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2020年2月15日 (土) 05:52時点における版

石狩当別駅
南口駅舎(2012年10月)
いしかりとうべつ
Ishikari-Tōbetsu
G12 石狩太美 (6.6 km)
(3.0 km) 北海道医療大学 G14
地図
所在地 北海道石狩郡当別町錦町55-9
北緯43度13分20.39秒 東経141度30分52.55秒 / 北緯43.2223306度 東経141.5145972度 / 43.2223306; 141.5145972座標: 北緯43度13分20.39秒 東経141度30分52.55秒 / 北緯43.2223306度 東経141.5145972度 / 43.2223306; 141.5145972
駅番号 G13
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 札沼線(学園都市線)
キロ程 25.9 km(桑園起点)
電報略号 タウ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
2,340人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1934年昭和9年)11月20日[1]
備考 社員配置駅
みどりの窓口
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北口駅舎(2012年10月)

石狩当別駅(いしかりとうべつえき)は、北海道石狩郡当別町錦町55-9にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)のである。駅番号G13電報略号タウ

当別町の代表駅である。札沼線は当駅を境に列車の運行系統が分かれており、当駅以北は北海道医療大学駅折り返し列車を除き、ワンマン運転となる。

歴史

1976年の石狩当別駅と周囲約750m範囲。左が札幌方面。単式と島式の複合ホーム2面3線、駅舎横の札幌方に、長い上屋を持ち櫛状の長い切欠きを有する貨物ホームを持っている。このため駅舎前の単式ホームはほとんど島状に近い。駅裏は外側に留置線もしくは貨物積卸線を有し、そこから北にある木工所の道路上を円弧を描いて敷かれた短めの引込み線、右側の転車台の残る車庫への入出庫線、本線新十津川側に沿って最初の踏切まで伸びる留置線が分岐する
1949年(昭和24年)から1956年(昭和31年)までの短い間、当駅北側から現在の道道28号線に沿って当別川上流の青山ダム近くまで敷かれた殖民軌道当別町営軌道が接続していた。当駅の島式ホーム上にある待合室の北正面にある赤屋根の建家の辺りが停留所が設けられたところで、軌道は木工所とその左の公園との敷地界より少し木工所寄りを、この境に平行して斜めに北上し、そのまま延長して本線右手の踏切を越える道にぶつかると、この道沿いを北上した[2]国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

JR北海道

江当軌道

当別町営軌道

  • 1949年(昭和24年)6月:当別町営軌道簡易軌道)の当別停留所 - 青山中央停留所間が開業。
  • 1954年(昭和29年)9月26日洞爺丸台風の影響で、被災した当別町営軌道が不通になり、営業休止。
  • 1955年(昭和30年):当別町営軌道が全線運行不能となる。
  • 1956年(昭和31年)3月31日:当別町営軌道の運行停止が決定。
  • 1958年(昭和33年):当別町営軌道が書類上廃線となり、当別停留所廃止。

駅名の由来

町名より。「他に同音の駅がある為[15]」(「同音の駅」は渡島当別駅)として旧国名の「石狩」を冠する。

なお、当別町では札沼線北海道医療大学駅以遠廃止に関連し、「自治体名を石狩市と誤認している町外の方が多い」として当駅と石狩太美駅の駅名から「石狩」の削除を含めた改称を協議するとしている[16]

駅構造

単式島式複合ホーム2面3線を持つ地上駅橋上駅)で、他に側線を1本有する。

みどりの窓口(営業時間5時10分 - 23時15分)・自動券売機自動改札機が設置されている。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 札沼線(学園都市線) 上り 札幌方面  
2 下り 北海道医療大学浦臼新十津川方面  
3  
上り 札幌方面 主に朝

当駅配置要員について

当駅には、札沼線北部(当駅 - 新十津川駅間)の系統を担当する運転士が配置されている。ただし、次駅でありかつ電化区間の終点となっている北海道医療大学駅で折り返しとなる列車については、札幌からの通しで苗穂運転所の運転士が乗務する。

また、当駅に配置されている駅員の中から交代で、現在札沼線非電化区間で唯一の列車交換可能駅となっている石狩月形駅に派遣され、同駅に於ける窓口業務にもあたっている[新聞 2]

利用状況

2009年度の1日平均乗車人員は2,340人である。近年の推移は下表のとおり。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1950年(昭和25年)[17] 980
1955年(昭和30年)[17] 1,270
1960年(昭和35年)[17] 1,680
1965年(昭和40年)[17] 2,136
1969年(昭和44年)[17] 1,647
1999年(平成11年)[18] 2,462
2000年(平成12年)[18] 2,493
2001年(平成13年)[18] 2,422
2002年(平成14年)[18] 2,438
2003年(平成15年)[18] 2,452
2004年(平成16年)[18] 2,468
2009年(平成21年) 2,340
2015年 (平成27年)[1] 4,746

駅周辺

当別町コミュニティバス(当別ふれあいバス)「当別駅南口」バス停

駅周辺は市街地である。駅の北に白樺公園が、南に駅前広場があり、市街は駅の南側に厚く広がる。高い建物は少ない。商店街は駅前ではなく南東に少し離れたところにある。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
札沼線(学園都市線)
石狩太美駅 (G12) - 石狩当別駅 (G13) - 北海道医療大学駅 (G14)

かつて存在した路線

江当軌道
江当軌道線
当別駅 - 蕨岱駅
当別町営軌道
当別町営軌道線
当別停留所 - 六軒町停留所

脚注

出典

  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、24-25頁。 
  2. ^ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1948年6月撮影 USA-R281-82 等で建設中の軌道を確認することができる。
  3. ^ 「運輸通信省告示第353号」『官報』1944年7月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「運輸省告示第313号」『官報』1946年12月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。 
  6. ^ 『JRガゼット』2009年10月号、交通新聞社
  7. ^ a b 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  8. ^ No.4「最近営業報告ノ件」6頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  9. ^ No.4「最近営業報告ノ件」16頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  10. ^ No.4「最近営業報告ノ件」25頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  11. ^ No.4「最近営業報告ノ件」34頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  12. ^ No.4「最近営業報告ノ件」43頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  13. ^ No.4「最近営業報告ノ件」52頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  14. ^ 「軌道営業廃止」『官報』1936年5月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  15. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、31頁。NDLJP:1029473 
  16. ^ “札沼線沿線4町が北海道医療大学駅以北の廃止を容認”. 広報とうべつ (当別町) (782): 12. (2018-11-01). http://www.town.tobetsu.hokkaido.jp/uploaded/attachment/14083.pdf. 
  17. ^ a b c d e 当別町史 昭和47年5月発行 880頁。
  18. ^ a b c d e f 当別町地域公共交通総合連携計画 p8 - 国土交通省、2008年3月作成、2010年3月変更
  19. ^ 当別ふれあいバス 全体路線図”. 当別町. 2019年6月19日閲覧。
  20. ^ 新篠津村商工会. “バス時刻表”. 2018年10月3日閲覧。

報道発表資料

  1. ^ a b "札沼線(学園都市線)の電化について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 9 September 2009. 2009年9月14日閲覧
  2. ^ "札沼線(学園都市線)の電化開業時期について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 13 October 2011. 2011年10月17日閲覧
  3. ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧
  4. ^ "Kitacaサービス開始日決定について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 10 September 2008. 2015年1月10日閲覧
  5. ^ "学園都市線電化開業に伴う電車の投入(第一次)について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 14 March 2012. 2014年7月21日閲覧
  6. ^ "平成24年10月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 3 August 2012. 2012年8月17日閲覧

新聞記事

  1. ^ “明るい装い マチの顔 JR当別駅 新駅舎あす落成式 改札口が2階の“橋上型” 自由通路に彫刻も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1994年11月1日)
  2. ^ 高橋賢司 (2012年4月1日). “【駅 人 話】石狩月形駅”. 朝日新聞朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2014年8月14日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20140814135604/http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20120402011000001.html 2014年8月14日閲覧。 
  3. ^ “誕生 当別・ふれあい倉庫 駅前に文化の拠点 合唱 完成に花 7日に記念コンサート”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年4月4日)
  4. ^ “<人まち話180>当別 れんが倉庫 集いの場に”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年4月26日)

関連項目

外部リンク