「勝川駅」の版間の差分
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2020年2月15日 (土) 06:08時点における版
勝川駅 | |
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かちがわ Kachigawa | |
所在地 | 愛知県春日井市 |
所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細) 東海交通事業(駅詳細) |
勝川駅(かちがわえき)は、愛知県春日井市松新町六丁目および勝川町五丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・東海交通事業の駅である。駅番号JR東海がCF06。
JR東海の中央本線と、当駅を起点とする東海交通事業の城北線との接続駅となっている。JRの事務管コードは△530518を使用している。
JRの運行形態の詳細は「中央線 (名古屋地区)」を参照。
歴史
開業当時、東春日井郡(現在の春日井市を中心とした地域)の郡役所があった勝川町の駅として、中央本線の名古屋 - 多治見間開通と同時に、一般駅として開業した。その後、貨物取扱業務を新守山駅へ移管するなど、貨物および荷物の取り扱いを縮小し、現在では旅客のみの取り扱いとなっている。JR東海の駅の高架化事業は2009年(平成21年)11月23日に上下線とも完了した[1][注釈 1]。
年表
- 1900年(明治33年)7月25日:国有鉄道 名古屋駅 - 多治見駅間開通と同時に開業。一般駅。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。中央西線の所属となる。
- 1911年(明治44年)5月1日:線路名称改定。当駅を含む中央西線が中央本線に編入される。
- 1964年(昭和39年)4月1日:新守山駅に貨物取扱業務を移管、当駅での貨物の取り扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
- 1991年(平成3年)12月1日:東海交通事業城北線の駅が開業。乗換駅となる。
- 1999年(平成11年)12月19日:南口駅舎が仮駅舎に移転[2]
- 2006年(平成18年)11月25日:JR東海でICカード「TOICA」の利用が可能となる。
- 2009年(平成21年)11月23日:JR東海の駅が高架化が完了[1]。
- 2010年(平成22年)6月5日:JR東海の駅高架下の入り口を移設。
駅構造
JR東海
JR 勝川駅 | |
---|---|
北口 | |
かちがわ Kachigawa | |
◄CF07 春日井 (3.1 km) (2.7 km) 新守山 CF05► | |
所在地 | 愛知県春日井市松新町六丁目1 |
駅番号 | CF 06 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 中央本線(名古屋地区) |
キロ程 |
381.9km(東京起点) 名古屋から15.0 km |
電報略号 | カカ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
17,579人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1900年(明治33年)7月25日 |
備考 |
駅員配置駅 JR全線きっぷうりば 有 |
勝川駅周辺総合整備事業[注釈 2]の一環として、高架化工事が行われ、2009年(平成21年)11月23日に上下線の高架化が完了した[1]。その後は上り地上仮設線や仮駅舎などの撤去・ペデストリアンデッキの設置、北口側ロータリーと南口側ロータリーをつなぐ高架下道路の整備[注釈 3]などが行われ、全体の完成は2010年度(平成22年度)である。
駅長は配置されない駅員配置駅(直営駅)であり、春日井駅が当駅を管理する。改札口は高架内部の中2階に設けられている。改札口には自動改札機が設置されており、うち2台はTOICA専用自動改札機である。
バリアフリー化が図られており、地上コンコース、改札口、ホームの各フロア間は、エレベーター・エスカレーターで移動することができる[注釈 4]。
改札フロアの改札外には、店舗施設がある。地上コンコースには、高架下に南北を結ぶ自由通路が設けられている。
将来的に東海交通事業(城北線)が乗り入れることを想定し、島式ホーム(2面4線)化に対応した構造となっている。現状では1番ホームと2番ホームはそれぞれ独立した単式ホームで、その間には城北線が使う予定とされる中線ホームとなっているが、具体的な乗り入れ時期などは未定であり、使用されていないために柵が設置されている。春日井市は、東海交通事業の親会社であるJR東海に対し乗り入れ要望を継続的に行うこととしている。また、高架下のスペースに商業施設を誘致するなどの構想もある[3]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 中央本線 | 下り | 多治見・中津川方面[注釈 5] |
2 | 上り | 名古屋方面[注釈 5] |
-
構内
右端に1番線、左端に2番線。中央2線分は路盤のみ。 -
名古屋方面を望む
中央には城北線延伸に備えたスペースを有する。 -
南口
-
改札口
東海交通事業
東海交通事業 勝川駅 | |
---|---|
高架上にある城北線勝川駅 | |
かちがわ Kachigawa | |
(1.8km) 味美► | |
所在地 | 愛知県春日井市勝川町五丁目 |
所属事業者 | 東海交通事業 |
所属路線 | 城北線 |
キロ程 | 0.0 km(勝川起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面1線(仮ホーム) |
乗車人員 -統計年度- |
238人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1991年(平成3年)12月1日 |
備考 | 無人駅 |
単式ホーム1面1線を有する高架駅。駅舎などはなく、東海交通事業の駅員も配置されていない。ホームは1線しかないが、「1番線」の番号が振られている。ホームは枇杷島駅方を向いて、右側に設置されている。線路は駅を出るとすぐ複線になる。地上からは階段のみで繋がっており、エレベーターやエスカレーターは設置されていない。
将来的には、JR勝川駅と統合する計画があることから、駅設備は仮設のものである。構内には仮設の車両検査施設を有する。
城北線の勝川駅は、中央本線の駅より西方に約500m離れた場所にある。そのため、中央本線との連絡には約5分から10分ほど必要である[注釈 6]。
当駅からの乗車券はJR勝川駅の自動券売機にて販売されている。TOICAのチャージ残額でも購入可能となっている。JRの券売機で購入しなかった利用客は、乗車整理券を取って下車駅で精算する形になる。なおJR勝川駅高架化以前はJR改札内から外へ出ずに城北線勝川駅へ通じる通路が存在した。
JR勝川駅にて行われている高架化事業では城北線乗り入れの準備工事こそ行われているものの、実際に乗り入れる目処は立っていない。
利用状況
年度 | JR乗車人員(人/日) | 城北線乗車人員(人/日) |
---|---|---|
2003年(平成15年) | 14,654 | 167 |
2004年(平成16年) | 14,572 | 154 |
2005年(平成17年) | 14,764 | 166 |
2006年(平成18年) | 14,777 | 173 |
2007年(平成19年) | 15,024 | 204 |
2008年(平成20年) | 15,426 | 195 |
2009年(平成21年) | 15,239 | 206 |
2010年(平成22年) | 15,407 | 195 |
2011年(平成23年) | 15,592 | 191 |
2012年(平成24年) | 15,878 | 200 |
2013年(平成25年) | 16,249 | 203 |
2014年(平成26年) | 16,470 | 203 |
2015年(平成27年) | 16,937 | 207 |
2016年(平成28年) | 17,330 | 238 |
2017年(平成29年) | 17,579 | 238 |
駅周辺
- ルネッサンスシティ勝川[1]
- マックスバリュエクスプレス勝川駅店[4]
- ルネッサンスシティ勝川ネクシティパレッタ
- 西友松河戸店
- ルネック[2]
- 東春信用金庫勝川支店
- 三菱UFJ銀行勝川支店
- 勝川駅前通商店街
- 勝川大弘法(崇彦寺「しゅうげんじ」)[注釈 7]
- 勝川フランテ
- 愛知銀行勝川支店
- 西友勝川店
- ホテルプラザ勝川
- 春日井勝川郵便局
- 勝川サザンクラス[3]
- 春日井郵便局
- イオン春日井店
- 愛知県立春日井高等学校
- 愛知県立春日井高等特別支援学校
- 国道19号(春日井バイパス)
- 愛知県道508号内津勝川線(下街道)
- 下条線
- 味美線
- 国道302号(名古屋環状2号線)
- 名古屋第二環状自動車道(名二環)勝川インターチェンジ
バス路線
「勝川駅」バス停(北口)
- 1番乗り場 - 【40】鳥居松経由神領駅北口行き、【41】鳥居松・坂下経由県医療療育総合センター行き、【42】鳥居松・坂下経由藤山台南行き
- 2番乗り場 - 春日井市民病院行き(かすがいシティバス)
- 3番乗り場 - 【50】高山・下末経由小牧駅行き【51】高山・定野経由春日井市民病院行き、【52】高山・南町屋経由春日井市民病院行き、中央道高速バス新宿線(中央高速バス名古屋線)の新宿駅南口(バスタ新宿)行き、勝川駅前に停車しない便もある
- 2番乗り場 - 名古屋空港直行バス
「勝川駅南」バス停(南口)
そのほかのバス
- かっちぃ(現在は廃止)
隣の駅
- 東海交通事業
- 城北線
- 勝川駅 - 味美駅
脚注
注釈
- ^ まず、2005年(平成17年)1月16日、北口駅舎の仮設駅舎を供用開始した。2006年(平成18年)9月23日、北口への連絡通路を供用開始前の高架下コンコースを通るルートに変更し、9月23日には下り線(1番線)を高架に切り替えた。その後、タッチパネル券売機やTOICAの導入などの設備の更新をすすめた。2007年(平成19年)2月11日には、上り線(2番線)が仮設ホームへ移設され、続いて、2007年(平成19年)4月22日には 従来の跨線橋を閉鎖して、上り線(2番線)へ連絡する地下通路が供用を開始した。当初予定よりも工事は大幅に遅れ、2009年(平成21年)11月23日、ようやく上り線も高架化された。これに伴い、北口および南口の仮駅舎を閉鎖した。なお、高架化以前は、 東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅となっていて、春日井駅が当駅を管理していたが、高架化に合わせて業務委託は終了した。
- ^ 勝川駅前松新地区市街地再開発事業・勝川駅前土地区画整理事業・勝川駅付近連続立体交差事業等、勝川駅周辺で行われた事業の総称
- ^ 2011年3月26日から通行できるようになった。南口側ロータリーにはスクランブル交差点も併せて設置された。
- ^ 2009年(平成21年)の上り線高架切り替えまでは北口改札から下り線ホームへはエレベーター・エスカレータを利用できたが、南口改札や上り線ホームへは地下道での階段のみの連絡だった。
- ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。
- ^ のりかえはJR自由通路北口から出て左に向かい線路沿いを歩き、高架が途切れた地点にある階段を上り仮設検車場の先である。
- ^ フィギュアスケートの小塚崇彦と同名のため本人が必勝祈願したことで知られる。