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|画像説明 = 駅舎(2012年2月) |
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|よみがな = あわかもがわ |
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|ローマ字 = Awa-Kamogawa |
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2020年2月15日 (土) 01:26時点における版
安房鴨川駅 | |
---|---|
駅舎(2012年2月) | |
あわかもがわ Awa-Kamogawa | |
所在地 | 千葉県鴨川市横渚952 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | アワ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,335人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)7月11日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■内房線 |
キロ程 |
119.4km(蘇我起点) 千葉から君津経由で123.2 km |
◄太海 (3.4km) | |
所属路線 | ■外房線 |
キロ程 | 93.3 km(千葉起点) |
◄安房天津 (5.6km) | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口有[2] |
安房鴨川駅(あわかもがわえき)は、千葉県鴨川市横渚(よこすか)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
概要
線路は繋がっているが、内房線と外房線それぞれの終着駅である。そのため、当駅から発車する列車は上りしか存在しない。1997年(平成9年)頃までは両路線を相互に直通(当駅を経由)する普通列車が設定されており、急行列車は1975年(昭和50年)3月まで両路線を循環運転していた。両路線の相互直通を頻繁に行うと、車両の向きが容易に反転する不都合が起きるため、現在、定期列車は内房線・外房線ともにすべて当駅で折り返しを行っている。なお、内房線にあたる区間が北条線として先に当駅まで開業し、外房線にあたる区間は後から当駅に乗り入れたため、太平洋側にある当駅も内房線に属し、所属線も内房線となっている[3]。
内房線は普通列車のみだが、外房線は普通列車のほか特急「わかしお」も当駅まで来ている。また「わかしお号」は鴨川シーワールドの無料送迎バスと接続をするダイヤが設定されている。「わかしお」の一部は当駅から勝浦駅までの区間を普通列車として運転する。なお普通列車は一部を除き内房線、外房線相互の上り列車を対面接続する。
また、2007年(平成19年)に開催された「ちばデスティネーションキャンペーン」では、多数の臨時列車が当駅に発着した。鴨川シーワールドの最寄り駅であることから、2013年(平成25年)1月12日より、地域とJR東日本、鴨川シーワールドが連携して鴨川の観光をアピールするため、熱帯の海の魚を展示する水槽を駅改札の隣に設置している[4]。水槽は高さ2.1メートル、直径1.3メートルの円柱型。海洋の熱帯魚21種130匹が泳いでいる。
歴史
- 1925年(大正14年)7月11日:北条線(現在の内房線にあたる)の駅として開業[1]。
- 1929年(昭和4年)4月15日:房総線の安房鴨川延伸により北条線を房総線に編入[1]。房総線の駅となる[1]。
- 1933年(昭和8年)4月1日:房総線が当駅で房総西線と房総東線に分割される[1]。房総西線所属駅となる。
- 1972年(昭和47年)7月15日:路線名称変更により、房総西線が内房線[5]、房総東線が外房線となる[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[5][6]。
- 1988年(昭和63年)4月14日:東西自由通路跨線橋開通[7]。
- 1989年(平成元年)3月25日:西口駅前ロータリー完成。西口開発へ。
- 2006年(平成18年)8月:駅舎改装。
- 2008年(平成20年)3月:構内ホーム間跨線橋のエレベーター稼働開始。
- 2009年(平成21年)
- 2012年(平成24年)4月:西口ロータリー整備完了[9]。
-
駅舎改装前(2000年9月)
-
駅舎改装前(2005年5月)
-
駅舎脇にあった足湯スペース(2007年9月)
駅構造
単式ホーム1面1線(1番線)と島式ホーム1面2線(2、3番線)、計2面3線のホームを持つ地上駅になっている。ホーム同士を結ぶ跨線橋には、エレベーターが設置されている。自由通路にも2009年(平成21年)3月3日にエレベーターが設置された。
直営駅であり、管理駅として外房線の安房小湊駅と安房天津駅、内房線の江見駅と太海駅を管理している。みどりの窓口(営業時間:6時30分 - 20時)があり、2009年(平成21年)3月14日に指定席券売機・自動改札機(Suica対応)が導入された。ほかにNEWDAYS・南総軒(駅弁販売)がある。
駅舎は東口にあり、前原海水浴場などへ便利である。市役所、イオンなどがある西口があり、東口とは改札外の自由通路で結ばれる。
駅西側に留置線が3本あり、夜間などは車両が留置される。この場合、回送電車は一度太海駅方面に車両を発車し、折り返す形で留置線に入線してくる。従って、駅のすぐ太海駅側にある太一号踏切では、回送電車がここを通る場合は「開かずの踏切」となり、しばしば渋滞が発生する。
1番線のホーム上には地震計が設置されている。2010年(平成22年)2月10日より外房線PRC型自動放送が導入されたが、発車放送のみ従来通り巌根型放送のままである(さらにその前は小山型放送を使用していた)。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | ■外房線 | 勝浦・茂原・蘇我・千葉・東京方面 |
3 | ■内房線 | 千倉・館山方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 勝浦方面着発 | 館山方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 11両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | |
2 | 2 | 11両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | |
3 | 3 | 11両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | |
4 | ホームなし | 不可 | 不可 | 留置線 | |
5 | ホームなし | 不可 | 不可 | 留置線 | |
6 | ホームなし | 不可 | 不可 | 留置線 |
- 外房線・内房線とも終着駅であり当駅を通過することはできない(場内信号機に進行現示がない)。
- 運転4 - 運転6番線と、ホームとの入出区は、太海方の内房線本線上にてスイッチバックを行う。
- 夜間、1・3番線、運転4番 - 6番線に特急および普通列車が留置される。日中にも運転4番 - 6番線に留置される車両がある。
- 参考資料:「JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳」 第4巻 「水戸・千葉支社管内編」 『学研』 2010年3月
-
改札口(2018年5月)
-
2・3番線ホーム(2015年11月)
駅弁
主な駅弁は下記の通り[10]。
- あわびちらし
- うにとさざえめし
- さんが焼き
- わかしお弁当
- あさりめし
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は1,335人である。近年は減少傾向が続いている。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)3,433 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)3,475 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)3,251 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)3,573 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)3,372 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)3,201 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)2,995 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)2,713 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 2,501 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 2,354 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]2,309 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]2,201 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]2,042 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]1,987 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]1,951 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]1,925 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]1,871 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]1,803 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]1,695 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]1,678 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]1,531 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]1,407 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]1,414 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]1,467 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]1,414 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]1,427 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]1,344 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]1,367 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]1,335 |
駅周辺
駅東口は昔からの市街地を形成しており、中小商店街が連なる。東口からまっすぐ道を進むと前原海岸に突き当たる。駅西口は鴨川バイパスが開通してから開発された地区であり、イオン(フローレ鴨川)が立地する。
- 鴨川市役所
- フローレ鴨川ショッピングセンター(イオン鴨川店)
- 鴨川市役所鴨川駅西口市民サービスセンター
- 鴨川郵便局
- 前原海水浴場
- 魚見塚展望台
- 一戦場スポーツ公園
- みんなみの里
- 大山千枚田
- 金山ダム - 桜の名所
- 鴨川温泉「なぎさの湯」源泉地
- 粟斗温泉
- 鴨川シーワールド
- 千葉県立長狭高等学校
- 文理開成高等学校
- 国道128号
- 千葉県道34号鴨川保田線(長狭街道)
- 千葉県道247号浜波太港線
- 亀田総合病院
- 東洋大学鴨川セミナーハウス
-
駅東口側周辺(2017年5月)
-
駅西側ロータリー(2018年5月)
バス路線
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
安房鴨川駅(西口) | アクシー号 | 木更津金田バスターミナル | 東京駅八重洲口前 浜松町バスターミナル 東京タワー 東雲車庫 |
鴨川日東バス 日東交通 京成バス |
特急系統あり
急行系統あり |
カピーナ号 | 亀山・藤林大橋・久留里駅前・蘇我駅・県庁 | 千葉駅 | 鴨川日東バス 日東交通 千葉中央バス |
||
シーバレー号 | 木更津金田バスターミナル | 渋谷マークシティ 二子玉川ライズ・楽天クリムゾンハウス |
鴨川日東バス 日東交通 東急トランセ |
急行系統あり | |
木更津鴨川線(急行) | 鴨川市役所・長狭中前・かずさアーク・木更津駅西口 | イオンモール木更津 | 鴨川日東バス | ||
鴨川駅西口 | 大学線 | 早稲田大学鴨川セミナーハウス | 城西国際大学観光学部 | 鴨川日東バス | |
木更津鴨川線(急行) | 鴨川シーワールド | 亀田病院 | 鴨川日東バス 館山日東バス |
||
北ルート | ふれあいセンター | 金山ダム | 鴨川市コミュニティバス | ||
亀田総合病院・浦の脇・天津駅前・小湊駅前・鯛の浦・小湊駅前・長所 | 内浦山県民の森 | デマンド運行 | |||
亀田総合病院・浦の脇・天津駅前・小湊駅前 | 鯛の浦 | ||||
南ルート | ふれあいセンター・浦の脇・東条病院 | 鴨川駅前 | |||
曽呂十字路・曽呂小学校・畑青年館 | 曽呂終点 | ||||
シーワールド無料送迎 | 鴨川シーワールド | ||||
鴨川駅(東口) | 館山線・金谷線・長狭線 | 鴨川グランドホテル前・鴨川シーワールド | 亀田病院 | 鴨川日東バス 館山日東バス |
|
館山線 | 鴨川松島・太海駅前・仁右衛門島入口・お花畑・南三原駅前 | 館山駅 | |||
市内線 | 鴨川松島・太海駅前 | 仁右衛門島入口 | 鴨川日東バス | ||
鴨川シーワールド・亀田病院・天津駅前・小湊駅前 | 誕生寺入口 | ||||
金谷線 | 長狭学園正門前・金束・保田中央 | 東京湾フェリー | |||
長狭線 | 長狭学園正門前・金束 | 平塚本郷 | |||
南ルート | 東条病院・浦の脇・ふれあいセンター・鴨川駅西口 | 曽呂終点 | 鴨川市コミュニティバス |
その他
- 太海駅 - 当駅間は強風の影響を受けやすく、しばしば速度規制や運転中止になる。
隣の駅
※外房線の特急「わかしお」の隣の停車駅は列車記事を参照されたい。
脚注
記事本文
出典
- ^ a b c d e 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻31号 内房線・外房線・久留里線 14頁
- ^ みどりの窓口がある駅
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ “安房鴨川駅に“ミニ鴨川シー” 熱帯魚水槽を設置”. www.chibanippo.co.jp. 2019年6月10日閲覧。
- ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻31号 内房線・外房線・久留里線 15頁
- ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻31号 内房線・外房線・久留里線 23頁
- ^ “鴨川駅自由通路が完成 東西両地区をドッキング 雨にもぬれず夜間も安全に”. 千葉日報 (千葉日報社): p. [要ページ番号]. (1988年4月15日)
- ^ a b "Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 22 December 2008. 2019年5月3日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年7月8日閲覧。
- ^ 鴨川駅西口ロータリー 市の改修工事が終わる
- ^ 『JTB時刻表』2019年3月号、JTBパブリッシング、2019年、247頁。
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
参考文献
- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、5-23頁。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(安房鴨川駅):JR東日本