「近江長岡駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2016年12月) |
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|よみがな = おうみながおか |
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|ローマ字 = Ōmi-nagaoka |
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2020年2月15日 (土) 03:51時点における版
近江長岡駅* | |
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駅舎(2016年12月) | |
おうみながおか Ōmi-nagaoka | |
◄CA80 柏原 (4.3 km) (4.6 km) 醒ケ井 CA82► | |
所在地 | 滋賀県米原市長岡1700-2 |
駅番号 | CA 81 |
所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 東海道本線(名古屋地区) |
キロ程 | 435.2 km(東京起点) |
電報略号 | ウナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
824人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)7月1日 |
備考 |
業務委託駅(夜間無人駅) JR全線きっぷうりば 有 * 1914年に長岡駅から改称。 |
近江長岡駅(おうみながおかえき)は、滋賀県米原市長岡にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である。駅番号はCA81。JR東海の駅で唯一駅名に「近江」を冠した駅である。
運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。
歴史
- 1889年(明治22年)7月1日:関ケ原駅 - 馬場駅(現在の膳所駅)間の開通時に、長岡駅(ながおかえき)として開業。
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1899年(明治32年)10月15日:関ケ原駅との間に、現在の柏原駅廻りのルートである勾配緩和線が開業。深谷駅廻りの旧線は休止(同年12月28日廃止)。
- 1914年(大正3年)12月1日:近江長岡駅に改称。
- 1952年(昭和27年)5月ごろ:大阪窯業セメント(現在の住友大阪セメント)専用線が運行開始。
- 1971年(昭和46年)10月4日:専用線発着を除く貨物の取り扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。
- 1999年(平成11年)6月28日:貨物列車の発着最終日、住友大阪セメント専用線の運行終了[1]。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴い、姫路方面に直通する普通電車の運用が廃止される。
- 2019年(平成31年)3月2日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[2]。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅。駅舎は構内西側にあり、2つのホームとは地下通路で連絡している。
東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、大垣駅が当駅を管理している。1999年頃に、直営駅から業務委託駅に変更された。JR全線きっぷうりばが設置されているが、JR東海では、現在は簡易委託駅にもマルス端末が設置されているためか、窓口の「みどりの窓口」マークは消去されている(時刻表の索引地図では緑色となっているため廃止ではない)。
もともと、現在の国道365号に沿った旧線から米原駅方面へ分岐されたルート上に設置された駅であるため、関ケ原駅 - 米原駅において当駅付近のみ北側へ迂回しているような線形となっている(国道21号や東海道新幹線、名神高速道路等は直進している)。このため、当駅から関ケ原駅まで半径402mのカーブが多数あり、制限速度80km/hの区間が頻発する。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 東海道本線 | 上り | 大垣・名古屋方面[注釈 1] | 1番線は一部列車のみ使用 |
3・4 | 下り | 米原・京都方面[注釈 1] | 4番線は事実上予備ホーム |
通常は本線である2・3番線のみ使用する。1・4番線は待避線であり、1番線は一部の列車(平日は1本、土休日は2本)が使用するが、2017年度ダイヤでは4番線での旅客列車の発着はない。
-
上りホーム
-
下りホーム
貨物取扱・専用線
現在は臨時車扱貨物のみを取り扱っており、貨物列車の発着はない。
かつては駅北側へ分岐し、住友大阪セメント(旧・大阪セメント)伊吹工場へと続く専用線が存在した。専用線は、かつての東海道本線の廃線跡を一部流用する形で敷設された全長3.7kmで1952年に開通。当初非電化で大井川鉄道から蒸気機関車(15・16)を購入し、1954年に三岐鉄道より102を購入した(15・16は101・103へ改番)。1955年に東海道本線稲沢-米原間が電化され、1956年に電気機関車(いぶき500形)を新製して蒸気機関車101は東洋レーヨン103は桜島埠頭へ売却。102は保管されていたがのちに三岐鉄道へもどり保存されている。運転は1日6往復平日のみ(1993年当時)自社所有のタキ19000形や秩父セメントホキ5700形などが専用線に入線していた[3]。同線の廃止後、いぶき500形は大井川鉄道(現・大井川鐵道)へ転じている。駅構内には貨車のためのヤードも存在したが専用線と共に廃止された。一部の線路のみ残存し、保線機械の留置に使われることがある。
また1980年代まで、近江鉱業長岡工場へ続く専用線もあり、砕石も扱われていた。同社社屋前から駅方向に向かって伸びている築堤に痕跡が残る(一部残された線路上に白い二軸貨車が置かれている)。
1985年時の常備貨車
- タキ1900形(セメント専用)32両、大阪セメント所有
- タキ7300形(セメント専用)21両、大阪セメント所有
- タキ12200形(セメント専用)11両、大阪セメント所有
- タキ19000形(セメント専用)113両、大阪セメント所有
- ホキ3500形(セメント専用)6両、大阪セメント所有
- ホキ7200形(石灰石専用)5両、大阪セメント所有
「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年
利用状況
「滋賀県統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年 | 923 | [4] |
1993年 | 935 | [5] |
1994年 | 939 | [6] |
1995年 | 921 | [7] |
1996年 | 920 | [8] |
1997年 | 897 | [9] |
1998年 | 891 | [10] |
1999年 | 870 | [11] |
2000年 | 858 | [12] |
2001年 | 828 | [13] |
2002年 | 804 | [14] |
2003年 | 808 | [15] |
2004年 | 不明 | |
2005年 | ||
2006年 | ||
2007年 | 840 | [16] |
2008年 | 862 | [17] |
2009年 | 842 | [18] |
2010年 | 835 | [19] |
2011年 | 825 | [20] |
2012年 | 833 | [21] |
2013年 | 857 | [22] |
2014年 | 840 | [23] |
2015年 | 843 | [24] |
2016年 | 846 | [25] |
2017年 | 824 | [26] |
年度 | 発送貨物(トン) | 到着貨物(トン) |
---|---|---|
1992 | 547,322 | 205,252 |
1993 | 576,101 | 202,755 |
1994 | 597,867 | 211,849 |
1995 | 514,193 | 151,029 |
1996 | 336,559 | 38,125 |
1997 | 298,565 | 33,589 |
1998 | 204,778 | 23,558 |
1999 | 29,234 | 3,428 |
2000 |
- 滋賀県統計書各年度版
駅周辺
バス路線
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近江長岡駅 | 近江長岡線 | グリーンパーク山東・伊吹高校・宮司北 | 長浜駅 | 湖国バス | 早朝夜間運転 |
グリーンパーク山東・伊吹高校・宮司北・長浜市立病院 | 長浜駅 | 朝~夕運転 | |||
長岡登山口線・曲谷線 | 村木・ジョイ伊吹 | 伊吹登山口 | 湖国バス | ||
村木・ジョイ伊吹・伊吹登山口・曲谷 | 甲津原 | 湖国バス | |||
梓河内線 | 村木・柏原 | 梓河内 | 湖国バス |
隣の駅
かつて存在した路線
脚注
注釈
出典
- ^ 渡利正彦「住友大阪セメント伊吹工場専用線運転終了」『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1999年9月、78頁。
- ^ “「TOICA」のサービス拡充について ~2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!~”. 東海旅客鉄道. 2018年12月12日閲覧。
- ^ 前里孝「伊吹の麓にデッキ付電機が走る」『とれいん』No.221、48-53頁
- ^ 平成4年滋賀県統計書
- ^ 平成5年滋賀県統計書
- ^ 平成6年滋賀県統計書
- ^ 平成7年滋賀県統計書
- ^ 平成8年滋賀県統計書
- ^ 平成9年滋賀県統計書
- ^ 平成10年滋賀県統計書
- ^ 平成11年滋賀県統計書
- ^ 平成12年滋賀県統計書
- ^ 平成13年滋賀県統計書
- ^ 平成14年滋賀県統計書
- ^ 平成15年滋賀県統計書
- ^ 平成19年滋賀県統計書
- ^ 平成20年滋賀県統計書
- ^ 平成21年滋賀県統計書
- ^ 平成22年滋賀県統計書
- ^ 平成23年滋賀県統計書
- ^ 平成24年滋賀県統計書
- ^ 平成25年滋賀県統計書
- ^ 平成26年滋賀県統計書
- ^ 平成27年滋賀県統計書
- ^ 平成28年滋賀県統計書
- ^ 平成29年滋賀県統計書