「大網駅」の版間の差分

大網駅
	駅舎と駅前ロータリー（2019年3月）
	おおあみ; Ōami;
所在地	千葉県大網白里市南玉21-7 北緯35度31分22秒東経140度18分38.9秒 / 北緯35.52278度東経140.310806度座標: 北緯35度31分22秒東経140度18分38.9秒 / 北緯35.52278度東経140.310806度
所属事業者	東日本旅客鉄道（JR東日本）
電報略号	アミ
駅構造	高架駅
ホーム	2面2線（外房線）; 1面2線（東金線）
乗車人員; -統計年度-	10,319人/日（降車客含まず）; -2018年-
開業年月日	1896年（明治29年）1月20日
乗入路線 2 路線
所属路線	■外房線
キロ程	22.9 km（千葉起点）
	◄土気 (4.8 km) (2.4 km) 永田►
所属路線	■東金線*
キロ程	0.0 km（大網起点）
	(3.3km) 福俵►
備考	直営駅（管理駅）; みどりの窓口有
	* 一部列車は外房線に直通。
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2020年2月15日 (土) 01:05時点における版

大網駅（おおあみえき）は、千葉県大網白里市南玉（みなみだま）にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅である。

乗り入れ路線

外房線を所属線^[2]としており、東金線を加えた2路線が乗り入れている。東金線は当駅が起点である。

■ 外房線：千葉駅から安房鴨川駅の間を結ぶ鉄道路線（幹線）。
■ 東金線：当駅から成東駅へと至る鉄道路線（地方交通線）。一部の列車は外房線千葉駅方面へ直通運転する。

歴史

1896年（明治29年）1月20日：房総鉄道の駅として開業^[1]。旅客・貨物の取り扱いを開始。
1897年（明治30年）4月17日：当駅 - 一ノ宮駅（現在の上総一ノ宮）間延伸開業^[3]。
1900年（明治33年）6月30日：当駅 - 東金間駅延伸開業^[1]。
1907年（明治40年）9月1日：房総鉄道が買収され、帝国鉄道庁の駅となる^[1]。
1971年（昭和46年）7月1日：貨物扱いを廃止。
1972年（昭和47年）5月27日：現在の場所へ移転し、スイッチバックを解消^[1]。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる^[1]。
1996年（平成8年）
- 3月：新茂原駅での貨物取り扱い廃止に伴い、構内短絡線を休止。
- 12月：構内短絡線を撤去^[4]。
2001年（平成13年）11月18日：ICカード「Suica」の利用が可能となる^{[広報 1]}。
2009年（平成21年）2月：改札と各ホームにLED式発車標を設置^[1]。
2014年（平成26年）3月14日：外房線2番ホームと東金線3・4番ホームを繋ぐスロープが完成^[5]。

旧大網駅跡（2005年10月）
1974年時点の旧大網駅周辺空中写真（国土画像情報カラー空中写真（国土交通省）より）

線形について

当駅開設当初は東金駅方面から千葉駅方面と安房鴨川駅方面、両方に分岐する線形となっていた。そのため、房総東線（現・外房線）はスイッチバックが必要であった。スイッチバックが必要な線形については、JR東日本「千葉駅」も参照されたい。

1972年（昭和47年）、当駅と房総東線（現在の外房線）の線路が移設され、現行の形態となった。かつての房総東線線路は貨物列車用の短絡線として1996年（平成8年）まで使われていたが、新茂原駅での貨物取扱終了により撤去された（跡地の大部分はヤマダ電機大網白里店の敷地に転用）。これにより房総東線と西線（現在の内房線）を一周するとき、蘇我駅で車両編成の前後（向き）が逆転することとなり、房総半島を循環する列車の設定が困難となった。

駅構造

駅前広場から見た大網駅。左が駅舎及び外房線ホーム、右が東金線ホーム。写真奥の連絡通路で結ばれている（2018年4月）

改札口（2018年4月）

外房線ホーム（2017年2月）

東金線ホーム（2017年2月）

外房線の相対式ホーム2面2線と、東金線の島式ホーム1面2線の計3面4線で構成されている高架駅である。両線のホームは離れている。経緯については、当駅の歴史を参照。

みどりの窓口・指定席券売機・コインロッカーが設置されている。直営駅であり、管理駅として外房線の永田駅および東金線の福俵駅・東金駅・求名駅を管理している。

外房線ホームは全体がカーブしており、列車とホームとの隙間が広くなっている箇所がある。東金線ホームの4番線は外房線上り始発列車と東金線から京葉線・外房線に直通する列車が停車する。これに対して3番線は線路がホーム先端で途切れている。線内折り返し列車の発着のみに使用されている。

3・4番線には、各ホームと駅構内にLED式の発車標が設置されている。（かつては、行先をランプで知らせる案内表示器が設置されていたが撤去されている。）東金線ホームの東金方面より（3・4番線の分岐器付近）には、旧大網駅跡地を利用した保線用施設がある。

のりば

番線	路線	方向	行先	備考
1	■外房線	上り	千葉・東京方面	一部列車は4番線
2	■外房線	下り	茂原・勝浦・安房鴨川方面
3	■東金線	下り	東金・成東・銚子方面
4	■東金線	下り	東金・成東・銚子方面	外房線からの直通を含む

（出典：JR東日本:駅構内図）

1・2番ホームと3・4番ホームは離れているため、一度階段等で昇降する必要がある。
2番ホームのみ、3・4番ホームとスロープで結ばれているので昇降せず乗り換えが可能。

運転番線	ホーム	安房鴨川方面着発	成東方面	千葉方面着発	備考
1	15両分	到着可	不可	出発可	外房線上り主本線
2	15両分	出発可	不可	到着可	外房線下り主本線
3	6両分	不可	到着・出発可	不可
4	6両分	不可	到着・出発可	到着・出発可

主本線を発着する場合は通過が可能。ただし成東方面は不可。
夜間、3番線に翌朝の普通列車成東行に使用されるE233系5000番台4両編成^{[注釈 1]}が留置される。なお、外房線千葉発23時台終わりの終電は当駅止まりであるが、留置せずに千葉方面に回送で折り返す。

* 参考資料：「JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳」第4巻「水戸・千葉支社管内編」『学研』 2010年3月

利用状況

2018年（平成30年）度の1日平均乗車人員は10,319人である。

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員^{[統計 1]}^{[統計 2]}
年度	1日平均乗車人員	出典
1990年（平成02年）	8,365	^{[* 1]}
1991年（平成03年）	9,452	^{[* 2]}
1992年（平成04年）	10,162	^{[* 3]}
1993年（平成05年）	10,558	^{[* 4]}
1994年（平成06年）	10,946	^{[* 5]}
1995年（平成07年）	11,000	^{[* 6]}
1996年（平成08年）	11,143	^{[* 7]}
1997年（平成09年）	11,085	^{[* 8]}
1998年（平成10年）	11,203	^{[* 9]}
1999年（平成11年）	11,301	^{[* 10]}
2000年（平成12年）	^{[JR 1]}11,315	^{[* 11]}
2001年（平成13年）	^{[JR 2]}11,404	^{[* 12]}
2002年（平成14年）	^{[JR 3]}11,307	^{[* 13]}
2003年（平成15年）	^{[JR 4]}11,306	^{[* 14]}
2004年（平成16年）	^{[JR 5]}11,319	^{[* 15]}
2005年（平成17年）	^{[JR 6]}11,427	^{[* 16]}
2006年（平成18年）	^{[JR 7]}11,490	^{[* 17]}
2007年（平成19年）	^{[JR 8]}11,440	^{[* 18]}
2008年（平成20年）	^{[JR 9]}11,328	^{[* 19]}
2009年（平成21年）	^{[JR 10]}11,004	^{[* 20]}
2010年（平成22年）	^{[JR 11]}10,938	^{[* 21]}
2011年（平成23年）	^{[JR 12]}10,693	^{[* 22]}
2012年（平成24年）	^{[JR 13]}10,722	^{[* 23]}
2013年（平成25年）	^{[JR 14]}10,844	^{[* 24]}
2014年（平成26年）	^{[JR 15]}10,565	^{[* 25]}
2015年（平成27年）	^{[JR 16]}10,594	^{[* 26]}
2016年（平成28年）	^{[JR 17]}10,601	^{[* 27]}
2017年（平成29年）	^{[JR 18]}10,521	^{[* 28]}
2018年（平成30年）	^{[JR 19]}10,319

駅周辺

駅は大網白里市の中心部から多少西にあり、周辺は駐車場が多い。市役所は駅の東側、700メートル程のところにある。新興住宅団地も近接しており、東京都心や千葉市、茂原市のベッドタウンとなっている。

ヤマダ電機大網白里店（南東で車2分）
千葉県立大網高等学校
大網白里市立大網中学校
大網白里市立大網小学校
本國寺
- 宮谷県庁跡 - 1869年（明治2年）から1871年（明治4年）まで、木更津県に併合されるまで設置されていた。
大網郵便局
大網みずほ台郵便局
千葉銀行大網支店
京葉銀行大網支店
アミリィ大網白里ショッピングセンター（イオン大網白里店ほか）
神戸屋千葉工場
トップマート・大網店

バス路線

のりば	系統	主要経由地	行先	運行会社	備考
大網駅
1		柿餅・白里海岸	サンライズ九十九里	小湊鐵道
		柿餅・白里海岸	白子車庫
		柿餅	弥幾野		平日のみ
2	高速バス		東京駅・東雲車庫	小湊鐵道ちばフラワーバス
3		山辺	季美の森	小湊鐵道	朝のみ
		山辺・南五丁目
		山辺・南五丁目・東千葉メディカルセンター
		大網中学校・南五丁目			平日のみ
		みずほ台三丁目・駒込（内回り）	大網駅
		駒込・みずほ台三丁目（外回り）	大網駅
4		大網中学校	みどりが丘車庫
		永田駅入口・本納駅入口	茂原駅南口		土曜1本のみ
	大網線	大網下宿・福俵駅入口	東金駅	九十九里鉄道	土休日1本のみ
	深夜バス	住宅入口・福俵駅入口・南上宿・東金駅・田間(新町公園前)	求名駅	小湊鐵道	平日金曜日のみ。金曜日が祝日の場合は木曜日に運行。茂原行き最終電車と接続をする。
A	快速	昭和の森・土気駅・鎌取駅	千葉駅	千葉中央バス	土休日1本のみ
		昭和の森・土気駅	鎌取駅	千葉中央バス
	リムジンバス		羽田空港	千葉中央バス東京空港交通
	大網白里市コミュニティバス	大網白里市役所・南横川	中部コミュニティセンター	左回り
	大網白里市コミュニティバス	清名幸谷・大網白里アリーナ	中部コミュニティセンター	右回り
大網駅入口
	深夜急行バス	南センター前	山田インター入口	平和交通	平日深夜のみ

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■外房線

特急「わかしお」停車駅

■通勤快速・■快速（昼間時以外の京葉線経由）・■快速（総武線経由）

土気駅 - 大網駅 - 茂原駅　

■快速（昼間時の京葉線経由）・■普通（各駅停車）

土気駅 - 大網駅 - 永田駅　

■東金線

■通勤快速・■快速（京葉線経由）・■普通（各駅停車）

（土気駅 -） 大網駅 - 福俵駅

※通勤快速・快速ともに東金線内は各駅に停車。朝ラッシュ時上りと夕ラッシュ時下りに京葉線直通列車が、日中と夜間の一部に千葉始発・終着列車が設定されている。

脚注

[脚注の使い方]

記事本文

注釈

^ 成東駅に到着後、京葉線経由通勤快速（休日は快速）東京行きとして折り返す。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 曽根悟（監修）著、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）編『週刊歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR』 26号総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、27頁。
^ 『停車場変遷大事典国鉄・JR編』JTB 1998年
^ 曽根悟（監修）著、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）編『週刊歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR』 31号内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、22-23頁。
^ 『鉄道ピクトリアル』第48巻第4号、電気車研究会、1998年4月、82頁。
^ “大網駅・永田駅の施設整備（3月14日）”. 2019年7月30日閲覧。

広報資料・プレスリリースなど一次資料

^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初) (PDF)

利用状況

^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
^ データ大網白里 - 大網白里市

JR東日本の2000年度以降の乗車人員

千葉県統計年鑑

外部リンク

駅の情報（大網駅）：JR東日本

[7] 成東駅に到着後、京葉線経由通勤快速（休日は快速）東京行きとして折り返す。

[sone26-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 曽根悟（監修）著、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）編『週刊歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR』 26号総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、27頁。

[2] 『停車場変遷大事典国鉄・JR編』JTB 1998年

[3] 曽根悟（監修）著、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）編『週刊歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR』 31号内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、22-23頁。

[4] 『鉄道ピクトリアル』第48巻第4号、電気車研究会、1998年4月、82頁。

[6] “大網駅・永田駅の施設整備（3月14日）”. 2019年7月30日閲覧。

[5] Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初) (PDF)

[8] 千葉県統計年鑑 - 千葉県

[9] データ大網白里 - 大網白里市

[20] 各駅の乗車人員（2000年度） - JR東日本

[22] 各駅の乗車人員（2001年度） - JR東日本

[24] 各駅の乗車人員（2002年度） - JR東日本

[26] 各駅の乗車人員（2003年度） - JR東日本

[28] 各駅の乗車人員（2004年度） - JR東日本

[30] 各駅の乗車人員（2005年度） - JR東日本

[32] 各駅の乗車人員（2006年度） - JR東日本

[34] 各駅の乗車人員（2007年度） - JR東日本

[36] 各駅の乗車人員（2008年度） - JR東日本

[38] 各駅の乗車人員（2009年度） - JR東日本

[40] 各駅の乗車人員（2010年度） - JR東日本

[42] 各駅の乗車人員（2011年度） - JR東日本

[44] 各駅の乗車人員（2012年度） - JR東日本

[46] 各駅の乗車人員（2013年度） - JR東日本

[48] 各駅の乗車人員（2014年度） - JR東日本

[50] 各駅の乗車人員（2015年度） - JR東日本

[52] 各駅の乗車人員（2016年度） - JR東日本

[54] 各駅の乗車人員（2017年度） - JR東日本

[56] 各駅の乗車人員（2018年度） - JR東日本

[10] 千葉県統計年鑑（平成3年）

[11] 千葉県統計年鑑（平成4年）

[12] 千葉県統計年鑑（平成5年）

[13] 千葉県統計年鑑（平成6年）

[14] 千葉県統計年鑑（平成7年）

[15] 千葉県統計年鑑（平成8年）

[16] 千葉県統計年鑑（平成9年）

[17] 千葉県統計年鑑（平成10年）

[18] 千葉県統計年鑑（平成11年）

[19] 千葉県統計年鑑（平成12年）

[21] 千葉県統計年鑑（平成13年）

[23] 千葉県統計年鑑（平成14年）

[25] 千葉県統計年鑑（平成15年）

[27] 千葉県統計年鑑（平成16年）

[29] 千葉県統計年鑑（平成17年）

[31] 千葉県統計年鑑（平成18年）

[33] 千葉県統計年鑑（平成19年）

[35] 千葉県統計年鑑（平成20年）

[37] 千葉県統計年鑑（平成21年）

[39] 千葉県統計年鑑（平成22年）

[41] 千葉県統計年鑑（平成23年）

[43] 千葉県統計年鑑（平成24年）

[45] 千葉県統計年鑑（平成25年）

[47] 千葉県統計年鑑（平成26年）

[49] 千葉県統計年鑑（平成27年）

[51] 千葉県統計年鑑（平成28年）

[53] 千葉県統計年鑑（平成29年）

[55] 千葉県統計年鑑（平成30年）

[1]

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[広報 1]

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[注釈 1]

[統計 1]

[統計 2]

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[JR 17]

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[JR 18]

[* 28]

[JR 19]

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2020年2月15日 (土) 01:05時点における版

乗り入れ路線

歴史

線形について

駅構造

のりば

利用状況

駅周辺

バス路線

隣の駅

脚注

記事本文

注釈

出典

広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

関連項目

外部リンク