「片瀬江ノ島駅」の版間の差分
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|画像 = Odakyu Katase-Enoshima.jpg |
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|画像説明 = 駅舎(2018年7月24日) |
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|よみがな = かたせえのしま |
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|ローマ字 = Katase-Enoshima |
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2020年2月14日 (金) 22:17時点における版
片瀬江ノ島駅 | |
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駅舎(2018年7月24日) | |
かたせえのしま Katase-Enoshima | |
◄OE 15 鵠沼海岸 (1.7 km) | |
| |
所在地 | 神奈川県藤沢市片瀬海岸二丁目15番3号 |
駅番号 | OE16 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | 江ノ島線 |
キロ程 |
27.6km(相模大野起点) 新宿から59.9 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
21,217人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)4月1日 |
乗換 |
江ノ島駅(江ノ島電鉄線) 湘南江の島駅(湘南モノレール江の島線) |
片瀬江ノ島駅(かたせえのしまえき)は、神奈川県藤沢市片瀬海岸二丁目にある、小田急電鉄江ノ島線の駅。江ノ島線の終着駅である。駅番号はOE 16。
3社の路線がある江の島地区の駅では唯一東京方面(新宿駅)への直通列車があり、江ノ島(江の島)と名が付く駅(片瀬江ノ島駅・江ノ島駅・湘南江の島駅)の中で当駅が一番江の島に近い。行楽地・観光地ということもあり、駅舎は竜宮城を模したユニークなデザインになっている。
関東の駅百選認定駅。
年表
- 1929年(昭和4年)4月1日 - 鎌倉郡川口村西浜2932番地に開業。「直通」の発着駅となる。開設当時の各駅停車は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみで運行されていた。
- 1945年(昭和20年)6月 - 「直通」が廃止。各駅停車が全線で運行されることとなる。
- 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定される。
- 1955年(昭和30年)3月25日 - 通勤急行が設定される。
- 1957年(昭和32年) - 夏季に海水浴客輸送用の臨時列車として快速急行が運行される。
- 1959年(昭和34年)4月 - 急行が設定される。
- 1999年(平成11年)10月14日 - 関東の駅百選に選定される。
- 2002年(平成14年)3月23日 - 湘南急行が設定される。
- 2004年(平成16年)12月11日 - 湘南急行が廃止され、快速急行に変更される。
- 2008年(平成20年)2月 - 行先案内表示器がフルカラーLED式に更新される。
- 2018年(平成30年)
駅構造
片瀬江ノ島駅 配線図 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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駅前から改札口、プラットホームに至るまで段差がないため、階段・エスカレーター・エレベーターはない。トイレは改札を入って左側にあり、多目的トイレも併設されている。
主に海水浴シーズンやふじさわ江の島花火大会などの多客期に営業する臨時改札口は有人だが、PASMO・Suica利用者のために簡易ICカード改札機が設置されている。
2008年2月頃、行先案内表示器がフルカラーLED式に更新された。
2014年7月頃、駅名標がLED照明付きのものに交換された。隣の鵠沼海岸・本鵠沼駅も同様に新型駅名標化。
のりば
のりばは北側を1番ホームとして、下表の通り。
ホーム | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 江ノ島線 | 藤沢・相模大野・新宿・ 千代田線方面 | このホームのみ10両編成が入線可能 |
2 | 線路は共通 | ||
3 | (2番ホームの列車の降車ホーム) | ||
4 | 藤沢・相模大野・新宿・ 千代田線方面 |
閑散時間帯は2番ホーム到着時、降車専用ホームである3番ホームでの扉扱いを行わず、乗降とも2番ホームで行う形になる。
1番ホームに10両編成、2・3番ホームと4番ホームに6両編成の夜間留置がある。
-
駅舎(2008年2月3日)
-
コンコース(2007年9月30日)
-
プラットホーム(2007年9月26日)
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗降人員は21,217人であり[利用客数 1]、小田急線全70駅中49位。
小田急線の特急ロマンスカー停車駅では最も少ないが、終端駅ということもあり、同じくロマンスカー始終着駅の箱根登山線箱根湯本駅を上回る数値を記録している。また、毎年8月に藤沢納涼花火、また10月第3土曜日にふじさわ江の島花火大会が開催される時は非常に混雑する。このため小田急江ノ島線では、開催当日に見物客の輸送力増強を図る目的で、定期列車の運転区間延長や列車の増発が行われる。
近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
増加率 | 順位 | 1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
---|---|---|---|---|---|
1995年(平成 | 7年)8,773 | [神奈川県統計 1] | |||
1998年(平成10年) | 7,601 | [神奈川県統計 2] | |||
1999年(平成11年) | 7,595 | [神奈川県統計 3] | |||
2000年(平成12年) | 7,573 | [神奈川県統計 3] | |||
2001年(平成13年) | 7,678 | [神奈川県統計 4] | |||
2002年(平成14年) | 14,002 | 7,622 | [神奈川県統計 5] | ||
2003年(平成15年) | 14,234 | 1.7% | 58位 / 69駅 | 7,788 | [神奈川県統計 6] |
2004年(平成16年) | 16,866 | 18.5% | 55位 / 70駅 | 9,095 | [神奈川県統計 7] |
2005年(平成17年) | 17,024 | 0.9% | 55位 / 70駅 | 8,982 | [神奈川県統計 8] |
2006年(平成18年) | 17,059 | 0.2% | 55位 / 70駅 | 9,031 | [神奈川県統計 9] |
2007年(平成19年) | 17,873 | 4.8% | 55位 / 70駅 | 9,345 | [神奈川県統計 10] |
2008年(平成20年) | 18,066 | 1.1% | 55位 / 70駅 | 9,467 | [神奈川県統計 11] |
2009年(平成21年) | 18,239 | 1.0% | 55位 / 70駅 | 9,517 | [神奈川県統計 12] |
2010年(平成22年) | 18,391 | 0.8% | 55位 / 70駅 | 9,557 | [神奈川県統計 13] |
2011年(平成23年) | 17,260 | −6.1% | 55位 / 70駅 | 8,939 | [神奈川県統計 14] |
2012年(平成24年) | 18,808 | 9.0% | 55位 / 70駅 | 9,760 | [神奈川県統計 15] |
2013年(平成25年) | 19,501 | 3.7% | 55位 / 70駅 | 10,115 | [神奈川県統計 16] |
2014年(平成26年) | 19,979 | 2.5% | 53位 / 70駅 | 10,457 | [神奈川県統計 17] |
2015年(平成27年) | 20,692 | 3.6% | 53位 / 70駅 | 10,897 | [神奈川県統計 18] |
2016年(平成28年) | 21,440 | 3.6% | 49位 / 70駅 | 11,330 | [神奈川県統計 19] |
2017年(平成29年) | 20,699 | −3.5% | 50位 / 70駅 | ||
2018年(平成30年) | 21,217 | 2.5% | 49位 / 70駅 |
駅周辺
- 江の島(江島神社、江の島灯台、江の島ヨットハーバーなど)
- 新江ノ島水族館
- 片瀬東浜海水浴場
- 片瀬西浜・鵠沼海水浴場
- 神奈川県立湘南海岸公園
- 片瀬漁港
- 江ノ島ボウリングセンター
- 国道134号
乗り換え路線
鉄道路線
「江ノ島(江の島)」を含む以下の駅はいずれも当駅からは600メートルほど離れており、連絡運輸は行われていない。
バス路線
江ノ島水族館前
江ノ島海岸
駅舎について
竜宮城を模した駅舎が建てられた当初は、登記上は仮駅舎であった。これは、開業当時、駅の近くには東海土地電気株式会社(1922年(大正11年)12月22日に免許が公布された[1])による大船 - 江ノ島 - 茅ヶ崎間の路線が建設される予定があり、もし開業した場合は撤去しなければならなかったためである。
しかし、東海土地電気には路線の建設予算がなく、当初から免許が失効することは確実視されていた。そのため、駅舎建築には約18,000円という当時としては高額(同時期の省線電車初乗りは5銭)予算が投入され、実質的には本駅舎であった。
その後、東海土地電気の免許は1930年(昭和5年)1月に失効され[2]、駅舎の登記は「仮設」から「本設」に書き換えられた。なお、東海土地電気は1926年(大正15年)7月に事業を新設会社の「江ノ島電気鉄道」(後に江ノ島電鉄と改称)に譲渡して解散しており[3]、さらに江ノ島電気鉄道は1928年(昭和3年)7月に当時は東京電燈経営の軌道線であった現在の江ノ島電鉄線を買収している。
正面玄関にある駅名標は、竜宮城の入口に相応しい当駅オリジナルのものである。
駅舎の建て替え
2017年6月30日の神奈川新聞にて、片瀬江ノ島駅前の都市計画道路を拡張するにあたり、駅舎の一部分が重なるため、2020年に開催される東京オリンピック前の竣工予定で建て替えが決定されたことが報じられた[4]。
新駅舎のデザイン・設計については2017年7月時点では、「藤沢市と検討を実施中で、今の雰囲気を生かし、愛されるデザインを目指す。」と小田急電鉄広報部が回答し、藤沢市計画建築部の江の島地区周辺整備担当が駅周辺の自治会から聞取を実施し、「竜宮城のデザインは残して欲しい」などの意見を得て、小田急側に伝達している段階である[5]。
2017年12月12日、小田急電鉄は駅舎の改良工事の概要を発表。竜宮城の雰囲気は踏襲し、竜宮造りといわれる神社仏閣の技法を取り入れた造りとすることが明らかとなった[6]。2018年2月に工事に入り、2年余の期間を経て2020年5月に竣工を予定している[6]。
駅名の由来と表記
観光地たる江の島の玄関駅であるが、江ノ島電鉄に「江ノ島駅」がすでに設置されており、また片瀬海岸が近くにあることから、「片瀬江ノ島」と名付けられた。ちなみに、江ノ電は小田急線が開通する1か月前に「片瀬」駅を「江ノ島」駅に改名している。
なお、片瀬江ノ島駅行の列車の行先表示は、以前は「片瀬江ノ島」ではなく「江ノ島」と表示されていた[注釈 1]。
2002年に営業運転を開始した3000形のLED式行先表示器から、「片瀬江ノ島」と表示されるようになった。また、2003年以降は方向幕の英字併記化と共にその他の車両も「片瀬江ノ島」と表示するようになった。
隣の駅
- 小田急電鉄
- 江ノ島線
- □特急ロマンスカー「えのしま」「メトロえのしま」発着駅、「モーニングウェイ」始発駅、「ホームウェイ」終着駅
脚注
注釈
- ^ ただし例外もあり、1960年代の夏季ダイヤで運転されていた快速急行(海水浴客輸送の臨時列車、現在の快速急行とは別のもの)専用の方向幕では「片瀬江ノ島」と表記されていた。
出典
- ^ 『鉄道省鉄道統計資料. 大正11年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道免許取消」『官報』1930年1月31日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『鉄道統計資料. 昭和元年 第3編 監督』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ “片瀬江ノ島駅90年ぶり新駅舎へ 老朽化、東京五輪向け”. 神奈川新聞. (2017年6月30日) 2017年7月19日閲覧。
- ^ “小田急の「竜宮城」片瀬江ノ島駅が建て替えへ 築88年の名所、新デザインどうなる?”. 乗りものニュース. (2017年7月16日) 2017年7月19日閲覧。
- ^ a b "片瀬江ノ島駅の改良工事を実施します" (PDF) (Press release). 小田急電鉄. 12 December 2017. 2017年12月12日閲覧。
- 小田急電鉄の1日平均利用客数
- 小田急電鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 22ページ
- ^ 平成12年 - 223ページ
- ^ a b 平成13年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成14年 (PDF) - 223ページ
- ^ 平成15年 (PDF) - 223ページ
- ^ 平成16年 (PDF) - 223ページ
- ^ 平成17年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成18年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成19年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成20年 (PDF) - 231ページ
- ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成22年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成23年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成24年 (PDF) - 235ページ
- ^ 平成25年 (PDF) - 237ページ
- ^ 平成26年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成27年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ
- ^ 平成29年 (PDF) - 239ページ