御嶽駅
御嶽駅 | |
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駅舎(2022年4月) | |
みたけ Mitake | |
◄JC 68 沢井 (1.3 km) (2.8 km) 川井 JC 70► | |
所在地 | 東京都青梅市御岳本町310 |
駅番号 | JC69 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■青梅線(東京アドベンチャーライン) |
キロ程 | 27.2 km(立川起点) |
電報略号 | ミケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
683人/日(降車客含まず) -2014年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)9月1日[2] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
御嶽駅(みたけえき)は、東京都青梅市御岳本町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線の駅である[1]。駅番号はJC 69。
武蔵御嶽神社や御岳山、高水三山などへのハイキングの入口である。
歴史
[編集]- 1929年(昭和4年)9月1日:青梅電気鉄道 二俣尾駅 - 当駅間開通と同時に終着駅として開業[2][3]。旅客・荷物および貨物の取扱を開始(一般駅)[3]。
- 1944年(昭和19年)
- 1958年(昭和33年)11月1日:貨物の取扱を廃止[3]。
- 1971年(昭和46年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2][3]。
- 1999年(平成11年):関東の駅百選に選定される[5]。選定理由は「ホームが山の斜面に位置し、駅舎が古風な神社造りの駅」[5]。
- 2002年(平成14年)2月8日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[6][7]。
- 2010年(平成22年)3月:駅舎リニューアル。きっぷうりばおよび待合室が整備され、駅出入口にドア設置。駅舎の西側にあった臨時口、ホームのトイレは撤去される。
- 2016年(平成28年)4月1日:終日無人化[8]。
- 2019年(平成31年)2月15日:駅舎がリニューアルされる[9]。
- 2020年(令和2年)4月1日:名誉駅長を配置[10]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。6両編成分の有効長を確保している。
青梅駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)であったが、2016年4月1日より無人化された[8]。自動券売機・簡易Suica改札機が入場用1台、出場用が2台設置されている。登山客が多いため、登山計画書提出箱が設けられている[1]。
ホームは駅舎よりも一段高いところにあり、駅舎への通路は1番線の下をくぐる形となる。エレベーターなどのバリアフリー設備は設置されていない。列車は、各駅停車のほか、「ホリデー快速おくたま」号や行楽向けの臨時電車が停車する。
2019年2月15日のリニューアルオープンにより、待合室の整備がなされて情報発信スペースが追加された。また、コンコース強化とレンタルサイクルを設置した[9]。同年3月24日にリニューアルイベントを実施[11]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 青梅線 | 下り | 鳩ノ巣・奥多摩方面 | |
2 | 青梅線・中央線 | 上り | 拝島・立川・新宿・東京方面 | 一部列車は1番線 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
当駅始発青梅・立川方面行きの上り普通電車(平日朝の一部電車を除く)は1番線から発車する。それぞれホームに乗車口が表示されている。以前設定されていた当駅始発の「ホリデー快速みたけ」号も1番線から発車していた。
JR青梅線の前身、青梅電気鉄道の終着駅であり、ホームは広く、奥多摩方には両側に階段のある臨時降車口もあった。毎年12月31日深夜から翌1月1日未明にかけ、立川 - 御嶽間で終夜運転(初詣列車)が実施される。
2番線外に待避線が1本あり、回送電車の待避などに利用されていたが、2019年に使用停止となり、その後、廃止、撤去された。
-
改札口(2022年4月)
-
待合室(2022年4月)
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登山計画書提出箱(2012年9月)
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臨時降車口(2009年2月)
-
ホーム(2022年4月)
利用状況
[編集]2014年(平成26年)度の1日平均乗車人員は683人である。
近年の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)986 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)956 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)956 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)904 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)888 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)858 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)819 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)771 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 712 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 678 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]633 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]611 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]617 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]603 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]593 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]591 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]589 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]606 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]607 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]622 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]615 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]658 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]669 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]706 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]683 | [* 25] |
駅周辺
[編集]御嶽駅近辺には玉堂美術館、せせらぎの里美術館、御岳美術館など美術館が多い。
この地域は御岳渓谷として、多摩川と青梅街道にはさまれる形で遊歩道が整備されていて、喫茶店やギャラリーがあり、ハイキングをしたり、カヌーに興じる人たちもいる。
バス路線
[編集]都営バスの「御嶽駅前」停留所と、西東京バスの「御岳駅」停留所が設けられている。
その他
[編集]- 御岳駅 - ケーブル下間の西東京バスと御岳登山鉄道(ケーブルカー)の往復乗車券をセットにした「駅からパック」は、2010年3月31日をもって発売終了となった。
- 1985年5月、つげ義春が家族と共に訪れ、駅前の渓谷美に感動、多くの渓谷を見てきたがここ以上のものはないと絶賛している。つげはこの場所で石拾いを試みたが、のちに映画化までされた作品『無能の人』シリーズのモチーフとなった[注釈 1]。
隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 青梅線(東京アドベンチャーライン)
- ■特別快速「ホリデー快速おくたま」(臨時列車のみ)
- ■各駅停車
脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]- ^ 『無能の人』あとがき(日本文芸社)・雨の日の風景は鉄道ファンに人気である。
出典
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、23頁。
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、10-11頁。
- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、195頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「運輸通信省告示第321号」『官報』1944年6月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b (監修)「鉄道の日」関東実行委員会『駅の旅物語 関東の駅百選』(初版)人文社、2000年10月14日、62-63,228頁。ISBN 4795912807。
- ^ 「鉄道記録帳2002年2月」『RAIL FAN』第49巻第5号、鉄道友の会、2002年5月1日、24頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-123-6。
- ^ a b “平成28年第2回奥多摩町議会定例会 会議録” (PDF). 奥多摩町. 2018年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月31日閲覧。
- ^ a b 『青梅線 御嶽駅リニューアルオープンについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2019年2月15日。オリジナルの2019年2月18日時点におけるアーカイブ 。2019年4月8日閲覧。
- ^ 『青梅線 御嶽駅に「名誉駅長」を配置します!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2020年3月27日。オリジナルの2020年3月27日時点におけるアーカイブ 。2020年3月27日閲覧。
- ^ 『青梅線 御嶽駅リニューアルイベントについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2019年3月14日。オリジナルの2019年4月3日時点におけるアーカイブ 。2019年4月8日閲覧。
利用状況
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(御嶽駅):JR東日本