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「梅田地区の鉄道駅」の版間の差分

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== バス路線 ==
== バス路線 ==
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== 脚注・出典 ==
== 脚注・出典 ==

2019年9月13日 (金) 01:00時点における版

梅田駅
1985年当時の大阪駅・梅田駅付近航空写真。右上が阪急梅田駅、左上は旧梅田貨物駅。画面下は大阪駅国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
うめだ
Umeda
所在地 大阪市北区
所属事業者 阪神電気鉄道駅詳細
阪急電鉄駅詳細
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro・駅詳細
乗換 大阪駅JR東海道本線環状線福知山線
北新地駅JR東西線
西梅田駅地下鉄四つ橋線
東梅田駅地下鉄谷町線
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梅田駅(うめだえき)は、大阪府大阪市北区にある、阪神電気鉄道阪急電鉄大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)のである。西日本旅客鉄道(JR西日本)の大阪駅北新地駅、Osaka Metroの東梅田駅西梅田駅とともにキタ梅田ターミナルを形成している。

概要

各鉄道事業者の梅田駅および大阪駅・北新地駅・東梅田駅・西梅田駅は、それぞれ離れた場所に別々の駅舎を持つ独立した駅であるが、地下街などを介して相互に乗換え可能である。かつては日本貨物鉄道(JR貨物)の梅田駅(通称: 梅田貨物駅、現在の梅田信号場)も近隣を通る梅田貨物線上に設けられていた。

各梅田駅は、大阪駅を中心とすると、北東に阪急の梅田駅、東に地下鉄の梅田駅、南に阪神の梅田駅が位置し、そして北西にJR貨物の梅田駅が存在していた。また、地下鉄梅田駅の東に東梅田駅、阪神梅田駅の西に西梅田駅、阪神梅田駅の南に北新地駅がある。

2019年7月30日に、阪急電鉄及び阪神電鉄は、「梅田駅」を「大阪梅田駅」に同年10月1日からそれぞれ変更することを発表した[1][2][3]

乗り入れ路線

大阪・梅田付近の接続路線

1: JR西東海道本線JR神戸線JR宝塚線
2: 阪急:西梅田・十三連絡線
3: 阪急:なにわ筋連絡線
4: JR西:東海道本線(おおさか東線梅田貨物線
5: Osaka Metro御堂筋線
6: 阪急神戸本線宝塚本線京都本線
1 2 3 4 5 6 7
7: JR西:東海道本線JR京都線
STR extSTR extSTR tSTR tSTR STR STR
KRZt etABZq+l xtTBHFt etABZqr tSTRr tSTR KBHFe STR
北梅田駅・大阪駅(うめきたエリア)大阪梅田駅(阪急)
ABZql xtKRZ xtKRZ BHFq STRq tKRZ STRq ABZqr
大阪駅 JR西:大阪環状線
tSTRq xtKRZt xtKRZt tKBHFeq tBHF tSTR+l tSTRq
阪神本線 大阪梅田駅(阪神)梅田駅 (Osaka Metro) M16
extSTR tKBHFxa tSTR tBHF
西梅田駅 Y11/東梅田駅 T20
extSTR tSTR tSTR tSTRl tSTRq
Osaka Metro:谷町線
tSTRq xtKRZt tKRZt tBHFq tSTRq tKRZt tSTRq tSTRq
北新地駅 JR西:JR東西線
extSTR tSTR
Osaka Metro:四つ橋線
extSTR
JR西・南海なにわ筋線

その他、以下の駅とも乗り換えが可能である。

利用状況

ここでは、大阪駅・北新地駅・東梅田駅・西梅田駅も含めた最新年度の1日平均乗降人員を述べる。過去のデータについては各駅の項目を参照。

  • 阪神電気鉄道(梅田駅) - 2015年度の1日平均乗降人員は166,010人である。同社の駅の中では第1位。
  • 阪急電鉄(梅田駅) - 2015年の平日1日平均乗降人員は545,067人(乗車人員:274,591人、降車人員:270,476人)である[4]。同社の駅では第1位であり、関西の大手私鉄の駅としても第1位である。また、2014年度の路線別1日乗降人員は以下のとおりである。京都本線の乗降人員は宝塚本線や神戸本線の7割程度になっている。
    • 神戸本線 - 191,104人(乗車人員:95,195人、降車人員:95,909人)
    • 宝塚本線 - 200,551人(乗車人員:100,552人、降車人員:99,999人)
    • 京都本線 - 141,828人(乗車人員:72,905人、降車人員:68,923人)
  • Osaka Metro
    • 梅田駅 - 2016年11月8日の1日乗降人員は431,007人である(乗車人員:211,974人、降車人員:219,033人)[5]。同局の駅では第1位で、地下鉄単一路線の駅としては日本一乗降人員が多い駅である。
    • 東梅田駅 - 2016年11月8日の1日乗降人員は166,676人(乗車人員:82,821人、降車人員:83,855人)である[5]。地下鉄・ニュートラム全107駅中第7位であり、谷町線の駅では天王寺駅に次ぐ第2位である。谷町線の単独駅かつ御堂筋線が乗り入れていない地下鉄の駅では第1位である。
    • 西梅田駅 - 2016年11月8日の1日乗降人員113,949人(乗車人員:58,838人、降車人員:55,111人)である[5]。四つ橋線ではなんば駅本町駅四ツ橋駅心斎橋駅と合算)に次ぐ第4位である。ただし上位駅は全て御堂筋線を含む乗換駅であるのに対し、西梅田駅は単独駅である。梅田地区にある地下鉄3駅の中では、阪急との連絡が不便なこともあって乗降人員が最も少ない。それでも全体107駅中、9番目に多い。
  • JR西日本
    • 大阪駅 - 2015年度の1日平均乗車人員は431,743人である。これはJR全線でも新宿駅池袋駅東京駅につぐ第4位の駅である。[6]。JR西日本の駅では第1位であり、京阪神および西日本、東京都以外の都道府県で最多の利用客を誇る。
    • 北新地駅 - 2015年度の1日平均乗車人員は49,248人である。

これらを合わせた各社合計の1日平均乗降人員は約240万人も利用しており、年間ではのべ約8億8千万人弱となる(2015年度)。これは新宿駅(約342万人:2015年度)、渋谷駅(約323万人:2015年度)、池袋駅(約262万人:2015年度)についで世界4位の規模である[7]

その他

各社の梅田駅の扱い

1970年ごろの宝塚本線電車。「豊中⇔大阪」と表示されている。
新大阪駅構内に掲示されている案内板。「大阪(梅田)」が赤字で表示されている。(※現在はのりば番号が変更されている)

阪神や阪急では大阪側のターミナル駅であることを強調するため、「大阪」と並列して呼称することがある。阪神の車内アナウンスは「次は、大阪梅田、梅田、終点です」となっており、阪急では行先表示板を使用していた1980年代までは電車の行先案内は「大阪⇔京都」のように記載され、かつては「大阪梅田駅」と呼んでいたこともあった。これは他社のターミナル駅である天満橋駅などでも見られ、中には大阪阿部野橋駅大阪上本町駅のように正式駅名に「大阪」を含んだ例も存在する。これらは、戦前の各私鉄の路線敷設期に当時の大阪市内中心部である北浜や本町付近にターミナル駅を設けられなかったことに起因する。当時、大阪市は市電を始め地下鉄網の路線拡充、建設を図っていたために、私鉄線の市内中心部への乗り入れには大反対で、当時の鉄道省に路線免許を認めさせないように強硬に働きかけていた(市営モンロー主義)。この為に当時の市内周辺部にしかターミナル駅を設けられなかったことから、現在の私鉄線各ターミナル駅名の頭に「大阪」が付くようになったのである。その後、現在に至って大阪市交通局の地下鉄がその各ターミナル間を結ぶことになっているのは一種の皮肉とも言える。

会社ごと、あるいは位置ごとに分ける意味で「阪神梅田駅」「阪急梅田駅」と呼ぶこともある。同様にして阪神と阪急に同一の駅名がある神戸三宮駅春日野道駅御影駅、も「阪神○○」「阪急○○」と案内されることが多い。これは神戸高速鉄道を介して阪急電鉄、阪神電気鉄道、山陽電気鉄道の3社が相互乗り入れしているためである。高速神戸駅以西を始発としている列車が同一ホームから発車することから、ことさらに強調されてアナウンスされたためである。これに関連して、山陽電気鉄道の5000系6000系車両の行先表示では阪神に直通することを明確に示すため「阪神梅田」と表示される[8]。また、阪神の直通特急対応車両には「梅田」(直通特急以外)・「阪神梅田」(直通特急のみ)両方の行先表示が入っている[9]。山陽電車の車内アナウンスは「阪神、大阪梅田行…」である(駅構内アナウンスでは「大阪」をつけず単に「阪神梅田」と呼ぶ)。

阪神なんば線から近鉄奈良線に直通する電車の尼崎駅到着時のアナウンスでは、大阪難波駅があるにもかかわらず、「大阪方面へお越しの方は…」と梅田を省略する場合がある。また、武庫川駅以西での快速急行の停車駅の自動放送による案内では、大阪難波駅も大阪上本町駅も大阪を省略する一方で、「野田、大阪梅田終点にお越しの方は…」と梅田には頭に必ず大阪を付けている。

また、新大阪駅の在来線コンコースには「大阪駅(梅田)へは7・8番のりば…」という掲示がある。

北梅田駅

大阪駅付近で梅田貨物線を通過する特急「はるか」・「くろしお」などに梅田界隈から乗降できるようにするため、現在の梅田貨物線を地下線にした上で、より大阪駅に近接した位置に「北梅田駅」(仮称)を開設する計画がある。地下線にする理由は、現在梅田貨物線となにわ筋の交点に設置された踏切などで渋滞が発生しやすいため、それを解消する目的も兼ねている。なお、おおさか東線の列車も北梅田駅まで乗り入れる予定。

JR貨物の梅田駅跡地(うめきた2期開発区域)が2014年度中に更地化されるのを受けて、2015年頃に梅田貨物線地下新線建設工事に着手し、併せて新駅を設置して2023年頃の開業を目指すことになった[10]

駅周辺

便宜上、国道176号を南北軸に、大阪環状線を東西軸に置いて示す。

北東(芝田茶屋町)方面
北西(うめきた・新梅田シティ)方面
南東(角田町曾根崎)方面
南西(ダイヤモンド地区・西梅田)方面

バス路線

脚注・出典

  1. ^ "「梅田」「河原町」「石橋」の駅名を10月1日に変更します" (PDF) (Press release). 阪急電鉄. 30 July 2019. 2019年7月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年7月30日閲覧
  2. ^ "10月1日から「梅田」と「鳴尾」の駅名を変更します" (PDF) (Press release). 阪神電鉄. 30 July 2019. 2019年7月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年7月30日閲覧
  3. ^ “梅田駅を「大阪梅田駅」に変更 阪急と阪神が10月”. 日本経済新聞. (2019年7月30日). オリジナルの2019年7月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190730041141/https://r.nikkei.com/article/DGXMZO47943190Q9A730C1AM1000 2019年7月30日閲覧。 
  4. ^ 阪急電鉄 鉄道情報ホームページ 駅別乗降人員(上位50位)
  5. ^ a b c 路線別駅別乗降人員 2016年11月8日
  6. ^ なんでもランキング”. 西日本旅客鉄道. 2015年5月15日閲覧。
  7. ^ 統計の年度が違うために単純に比較できないが、直通人員を除いた渋谷駅の2011年度の1日平均乗降人員は約230万人。この基準では池袋の順位が一つ上がり渋谷と梅田は僅差となる。
  8. ^ 山陽5000系の表示幕には「阪神梅田」の表示コマしかないため、夜間に見られる山陽5000系の阪神特急でも行先表示は「阪神梅田」である。山陽6000系はフルカラーLEDだが、同様に「阪神梅田」で表示。
  9. ^ ローマ字表記は、山陽5000系が「HANSHIN-UMEDA」なのに対して、阪神車は「阪神梅田」でも「UMEDA」のみ。
  10. ^ キタ〜関空直結「うめきた」新駅、平成27年度にも着工 35年ごろ完成 - 産経新聞2012年12月31日付[リンク切れ]

関連項目

外部リンク