「三岡駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎と小海方面ホーム上の待合室 |
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|よみがな = みつおか |
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2020年2月15日 (土) 06:54時点における版
三岡駅 | |
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駅舎と小海方面ホーム上の待合室 | |
みつおか Mitsuoka | |
◄美里 (1.5 km) (1.1 km) 乙女► | |
所在地 | 長野県小諸市大字森山[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | 小海線 |
キロ程 | 75.3 km(小淵沢起点) |
電報略号 | ミツ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
137人/日(降車客含まず) -2011年- |
開業年月日 | 1925年(大正4年)4月14日[注 1] |
備考 |
無人駅[1] 標高:705.3m[1] |
三岡駅(みつおかえき)は、長野県小諸市大字森山にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)小海線の駅である[1]。
歴史
三岡駅が所在する区間は、佐久鉄道によって1915年(大正4年)8月8日に開通したが、当初は三岡駅はなく、小諸側には土橋駅、中込側には市村駅が所在していた。しかし地元からの強い要請により、1925年(大正14年)4月14日に土橋と市村を移転・統合する形で開業した。建設に際して地元が負担をしており、寄付金を拠出している。近隣の村の間で負担をめぐる対立があり、三岡駅の東側で駅舎と反対側に並行する県道と駅の間には、資金提供を渋った村の側からの駅への出入りを妨げるために桜並木の土手を建設した、という伝承がある[3]。
年表
- 1925年(大正14年)4月14日:佐久鉄道の駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始[4]。
- 1934年(昭和9年)9月1日:佐久鉄道の国有化により国鉄の駅となる[5]。
- 1982年(昭和57年)7月15日:貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[6]。
- 1991年(平成3年)3月16日:無人化。
- 2002年(平成14年) 11月頃:現駅舎に改築[1]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。小諸 - 岩村田間で唯一列車交換が可能である。ホーム間の移動は、構内踏切を利用する。
無人駅であるが、駅舎内に自動券売機が設置されていた[1]。しかし、券売機破壊による現金窃盗が繰り返されたためJRが券売機再設置費用を地元に求めたところ地元が負担に難渋し、現在は券売機が撤去された状態になっている。元設置場所には「切符は車内でお買い求めください」と書かれた張り紙が貼られている。
また、駅舎は南西向き(線路中心から見て国道141号線の反対側)が正面となっており、国道側からは駅の北西・南東にある踏切を渡った上で駅舎に入る構造となっている。このため駅の北東側の住民の徒歩による駅へのアクセスが不便な状況となっている。これはかつてこの駅を誘致した際に、南西側の住民が主導的立場を果し北東側がそうで無かったことに由来する。鉄道開通後に北東側住民がかつての非協力的態度を棚に上げて我が物顔で駅を利用していることに南西側の住民が怒り、線路と国道の間に土手を作って駅への徒歩での来訪を妨げたことが、現在の駅の構造に強く影響している。
駅前には、地元の運動と資金拠出によって三岡駅が開設されたことを記念する開業記念碑が立っている。揮毫したのは長野県出身の政治家で、後に鉄道大臣にもなった小川平吉である[3]。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | ■小海線 | 下り | 小諸方面 |
反対側 | 上り | 佐久平・中込方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
かつては、上りホームの国道側に貨物専用の線路があり、国道を挟んで反対側にある木材会社の製品である木材チップを直接に線路に停車した木材チップ専用貨車に積み込んでいた。
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佐久平寄りの構内踏切付近から見る駅構内
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駅前にある三岡停車場建設記念碑(2009年10月17日)
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駅遠景(2011年7月)
利用状況
「長野県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
- 小諸自動車教習所
- 小諸市立美南ガ丘小学校[7]
- 平原駅 - しなの鉄道線
- 長野県道141号耳取三岡停車場線
- 長野県道137号借宿小諸線
- 国道141号
- セブンイレブン
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、135頁。ISBN 9784784071647。
- ^ “駅の情報(三岡駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2016年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月30日閲覧。
- ^ a b 山田俊明「佐久鉄道開業100周年・小海線全通80周年に寄せて」『鉄道ピクトリアル』第913号、2016年1月、154 - 163頁。
- ^ 官報では15日「地方鉄道駅廃止並設置」『官報』1925年4月22日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「鉄道省告示第395・396号」『官報』1934年8月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 3号 飯田線・身延線・小海線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年7月26日、27頁。
- ^ 小諸市立美南ガ丘小学校 オフィシャルサイト 平成30年4月28日閲覧