。
; 友路
; 友路
: ともだち暦3年(西暦2017年)の時点で日本で使われている通貨。読み方は“ゆうろ”。
: ともだち暦3年(西暦2018年)の時点で日本で使われている通貨。読み方は“ゆうろ”。
; 喜楽庵(原作のみ)
; 喜楽庵(原作のみ)
: 氷の女王のアジト。蕎麦屋である。右側の真ん中の席に座り、あるもの(ひえひえ)を頼むと氷の女王の仲間になれる。蕎麦をうつ店員・中川は、実は“ともだち”のスパイであったため、解雇された。
: 氷の女王のアジト。蕎麦屋である。右側の真ん中の席に座り、あるもの(ひえひえ)を頼むと氷の女王の仲間になれる。実は蕎麦を茹でる店員・中川は、“ともだち”のスパイであったため、解雇された。
;ジジババ
;ジジババ
:子供時代のケンジ達がよく行っていた駄菓子屋の通称。あるいはその店の店長である老婆のあだ名。元々ジジと呼ばれる老人がいたが、すでに故人であるため、ババ一人で経営している。
:子供時代のケンジ達がよく行っていた駄菓子屋の通称。あるいはその店の店長である老婆のあだ名。元々ジジと呼ばれる老人がいたが、すでに故人であるため、ババ一人で経営している。
; 宇宙特捜隊バッ
; 宇宙特捜隊バッ
: ケンヂ達の子供時代、ジジババの店で売られているガムの当たり券の景品であったバッジ。当時の子供達の間ではレアアイテムとして注目されていた。映画版では「地球防衛軍バッジ」という名称に変更されている。作中ではマルオがこれを引き当てていた他、サダキヨ以外の「お面の子供」がこれを胸に着けていた。物語終盤で“ともだち”の核心を掴むための手掛かりである重要なアイテムとなっている。
: ケンヂ達の子供時代、ジジババの店で売られているガムの当たり券の景品であったバッジ。当時の子供達の間ではレアアイテムとして注目されていた。映画版では「地球防衛軍バッジ」という名称に変更されている。作中ではマルオがこれを引き当てていた他、サダキヨ以外の「お面の子供」がこれを胸に着けていた。物語終盤で“ともだち”の核心を掴むための手掛かりである重要なアイテムとなっている。


== よげんの書 ==
== よげんの書 ==
ケンヂ達が小学校の頃に秘密基地のメンバーで考えた「将来やってくるだろう悪の組織の地球征服」の方法を書いたもの。しかし、それとは別に小学校時代の“ともだち”らが『しんよげんの書』を作っていた。
ケンヂ達が小学校の頃に秘密基地のメンバーで考えた「将来やってくるだろう悪の組織の地球征服」の方法を書いたもの。しかし、それとは別に小学校時代の“ともだち”らが『しんよげんの書』を作っていた。
; よげんの書(旧来)
; よげんの書
:*20せいきのおわりに、悪のそしきがせかいせいふくにうごきだしました<ref name=":0">{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2001-06-01 |year=2001 |publisher=小学館 |page=61 |author=浦沢直樹 |volume=5集}}</ref>。
:*[[サンフランシスコ]]で細菌兵器が散布される。(1ページ目)
:*かれらはさいしょに、おそろしいさいきんへいきで[[サンフランシスコ]]と[[ロンドン]]を襲いました<ref name=":0" />。
:*[[ロンドン]]で細菌兵器が散布される。(2ページ目)
:*次にかれらがさいきんをばらまいたのは、1970年、バンパクでゆうめいな大阪です。日本中がきょうふにふるえあがりました。そして悪のそしきの次のねらいは……<ref name=":0" />
:*[[大阪]]で細菌兵器が散布される。(3ページ目)
:*[[東京国際空港|羽田空港]]でした!!東京は、にげ場のないきょうふをあじわうこととなりました<ref name=":1">{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2001-06-01 |year=2001 |publisher=小学館 |page=62 |author=浦沢直樹 |volume=5集}}</ref>。
:*[[東京国際空港|羽田空港]]が爆破される。(4ページ目)
:*しかしほんとうのきょうふはこれからなのです!!世界めつぼうののろしがあがり……<ref name=":1" />
:*のろしが上がる([[国会議事堂]]が爆破される)。(5ページ目)
:*[[2000年]][[12月31日]]!!ズーンズーンとおそろしい地なりとともに、ついにそのきょだいなかげは、東京にすがたをあらわしました。原子りょくきょだいロボット!!さいきんをばらまきながらはかいのかぎりをつくす!!はたして21せいきはくるのでしょうか!!東京の…いや、世界のうんめいやいかに!!<ref>{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2001-06-01 |year=2001 |publisher=小学館 |page=63 |author=浦沢直樹 |volume=5集}}</ref>
:*[[2000年]][[12月31日]]、[[東京]]に巨大ロボットが襲来。世界各地で細菌兵器が散布される。(6ページ目)
:*そこに……9人の戦士がたちあがったのです!!地球の平和のため、かれらはどうたたかうのでしょうか!!<ref>{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2001-06-01 |year=2001 |publisher=小学館 |page=64 |volume=5集 |author=浦沢直樹}}</ref>
:*9人の戦士(書かれた時点ではケンヂ、オッチョ、ユキジ、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、ケロヨン、コンチ、ドンキーのはずであった)が立ち上がる。(7ページ目)
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
; しんよげんの書(新来
; しんよげんの書(原作版
:*2014ねん、しんじゅくのきょうかいでしゅうかいがひらかれ、そしてまたあくむのようなせかいがはじまるだろう<ref name=":2">{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2002-08-01 |year=2002 |publisher=小学館 |page=121 |author=浦沢直樹 |volume=9集}}</ref>。
:*新宿の教会で救世主(ホクロの警官)が暗殺される。(1ページ目)
:*しゅうかいで、きゅうせいしゅはせいぎのためたちあがるが、あんさつされてしまうだろう<ref name=":2" />。
:*万博が開かれる。(2ページ目)
:*ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ。そして、せかいだいとうりょうがたんじょうするだろう<ref>{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2002-08-01 |year=2002 |publisher=小学館 |page=122 |author=浦沢直樹 |volume=9集}}</ref>。
:*リリリンと電話が鳴り、人類滅亡の準備が整う。(3ページ目)
:*せいぼがこうりんするとき、てんごくかじごくのどちらかをたずさえてくるだろう<ref>{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2002-08-01 |year=2002|publisher=小学館 |page=206 |author=浦沢直樹 |volume=9集}}</ref>。
:*スーツケースを持ったセールスマンが世界中でウイルスを散布し始める。(4ページ目)
:*りりりんとでんわがなって、すべてのじゅんびがととのうだろう<ref>{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2004-02-01 |year=2004 |publisher=小学館 |page=219 |volume=15集 |author=浦沢直樹}}</ref>。
:*聖母(キリコ)が天国か地獄をたずさえて降臨する。(5ページ目)(原作のみ)
:*せかいだいとうりょうは かせいいじゅうけいかくを はっぴょうしました<ref>{{Cite book|和書 |title=20世紀少年 |date=2006-04-01 |year=2006 |publisher=小学館 |page=119 |author=浦沢直樹 |volume=21集}}</ref>。
:*[[2015年]]で西暦が終わる。(6ページ目)
:*反陽子ばくだんで世界はほろびるだろう<ref>{{Cite book|和書 |title=21世紀少年 |date=2007-06-04 |year=2007 |publisher=小学館 |page=75 |author=浦沢直樹 |volume=上巻}}</ref>。
:*世界大統領が誕生する(7ページ目)

:*世界大統領が[[火星]]移住計画を発表する。(8ページ目)(原作のみ)
; しんよげんの書(映画版)
:*ともだち暦3年(西暦2017年)の8月20日、宇宙人が地球を襲い、世界が滅びる。(映画9ページ目)
:*2015ねん、しんじゅくのきょうかいできゅうせいしゅはせいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまうだろう。
:
:*ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ。
; しんよげんの書 最後のページ
:*りりりんとでんわがなって、すべてのじゅんびがととのうだろう。
:*巨大ロボットに秘密基地が踏み潰されたとき隠された[[反陽子]][[爆弾]]のスイッチが押され世界が滅びる(原作9ページ目)。
:*あくまのせーるすまんがせかいをほろぼす。
:*そして人類はほとんど死に、世界大統領は仲のいい友と楽しく(映画10ページ目)
:*ともだちれき3ねんの8月20日。うちゅうじんがちきゅうをおそい、世界はほろびるだろう。
:*そしてじんるいはほとんど死に、せかいだいとうりょうは仲のいい友だちと楽しくしました


== 時系列 ==
== 時系列 ==
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<div class="NavContent" style="text-align: left;">
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{|class="wikitable" style="font-size:small;"
{|class="wikitable" style="font-size:small;"
!colspan="2"|[[1950年代]]&[[1960年代]]
!colspan="2"|1950年代&1960年代
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|style="width:9em"|[[1959年]]([[昭和]]34年)<br />(ケンヂ誕生)||
|style="width:9em"|1959年(ケンヂ誕生)||
*ケンヂの父、[[アズキ]][[先物取引|相場]]に手を出して無一文になる。
*ケンヂの父、[[アズキ]][[先物取引|相場]]に手を出して無一文になる。
*[[8月20日]](木曜日)、ケンヂ産まれる。
*キリコ、ケンヂの母親代わりになと息巻く
**キリコ、ケンヂの母親代わりになと息巻く
*8月20日(木曜日)、ケンヂ産まれる。
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|[[1967年]](昭和42年)<br />(ケンヂ小学2年生)||
|1967年(ケンヂ小学2年生)||
*ケンヂ、喫茶「さんふらんしすこ」、スナック「ロンドン」の存在を知る([[サンフランシスコ]]と[[ロンドン]]が「よげん」の舞台となるきっかけ)。
*ケンヂ、喫茶「さんふらんしすこ」、スナック「ロンドン」の存在を知る([[サンフランシスコ]]と[[ロンドン]]が「よげん」の舞台となるきっかけ)。
*ケンヂとキリコ、夏休みに映画『[[怪獣島の決戦 ゴジラの息子]]』を見に行く(但し実際の本作品公開時期は[[12月]])。
*ケンヂとキリコ、夏休みに映画『[[怪獣島の決戦 ゴジラの息子]]』を見に行く(但し実際の本作品公開時期は[[12月]])。
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|[[1968年]](昭和43年)<br />(ケンヂ小学3年生)||
|1968年(ケンヂ小学3年生)||
*ケンヂたち、ケロヨンの蛙帝国と戦うという遊びをする(おもちゃの銀玉鉄砲で撃たれたら死んだ振りをしなければならない・「私は死にました」と10回唱えたら生き返れるというルール)。ケンヂは「正義は死なないのだ」と言い10回唱えずに生き返った。
*ケンヂたち、ケロヨンの蛙帝国と戦うという遊びをする(おもちゃの銀玉鉄砲で撃たれたら死んだ振りをしなければならない・「私は死にました」と10回唱えたら生き返れるというルール)。ケンヂは「正義は死なないのだ」と言い10回唱えずに生き返った。
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|[[1969年]](昭和44年)<br />(ケンヂ小学4年生)||
|1969年(ケンヂ小学4年生)||
*[[7月20日]](日曜日)、ケンヂとドンキー夜中まで[[アポロ11号]]月面着陸の衛星中継を見る。
*7月20日(日曜日)、ケンヂとドンキー夜中まで[[アポロ11号]]月面着陸の衛星中継を見る。
*夏、ケンヂたちが秘密基地を作る。
*夏、ケンヂたちが秘密基地を作る。
*フクベエ、ケンヂたちの秘密基地に侵入し“よげんの書”の発見をする。
*フクベエ、ケンヂたちの秘密基地に侵入し“よげんの書”の発見をする。
173行目: 178行目:
*フクベエ、ケンヂに万博の存在を話す。ケンヂ初めて、万博の存在を知る。
*フクベエ、ケンヂに万博の存在を話す。ケンヂ初めて、万博の存在を知る。
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!colspan="2"|[[1970年代]]
!colspan="2"|1970年代
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|[[1970年]](昭和45年)<br />(ケンヂ小学5年生)||
|1970年(ケンヂ小学5年生)||
*一学期、サダキヨが転校して来る。
*一学期、サダキヨが転校して来る。
*フクベエ、万博に行けなくなり夏休みの間存在を隠す。(1970年の嘘)<!--サダキヨのお面を借りて外に出た為にサダキヨと間違えられ、サダキヨが前にいた小学校の同級生にいじめられ、カツアゲされる。-->
*フクベエ、万博に行けなくなり夏休みの間存在を隠す。(1970年の嘘)<!--サダキヨのお面を借りて外に出た為にサダキヨと間違えられ、サダキヨが前にいた小学校の同級生にいじめられ、カツアゲされる。-->
184行目: 189行目:
*二学期、サダキヨまた別の小学校に転校する。
*二学期、サダキヨまた別の小学校に転校する。
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|[[1971年]](昭和46年)<br />(ケンヂ小学6年生)||
|1971年(ケンヂ小学6年生)||
*フクベエ、理科室でヤマネ、サダキヨと共に、首をくくるも生き返るという奇跡を実験。同じ頃、モンちゃんが水槽のエアーポンプのスイッチを入れ忘れたのに気付いて(実際はスイッチは入っていたので、フクベエたちに誘き寄せられた可能性があるが)、ドンキー達を誘い5名で学校へ向かい、理科室に入ったドンキーがフクベエの奇跡の実験の現場に遭遇した。しかし、フクベエは奇跡を演出するために仕掛けをしており、仕掛けが外れて死にかける(1971年の嘘)。<br />ともだちランドのヴァーチャルアトラクションでは一名が削除されている。“ともだち”が万丈目に実験の失敗を見られたことを隠蔽するために削除したが、影までは消せなかった。
*フクベエ、理科室でヤマネ、サダキヨと共に、首をくくるも生き返るという奇跡を実験。同じ頃、モンちゃんが水槽のエアーポンプのスイッチを入れ忘れたのに気付いて(実際はスイッチは入っていたので、フクベエたちに誘き寄せられた可能性があるが)、ドンキー達を誘い5名で学校へ向かい、理科室に入ったドンキーがフクベエの奇跡の実験の現場に遭遇した。しかし、フクベエは奇跡を演出するために仕掛けをしており、仕掛けが外れて死にかける(1971年の嘘)。<br />ともだちランドのヴァーチャルアトラクションでは一名が削除されている。“ともだち”が万丈目に実験の失敗を見られたことを隠蔽するために削除したが、影までは消せなかった。
*秘密基地にあったものをタイムカプセルに埋める。
*秘密基地にあったものをタイムカプセルに埋める。
*神様が経営するボウリング場が建設され、秘密基地が潰される。
*神様が経営するボウリング場が建設され、秘密基地が潰される。
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|[[1972年]](昭和47年)<br />(ケンヂ中学1年生)||
|1972年(ケンヂ中学1年生)||
*ケンヂ、第四中学に入学。
*ケンヂ、第四中学に入学。
*ケンヂ、4ヶ月分のこづかいを使って4000円のクラシック[[ギター]]を買う。
*ケンヂ、4ヶ月分のこづかいを使って4000円のクラシック[[ギター]]を買う。
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|[[1973年]](昭和48年)<br />(ケンヂ中学2年生)||
|1973年(ケンヂ中学2年生)||
*中1から中2になる間の春休みにケンヂがユキジに[[ポセイドン・アドベンチャー]]を一緒に見にいこうと誘おうとするが、失敗。
*中1から中2になる間の春休みにケンヂがユキジに[[ポセイドン・アドベンチャー (映画)|ポセイドン・アドベンチャー]]を一緒に見にいこうと誘おうとするが、失敗。
*ケンヂ、放送室をジャックして、「20th century boy」のレコードを昼休みに流す。
*ケンヂ、放送室をジャックして、「20th century boy」のレコードを昼休みに流す。
*ケンヂ、オートバイ事故で骨折して入院(?)。
*ケンヂ、オートバイ事故で骨折して入院(?)。
*キリコ大学進学を諦める。受験日にケンヂの入院に付き添い大学進学を諦めているが、ケンヂ堕胎検討時のキリコの母親になる宣言を考慮するとケンヂとの年齢差は4~6歳離れていると思われるので、中学生のオートバイ事故は不自然だがこの時期になる。
*キリコ大学進学を諦める。受験日にケンヂの入院に付き添い大学進学を諦めているが、ケンヂ堕胎検討時のキリコの母親になる宣言を考慮するとケンヂとの年齢差は4~6歳離れていると思われるので、中学生のオートバイ事故は不自然だがこの時期になる。
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|[[1979年]](昭和54年)<br />(ケンヂ大学2年生)||
|1979年(ケンヂ大学2年生)||
*ケンヂの発言により、大学の先輩であるバンドマンのスパイダーが「[[日本武道館|武道館]]を一杯」にすることを志す。
*ケンヂの発言により、大学の先輩であるバンドマンのスパイダーが「[[日本武道館|武道館]]を一杯」にすることを志す。
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!colspan="2"|[[1980年代]]
!colspan="2"|1980年代
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|[[1980年]](昭和55年)<br />(ケンヂ21歳)||
|1980年(ケンヂ21歳)||
*フクベエが万丈目の事務所を訪れ、“ともだち”の活動が始動する。
*フクベエが万丈目の事務所を訪れ、“ともだち”の活動が始動する。
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|[[1982年]](昭和57年)<br />(ケンヂ23歳)||
|1982年(ケンヂ23歳)||
*スパイダーが武道館でコンサートを開き、ファンで満杯にする。
*スパイダーが武道館でコンサートを開き、ファンで満杯にする。
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|[[1988年]](昭和63年)<br />(ケンヂ29歳)||
|1988年(ケンヂ29歳)||
*オッチョ、商社マンとして働いていたとき、息子が交通事故に遭い死去。これを契機にしてタイに逃避行。
*オッチョ、商社マンとして働いていたとき、息子が交通事故に遭い死去。これを契機にしてタイに逃避行。
**オッチョ、偶然遭遇したある僧の元で修行をする。
**オッチョ、偶然遭遇したある僧の元で修行をする。
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|[[1989年]]([[平成]]1年)<br />(ケンヂ30歳)||
|1989年(ケンヂ30歳)||
*オッチョ、インドで仏僧の格好をした姿を競争相手の商社マンに発見される。
*オッチョ、インドで仏僧の格好をした姿を競争相手の商社マンに発見される。
*ケンヂ、関東軍総統と遭遇。
*ケンヂ、関東軍総統と遭遇。
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!colspan="2"|[[1990年代]]
!colspan="2"|1990年代
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|[[1994年]](平成6年)<br />(ケンヂ35歳)||
|1994年(ケンヂ35歳)||
*キリコ、アフリカで医師資格を得る(1991年~1994年)が、具体的な時期とレジデントを含む留学期間の短さ、資金源およびキリコの年齢と学力ならびに資格(高卒)の問題が不詳。
*キリコ、アフリカで医師資格を得る(1991年~1994年)が、具体的な時期とレジデントを含む留学期間の短さ、資金源およびキリコの年齢と学力ならびに資格(高卒)の問題が不詳。
*父、遠藤賢司死去、キリコ酒店を継ぐ。
*父、遠藤賢司死去、キリコ酒店を継ぐ。
226行目: 231行目:
*キリコ失踪。
*キリコ失踪。
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|[[1995年]](平成7年)<br />(ケンヂ36歳)||
|1995年(ケンヂ36歳)||
*キリコが医者として働いていた鳴浜町で、殺人ウイルスの[[ワクチン]]の培養実験を行う。
*キリコが医者として働いていた鳴浜町で、殺人ウイルスの[[ワクチン]]の培養実験を行う。
**その鳴浜町でウイルスの最初の犠牲者が出始める。
**その鳴浜町でウイルスの最初の犠牲者が出始める。
*ルチアーノ、[[ナポリ]]でペリン神父と出会う。初めて聖書を読む。
*ルチアーノ、[[ナポリ]]でペリン神父と出会う。初めて聖書を読む。
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|[[1997年]](平成9年)<br />(ケンヂ38歳)||
|1997年(ケンヂ38歳)||
*キリコ、カンナをケンヂに預け、再び失踪。
*キリコ、カンナをケンヂに預け、再び失踪。
*ケンヂ、酒屋を潰し、コンビニ「キングマート」に改装する。
*ケンヂ、酒屋を潰し、コンビニ「キングマート」に改装する。
242行目: 247行目:
*ドンキーの教え子であった田村マサオが、“ともだち”と敵対する宗教団体教祖のピエール一文字を殺害。
*ドンキーの教え子であった田村マサオが、“ともだち”と敵対する宗教団体教祖のピエール一文字を殺害。
*ケンヂ、マルオ、ヨシツネ、フクベエ、同窓会に参加。
*ケンヂ、マルオ、ヨシツネ、フクベエ、同窓会に参加。
*ケンヂ、モンちゃんらと共に1971年(昭和46年)に埋めた[[タイムカプセル]]を掘り返す。
*ケンヂ、モンちゃんらと共に1971年に埋めた[[タイムカプセル]]を掘り返す。
*モンちゃん、[[デュッセルドルフ]]に仕事のため戻る。見送りに来たケンヂ達がユキジに再会する
*モンちゃん、[[デュッセルドルフ]]に仕事のため戻る。見送りに来たケンヂ達がユキジに再会する
*チョーさんが、(すでに"ともだち"組織の手中になった)ヤマさんによって定年を迎える1週間前に殺害される。
*チョーさんが、(すでに"ともだち"組織の手中になった)ヤマさんによって定年を迎える1週間前に殺害される。
256行目: 261行目:
*拉致した敷島教授に対して、“ともだち”幹部らが巨大ロボット製造協力のための脅迫を行う。
*拉致した敷島教授に対して、“ともだち”幹部らが巨大ロボット製造協力のための脅迫を行う。
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|[[1998年]](平成10年)<br />(ケンヂ39歳)||
|1998年(ケンヂ39歳)||
*ケンヂ、敷島教授の娘が風俗で働いていることを突き止める。
*ケンヂ、敷島教授の娘が風俗で働いていることを突き止める。
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!colspan="2"|[[2000年代]]
!colspan="2"|2000年代
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|[[2000年]](平成12年)<br />(ケンヂ41歳)||
|2000年(ケンヂ41歳)||
*オッチョ、タイ・[[バンコク]]で友民党・衆議院議員万丈目と出会う。万丈目、麻薬取引の現場を目撃したオッチョが救った女性を口封じのため刺殺。オッチョはこの直後のケンヂからの電話で裏に隠された陰謀を解き明かすため日本への帰国を決意する。
*オッチョ、タイ・[[バンコク]]で友民党・衆議院議員万丈目と出会う。万丈目、麻薬取引の現場を目撃したオッチョが救った女性を口封じのため刺殺。オッチョはこの直後のケンヂからの電話で裏に隠された陰謀を解き明かすため日本への帰国を決意する。
*オッチョ、タイ・[[ミャンマー]]国境で、“ともだち”が建てた麻薬工場を爆破。その時、巨大ロボットの存在を知る。
*オッチョ、タイ・[[ミャンマー]]国境で、“ともだち”が建てた麻薬工場を爆破。その時、巨大ロボットの存在を知る。
271行目: 276行目:
*カンナ、山形のユキジの知り合いの家に預けられる。
*カンナ、山形のユキジの知り合いの家に預けられる。
*警察がケンヂ達のアジトに乗り込む。ケンヂ達、間一髪で逃れる。
*警察がケンヂ達のアジトに乗り込む。ケンヂ達、間一髪で逃れる。
*[[12月21日]](木曜日) - [[国会議事堂]]が爆破される(後にともだち記念館に改装)
*12月21日(木曜日) - [[国会議事堂]]が爆破される(後にともだち記念館に改装)
*カンナ、ケンヂに会いに一人で東京へ戻る。
*カンナ、ケンヂに会いに一人で東京へ戻る。
*[[12月31日]](日曜日)(“'''血のおおみそか'''”) - 世界同時多発テロが発生する。巨大ロボが東京を破壊する。
*12月31日(日曜日)(“'''血のおおみそか'''”) - 世界同時多発テロが発生する。巨大ロボが東京を破壊する。
**オッチョ、ユキジ、モンちゃん、友民党本部に乗り込む。
**オッチョ、ユキジ、モンちゃん、友民党本部に乗り込む。
**ケンヂ、フクベエ、“ともだち”らしき人物を追いつめるも、フクベエが“ともだち”と共にビルから転落。
**ケンヂ、フクベエ、“ともだち”らしき人物を追いつめるも、フクベエが“ともだち”と共にビルから転落。
280行目: 285行目:
**“ともだち”、ウイルスのワクチンを世界中に配布する。
**“ともだち”、ウイルスのワクチンを世界中に配布する。
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|[[2001年]](平成13年)<br />(ケンヂ42歳)||
|2001年(ケンヂ42歳)||
*[[1月]]
*1月
**“ともだち”一味が世界を同時多発テロから救い、[[国際連合|国連]]から英雄として迎えられる。
**“ともだち”一味が世界を同時多発テロから救い、[[国際連合|国連]]から英雄として迎えられる。
**仁谷、父親の仇の[[ヤクザ]]の親分を殺害し、中国に逃亡。その後法王と遭遇
**仁谷、父親の仇の[[ヤクザ]]の親分を殺害し、[[華人民共和|中国]]に逃亡。その後法王となる神父と出会う
**[[中華人民共和国|中国]]、[[甘粛省]]青洞鎮、(後の)ローマ法王が友民党が持ってきたワクチンを配ろうと仁谷と尽力する。
**、[[甘粛省]]青洞鎮、神父が友民党が持ってきたワクチンを配ろうと仁谷と尽力する。
**血のおおみそかのテロで橋梁とトンネルを破壊された[[海ほたるパーキングエリア]]が海ほたる刑務所に改められ、開設
**血のおおみそかのテロで橋梁とトンネルを破壊された[[海ほたるパーキングエリア]]が海ほたる刑務所に改められ、開設
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|[[2002年]](平成14年)<br />(ケンヂ43歳)||
|2002年(ケンヂ43歳)||
*モンちゃん、病床から“しんよげんの書”を手に入れたとユキジに告白。その2日後、サダキヨに会いに行きその夜に撲殺される。
*モンちゃん、病床から“しんよげんの書”を手に入れたとユキジに告白。その2日後、サダキヨに会いに行きその夜に撲殺される。
*キリコ、鳴浜町に元働いていた病院のウイルスのワクチンのデータを捜しに帰ってくる。
*キリコ、鳴浜町に元働いていた病院のウイルスのワクチンのデータを捜しに帰ってくる。
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|[[2003年]](平成15年)<br />(ケンヂ44歳)||
|2003年(ケンヂ44歳)||
*キリコ、ヤマネのウイルス開発を止めるように説得。ヤマネ、研究開発を断念。以後消息不明となる。
*キリコ、ヤマネのウイルス開発を止めるように説得。ヤマネ、研究開発を断念。以後消息不明となる。
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!colspan="2"|[[2010年代]]
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|[[2014年]](平成26年)<br />(ケンヂ55歳)||
|2014年(ケンヂ55歳)||
*オッチョ、角田と共に海ほたる刑務所を脱獄。[[東京湾アクアライン|東京湾海底トンネル]]から東京へ脱出する。
*オッチョ、角田と共に海ほたる刑務所を脱獄。[[東京湾アクアライン|東京湾海底トンネル]]から東京へ脱出する。
*小泉響子、“ともだちランド”に迎えられる。そこで、ヨシツネと出会う。
*小泉響子、“ともだちランド”に迎えられる。そこで、ヨシツネと出会う。
308行目: 313行目:
*[[西アフリカ]]、ンドンコ共和国で伝染病が蔓延。
*[[西アフリカ]]、ンドンコ共和国で伝染病が蔓延。
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|[[2015年]](平成27年)<br />(ともだち暦元年)<br />(ケンヂ56歳)||
|2015年<br />(ケンヂ56歳)||
*[[1月1日]](木曜日)
*1月1日(木曜日)
**マルオ、春波夫のマネージャーとして“ともだち”暗殺のために行動。
**マルオ、春波夫のマネージャーとして“ともだち”暗殺のために行動。
**春波夫、“ともだち”と接見。マルオは全身に爆弾を装着し、“ともだち”爆殺を企てていたが、ケンヂの言葉を思い出して思いとどまる。
**春波夫、“ともだち”と接見。マルオは全身に爆弾を装着し、“ともだち”爆殺を企てていたが、ケンヂの言葉を思い出して思いとどまる。
*[[1月2日]](金曜日)
*1月2日(金曜日)
**オッチョ、1969年(昭和44年)のヤマネとの約束を思い出し小学校の[[図書館]]へ向かう。そこで「ひみつ集会のおしらせ」を発見し、理科室へ。ヤマネ、2003年(平成15年)にキリコと接触した事を告白。そこへ“ともだち”(フクベエ)が現れるが、ヤマネによって殺害される。ヤマネも“ともだち”の部下に殺害されオッチョと角田は命からがら生還する。
**オッチョ、1969年のヤマネとの約束を思い出し小学校の[[図書館]]へ向かう。そこで「ひみつ集会のおしらせ」を発見し、理科室へ。ヤマネ、2003年にキリコと接触した事を告白。そこへ“ともだち”(フクベエ)が現れるが、ヤマネによって殺害される。ヤマネも“ともだち”の部下に殺害されオッチョと角田は命からがら生還する。
**世界中のマスコミにより、“ともだち”の死亡が伝えられる。
**世界中のマスコミにより、“ともだち”の死亡が伝えられる。
*[[1月3日]](土曜日)
*1月3日(土曜日)
**政治犯など3000名恩赦。反旗を翻した“ともだち”の一味が次々と“絶交”される。
**政治犯など3000名恩赦。反旗を翻した“ともだち”の一味が次々と“絶交”される。
*世界各地で、2000年(平成12年)の“血のおおみそか”を上回るウイルスが猛威をふるう。
*世界各地で、2000年の“血のおおみそか”を上回るウイルスが猛威をふるう。
*キリコ、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[ドイツ]]と世界各地で自分が製造したワクチンを渡す旅をする。
*キリコ、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[ドイツ]]と世界各地で自分が製造したワクチンを渡す旅をする。
*[[万国博覧会]]開会式。13番(田村マサオ)によるローマ法王暗殺を、“ともだち”が救う
*[[万国博覧会]]開会式。13番(田村マサオ)によるローマ法王暗殺を、“ともだち”が阻止
*世界各地で、防毒マスクをつけたスーツ姿のセールスマンが殺人ウイルスを散布('''人類滅亡''')。
*世界各地で、防毒マスクをつけたスーツ姿のセールスマンが殺人ウイルスを散布('''人類滅亡''')。
*[[中央アジア]]、ウイルスによる被害が甚大なため出入国が禁止され、完全に封鎖される。
*[[中央アジア]]、ウイルスによる被害が甚大なため出入国が禁止され、完全に封鎖される。
*日本、外出するには[[ガスマスク|防毒マスク]]が必須になる。
*日本、外出するには[[ガスマスク|防毒マスク]]が必須になる。
*[[5月5日]](火曜日)
*5月5日(火曜日)
**友民党が、聖母が降臨したと各紙マスコミに発表。
**友民党が、聖母が降臨したと各紙マスコミに発表。
*万国博覧会に来ていた人間に優先的にワクチンが配られる。
*万国博覧会に来ていた人間に優先的にワクチンが配られる。
*東京が壁で分断されていく。
*東京が壁で分断されていく。
*[[西日暮里]]の十字路でエロイムエッサイムズのギター・ダミアン吉田が、「[[悪魔くん]]」(=ケンヂ。相手のバンド名にちなんでこう名乗った)と遭遇し演奏を聴く<ref>だがダミアンは2014年(平成26年)に脱退させられた際、悪魔に会ったという発言をしているので矛盾が生じる。</ref>。
*[[西日暮里]]の十字路でエロイムエッサイムズのギター・ダミアン吉田が、「[[悪魔くん]]」(=ケンヂ。相手のバンド名にちなんでこう名乗った)と遭遇し演奏を聴く
*西暦が終わり、ともだち暦が始まる。東京の生活水準・文化は1950年代~1970年代水準まで後退。
*西暦が終わり、東京の生活水準・文化は1950年代~1970年代水準まで後退。
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|[[2016年]](平成28年)<br />(ともだち暦2年)<br />(ケンヂ57歳)||
|2016年(ともだち暦年)<br />(ケンヂ57歳)||
*カンナ、殺人ウイルスのワクチンを打つ。
*カンナ、殺人ウイルスのワクチンを打つ。
*タイマフィア、中国マフィア、“ともだち”の本部に攻撃を仕掛けるも全滅。
*タイマフィア、中国マフィア、“ともだち”の本部に攻撃を仕掛けるも全滅。
**チャイポン、カンナに真相を語り「生きろ」と諭す。その3日後死亡。
**チャイポン、カンナに真相を語り「生きろ」と諭す。その3日後死亡。
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|[[2017]](平成29年)<br />(ともだち暦3年)<br />(ケンヂ58歳)||
|2018年(ともだち暦3年)<br />(ケンヂ59歳)||
*オッチョ、2年間全国を見て回った後、[[東京]]に戻る。その後、サナエとカツオの家に匿われる。
*オッチョ、2年間全国を見て回った後、[[東京]]に戻る。その後、サナエとカツオの家に匿われる。
*「氷の女王一派」のリーダー、カンナは2017年8月20日(日曜日)に“ともだち”に対し武装蜂起を計画。結局、作戦は中止になったが、その直後に「地球防衛軍」の襲撃を受け48人が殺害され、カンナとオッチョが連行される(実際カンナを捕まえたのは“親友隊”だった)。
*「氷の女王一派」のリーダー、カンナは2017年8月20日(日曜日)に“ともだち”に対し武装蜂起を計画。結局、作戦は中止になったが、その直後に「地球防衛軍」の襲撃を受け48人が殺害され、カンナとオッチョが連行される(実際カンナを捕まえたのは“親友隊”だった)。
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*蝶野刑事、[[東北地方]]にある「北方検問所」の警備を担当。
*蝶野刑事、[[東北地方]]にある「北方検問所」の警備を担当。
*北方検問所に宇宙人襲来する。自ら「矢吹丈」と名乗る。後にケンヂと判明。ケンヂについて来た大人数の人々(自称[[ヒッピー]])が村に押し寄せ、圧政を強いられていた村人も反乱を起こす。
*北方検問所に宇宙人襲来する。自ら「矢吹丈」と名乗る。後にケンヂと判明。ケンヂについて来た大人数の人々(自称[[ヒッピー]])が村に押し寄せ、圧政を強いられていた村人も反乱を起こす。
*東北と関東の関所にある街(性風俗店と関所偽造通行手形屋が主)でケンヂは漫画家の氏木と出会う。蝶野、スペードの市の罠にはまり[[関東軍]]に捕まる。
*東北と関東の関所にある街(性風俗店と関所偽造通行手形屋が主)でケンヂは漫画家の氏木と出会う。蝶野、スペードの市の罠にはまり関東軍に捕まる。
*氏木が作成した大量の偽造手形で関東に入ったケンヂ・スペードの市の一団・志願者が関東軍の城を襲撃・陥落に成功し、捕らえられた人々と蝶野も救出される。
*氏木が作成した大量の偽造手形で関東に入ったケンヂ・スペードの市の一団・志願者が関東軍の城を襲撃・陥落に成功し、捕らえられた人々と蝶野も救出される。
*カンナの母親キリコの所在が判明、東京・[[東村山市|東村山]]の共同体でワクチン開発を続ける。そこでマルオはケロヨンと再会する。
*カンナの母親キリコの所在が判明、東京・[[東村山市|東村山]]の共同体でワクチン開発を続ける。そこでマルオはケロヨンと再会する。
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* 20世紀少年 第2章 最後の希望 予告(VA内に入ったカンナが幼年ケンヂと別れた後のエピソード)
* 20世紀少年 第2章 最後の希望 予告(VA内に入ったカンナが幼年ケンヂと別れた後のエピソード)
* あおぞらChu-意報 作・画/ウジコウジオ(劇中漫画家ウジコウジオがユキジに見せた劇中漫画)
* あおぞらChu-意報 作・画/ウジコウジオ(劇中漫画家ウジコウジオがユキジに見せた劇中漫画)
* まんがり道 作・画/ウジコウジオ(劇中漫画家ウジコウジオがユキジに見せた劇中漫画シリーズ)
* まんがり道 作・画/ウジコウジオ劇中漫画家ウジコウジオがユキジに見せた劇中漫画シリーズ


== コミックス・関連 ==
== 書誌情報 ==
=== 単行本 ===
=== 単行本 ===
<!-- 書式は、[[プロジェクト:漫画#書誌情報]]参照。 -->
<!-- 書式は、[[プロジェクト:漫画#書誌情報]]参照。 -->
単行本は、全て[[小学館]]より刊行された。巻数表示は、『20世紀少年』のみ「第○集」である。
単行本は、全て[[小学館]]より刊行された。巻数表示は、『20世紀少年』のみ「第○集」である。


; [[浦沢直樹]]『20世紀少年』小学館〈[[ビッグコミックス]]〉、全22巻
* [[浦沢直樹]]『20世紀少年』小学館〈[[ビッグコミックス]]〉、全22巻
:* 第1集'''ともだち'''」 2000年3月1日発行、ISBN 4-09-185531-8
*# 「ともだち」 2000年3月1日発行、{{ISBN2|4-09-185531-8}}
:** 週刊『[[ビッグコミックスピリッツ]]』1999年第44号-第51号、2000年第1号、第2・3合併号初出。
<!--*#* 週刊『[[ビッグコミックスピリッツ]]』1999年第44号-第51号、2000年第1号、第2・3合併号初出。-->
:* 第2集'''予言者'''」 2000年7月1日発行、ISBN 4-09-185532-6
*# 「予言者」 2000年7月1日発行、{{ISBN2|4-09-185532-6}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第4・5合併号-第10号、第13号-第17号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第4・5合併号-第10号、第13号-第17号初出。-->
:* 第3集'''ギターを持った英雄'''」 2000年10月1日発行、ISBN 4-09-185533-4
*# 「ギターを持った英雄」 2000年10月1日発行、{{ISBN2|4-09-185533-4}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第18号-第25号、第27号-第30号、第33号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第18号-第25号、第27号-第30号、第33号初出。-->
:* 第4集'''愛と平和'''」 2001年3月1日発行、ISBN 4-09-185534-2
*# 「愛と平和」 2001年3月1日発行、{{ISBN2|4-09-185534-2}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第34号-第41号、第44号-第47号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第34号-第41号、第44号-第47号初出。-->
:* 第5集'''さいかい'''」 2001年6月1日発行、ISBN 4-09-185535-0
*# 「さいかい」 2001年6月1日発行、{{ISBN2|4-09-185535-0}}
:** 本巻の途中から、舞台は[[2014年]]に移る。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第48号-第50号、2001年第1号-第10号初出。
<!--*#* 本巻の途中から、舞台は[[2014年]]に移る。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2000年第48号-第50号、2001年第1号-第10号初出。-->
:* 第6集'''最後の希望'''」 2001年9月1日発行、ISBN 4-09-185536-9
*# 「最後の希望」 2001年9月1日発行、{{ISBN2|4-09-185536-9}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2001年第13号-第21・22合併号、第26号、第27号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2001年第13号-第21・22合併号、第26号、第27号初出。-->
:* 第7集'''真実'''」 2001年12月1日発行、ISBN 4-09-185537-7
*# 「真実」 2001年12月1日発行、{{ISBN2|4-09-185537-7}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2001年第28号-第33号、第36・37合併号-第41号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2001年第28号-第33号、第36・37合併号-第41号初出。-->
:* 第8集'''ケンヂの歌'''」 2002年4月1日発行、ISBN 4-09-185538-5
*# 「ケンヂの歌」 2002年4月1日発行、{{ISBN2|4-09-185538-5}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2001年第41号-第44号、第47号-第51号、2002年第1号-第4・5合併号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2001年第41号-第44号、第47号-第51号、2002年第1号-第4・5合併号初出。-->
:* 第9集'''ラビット・ナボコフ'''」 2002年8月1日発行、ISBN 4-09-185539-3
*# 「ラビット・ナボコフ」 2002年8月1日発行、{{ISBN2|4-09-185539-3}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第6号、第7号、第11号-第19号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第6号、第7号、第11号-第19号初出。-->
:* 第10集'''顔のない少年'''」 2002年10月1日発行、ISBN 4-09-185540-7
*# 「顔のない少年」 2002年10月1日発行、{{ISBN2|4-09-185540-7}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第20号-第31号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第20号-第31号初出。-->
:* 第11集'''成分表示'''」 2003年2月1日発行、ISBN 4-09-186631-X
*# 「成分表示」 2003年2月1日発行、{{ISBN2|4-09-186631-X}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第34号-第46号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第34号-第46号初出。-->
:* 第12集'''ともだちの顔'''」 2003年5月1日発行、ISBN 4-09-186632-8
*# 「ともだちの顔」 2003年5月1日発行、{{ISBN2|4-09-186632-8}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第47号、第49号-2003年第1号、第3・4合併号-第9号初出。初版限定で作中に登場するあるアイテムが封入されている。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2002年第47号、第49号-2003年第1号、第3・4合併号-第9号初出。初版限定で作中に登場するあるアイテムが封入されている。-->
:* 第13集'''終わりの始まり'''」 2003年8月1日発行、ISBN 4-09-186633-6
*# 「終わりの始まり」 2003年8月1日発行、{{ISBN2|4-09-186633-6}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2003年第10・11合併号-第22・23合併号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2003年第10・11合併号-第22・23合併号初出。-->
:* 第14集'''少年と夢'''」 2003年11月1日発行、ISBN 4-09-186634-4
*# 「少年と夢」 2003年11月1日発行、{{ISBN2|4-09-186634-4}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2003年第24号、第25号、第27号-第36号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2003年第24号、第25号、第27号-第36号初出。-->
:* 第15集'''ばんぱくばんざい'''」 2004年2月1日発行、ISBN 4-09-186635-2
*# 「ばんぱくばんざい」 2004年2月1日発行、{{ISBN2|4-09-186635-2}}
:** 巻末より舞台は「ともだち暦3年」([[西暦]]換算で[[2017年]]にあたる)に移る。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2003年第37・38合併号、第39号、第42号-第51号初出。
<!--*#* 巻末より舞台は「ともだち暦3年」([[西暦]]換算で[[2017年]]にあたる)に移る。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2003年第37・38合併号、第39号、第42号-第51号初出。-->
:* 第16集'''鏡のむこう'''」 2004年6月1日発行、ISBN 4-09-186636-0
*# 「鏡のむこう」 2004年6月1日発行、{{ISBN2|4-09-186636-0}}
:** 巻頭カラー。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第4・5合併号-第16号初出。
<!--*#* 巻頭カラー。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第4・5合併号-第16号初出。-->
:* 第17集'''クロスカウンター'''」 2004年12月1日、ISBN 4-09-186637-9
*# 「クロスカウンター」 2004年12月1日、{{ISBN2|4-09-186637-9}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第17号-第20号、第22・23合併号-第25号、第33号-第36号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第17号-第20号、第22・23合併号-第25号、第33号-第36号初出。-->
:* 第18集'''みんなの歌'''」 2005年4月1日発行、ISBN 4-09-186638-7
*# 「みんなの歌」 2005年4月1日発行、{{ISBN2|4-09-186638-7}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第37・38合併号-第41号、第44号-第47号、第49号-第51号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第37・38合併号-第41号、第44号-第47号、第49号-第51号初出。-->
:* 第19集'''帰ってきた男'''」 2005年8月1日発行、ISBN 4-09-186639-5
*# 「帰ってきた男」 2005年8月1日発行、{{ISBN2|4-09-186639-5}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第52号-2005年第3・4号、第7号、第10号、第11号、第13号-第15号、第17号初出。初回限定版には「20th Century Boy」を収録したCDが特典として付属された。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2004年第52号-2005年第3・4号、第7号、第10号、第11号、第13号-第15号、第17号初出。初回限定版には「20th Century Boy」を収録したCDが特典として付属された。-->
:* 第20集'''人類の勝負'''」 2005年12月1日発行、ISBN 4-09-186640-9
*# 「人類の勝負」 2005年12月1日発行、{{ISBN2|4-09-186640-9}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2005年第18号、第19号、第21・22合併号、第23号、第26号-第28号、第30号、第32号-第34号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2005年第18号、第19号、第21・22合併号、第23号、第26号-第28号、第30号、第32号-第34号初出。-->
:* 第21集'''宇宙人現る'''」 2006年4月1日発行、ISBN 4-09-180159-5
*# 「宇宙人現る」 2006年4月1日発行、{{ISBN2|4-09-180159-5}}
:** 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2005年第38号-第40号、第42号-第44号、第47号-第49号、第51号、第52号初出。
<!--*#* 週刊『ビッグコミックスピリッツ』2005年第38号-第40号、第42号-第44号、第47号-第49号、第51号、第52号初出。-->
:* 第22集'''正義の始まり'''」 2007年1月1日発行、ISBN 4-09-180805-0
*# 「正義の始まり」 2007年1月1日発行、{{ISBN2|4-09-180805-0}}
:** 本巻は、単行本の中では最もページ数が多く、唯一250ページを超えている。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2006年第1号、第3・4合併号、第5・6合併号、第8号、第10号、第11号、第13号-第15号、第18号-第21・22合併号初出。
<!--*#* 本巻は、単行本の中では最もページ数が多く、唯一250ページを超えている。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2006年第1号、第3・4合併号、第5・6合併号、第8号、第10号、第11号、第13号-第15号、第18号-第21・22合併号初出。-->
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
; 浦沢直樹『21世紀少年』小学館〈ビッグコミックス〉、全2巻
* 浦沢直樹『21世紀少年』小学館〈ビッグコミックス〉、全2巻
:* 上巻 「'''“ともだち”の死'''」 2007年6月4日発行、ISBN 978-4-09-181216-2
*# 上巻 「“ともだち”の死」 2007年6月4日発行、{{ISBN2|978-4-09-181216-2}}
:** 巻頭カラー。週刊『[[ビッグコミックスピリッツ]]』2007年第4・5合併号-第10号、第12号-第14号初出。
<!--*#* 巻頭カラー。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2007年第4・5合併号-第10号、第12号-第14号初出。-->
:* 下巻 「'''20世紀少年'''」 2007年10月3日発行、ISBN 978-4-09-181495-1
*# 下巻 「20世紀少年」 2007年10月3日発行、{{ISBN2|978-4-09-181495-1}}
:** 巻頭カラー。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2007年第26号-第33号初出。
<!--*#* 巻頭カラー。週刊『ビッグコミックスピリッツ』2007年第26号-第33号初出。-->


=== 関連書籍 ===
=== 関連書籍 ===
* [[竹熊健太郎]] 『20世紀少年探偵団』 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉、2008年(平成20年)ISBN 978-4-09-182194-2
* [[竹熊健太郎]] 『20世紀少年探偵団』 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉、2008年、{{ISBN2|978-4-09-182194-2}}
** 漫画の主な舞台となった[[1970年代]]の世相・風俗を解説したオフィシャル本。
** 漫画の主な舞台となった[[1970年代]]の世相・風俗を解説したオフィシャル本。
** 原作者である浦沢直樹が監修を担当している。
** 原作者である浦沢直樹が監修を担当している。
* [[浦沢直樹]][[ウジコウジオ]] 『20世紀少年の脇役 ウジコウジオ作品集』 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉、2010年(平成22年)ISBN 978-4-09-183245-0
* 浦沢直樹、ウジコウジオ 『20世紀少年の脇役 ウジコウジオ作品集』 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉、2010年、{{ISBN2|978-4-09-183245-0}}
** 『20世紀少年』スピンオフ作品集。
** 『20世紀少年』スピンオフ作品集。


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2008年から2009年にかけて[[堤幸彦]]監督、[[唐沢寿明]]の主演で3部作で公開された。
2008年から2009年にかけて[[堤幸彦]]監督、[[唐沢寿明]]の主演で3部作で公開された。


総製作費60億円のプロジェクトで、3部作は全て週末観客動員数1位を記録し最終興行収入は3部作総額で113.7億円にのぼった。映画完結後も未公開シーンを加え劇場版と異なるラストを収録した[[DVD]]・[[Blu-ray Disc]]の発売、[[地上波]]テレビにて『'''20世紀少年 サーガ'''』と題した再編集[[バージョン]]が放送されるなどしている。
総製作費60億円のプロジェクトで、3部作は全て週末観客動員数1位を記録し最終興行収入は3部作総額で113.7億円にのぼった。映画完結後も未公開シーンを加え劇場版と異なるラストを収録した[[DVD]]・[[Blu-ray Disc]]の発売、[[地上波]]テレビにて『'''20世紀少年 サーガ'''』と題した再編集が放送されるなどしている。


== 注 ==
== 注 ==
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=== 注釈 ===
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== 出典 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
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[[Category:SF漫画作品]]
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[[Category:いじめを題材とした漫画作品]]
[[Category:いじめを題材とした漫画作品]]
[[Category:東京都を舞台とした作品]]
[[Category:東京都を舞台とした漫画作品]]
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[[Category:講談社漫画賞一般部門・総合部門の受賞作品]]
[[Category:アイズナー賞の受賞対象]]
[[Category:星雲賞受賞作品]]

2024年12月9日 (月) 09:52時点における最新版

本格科学冒険漫画 20世紀少年
本格科学冒険漫画 21世紀少年
ジャンル SFサスペンス冒険青年漫画
漫画
作者 浦沢直樹
出版社 小学館
その他の出版社
アメリカ合衆国の旗 カナダの旗 イギリスの旗 Viz Media
大韓民国の旗 鶴山文化社
中華民国の旗 東立出版社
香港の旗 玉皇朝グループ
イタリアの旗 フランスの旗 ドイツの旗 メキシコの旗 Panini Comics
オランダの旗 ベルギーの旗 Glénat
スペインの旗 Planeta DeAgostini
インドネシアの旗 Level Comic
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
レーベル ビッグコミックス
発表期間 1999年 - 2006年(20世紀少年)
2007年1月 - 2007年7月(21世紀少年)
巻数 全22巻(20世紀少年)
全2巻(21世紀少年)
話数 全249話(20世紀少年)
全16話(21世紀少年)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

本格科学冒険漫画 20世紀少年』(ほんかくかがくぼうけんまんが 20せいきしょうねん)は、浦沢直樹による日本漫画作品。

1999年から2006年まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載された。完結編である『本格科学冒険漫画 21世紀少年』(21せいきしょうねん)は、2007年1月から7月まで連載された。単行本は『20世紀少年』が全22巻、『21世紀少年』は上・下巻の2巻が刊行されている。作品名は、T・レックスの楽曲「20センチュリー・ボーイ」に因んだものである[1]

第48回小学館漫画賞青年一般部門をはじめ、第25回講談社漫画賞一般部門、第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞、第37回日本漫画家協会賞大賞、第39回星雲賞コミック部門、フランスジャパンエキスポアワードグランプリ受賞、海外でも2004年にフランスの漫画賞アングレーム国際漫画祭の最優秀長編賞を受賞し[2]2011年には米国アイズナー賞アジア部門最優秀作品賞を受賞した[3]。単行本の累計発行部数は3600万部を突破している[4]

2008年から2009年にかけては、これら2作品の実写映画化作品である日本映画本格科学冒険映画 20世紀少年』が3部作として公開された。

あらすじ

高度成長による「夢と希望」に満ちあふれていた時代から、一転して経済は停滞しオカルトブームが起き、世界滅亡の空気まで漂いはじめた、1970年前後。

そんな時代の中で、少年たちは、地球滅亡をもくろむ悪の組織や、東京を破壊し尽くす巨大ロボットに蹂躙され、混沌とし、滅亡に向かっていく未来の世界を空想した。そして、それらに立ち向かい地球を救うのは、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たちだ。下らないようなストーリーを描いたスケッチブックを、少年たちは“よげんの書”と名付ける。しかし大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。

1997年、主人公のケンヂは、突然失踪した姉の娘のカンナを養い、コンビニを営む平凡な日々を送っていたが、お得意先の一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その薄れかけていた記憶を次第に呼び覚まされていく。そして世界各地の異変が、幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。一連のできごとの陰に見え隠れする謎の人物“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。

物語は、“ともだち”による20世紀末にかけての暗躍と、それに立ち向かう大人になったケンヂ達幼なじみを中心とした第1部、ケンヂが行方不明となり、“ともだち”が世界の救世主として称えられるようになった2015年の世界で密かに反逆を試みるカンナを主人公とした第2部、人類が滅亡し“ともだち”が独裁政治を行う世界に突如現れたケンヂを描く第3部、“ともだち”亡き後に残された最後の陰謀に立ち向かい、幼少時との決着を付けるべく奔走するかつての仲間たちを描く最終部の4つに大きく分かれる。

登場人物

ケンヂ / 遠藤 健児(えんどう けんじ)
主人公。ロックミュージシャンというかつての夢をあきらめ、現在は年老いた母親と、失踪した姉の娘・カンナの世話をしながらコンビニを営んでいる。ドンキーの死をきっかけに“ともだち”の存在を知り、その陰謀を崩すために立ち上がる。
カンナ / 遠藤 カンナ(えんどう カンナ)
もう一人の主人公。ケンヂの姪。超能力のような力とカリスマ性を持つ。ケンヂの死後、彼の意志を受け継いで“ともだち”との戦いに挑む。
オッチョ / 落合 長治(おちあい ちょうじ)
ケンヂの同級生。幼少の頃より優等生で、一流企業に勤めていたが、現在はバンコクにて「ショーグン」の名で裏社会の汚れ仕事をしている。
ユキジ / 瀬戸口 ユキジ(せとぐち ゆきじ)
ケンヂの同級生。幼い頃は柔道を習っていた。現在は税関職員として働いている。
ヨシツネ / 皆本 剛(みなもと つよし)
ケンヂの同級生。昔はひ弱で、今も冴えない性格の男性。サラリーマンをしている。
マルオ / 丸尾(まるお)
ケンヂの同級生。昔も今も食いしん坊で、文房具屋を経営している。
モンちゃん / 子門 真明(しもん まさあき)
ケンヂの同級生。大学時代はラグビーの選手だった。現在はドイツに在住。
ケロヨン
ケンヂの同級生。カエルに似た容姿を持つ。現在は家業の蕎麦屋を継いでいる。
ドンキー / 木戸 三郎(きど さぶろう)
ケンヂの同級生。貧乏な家庭に生まれたが、後に工業高校の教師になる。作中序盤で死亡し、それが物語の引き金となる。
フクベエ / 服部(はっとり)
ケンヂの同級生。秘密基地のメンバーではなかったが、“よげんの書”のことを知っている。
ヤマネ / 山根(やまね)
ケンヂの同級生。フクベエの友人。オッチョとは学級委員を一緒にやった仲。現在は大福堂製薬株式会社・細菌研究所の所長。
サダキヨ / 佐田 清志(さだ きよし)
小学5年の1学期の間だけ、ケンヂと同級生だったいじめられっ子。現在は英語教師をしている。
カツマタ
ケンヂ達の会話に登場する同級生。「理科の実験大好きなカツマタ君」と呼ばれており、死亡したという噂が流れている。
キリコ / 遠藤 貴理子(えんどう きりこ)
ケンヂの姉。医師であり細菌学者であったが、娘のカンナを弟と母に託し姿をくらます。
万丈目 胤舟(まんじょうめ いんしゅう)
“ともだち”の側近を務める男性。友民党の党首でもある。
ともだち
作品の黒幕。カリスマ性で多くの信者を率いて世界の滅亡を企てる謎の人物。「友民党」という政党を作って政治にも介入していく。その正体はケンヂの同級生の誰かである。

用語

ウイルス
世界を二度にわたって滅亡の危機に追い込んだ殺人ウイルス。“血の大みそか”以前のものは潜伏期間が無いに等しく、発症後はすぐさま体中至る所から激しく出血、感染者を即座に失血死させる。2015年に使われたものは風邪によく似た症状や発疹といった初期症状がまず現れ、その後数日の間に前述のような大量出血を引き起こす。これらにより世界人口の半数以上の人々が感染し死亡する事となり、人類が存亡の危機に立たされる事となった。
巨大ロボット
敷島教授が開発した巨大な二足歩行ロボット。“ともだち”によって使われ“血の大みそか”で東京を蹂躙した1台目と、ヤン坊・マー坊の提案で敷島教授が再制作した2台目の二種類がある。双方共に巨大な球体に足がついたような形状をしており、前面には二つのライトが目のように配置されている。主にリモコンで操作されている他、内部にも操縦席がある。
1台目
1台目は敷島教授曰く「ロボットとも呼べないようなもの」であり、内部に空気を詰めて巨大に見せているだけで、駆動機構も「二足歩行」とは名ばかりで、足の裏に付けられた履帯によってブリキのおもちゃのようにすり足で動くだけの代物であった。だが、原作ではケンヂの操縦によって数歩だけだが二足歩行を行っている。また、下部にはウイルスの噴霧装置を備えており、これで一般人や出動したSAT及び陸上自衛隊の隊員を出血死させた。
2台目
2台目は1台目と違って完全な二足歩行を実現しており、胴体も完全な金属製となっているほか、上部に2基の砲塔を有している。
“ともだち”の依頼を断り、修理工を営んでいた敷島教授が制作したものであり、オッチョ達が“ともだち”に対抗するために使われるはずだったが、リモコンを奪った“ともだち”に利用されてしまった。
なお、元となったケンヂの落書きには「原子りょくきょだいロボット」と書かれており、2台目のロボットは実際に原子力エネルギーを動力としている。
実写版では当初から“ともだち”側の兵器として制作されたほか、内部には中性子爆弾が備えられている。
絶交
“ともだち”側の人間が敵対する者、邪魔者や裏切り者を粛清・殺害する意味で使われる。
首つり坂の事件(原作のみ)
1970年、ケンヂたちが首つり坂の屋敷で幽霊を見に行った出来事。首を吊って自殺を遂げた女性の幽霊が出ると噂されていた。バーチャルアトラクションでは1971年の出来事になっており、このことは1970年の嘘と大きく関わっている。
友民党(友達民主党)
“ともだち”組織によって構成された政党党首は万丈目胤舟。徐々に市民の支持を得た結果、2000年には連立内閣に組み入り、“ともだち”は政治的権力をも持つことになった。
地球防衛軍
ウイルスをばらまいた宇宙人の侵略から地球を守るために作られた部隊。英語表記はTDF(TERRESTRIAL DEFENCE FORCE)[5]特撮のような制服とヘルメットを身につけており、レーザー銃(但し玩具のように極端に出来が悪く、まともに武器とも言えない武器)で武装している。一応拳銃などの現実的な武器も所持している他、ヘリコプターや74式戦車なども保有している。本部は東京にあるガラクタの様な巨大なタワー。
親友隊
“ともだち”の親衛隊。任務内容は地球防衛軍とほぼ共通しているが、制服は地球防衛軍とは異なり、通常の軍隊のような物となっている。指揮権は当初万丈目が持っていたが、彼の死後は新幹事長となった高須が掌握する。
ともだちランド
社会のはみ出し者を更生する為に“ともだち”が設立した同名の組織が運営する、遊園地のような洗脳施設。“ともだち”に関わる事柄について調べている青少年が主にその対象となるため、“ともだち”に対する強い信仰を持った人物か、逆に“ともだち”に対する不信感を持った人物が主なターゲットとなっている。さまざまなアトラクションがあり、その中の一つにケンヂや“ともだち”の子供時代を再現したヴァーチャルアトラクションもある。ここで成績が悪かったり、従順化せず研修を終えた者は、再教育のためともだちワールドという場所へ送られる。
ドリームナビゲーター
ともだちランドのスタッフ。“ともだち”に従順な信者によって構成され、マニュアルに機械のように従う人間がそろえられている。またドリームクリーナーと呼ばれる清掃員などもいる。
空飛ぶ円盤
ウイルスをまき散らす円盤。人類滅亡の予言を実行するために、“ともだち”の指示で科学技術省長官を務めていたマー坊が開発したもの。リモコンで操作される典型的なアダムスキーUFOで、機体下部にウイルスの噴霧装置を有する。飛行原理は不明で、マー坊も「飛ばないと思っていたが、作ってみたら飛んだ」といった旨の発言をしている。
エロイムエッサイムズ
小泉響子が追っかけをしていたバンド。メンバーはルシフェル斉藤、メデューサ井上、ダミアン吉田(脱退)、穣二・A・ロメロ(新加入)・不明の4人で成り立つ。ダミアンは西日暮里の交差点で「悪魔くん」ことケンヂに出会い、彼の作った曲と破天荒なギター技術を教わった。
血の大みそか
世界各地で突如ウイルスが撒き散らされた事件。2000年12月31日に起きた事件であるためこのように名付けられた。この事件の自作自演によって、“ともだち”と彼の率いる友民党は、世界の救世主たる地位を確立する。また首謀者はテロリストとして指名手配されていたケンヂ一派とされ、後の教科書にも正史として記録された。
超能力
劇中で何度も登場する謎の力。主にスプーン曲げに代表されるが、神様には予知能力らしきものがある。フクベエ、万丈目、カンナの3人に関わる出来事ではスプーン曲げの場面がいくつか描かれている。が、一方で単なるイカサマであるというシーンも描かれており、ほとんどの場面では超能力が曖昧な存在として描かれている。
1970年の嘘
少年時の“ともだち”が万博に行けなかったことを隠すためについていた嘘。“ともだち”の少年時代を再現しているヴァーチャルアトラクション内では、“ともだち”の少年時代として当初はその嘘がそのまま再現、設定されていた。
ラビット・ナボコフ
ソビエト連邦の崩壊(1991年)以後自由主義資本が流入するロシアで、アレクサンドル・ナボコフなる人物が考案したとされるトランプカードを使用した架空のカードゲーム(及びそのゲームでの最高役名)。大勝ちと大負けが発生する両極端なギャンブル性と、イカサマのしやすさから、通常のカジノでは行われなくなっており、主にマフィアが仕切る闇カジノで行われている。役名や用語は「ハラショー」「ピロシキ」「ペレストロイカ」などロシア語が多い。
友路
ともだち暦3年(西暦2018年)の時点で日本で使われている通貨。読み方は“ゆうろ”。
喜楽庵(原作のみ)
氷の女王のアジト。蕎麦屋である。右側の真ん中の席に座り、あるもの(ひえひえ)を頼むと氷の女王の仲間になれる。実は蕎麦を茹でる店員・中川は、“ともだち”のスパイであったため、解雇された。
ジジババ
子供時代のケンジ達がよく行っていた駄菓子屋の通称。あるいはその店の店長である老婆のあだ名。元々ジジと呼ばれる老人がいたが、すでに故人であるため、ババ一人で経営している。
宇宙特捜隊バッヂ
ケンヂ達の子供時代、ジジババの店で売られているガムの当たり券の景品であったバッジ。当時の子供達の間ではレアアイテムとして注目されていた。映画版では「地球防衛軍バッジ」という名称に変更されている。作中ではマルオがこれを引き当てていた他、サダキヨ以外の「お面の子供」がこれを胸に着けていた。物語終盤で“ともだち”の核心を掴むための手掛かりである重要なアイテムとなっている。

よげんの書

ケンヂ達が小学校の頃に秘密基地のメンバーで考えた「将来やってくるだろう悪の組織の地球征服」の方法を書いたもの。しかし、それとは別に小学校時代の“ともだち”らが『しんよげんの書』を作っていた。

よげんの書
  • 20せいきのおわりに、悪のそしきがせかいせいふくにうごきだしました[6]
  • かれらはさいしょに、おそろしいさいきんへいきでサンフランシスコロンドンを襲いました[6]
  • 次にかれらがさいきんをばらまいたのは、1970年、バンパクでゆうめいな大阪です。日本中がきょうふにふるえあがりました。そして悪のそしきの次のねらいは……[6]
  • 羽田空港でした!!東京は、にげ場のないきょうふをあじわうこととなりました[7]
  • しかしほんとうのきょうふはこれからなのです!!世界めつぼうののろしがあがり……[7]
  • 2000年12月31日!!ズーンズーンとおそろしい地なりとともに、ついにそのきょだいなかげは、東京にすがたをあらわしました。原子りょくきょだいロボット!!さいきんをばらまきながらはかいのかぎりをつくす!!はたして21せいきはくるのでしょうか!!東京の…いや、世界のうんめいやいかに!![8]
  • そこに……9人の戦士がたちあがったのです!!地球の平和のため、かれらはどうたたかうのでしょうか!![9]
しんよげんの書(原作版)
  • 2014ねん、しんじゅくのきょうかいでしゅうかいがひらかれ、そしてまたあくむのようなせかいがはじまるだろう[10]
  • しゅうかいで、きゅうせいしゅはせいぎのためたちあがるが、あんさつされてしまうだろう[10]
  • ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ。そして、せかいだいとうりょうがたんじょうするだろう[11]
  • せいぼがこうりんするとき、てんごくかじごくのどちらかをたずさえてくるだろう[12]
  • りりりんとでんわがなって、すべてのじゅんびがととのうだろう[13]
  • せかいだいとうりょうは かせいいじゅうけいかくを はっぴょうしました[14]
  • 反陽子ばくだんで世界はほろびるだろう[15]
しんよげんの書(映画版)
  • 2015ねん、しんじゅくのきょうかいできゅうせいしゅはせいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまうだろう。
  • ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ。
  • りりりんとでんわがなって、すべてのじゅんびがととのうだろう。
  • あくまのせーるすまんがせかいをほろぼす。
  • ともだちれき3ねんの8月20日。うちゅうじんがちきゅうをおそい、世界はほろびるだろう。
  • そしてじんるいはほとんど死に、せかいだいとうりょうは仲のいい友だちと楽しくくらしました。

時系列

※ 記述が膨大なため、伸縮型のメニューとして表示する。

番外編

映画版の公開に伴いスピリッツに掲載。内容と設定は下記の映画版を基盤にしている。

  • 20世紀少年 予告(血の大晦日のロボットに向かい歩むケンヂたちのエピソード、「20世紀少年探偵団」にも収録)
  • 20世紀少年 第2章 最後の希望 予告(VA内に入ったカンナが幼年ケンヂと別れた後のエピソード)
  • あおぞらChu-意報 作・画/ウジコウジオ(劇中漫画家ウジコウジオがユキジに見せた劇中漫画)
  • まんがり道 作・画/ウジコウジオ(劇中漫画家ウジコウジオがユキジに見せた劇中漫画シリーズ)

書誌情報

単行本

単行本は、全て小学館より刊行された。巻数表示は、『20世紀少年』のみ「第○集」である。

  • 浦沢直樹『20世紀少年』小学館〈ビッグコミックス〉、全22巻
    1. 「ともだち」 2000年3月1日発行、ISBN 4-09-185531-8
    2. 「予言者」 2000年7月1日発行、ISBN 4-09-185532-6
    3. 「ギターを持った英雄」 2000年10月1日発行、ISBN 4-09-185533-4
    4. 「愛と平和」 2001年3月1日発行、ISBN 4-09-185534-2
    5. 「さいかい」 2001年6月1日発行、ISBN 4-09-185535-0
    6. 「最後の希望」 2001年9月1日発行、ISBN 4-09-185536-9
    7. 「真実」 2001年12月1日発行、ISBN 4-09-185537-7
    8. 「ケンヂの歌」 2002年4月1日発行、ISBN 4-09-185538-5
    9. 「ラビット・ナボコフ」 2002年8月1日発行、ISBN 4-09-185539-3
    10. 「顔のない少年」 2002年10月1日発行、ISBN 4-09-185540-7
    11. 「成分表示」 2003年2月1日発行、ISBN 4-09-186631-X
    12. 「ともだちの顔」 2003年5月1日発行、ISBN 4-09-186632-8
    13. 「終わりの始まり」 2003年8月1日発行、ISBN 4-09-186633-6
    14. 「少年と夢」 2003年11月1日発行、ISBN 4-09-186634-4
    15. 「ばんぱくばんざい」 2004年2月1日発行、ISBN 4-09-186635-2
    16. 「鏡のむこう」 2004年6月1日発行、ISBN 4-09-186636-0
    17. 「クロスカウンター」 2004年12月1日、ISBN 4-09-186637-9
    18. 「みんなの歌」 2005年4月1日発行、ISBN 4-09-186638-7
    19. 「帰ってきた男」 2005年8月1日発行、ISBN 4-09-186639-5
    20. 「人類の勝負」 2005年12月1日発行、ISBN 4-09-186640-9
    21. 「宇宙人現る」 2006年4月1日発行、ISBN 4-09-180159-5
    22. 「正義の始まり」 2007年1月1日発行、ISBN 4-09-180805-0
  • 浦沢直樹『21世紀少年』小学館〈ビッグコミックス〉、全2巻
    1. 上巻 「“ともだち”の死」 2007年6月4日発行、ISBN 978-4-09-181216-2
    2. 下巻 「20世紀少年」 2007年10月3日発行、ISBN 978-4-09-181495-1

関連書籍

  • 竹熊健太郎 『20世紀少年探偵団』 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉、2008年、ISBN 978-4-09-182194-2
    • 漫画の主な舞台となった1970年代の世相・風俗を解説したオフィシャル本。
    • 原作者である浦沢直樹が監修を担当している。
  • 浦沢直樹、ウジコウジオ 『20世紀少年の脇役 ウジコウジオ作品集』 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉、2010年、ISBN 978-4-09-183245-0
    • 『20世紀少年』スピンオフ作品集。

映画

2008年から2009年にかけて堤幸彦監督、唐沢寿明の主演で3部作で公開された。

総製作費60億円のプロジェクトで、3部作は全て週末観客動員数1位を記録し最終興行収入は3部作総額で113.7億円にのぼった。映画完結後も未公開シーンを加え劇場版と異なるラストを収録したDVDBlu-ray Discの発売、地上波テレビにて『20世紀少年 サーガ』と題した再編集版が放送されるなどしている。

注釈

出典

  1. ^ 雑誌『AERA臨時増刊号 AERA in FOLK 〜あれはロックな春だった!』2006年3月18日発売(朝日新聞社)
  2. ^ アングレーム国際漫画祭』 - コトバンク
  3. ^ 「20世紀少年」米国アイズナー賞 アジア部門最優秀作品賞受賞”. アニメ!アニメ! (24 Jul 2011). 23 Apr 2023閲覧。
  4. ^ サスペンス・ミステリー”. JapanMade.com. 2022年1月18日閲覧。
  5. ^ 20世紀少年世界(ワールド)Tシャツ応募者全員サービス」より。
  6. ^ a b c 浦沢直樹『20世紀少年』 5集、小学館、2001年6月1日、61頁。 
  7. ^ a b 浦沢直樹『20世紀少年』 5集、小学館、2001年6月1日、62頁。 
  8. ^ 浦沢直樹『20世紀少年』 5集、小学館、2001年6月1日、63頁。 
  9. ^ 浦沢直樹『20世紀少年』 5集、小学館、2001年6月1日、64頁。 
  10. ^ a b 浦沢直樹『20世紀少年』 9集、小学館、2002年8月1日、121頁。 
  11. ^ 浦沢直樹『20世紀少年』 9集、小学館、2002年8月1日、122頁。 
  12. ^ 浦沢直樹『20世紀少年』 9集、小学館、2002年8月1日、206頁。 
  13. ^ 浦沢直樹『20世紀少年』 15集、小学館、2004年2月1日、219頁。 
  14. ^ 浦沢直樹『20世紀少年』 21集、小学館、2006年4月1日、119頁。 
  15. ^ 浦沢直樹『21世紀少年』 上巻、小学館、2007年6月4日、75頁。 

外部リンク