「富士宮駅」の版間の差分
Mister0124 (会話 | 投稿記録) m 地図を修正し、脚注節分離 |
|||
7行目: | 7行目: | ||
|pxl =280 |
|pxl =280 |
||
|画像説明= 北口(2011年4月) |
|画像説明= 北口(2011年4月) |
||
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
||
|よみがな= ふじのみや |
|よみがな= ふじのみや |
||
|ローマ字= Fujinomiya |
|ローマ字= Fujinomiya |
2020年2月15日 (土) 00:27時点における版
富士宮駅* | |
---|---|
北口(2011年4月) | |
ふじのみや Fujinomiya | |
◄CC05 源道寺 (1.4 km) (1.2 km) 西富士宮 CC07► | |
所在地 | 静岡県富士宮市中央町16-1 |
駅番号 | CC 06 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 身延線 |
キロ程 | 10.7 km(富士起点) |
電報略号 | ノミ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,401人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)7月20日 |
備考 |
駅長配置駅(管理駅) JR全線きっぷうりば 有 * 1942年に大宮町駅から改称。 |
富士宮駅(ふじのみやえき)は、静岡県富士宮市中央町にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。駅番号はCC06。
概要
当駅は富士宮市の代表駅であり、富士宮市の中心市街地に位置している。1913年(大正2年)7月に富士身延鉄道(身延線の前身)の駅として開業し、1938年(昭和13年)の国による借り上げの後、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によりJR東海の駅となった。開業時の駅名は自治体名(大宮町、現・富士宮市)と同じ大宮町駅であったが、市制が施行された1942年(昭和17年)に現名称である富士宮駅に改称した。
特急「ふじかわ」の停車駅の一つであり、1日あたりの乗車客が約2500人と身延線の中間駅では最も乗降客の多い駅である。かつては日蓮正宗大石寺への参拝客関連の団体専用列車が多数発着していたが、日蓮正宗と創価学会が対立した1991年(平成3年)以降その数を大幅に減らしている。それに伴い乗客数は減少しており、この現象は新富士駅などと同様である。
1969年(昭和44年)から1974年(昭和49年)にかけて実施された身延線南部の複線化の結果、起点の富士駅から当駅までの間が複線、当駅から終点甲府駅までの間は単線となり、富士宮駅は単線・複線の切換地点となった。ただし、富士駅からの区間列車は北隣の西富士宮駅にて始発・終着となっている。
歴史
- 1913年(大正2年)7月20日:富士身延鉄道の大宮町駅(おおみやまちえき)として、富士 - 当駅間の開通時に開業[1][2]。旅客・貨物営業を開始[1]。
- 1915年(大正4年)3月1日:富士身延鉄道線が芝川駅まで延伸開業[2]。
- 1927年(昭和2年)6月20日:富士身延鉄道線の電化に伴い、駅構内を電化。
- 1938年(昭和13年)10月1日:富士身延鉄道線を鉄道省が借り上げ、身延線となる[2]。
- 1939年(昭和14年)3月9日:駅前に乗り入れていた富士軌道の廃止が許可。
- 1941年(昭和16年)5月1日:身延線が正式に国有化[2]。
- 1942年(昭和17年)10月1日:富士宮駅に改称[1]。
- 1983年(昭和58年)7月:2代目の駅舎に改築[3]。
- 1984年(昭和59年)1月16日:車扱貨物の取扱を廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱を廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東海が継承[1]。門の華
- 2007年(平成19年)2月28日:改札口と2・3番線ホームを結ぶエレベーターと多機能トイレを新設。
- 2008年(平成20年)4月6日:改札口と南口を結ぶエレベーターを新設。
- 2008年(平成20年)10月10日:ペデストリアンデッキと旧長崎屋跡地の歩道をつなぐエレベーターが稼働。
- 2009年(平成21年)1月:富士宮駅付近JR身延線鉄道高架事業[4]により、西側に残っていた留置線が撤去される。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカードTOICAの利用が可能となる。
- 2012年(平成24年)4月14日:ペニー紡績踏切西側の高架部併用開始。
駅構造
ホーム・駅構内
地上駅であり、2面3線のホームを持つ。ホームは北側から、単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の順に並ぶ。乗り場は北側から1番線、2番線、3番線であり、3番線の南側にはホームのない着発線が1本ある。
2番線を富士方面へ向かう上り列車が、3番線を甲府方面へ向かう下り列車が使用している。夜間の電車留置線として使用される1番線は最も長いホームであるが、臨時列車を除き列車の発着はない。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | (臨時ホーム、通常は閉鎖) | ||
2 | 身延線 | 上り | 富士方面[注釈 1] |
3 | 下り | 身延・甲府方面[注釈 1] |
駅舎・設備
-
南口と駅前広場(2008年12月)
-
団体専用出入口(2006年3月)
-
改札口(2018年4月)
-
ホーム。左が1番線、右が2・3番線(2018年4月)
-
富陽軒の売店(2008年11月)
-
極 富士宮やきそば弁当
富士宮駅の駅舎は、南北自由通路を併設する橋上駅舎である。初代駅舎に代えて1983年(昭和58年)に建設された。初代の駅舎は木造の地平駅舎であった。
橋上駅舎は島式ホーム(2・3番線)の上空から駅の北側にかけて設けられていて、北口と南口がある。1番線からは直接外部へ出ることのできる出入口があるが、団体の専用であるため使用されていない。駅舎から各ホームの中ほどへそれぞれ階段がのびているが、1番線ホームへのびる階段の入り口は普段は立ち入り禁止になっている。他に、駅の構内源道寺方では、屋根つきの跨線橋が2つのホームを結んでいるが、これも普段は立ち入り禁止になっている。
駅舎内部には有人の窓口(JR全線きっぷうりば設置)があるほか、自動券売機と身延線の中間駅で唯一の自動改札機の設置がある。駅舎にはこのほか、富士宮市観光協会の案内所、富士急静岡バスの事務所が入っている。
バリアフリーに対応するため、2007年(平成19年)に改札口と2・3番線ホームを結ぶエレベーターが新設された。駅構内にあるこのエレベーターは、JR東海が国・静岡県・富士宮市からの補助金を受けて整備した。2008年(平成20年)には駅南口にもエレベーターが新設され、その後駅北口側にもエレベーターが2基整備された。
当駅は、JR東海による直営駅(駅長・駅員配置駅)である[5]。また、管理駅として、静岡県側にある身延線の各駅[注釈 2]を管理している[5]。
利用状況
「静岡県統計年鑑」及び「富士宮市の統計」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 3,567 |
1994年 | 3,370 |
1995年 | 3,246 |
1996年 | 3,110 |
1997年 | 2,856 |
1998年 | 2,745 |
1999年 | 2,585 |
2000年 | 2,510 |
2001年 | 2,547 |
2002年 | 2,544 |
2003年 | 2,550 |
2004年 | 2,496 |
2005年 | 2,449 |
2006年 | 2,444 |
2007年 | 2,369 |
2008年 | 2,334 |
2009年 | 2,254 |
2010年 | 2,252 |
2011年 | 2,161 |
2012年 | 2,241 |
2013年 | 2,314 |
2014年 | 2,212 |
2015年 | 2,314 |
2016年 | 2,358 |
2017年 | 2,401 |
駅周辺
駅周辺は、富士宮市の中心市街地として位置付けられている。
北口
北口の駅前には、橋上駅舎に繋がるペデストリアンデッキが整備されている。ペデストリアンデッキの下にはバスターミナル(富士宮駅バス停)があり、富士急静岡バスと山梨交通のバスが発着している。また夏季限定で、富士登山のための登山バスが出ている[6]。北口側の市街地は富士山本宮浅間大社の門前町として発展した地域で、富士宮市役所は北口側の地域にある。
- 駅北に立地する主な施設
- 富士宮市役所
- 富士山本宮浅間大社
- 富士山せせらぎ広場
- 富士宮自動車学校
- 富士宮富士急ホテル
- 静岡県富士山世界遺産センター
南口
南口の駅前にも駅前広場が整備されている。
バス路線
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
富士宮駅 | 1 | S04・S05 快速 | 新富士駅 | 富士急静岡バス 富士急バス |
||
下天間・峰畑・伝法二丁目 | 吉原中央駅 | 富士急静岡バス | ||||
2 | 富士宮市内定期観光バス「強力くん」午前コース | 山宮浅間神社・村山浅間神社・浅間大社 | 富士宮駅 | 富士急静岡バス | 土休日のみ | |
富士宮市内定期観光バス「強力くん」午後コース | 白糸の滝・田貫湖・人穴富士講遺跡・富士ミルクランド・富士高砂酒造・浅間大社 | 富士宮駅 | 富士急静岡バス | 土休日のみ | ||
S04 快速 | 静岡県富士山世界遺産センター・白糸の滝入口・朝霧高原・本栖湖・精進・河口湖駅・富士急ハイランド | 富士山駅 | 富士急静岡バス 富士急バス |
|||
S05 快速 | 静岡県富士山世界遺産センター・白糸の滝入口・朝霧高原 | 本栖湖 | 富士急静岡バス | |||
S06 特急 | 静岡県富士山世界遺産センター・本門寺入口・白糸の滝 | 休暇村富士 | 富士急静岡バス | 土休日のみ | ||
S07 特急 | 静岡県富士山世界遺産センター | 富士急静岡バス | 土休日のみ | |||
S11 | 本門寺入口 | 白糸の滝 | 富士急静岡バス | |||
S12 | 本門寺入口・白糸の滝・内野 | 足形 | 富士急静岡バス | |||
S13 | 本門寺入口・白糸の滝・内野・足形 | 猪の頭 | 富士急静岡バス | |||
S16 | 本門寺入口・白糸の滝・内野 | 休暇村富士 | 富士急静岡バス | |||
S18 | ふじのみやスポーツ公園 | 富士急静岡バス | 夏季運行 | |||
富士桜自然墓地公園 | 富士急静岡バス | 季節運行 | ||||
星山台・北松野・富士川駅 | 蒲原病院 | 山梨交通 | ||||
3 | 万野粟倉循環 | 万野団地入口・万野団地・粟倉団地・富士見ヶ丘 | 富士宮駅 | 富士急静岡バス | ||
万野団地入口 | 万野団地 | 富士急静岡バス | 土休日のみ | |||
赤坂・富士脳研病院・中野 | 曽比奈 | 富士急静岡バス | ||||
赤坂・富士脳研病院・中野 | 吉原中央駅 | 富士急静岡バス | ||||
宮1 | 富士宮駅南口・イオンモール富士宮・西公民館・富士宮市役所 | 総合福祉会館 | 宮バス | |||
宮2 | 西公民館・イオンモール富士宮・富士宮駅南口・西富士宮駅 | |||||
4 | 粟倉万野循環 | 富士見ヶ丘・粟倉団地・万野団地・万野団地入口 | 富士宮駅 | 富士急静岡バス | ||
橋戸・粟倉団地・万野団地・万野団地入口 | 富士宮駅 | |||||
橋戸・粟倉団地 | 二本松 | 平日1本のみ | ||||
5 | 西富士宮駅・大中里・柚野公民館 | 上柚野 | 富士急静岡バス | |||
西富士宮駅・富丘・青木平・大石寺入口 | 上条 | 富士急静岡バス | ||||
西富士宮駅 | 富士急静岡バス | |||||
6 | グリーンキャンプ場 | 富士山富士宮口五合目 | 富士急静岡バス | 夏季運転 | ||
高速バス | フジヤマライナー | 京都駅八条口・大阪駅前(地下鉄東梅田駅)・近鉄なんば駅西口(OCATビル) | 天王寺駅(あべのハルカス) | 富士急山梨バス 近鉄バス |
夜行便 | |
やきそばEXPRESS | 東名江田・東名向ヶ丘・六本木ヒルズ(土休日の一部のみ停車)・霞が関 | 東京駅日本橋口 | 富士急静岡バス | |||
富士宮駅南口 | 宮1 | イオンモール富士宮・西公民館・富士宮市役所 | 総合福祉会館 | 宮バス | ||
宮2 | 西富士宮駅 | |||||
宮3 | 小泉・出水・富士宮市役所 | 富士宮駅南口 | 平日3本のみ | |||
富士宮市役所・出水・小泉 | 平日3本のみ | |||||
宮5 | イオンモール富士宮・総合福祉会館・富士宮市民体育館・総合福祉会館・中原町・イオンモール富士宮 | 平日3本のみ | ||||
イオンモール富士宮・中原町・総合福祉会館・富士宮市民体育館・総合福祉会館・イオンモール富士宮 | 平日3本のみ | |||||
宮13 | イオンモール富士宮・沼久保・香葉台・芝川駅 | 芝川会館 | 平日土曜2本のみ | |||
宮14 | イオンモール富士宮・西富士宮駅・稗久保・新田・香葉台・芝川駅 | 平日土曜1本のみ | ||||
イオンモール富士宮・西公民館・稗久保・新田・川合 | 平日土曜1本のみ |
隣の駅
※特急「ふじかわ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。