「下徳富駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2017年8月) |
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|よみがな= しもとっぷ |
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|ローマ字= Shimo-Toppu<!-- JR北海道英語版HP内の路線図での表記に従う --> |
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2020年2月15日 (土) 05:59時点における版
下徳富駅 | |
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駅舎(2017年8月) | |
しもとっぷ Shimo-Toppu | |
◄南下徳富 (2.1 km) (5.0 km) 新十津川► | |
所在地 | 北海道樺戸郡新十津川町字花月 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 札沼線(学園都市線) |
キロ程 | 71.5 km(桑園起点) |
電報略号 | モツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)10月10日 |
備考 | 無人駅 |
下徳富駅(しもとっぷえき)は、北海道樺戸郡新十津川町字花月(かげつ)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である。電報略号はモツ。
歴史
- 1934年(昭和9年)10月10日:国有鉄道札沼北線中徳富駅(初代、現在の新十津川駅) - 浦臼駅間の延伸開業に伴い、同線の駅として開業。一般駅。
- 1935年(昭和10年)10月3日:国有鉄道の石狩当別駅 - 浦臼駅間が延伸開業。従来の札沼南線(桑園駅 - 石狩当別駅間)と札沼北線(浦臼駅 - 石狩沼田駅間)が編入・統合され、札沼線に改称。[報道 1]
- 1943年(昭和18年)10月1日:第二次世界大戦の激化に伴い、札沼線の石狩月形駅 - 石狩追分駅間が不要不急線に指定され、営業休止。[1]それに伴い、当駅も営業休止。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1953年(昭和28年)11月3日:札沼線の浦臼駅 - 雨龍駅間が営業再開。[新聞 1]それに伴い、当駅も営業再開。
- 1979年(昭和54年)2月1日:貨物・荷物取扱い廃止。同時に簡易委託駅となり、無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 1991年(平成3年)3月16日:札沼線に「学園都市線」の愛称を設定。[報道 1][報道 2][2]
- 1996年(平成8年)3月16日:札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む石狩当別駅 - 新十津川駅間でワンマン運転開始。[2]
- 2016年(平成28年)3月26日:浦臼駅 - 新十津川駅間の運行が1日1往復のみとなり、列車の発着が1日上下各1本のみとなる[報道 3]。
- 2020年(令和2年)5月7日:北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止とともに廃駅となる予定[報道 4][新聞 2][新聞 3][新聞 4]。
駅名の由来
「徳富」の由来はアイヌ語の「トㇰ(tok)」(隆起)であり[3]、この地域を流れる徳富川が川筋をしばしば変え、河跡が隆起し陸地となったことによる名である[4]。
当駅は、石狩川を基準にして下流方にあることから「下」を冠した[5]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。石狩当別駅管理の無人駅で、駅舎を持つ。
1976年時点では島式ホーム1面2線を有し、交換設備が設置されていたほか、駅舎横の札幌方に貨物ホームがあった。貨物取扱廃止後、列車本数が極端に少ないことから交換設備が廃止され、島式ホームの駅舎側と貨物ホームの線路が撤去された。
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待合室(2017年8月)
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ホーム(2017年8月)
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駅名標(2017年8月)
利用状況
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[報道 5]。
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.4人[報道 6]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.6人[報道 7]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.8人[報道 8]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」[報道 9]。
駅周辺
周辺は田園風景の小さな集落。レンガ建ての大きな農業倉庫などが建っている。大きな集落が国道沿いにできている。
- 国道275号
- 滝川警察署花月駐在所
- 花月郵便局
- ピンネ農業協同組合(JAピンネ)花月支所
- 北海道中央バス(滝川営業所)「花月市街」停留所(国道275号沿い)[6]
- ジェイ・アール北海道バス石狩線廃止により引き継がれた路線。
隣の駅
脚注
出典
- ^ 「鉄道省告示第255号」『官報』1943年9月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 164. ISBN 4893637606. OCLC 40491505 2018年11月4日閲覧。
- ^ “アイヌ語地名リスト ツキサ~トヨコ P81-90P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年11月5日閲覧。
- ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、32頁。NDLJP:1029473。
- ^ “花月市街 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月5日閲覧。
報道発表資料
- ^ a b "札沼線(学園都市線)の電化について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 9 September 2009. 2009年9月14日閲覧。
- ^ "札沼線(学園都市線)の電化開業時期について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 13 October 2011. 2011年10月17日閲覧。
- ^ "3月26日以降の普通列車時刻について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 February 2016. 2016年2月9日閲覧。
- ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)の鉄道事業廃止届の提出について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 21 December 2018. 2018年12月24日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年12月24日閲覧。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
- ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. 2017年12月10日閲覧。
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- ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. 2017年12月31日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年7月4日閲覧。
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で外部リンクを指定しないでください (説明)|work=
- ^ “札沼線(北海道医療大学・新十津川間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ "平成18年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 22 December 2005. 2010年7月23日閲覧。
新聞記事
- ^ “札沼線開通”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1953年11月4日)
- ^ “札沼線・北海道医療大学―新十津川 20年5月7日に廃止”. 北海道新聞. (2018年12月8日). オリジナルの2018年12月17日時点におけるアーカイブ。 2018年12月8日閲覧。
- ^ “札沼線廃止、21日にも届け出 JR、沿線4町と覚書調印”. 北海道新聞. (2018年12月21日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。 2018年12月23日閲覧。
- ^ “JR札沼線、北海道医療大学-新十津川間が廃止へ 2020年5月、地元と合意”. 毎日新聞. (2018年12月20日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。 2018年12月23日閲覧。
- ^ “消える駅 ダイヤ改正で「中徳富」廃止”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年3月21日)