「八田駅」の版間の差分
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|よみがな = はった |
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|ローマ字 = Hatta |
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2020年2月14日 (金) 23:28時点における版
八田駅 | |
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はった Hatta | |
所在地 | 名古屋市中村区・中川区 |
所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細) 名古屋市交通局(駅詳細) |
乗換 | 近鉄八田駅(近鉄名古屋線) |
八田駅(はったえき)は、愛知県名古屋市中村区・中川区にある、東海旅客鉄道(JR東海)・名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)の駅である。
JR東海の関西本線(名古屋地区)と、名古屋市営地下鉄の東山線との接続駅であり、JRの駅には「CJ01」、地下鉄の駅には「H02」の駅番号が設定されている。近隣に近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線の近鉄八田駅があり、乗り換えが可能となっている。
JRの事務管理コードは△530802を使用している
JR東海
JR 八田駅 | |
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駅舎 | |
はった Hatta | |
◄*CJ00 名古屋 (3.8 km) (3.7 km) 春田 CJ02► | |
所在地 | 名古屋市中村区八田町字長田 |
駅番号 | CJ 01 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 関西本線(名古屋地区) |
キロ程 | 3.8 km(名古屋起点) |
電報略号 | ハタ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,940人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)2月1日[1] |
備考 |
業務委託駅 JR全線きっぷうりば 有 名古屋市内駅 |
* この間に笹島信号場有り(当駅から2.0km先)。 |
歴史
- 1918年(大正7年)7月15日:国有鉄道関西本線の名古屋 - 蟹江間に、八田信号所開設。
- 1922年(大正11年)4月1日:八田信号場に変更。
- 1925年(大正14年)4月25日:専用線発着貨物の取扱いを開始。
- 1928年(昭和3年)2月1日:駅に昇格、八田駅が開業[1]。一般駅。
- 1980年(昭和55年)10月1日:専用線発着を除く、車扱貨物の取扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道・日本貨物鉄道が継承。
- 1997年(平成9年)11月1日:日本貨物鉄道の駅(貨物の取扱い)が廃止。
- 2002年(平成14年)4月7日:名古屋方に0.5km移転、高架化。
- 2006年(平成18年)
- 2020年(令和2年)12月:集中旅客サービスシステムの使用開始に伴い終日無人化〈予定〉[2]。
駅構造
島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、合計2面3線のホームを有する高架駅。路線は東西に通っており、島式ホームは北側に、単式ホームは南側にある。単式ホームに隣接する路線が1番線(下り本線)、島式ホーム南側が2番線(中線)、北側が3番線(上り本線)となっている。
国鉄時代に関西線四日市駅方面 - 名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)名古屋貨物ターミナル駅方面を結ぶ貨物列車のために、当駅から名古屋貨物ターミナル方面(現在の荒子駅付近で接続する)を結ぶデルタ線が計画されたが、南方貨物線計画頓挫とともに断念された。現在、取得してあった用地は道路及び住宅地に転用されている。
東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、桑名駅が当駅を管理している[3]。高架下の駅舎内にはJR全線きっぷうりばが設けられている。
JRの特定都区市内制度における「名古屋市内」の駅である。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 関西本線 | 下り | 四日市・松阪方面[注釈 1] |
2 | |||
上り | 名古屋方面[注釈 1] | ||
3 |
2番線には2015年3月14日のダイヤ改正にて、土曜・休日に1本、快速「みえ」待避のため、下り普通列車が発着する[4][5]。その他は主に貨物列車の待避用に使用されている。
-
ホーム
-
改札口
-
駅名標
配線図
← 名古屋方面 ← 近鉄名古屋方面 |
→ 四日市方面 → 近鉄四日市方面 |
|
凡例 出典:[6] 黒線がJR線、赤線が近鉄線 |
駅移転と連続立体交差
地上駅時代の八田駅は現在より500m西側の中川区八田本町に位置した。かつてより「八田総合駅」構想があり、旧国鉄時代から名古屋市は駅の現在地への移転を求めてきたが、当時は貨物の取扱い駅でありこれに伴う移転費用など協議が難航していた。
また周辺は南北に走る幹線道路があるが名古屋中心部と比べ道路幅は狭く交通渋滞が頻繁であった。更に朝夕の通勤時間帯には関西本線と並行して走る近鉄名古屋線の列車本数が多くなることから「開かずの踏切」が発生し車や歩行者による鉄道事故が起きやすくなっていた。このことにより、連続立体交差化事業計画が持ち上がった。
国鉄民営化後に貨物の取扱いを廃止により駅移転の協議が両者間で進むことになり、JR八田駅移転及びJR線・近鉄線連続立体交差化事業を一括にして工事を行うことになった。駅移転工事の際、待避線となっていた中線が使用できなくなることから列車の運行に支障が出ないよう八田 - 春田(当時は春田信号場)間に伏屋信号場が1998年9月28日開設した。
駅移転及び連続立体交差工事は上り線側から始まり2002年4月7日駅移転工事が完成。駅ホームは下り線を2番(現在は待避線の中線)、上り線は3番として暫定開業した。現在の1番線(駅前ロータリー側)のホーム下は移転用の仮設線路を設けていた為に未完成のままだった。先行して開業した2・3番ホームはポイント及び信号設備等の関係で2番線の下り線は名古屋寄り、3番線の上り線は桑名寄りにそれぞれ乗車口があった。
その後、2003年10月31日に現在の下り線となる1番ホームが完成。[7]暫定だった下り線2番ホームは待避線の切替工事を行いその後、中線となり全面開業した。これにより伏屋信号場はその役割を果たし2005年1月30日廃止された。
こうしてJR・地下鉄・近鉄の乗り換えの距離が短縮され、同時に周辺の踏切も撤去され幹線道路の拡幅や駅前も整備もされた。ただし、同じ名古屋市にある「金山総合駅」に比べると規模は小さく、普通列車しか停車しない。2015年現在、鉄道3線のうちでは地下鉄の利用者が最も多い。なお現在のJR駅の位置は高架化前の近鉄八田駅の位置に近いところにある。
当駅付近のJR関西線を複線化する計画があるが、2013年9月現在において事業が凍結されたままとなっている。[8]
名古屋市営地下鉄
名古屋市営地下鉄 八田駅 | |
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はった Hatta | |
◄H01 高畑 (0.9 km) (1.1 km) 岩塚 H03► | |
所在地 | 名古屋市中川区八田町1812 |
駅番号 | H02 |
所属事業者 |
名古屋市交通局 (名古屋市営地下鉄) |
所属路線 | 東山線 |
キロ程 | 0.9 km(高畑起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
7,190人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1982年(昭和57年)9月21日 |
配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。1961年の都市計画決定では終点の予定であったが、建設時に隣の高畑駅を終点にすることに変更された。出入口は4ヶ所で、1・4番出入口は中川区、2・3番出入口は中村区に位置する。JRや近鉄への連絡階段は2・3番出入口へ向かう通路の途中から分かれている。改札外のエレベーターはJR駅舎横へつながっている。
当駅は、東山線駅務区名古屋管区駅の管轄である。尚、駅業務は2016年(平成28年)4月1日より縁エキスパート株式会社へ委託されている。
のりば
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 東山線 | 名古屋・栄・藤が丘方面 |
2 | 高畑方面 |
利用状況
「名古屋市統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | JR東海 | 地下鉄 |
---|---|---|
2003年 | 902 | 4,602 |
2004年 | 983 | 4,610 |
2005年 | 1,039 | 4,937 |
2006年 | 1,116 | 5,133 |
2007年 | 1,219 | 5,292 |
2008年 | 1,315 | 5,517 |
2009年 | 1,417 | 5,545 |
2010年 | 1,484 | 5,631 |
2011年 | 1,541 | 5,681 |
2012年 | 1,593 | 5,948 |
2013年 | 1,642 | 6,162 |
2014年 | 1,690 | 6,342 |
2015年 | 1,793 | 6,624 |
2016年 | 1,892 | 6,806 |
2017年 | 1,940 | 7,021 |
2018年 |
地下鉄は次の高畑駅で終点となるため、利用客のほとんどが名古屋・栄・藤が丘方面へ向かう。名古屋駅までの所要時間はJR、近鉄より長いが、乗り換えなしで名古屋駅を越えて栄や今池などへ行けるのと、平日ラッシュ時は列車が最短2分間隔で走っているため、JRや近鉄より利用客が多くなっている。
駅周辺
- 三菱重工業岩塚工場
- 八田なみき病院
- 八田フランテ館
- DCMカーマ八田店
- 岐阜信用金庫八田支店
- 地下鉄4番出入口と地下で繋がっている。
- 百五銀行八田支店
- 近鉄八田駅 - 近鉄名古屋線
- 八田街道(愛知県道190号名古屋一宮線)
- 愛知県道229号八田停車場線
- 地上駅時代のJR八田駅前が起点。現在地に移転後も路線名はそのままである。
- 豊国通(名古屋市道豊国線)
- 名古屋市道高畑町線
- EQVO!岩塚店
バス路線
八田駅から徒歩圏内のバス停留所としては、「地下鉄八田」「八田駅」「並木2丁目」「花池町」の4停留所が存在する。いずれも名古屋市営バスが乗り入れる。八田駅バスターミナル開業前、柳瀬町停留所(花池町停留所の西隣)は八田駅前という名称であった。
地下鉄八田停留所
駅から南に徒歩10分程
名古屋市営バス
八田駅停留所
JR駅前のバスターミナル
2006年のJR八田駅の駅前広場完成と同時に設置され、乗り入れるようになった(それまでは深夜2をのぞき、地下鉄高畑発着)。発着系統、本数とも少ないため、乗車停、降車停とも1ヶ所ずつしかない。
中川コロナワールド行きの無料シャトルバスもバスターミナル内から発車している。
名古屋市営バス
- [高畑13] 八田駅 - 野跡駅・港区役所
- [高畑15] 八田駅 - 権野・南陽交通広場(イオンモール名古屋茶屋)
- [深夜2] 栄 - 八田駅 - 地下鉄高畑
並木2丁目停留所
駅から北に10分程
名古屋市営バス
- [名駅22] 名古屋駅 - 並木2丁目 - 横井町
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
脚注
注釈
出典
- ^ a b 「鉄道省告示第18号」『官報』1928年01月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ "集中旅客サービスシステムの導入駅拡大について" (PDF) (Press release). 東海旅客鉄道. 13 November 2019. 2019年12月16日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
- ^ 『東海旅客鉄道20年史』、732 - 733頁。
- ^ 八田駅時刻表(四日市・松阪方面、2015年3月14日改正) (PDF) - 東海旅客鉄道ウェブサイト、2015年3月23日閲覧
- ^ 『JR時刻表』(編集・発行 交通新聞社)、2015年3月号、p.213(関西本線の時刻)
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第8巻 名古屋南部・紀勢東部』、p.8、 講談社、2009年9月、ISBN 978-4062700184
- ^ http://www.space.ne.jp/~shiba/sub6-7-2.htm
- ^ http://www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000008/8601/15Lhokokusyo.pdf