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2020年2月15日 (土) 00:46時点における版

南流山駅
南口・A1出入口(2013年5月4日
みなみながれやま
Minami-Nagareyama
地図
所在地 千葉県流山市南流山
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細
首都圏新都市鉄道駅詳細
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北口(2014年8月2日)
A3出入口(2008年8月7日)
A2出入口(2012年10月7日)

南流山駅(みなみながれやまえき)は、千葉県流山市南流山にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・首都圏新都市鉄道である。つくばエクスプレスの全旅客営業列車(快速通勤快速区間快速、普通)が停車する。

乗り入れ路線

旅客線はJR東日本の武蔵野線と首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレスの2路線が乗り入れ、相互間の接続駅となっている。武蔵野線の駅には「JM 16」、つくばエクスプレスの駅には「TX10」の駅番号が与えられている。流鉄鰭ヶ崎駅は当駅から徒歩約10分程度に位置する。

上記のほか、JR東日本の駅からは常磐線北小金駅までの武蔵野線支線(北小金支線)、および常磐線馬橋駅までの武蔵野線支線(馬橋支線)が分岐している。両支線とも基本的に貨物列車専用であるが、北小金方面は京葉線東京駅 - 常磐線日立駅間を運行する臨時旅客急行「わくわく舞浜・東京」の運行経路に利用されたり、臨時団体旅客列車などに利用されることがある[1]。ただし、このような臨時列車に乗車する場合でも運賃・料金は新松戸駅経由の扱いとなる。

流鉄との乗り継ぎについて

鰭ヶ崎駅までは距離があり、乗り換えようとすると徒歩約10分前後かかり[2]、当駅での乗換には不向きである。

  • 武蔵野線の各駅から流鉄の乗り換えには基本的に(新松戸駅←→幸谷駅)が適している。隣接しているため
  • 流鉄沿線から常磐線各駅停車への乗り換えは基本は馬橋駅の乗り換えになる。(ただし、北小金、柏方面への乗り換えは幸谷駅で下車し、新松戸駅で乗り換えた方が時間もかからない場合がある他、運賃面でも安く抑えられる)ただし連絡定期券は馬橋接続で無いと買うことができないので注意が必要。
  • 平和台駅流山駅方面へは、当駅から路線バスが発着している。そのため武蔵野線の府中本町〜三郷間の各駅から乗り換える場合とつくばエクスプレス沿線から乗り換える場合は当駅からバスを利用した方が適している。(つくば方面からであれば流山セントラルパーク駅からでも距離はあるが歩けば徒歩10分前後)

歴史

当駅付近の空中写真(1974年撮影の国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成、開業1年後の様子)。当時は総武流山電鉄(現・流鉄)鰭ヶ崎駅付近(右上)に建物が多かった。
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当駅付近の空中写真1974年撮影の国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成、開業1年後の様子)。当時は総武流山電鉄(現・流鉄)鰭ヶ崎駅付近(右上)に建物が多かった。

駅周辺は江戸川沿いの自然を活かした「子どもからお年寄りまで様々な世代の人が安心して豊かに暮らせるまちづくり」をテーマに開発が進められている[3]

駅名の由来

すでに流山駅が存在し、流山市の南部に位置することから「南流山」と付けられたとされている。

駅構造

JR東日本

JR 南流山駅
JR改札口(2019年9月17日
みなみながれやま
Minami-Nagareyama
所在地 千葉県流山市南流山一丁目25
北緯35度50分16.9秒 東経139度54分14秒 / 北緯35.838028度 東経139.90389度 / 35.838028; 139.90389 (JR 南流山駅)座標: 北緯35度50分16.9秒 東経139度54分14秒 / 北緯35.838028度 東経139.90389度 / 35.838028; 139.90389 (JR 南流山駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 ミナ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
34,954人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1973年昭和48年)4月1日
乗入路線 3 路線
所属路線 武蔵野線
駅番号 JM16
キロ程 84.2km(鶴見起点)
府中本町から55.4 km
JM 17 三郷 (2.0 km)
(2.1 km) 新松戸 JM 15
所属路線 武蔵野線貨物支線(北小金支線)
キロ程 0.0* km(JR貨物・南流山起点)
(2.9km) 北小金
所属路線 武蔵野線貨物支線(馬橋支線)
キロ程 0.0* km(JR貨物・南流山起点)
(3.7km) 馬橋
備考 業務委託駅
* 両貨物支線はJR東日本が第一種鉄道事業者であるが、同社では営業キロを設定していない。貨物支線を通る旅客列車の運賃は、新松戸経由で計算される。第二種鉄道事業者である日本貨物鉄道(JR貨物)のみ営業キロを設定している。
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相対式ホーム2面2線と中線を有する高架駅である[2][1]JR東日本ステーションサービスが受託する業務委託駅新松戸駅管理)。

みどりの窓口2012年1月21日をもって営業終了し、代わりに指定席券売機で指定券や長距離乗車券類の発売を行っている。自動改札機設置駅であり、駅舎内にはエスカレーター4基、エレベーター2基、多機能トイレが設置されている。付近は年間20mmから60mm程度の地盤沈下がみられるため、建設時に駅本屋の床をスラブ設計とし、必要のある個所では床下配管をスラブに吊ることで沈下防止対策をとっている[6]。当駅南方より武蔵野線の北小金支線と馬橋支線が分岐している。駅カラーは黄緑色。

2012年11月12日駅ナカ(改札内)にJR東日本リテールネットが運営する書店「ブックエキスプレス南流山店」が開業した[7]

のりば

番線 路線 方向 行先
1 JM 武蔵野線 上り 南浦和西国分寺府中本町方面
2 下り 新松戸西船橋東京方面

(出典:JR東日本:駅構内図

周辺のJR線鉄道配線図

東日本旅客鉄道 南流山駅と武蔵野線貨物支線周辺の鉄道配線略図
南浦和西国分寺府中本町梶ヶ谷貨物T方面

北千住上野
代々木上原
田端信号場
新小岩信号場
方面
東日本旅客鉄道 南流山駅と武蔵野線貨物支線周辺の鉄道配線略図
取手
土浦水戸
方面
西船橋東京海浜幕張方面
凡例
出典:以下を参考に作成
* 高橋政士「東京外環状線ジャンクション」図6-Aおよび図6-B 「新松戸ジャンクション」
 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』 第58巻9号 通巻第808号 2008年9月号、P.53,P.54

※ 本図では、馬橋駅でつながる流鉄流山線の配線を省略している。


首都圏新都市鉄道

首都圏新都市鉄道 南流山駅
TX改札口(2012年10月7日
みなみながれやま
Minami-Nagareyama
◄09 三郷中央 (2.8km)
所在地 千葉県流山市南流山二丁目1
駅番号 10
所属事業者 首都圏新都市鉄道
所属路線 つくばエクスプレス
キロ程 22.1 km(秋葉原起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
37,030人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 2005年平成17年)8月24日[5]
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島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は1か所で、出入口はA1、A2およびA3の3か所ある。

当駅にはすべての種別の営業列車が停車する。北千住駅 - 守谷駅間の途中駅では唯一の既存駅(JRの駅がすでに存在)併設である[注 1]

混雑緩和と利便性の向上のため2011年6月からホーム延伸工事が行われ[8]2012年9月23日始発から供用開始した。具体的には前後約40m(2両分)ずつホームを延伸し、上下線の列車停止位置をずらすことで混雑緩和を図る。また、エスカレーターの上下方向の運転切り替えや自動改札機2台の移設も行われる[9]

のりば

番線 路線 方向 行先
1 つくばエクスプレス 下り つくば方面
2 上り 秋葉原方面

利用状況

  • JR東日本 - 2018年度の1日平均乗車人員34,954人で、武蔵野線内26駅中9位である[利用客数 1]。開業当時は利用者2.2万人と予想していた。
  • 首都圏新都市鉄道 - 2018年度の1日平均乗車人員は37,030人である[利用客数 2]。2015年度は流山おおたかの森駅を抜いていたが、再び追い抜かれつくばエクスプレス線内20駅中第4位である。

2社を合わせた2017年度の1日平均乗車人員は70,217人で、千葉県内の駅としては舞浜駅に次いで9番目に多い。

つくばエクスプレス開業で乗換駅となり、利用客が大幅に増加した駅である。周辺であっても従来利用しなかった地区(流鉄流山線沿線など)の利用者が当駅にシフトする傾向にある。東洋学園大学流山キャンパス(流山市大字鰭ケ崎)からのバスも乗り入れている関係で、大学の講義などがある日は学生の利用も多い。

近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 JR東日本 首都圏
新都市鉄道
出典
1990年(平成02年) 9,465

[* 1]
1991年(平成03年) 10,409 [* 2]
1992年(平成04年) 11,550 [* 3]
1993年(平成05年) 12,180 [* 4]
1994年(平成06年) 12,481 [* 5]
1995年(平成07年) 12,700 [* 6]
1996年(平成08年) 13,038 [* 7]
1997年(平成09年) 12,929 [* 8]
1998年(平成10年) 12,969 [* 9]
1999年(平成11年) 13,058 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]13,332 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]13,437 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]13,442 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]13,494 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]13,790 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]16,698 [備考 1]13,589 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]20,944 19,350 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]23,235 23,819 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]24,843 26,168 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]26,165 27,339 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]27,153 28,560 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]27,958 29,277 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]29,013 30,550 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]30,399 31,926 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]31,024 31,904 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]32,220 33,152 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 17]33,280 34,619 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 18]34,304 35,913 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 19]34,954 37,030
備考
  1. ^ 2005年8月24日開業。開業日から翌年3月31日までを集計したデータ。

駅周辺

北口駅前ロータリー(2009年10月1日)

武蔵野線南流山駅開業による区画整理1989年(平成元年)2月に完了した住宅街である[10]。駅周囲は平坦な土地である。西へ進むと、埼玉県三郷市)との境をなす江戸川がある。

北口・A2出入口・A3出入口

東洋学園大学 流山校舎
千葉県立小金高等学校

南流山4丁目方面・交通広場方面。千葉県道280号白井流山線千葉県道29号草加流山線が走り、交通広場には自転車駐輪場やタクシー・バスのりばが整備されている。北方には鰭ケ崎地区があり、鰭ヶ崎駅流鉄流山線)は当駅より北東約キロメートル(1km)の地点に所在する。さらに北隣の西平井地区も当駅の利用圏内である。この西平井・鰭ヶ崎両地区では流山市による土地区画整理事業が行われている[11]

南口・A1出入口

マルヤ 南流山店

千葉県道5号松戸野田線流山街道)が走る。松戸市境に近く、当駅南東方に大規模住宅地である新松戸の北西端の一部(横須賀二丁目、新松戸七丁目)が近接する。南西方の地区は元々田園地帯であったが、千葉県によるつくばエクスプレス沿線整備の一環として土地区画整理事業が行われている[12]

バス路線

南流山駅(東武バス)
南流山駅北口(京成バス)

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 営業所
1番 松71
松73
松74
番場・流山駅・流山市役所 江戸川台駅 京成バス 松戸
2番 南流01 平和台駅前・二丁目・三輪野山下花輪 クリーンセンター 東武バス 吉川
南流02 平和台駅前・加二丁目・三輪野山・流山警察署 流山おおたかの森駅西口
3番 西柏09 西平井 流山セントラルパーク駅 西柏
西柏08 宮園三丁目・八木南小学校 免許センター
宮園三丁目・八木南小学校・免許センター 南柏駅西口
南流山駅南口


全て京成バス松戸営業所が運行、流山ぐりーんバスは流山市からの委託運行

系統 主要経由地 行先
松71 船戸・日大病院入口・古ヶ崎・松戸営業所 松戸駅
松73 南流山中学校・日大歯科病院・古ヶ崎・松戸営業所
松74 南流山中学校・日大病院入口・古ヶ崎・樋野口橋
南流山中学校・日大病院入口・古ヶ崎 松戸営業所/松戸駅
流山ぐりーんバス「南流山・木ルート」 南流山8丁目・木方面循環 南流山駅南口

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JM 武蔵野線
新松戸駅 (JM 15) - 南流山駅 (JM 16) - 三郷駅 (JM 17)
武蔵野線貨物支線(馬橋支線)
南流山駅 - 馬橋駅
武蔵野線貨物支線(北小金支線)
南流山駅 - 北小金駅
首都圏新都市鉄道
つくばエクスプレス
快速
北千住駅 (05) - 南流山駅 (10) - 流山おおたかの森駅 (12)
通勤快速
八潮駅 (08) - 南流山駅 (10) - 流山おおたかの森駅 (12)
区間快速
三郷中央駅 (09) - 南流山駅 (10) - 流山おおたかの森駅 (12)
普通
三郷中央駅 (09) - 南流山駅 (10) - 流山セントラルパーク駅 (11)

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 流山おおたかの森駅はつくばエクスプレス開業と同時に東武野田線の駅も併せて新設開業。

出典

  1. ^ a b 武蔵野線まるごと探見、p.83。
  2. ^ a b 武蔵野線まるごと探見、pp.78-79。
  3. ^ 南流山駅 駅・駅ナカ情報 つくばエクスプレス”. www.mir.co.jp. 2019年1月30日閲覧。
  4. ^ “エスカレーター始動 JR南流山駅 上下線に各2基設置”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 16. (2003年2月5日) 
  5. ^ a b “県内5駅 つくばエクスプレス開業 県内企業、新動脈に期待感 沿線の魅力づけ必要”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 1,4,15. (2005年8月25日) 
  6. ^ 竹内正光「設計・施工上のポイント」、『鉄道建築ニュース 1973年4月』、鉄道建築協会、1973年4月、p35
  7. ^ [お知らせ]ブックエキスプレス南流山店OPEN致します。”. JR東日本リテールネット (2012年11月6日). 2012年11月14日閲覧。
  8. ^ 3編成18両の車両増強と南流山駅ホーム改良計画について” (PDF). 首都圏新都市鉄道ニュースリリース (2011年1月11日). 2012年9月19日閲覧。
  9. ^ 駅の改良工事が完了!!混雑緩和と利便性向上を図ります。① 南流山駅ホーム延伸による列車停止位置変更 ② 秋葉原駅の出入口増設” (PDF). 首都圏新都市鉄道ニュースリリース (2012年9月13日). 2012年9月19日閲覧。
  10. ^ “南流山地区 土地区画整理事業が完了 知事ら120人参加し式典 記念碑を除幕”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 13. (1989年2月8日) 
  11. ^ 事業概要|西平井・鰭ヶ崎地区(にしひれ)の宅地分譲・土地情報
  12. ^ 流山市南流山 第1期宅地分譲(千葉県住宅供給公社)
広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

JR・私鉄の1日平均利用客数
  1. ^ 各駅の乗車人員 - JR東日本
  2. ^ 乗車人員 - つくばエクスプレス
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
JR・私鉄の統計データ
  1. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
  2. ^ 流山市統計書 - 流山市
千葉県統計年鑑

参考文献

関連項目

外部リンク