「天王台駅」の版間の差分
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|よみがな = てんのうだい |
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|ローマ字 = Tennōdai |
|ローマ字 = Tennōdai |
2020年2月15日 (土) 01:11時点における版
天王台駅 | |
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てんのうだい Tennōdai | |
所在地 | 千葉県我孫子市柴崎台一丁目19-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | テノ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
19,502人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1971年(昭和46年)4月20日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 |
■■常磐線(快速) (正式には常磐線) |
駅番号 | JJ09 |
キロ程 |
34.0km(日暮里起点) 上野から36.2 km |
◄JJ 08 我孫子 (2.7 km) (3.4 km) 取手 JJ 10► | |
所属路線 |
■常磐線(各駅停車)* (正式には常磐線) |
駅番号 | JL31 |
キロ程 |
34.0km(日暮里起点) 綾瀬から26.3 km |
◄JL 30 我孫子 (2.7 km) (3.4 km) 取手 JL 32► | |
備考 | 業務委託駅 |
* 朝夕のみ運行 |
天王台駅(てんのうだいえき)は、千葉県我孫子市柴崎台一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である。運行系統としては快速線を走行する常磐快速線、緩行線を走行する常磐緩行線の2系統が停車する。駅番号は快速線がJJ 09、緩行線がJL 31。
乗り入れ路線
当駅に乗り入れている路線は線路名称上の常磐線であり、運行系統としては快速線を走る常磐線快速電車と中距離列車、及び緩行線を走る常磐線各駅停車が乗り入れている。また、東京付近の電車特定区間に含まれている。
当駅における運行形態
- 常磐快速線
- 常磐線各駅停車
- 当駅からは、朝と夕方以外の発着はなく、日中は常磐快速線で南隣の我孫子駅での乗り換えが必要になる[1]。
歴史
- 1970年(昭和45年)
- 1971年(昭和46年)
- 1980年(昭和55年)11月6日:快速下り線が新ホームへ切替[5]。
- 1981年(昭和56年)2月16日:快速上り線が新ホームへ切替[5]。快速線新ホームへ全面切替を実施し、従来のホームは緩行線ホームとして使用するため改良工事を行った。
- 1982年(昭和57年)
- 1月:緩行線ホーム改築。
- 11月15日:我孫子 - 取手間が複々線開業。
- 1986年(昭和61年)5月:みどりの窓口開設[6]。
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)
- 1998年(平成10年)12月25日:改札内にエスカレーターを設置。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)12月13日:南口にエレベーター・エスカレーターを設置。
- 2006年(平成18年)6月2日:この日をもってみどりの窓口の営業が終了。
- 2009年(平成21年)3月:1・2番ホームにエレベーターを設置。
開業の経緯と停車扱い
常磐線開業当時より長い間、我孫子駅と取手駅の間(営業キロで6.1km)に駅はなかった。通勤五方面作戦として常磐線の取手以南を複々線化するに際し、我孫子駅東方に車両基地(松戸電車区(現・松戸車両センター)我孫子派出所)を設置することとなった。理由は車両基地設置の見返りに近隣の宅地化への対応、車両基地へ出入りする運転士の通勤手段の確保(快速線ホームには同所に繋がる階段がある)等のことで、新駅を設置することとなった。
当初は「新我孫子駅」の仮称で工事が進められたが、近隣にある成田線東我孫子駅との混同を避けるため、駅所在地(当時の我孫子市大字柴崎字天王裏)の小字名から採った「天王」に台地を示す「台」を付けた「天王台駅」として開業した。なお、後に市による土地区画整理事業が行われ、「天王台」は現在、当駅の南側の地名となっている。
開業時点では我孫子駅 - 取手駅間はまだ複線で、快速線しかなかったために快速電車のみが停車していた。当時は現在の緩行線ホームに相当する位置にホームがあり、その北側に快速線を新たに敷設する予定だったもののホームを設置する予定はなかった。複々線化完成後は快速通過となる予定だったが、1973年(昭和48年)に国鉄から出された計画を知った我孫子市が不便になることを理由に対策委員会を設けるとともに市議会でも国鉄へ要望する決議案が可決された[9]。1974年(昭和49年)8月には住民組織による「天王台駅快速電車停車確保連合会」が発足し快速電車停車の運動が起こった。1978年(昭和53年)3月8日、国鉄から快速電車の停車に必要な駅乗降場の増設経費を地元で負担するという条件付きで合意を得たため、新たに快速線にもホームが設けられることが決定し、快速停車駅として残ることになった[10]。下り快速線のホームがやや傾いた状態であるのは、この経緯のためである。また、緩行線ホームにある倉庫状の構造物は、かつての階段であり、現在の駅員室付近に降り口があった。
このような経緯があり、後に中距離の普通列車も停車するようになった。2004年(平成16年)10月16日以降は普通列車についても「快速」と案内するようになった。このため、日中は複々線完成後にあっても我孫子駅 - 取手駅間は快速線のみで充分賄えることから、各駅停車は朝夕以外は従来通り我孫子駅までの運転となっており、そのため各駅停車は朝夕の一部しか当駅には着発しない。この経緯について詳しくは複々線化の沿革と問題参照。
長らく日中の本数は各駅停車よりも多く、7 - 8本(中距離列車含む)程度あった。しかし2005年(平成17年)7月9日のダイヤ改正で設定された特別快速の通過、2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正での快速電車の本数の見直しと成田線直通への振替などにより、停車本数は5本まで削減された。その後2014年(平成26年)3月15日のダイヤ改正で、我孫子駅 - 綾瀬駅間の各駅停車が1時間に5本から6本に増発されたが日中は各駅停車は乗り入れを行わないため、上野駅 - 取手駅間では停車本数が最も少なくなった。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅。緩行線(各駅停車)と快速線が1面ずつ使用している。快速線ホームは、ホーム階と改札コンコース階を結ぶ階段、エスカレーター、エレベーターが設置されている。
緩行線ホームは緩行線が朝夕の時間帯のみの運転であるため、それ以外の時間帯では閉鎖される。また、改札階からの階段・エスカレーターも東側(取手方、改札を入場した正面側)にしか設置されておらず、エレベーターは設置されていない。
我孫子駅が管理し、JR東日本ステーションサービスによる業務委託駅である。橋上駅舎を有しており、内部には自動券売機、自動改札機がある。駅舎からは南北に出入り口があるが南口のほうが利用が多く構えも堂々としている。北口は跨線橋が伸びている。駅前広場は南北どちらにも整備がなされているが、南口側は大きく、北口側は小さい。みどりの窓口は指定席券売機の導入に伴い、2006年(平成18年)6月2日に営業を終了した。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 常磐線(快速) | 下り | 取手・土浦・水戸・いわき方面 | |
2 | 上り | 柏・松戸・上野・東京・品川方面 (上野東京ライン) |
||
3 | 常磐線(各駅停車) | 下り | 取手行 | 朝夕のみ運転 |
4 | 上り | 我孫子・新松戸・北千住・代々木上原方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 取手・土浦・水戸方面行きのすべての快速は1つ手前の我孫子駅より各駅に停車するが、当駅まで「快速」と案内される。
- 各駅停車は前述の理由により、朝・夕ラッシュ時のみの運転である。なお、快速・各駅停車とも当駅で乗り換えるメリットはなく、相互の乗り換えの案内はどちらも行っていない。
- 取手止まりの快速電車と土浦・水戸方面へ行く列車(中距離の普通列車)では取手駅到着ホームが異なり移動が伴うことがあるため、取手駅4番線着の快速電車は当駅で後発の中距離列車へ乗り換えることを勧めるアナウンスがされることがある。
- 緩行線ホーム(3番線・4番線)の発車メロディは2019年(平成31年)3月16日のダイヤ改正後からは駆け込み乗車の減少に効果があることから電車備え付けの発車メロディを使用している[11]。なお、1番線・2番線の発車メロディーは継続使用している。
-
駅北口(2005年)
-
駅ホーム(2008年)
-
常磐快速線の駅名標(2017年)
-
駅ホームの店舗、名物の弥生軒唐揚げそば(2個入)
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は19,502人である。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)23,081 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)23,999 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)25,003 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)25,748 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)26,055 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)26,285 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)26,751 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)26,467 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 26,433 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 26,097 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]25,919 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]25,677 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]24,410 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]24,203 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]23,915 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]23,591 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]23,206 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]23,193 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]22,895 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]21,950 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]21,571 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]21,334 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]21,045 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]21,343 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]20,470 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]20,123 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]19,451 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]19,633 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]19,502 |
駅周辺
駅舎内の施設(駅ナカ)
快速線ホームには立ち食いそば・うどん店の「弥生軒」が出店している。
JR東日本リテールネットが運営する売店は、改札外のコンコースにはKIOSKがある。
南口側
北口側
- 千葉銀行 天王台支店
- 京葉銀行 天王台支店
- 我孫子柴崎台郵便局
- 我孫子市役所 天王台行政サービスセンター
- 天王台西公園
- 川村学園女子大学我孫子キャンパス
- 我孫子聖仁会病院
- 柴崎神社
- 阪東バス柴崎車庫
- 我孫子警察署天王台交番
バス路線
停留所の名称は南口が「天王台駅」、北口が「天王台駅北口」である。かつてはニュー東豊の印西市・栄町方面への深夜バスが運行されていた。
乗り場 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 |
---|---|---|---|
南口 | 中央学院高校・湖北台中学校(湖北台団地外廻り) | 湖北駅南口 | 阪東自動車 |
中央学院高校・湖北台八丁目(湖北台団地内廻り) | |||
郵便局 | 東我孫子車庫 | ||
東我孫子車庫・市役所・我孫子高校・手賀沼公園 | 我孫子駅 | ||
鳥の博物館前・我孫子高校・手賀沼公園 | 我孫子駅 | ||
北口 | 青山台一丁目・NEC日本電気前 | 川村学園女子大学 | |
青山台一丁目・NEC日本電気前・川村学園女子大学 | 大和団地 | ||
青山台一丁目・NEC日本電気前・川村学園女子大学・湖北台入口 | 湖北駅北口 | ||
青山台一丁目・NEC日本電気前・川村学園女子大学・湖北台入口・湖北駅北口・新木駅入口・布佐北 | 布佐駅南口 | ||
柴崎台五丁目・川村学園女子大学・青山西屋敷(一部便)・南青山西 | 【循環】南青山 | ||
柴崎台五丁目・青山西屋敷(一部便)・南青山西・川村学園女子大学 | |||
【栄・並木ルート】電研下・並木坂下 | 我孫子駅北口 | あびバス | |
【栄・並木ルート】泉団地・栄町 |
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b “天王台駅時刻表”. 駅探. 2019年9月9日閲覧。
- ^ 広報あびこ、昭和45年3月16日号
- ^ 広報あびこ、昭和46年3月16日号
- ^ 『鉄道ピクトリアル』第21巻第6号通巻252号、鉄道図書刊行会、昭和46年6月1日発行
- ^ a b 広報あびこ、昭和56年2月1日号。
- ^ 広報あびこ、昭和61年5月16日号
- ^ 日本国有鉄道第一東京工事局編「常磐線快速電車15両運転設備等計画について」、『東工』、1986年3月号
- ^ 広報あびこ、昭和63年4月16日号
- ^ 広報あびこ昭和48年6月16日号、広報あびこ昭和50年5月16日号
- ^ 広報あびこ昭和53年3月16日号、広報あびこ昭和53年4月1日号、広報あびこ昭和57年11月1日号
- ^ 常磐(各駅停車)線 車外スピーカーを使用して発車メロディを流す取り組みについて 2019年3月12日 東日本旅客鉄道株式会社 東京支社
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(天王台駅):JR東日本