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「甲斐常葉駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 08:24時点における版

甲斐常葉駅
駅舎(2006年1月)
かいときわ
Kai-tokiwa
下部温泉 (2.4 km)
(2.0 km) 市ノ瀬

地図

甲斐常葉駅の位置(山梨県内)
甲斐常葉駅
甲斐常葉駅
甲斐常葉駅位置図(山梨県)
所在地 山梨県南巨摩郡身延町常葉
北緯35度26分40.70秒 東経138度28分37.12秒 / 北緯35.4446389度 東経138.4769778度 / 35.4446389; 138.4769778座標: 北緯35度26分40.70秒 東経138度28分37.12秒 / 北緯35.4446389度 東経138.4769778度 / 35.4446389; 138.4769778
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CC 身延線
キロ程 54.1 km(富士起点)
電報略号 トワ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
30人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1927年(昭和2年)12月17日
備考 無人駅
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甲斐常葉駅(かいときわえき)は、山梨県南巨摩郡身延町常葉にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線である。

歴史

駅構造

島式ホーム1面2線と側線2本とを有する地上駅。島式ホームの両側に接して普段列車の使用する線路が1本ずつ敷設されており、そのさらに外側に側線が1本ずつ敷かれている。線路はほぼ南北に走り駅舎はその東側に設けられている。のりばは駅舎側から1番線、2番線であり、1番線に上り(富士方面)、2番線に下り(甲府方面)の列車が発着する。

ホームの市ノ瀬方の端は緩やかな坂になっており、これを下ったところから、1番線の線路と側線1本をこえて駅舎へ構内踏切(遮断機・警報機つき)がのびている。駅舎は2000年平成12年)に改築され、中に倉庫と小さな待合所がある。身延駅管理の無人駅自動券売機は設置されていないため、当駅で切符を購入する事はできない。

この駅で特急列車「(ワイドビュー)ふじかわ」号の運転停車(旅客扱いはしない)が行われることが多い。 これは上りの特急と下りの特急の交換をするためである。(2013年1月現在)

のりば

番線 路線 方向 行先
1 CC 身延線 上り 身延富士方面[注釈 1]
2 下り 甲府方面[注釈 1]

利用状況

平均乗車人員
1950年 902
1980年 602
2005年 116
2006年 93
2007年 95
2008年 89
2009年 75
2010年 68
2011年 58
2012年 57
2013年 45
2014年 34
2015年 38
2016年 30
  • 1950年の乗車客数は329,257人で、これを一日平均にするとおよそ902人になる。
  • 1980年の乗車客数は220,441人で、これを一日平均にするとおよそ602人になる。
  • 2005年の乗車客数は42,224人で、これを一日平均にするとおよそ116人になる。
  • 2006年の乗車客数は34,205人で、これを一日平均にするとおよそ93人になる。
  • 2007年の乗車客数は34,967人で、これを一日平均にするとおよそ95人になる。
  • 2008年の乗車客数は32,795人で、これを一日平均にするとおよそ89人になる。
  • 2009年の乗車客数は27,466人で、これを一日平均にするとおよそ75人になる。
  • 2010年の乗車客数は24,810人で、これを一日平均にするとおよそ68人になる。
  • 2011年の乗車客数は21,212人で、これを一日平均にするとおよそ58人になる。

駅周辺

現在は身延町役場下部支所となっている旧下部町役場への最寄り駅は下部温泉駅ではなく、常葉川の対岸、南西へおよそ300メートルと大変近い位置にある甲斐常葉駅であった。常葉の町並みは駅からみると常葉川の対岸に開けており、橋で結ばれている。

元々常葉の集落は常葉村という独立した村で、1875年明治8年)に市之瀬、下部、波高島など常葉もあわせて12の村が合併して富里村になった。富里はただ単に「富んでいる里」でありたいという意味でつけられた、いわゆる瑞祥地名である。

富里村の役場は村の中心である常葉におかれたが、1954年昭和29年)富里村が町制を施行するにあたって、村内の名湯下部温泉から下部町という町名がついたが、前述のように下部町の中心部が常葉にある事に変わりはなかった。

下部町はその後1956年(昭和31年)、久那土、古関、共和の3ヶ村と合併するも下部町の名前は残った。しかし、2004年平成16年)に身延町中富町と合併して新設された身延町の一部となって下部町の名は消滅する。

駅のある常葉の集落は常葉川に栃代川が合流する地点にあたり古くから開けていた場所であるが、大正になってから駅とは常葉川の対岸を走る県道が開通し、そして富士身延鉄道(のちの身延線)が1927年(昭和2年)にこのあたりの線路を開通させて当駅を設置すると、駅周辺の道路沿いには、商売などを目的として、人家が集まるようになった。いまでも駅の対岸には県道沿いに商店街がある。

常葉の集落にはその他、富里村の名を今に残す富里郵便局がある。駅前に国道300号がのびており、その国道300号を東に10キロメートルほど、曲がりくねった道を登って中の倉峠をトンネルで越すと富士五湖の一つ、本栖湖に出ることができる。

徒歩10分のところに身延町立下部中学校、身延町立下部小学校があったが、町内の小中学校統廃合によりどちらも廃校になっている(現在は地域の小学生は身延町立下山小学校、中学生は身延町立身延中学校へ通学している)。なお、建物は2019年時点で残っており、「ゆるキャン△」では登場人物が通学する本栖高校のある場所となっている。

  • 常葉諏訪神社 - 北東およそ300メートル、境内の大ケヤキ等は町の天然記念物
  • 妙法鉱山(常葉鉱山) - 北東およそ1キロメートル、かつては採掘が行われていたが落盤により入ることが出来ない。
  • 常葉温泉 - 北東およそ500メートル、徒歩10分ほど。
  • その他駅から交通の便のある主要な観光スポットとして神名温泉永寿庵方外院がある。

バス路線

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
甲斐常葉駅 下部線 古関・本栖湖・風穴・河口湖駅 富士山駅 富士急山梨バス 1日1本
下部温泉駅 下部温泉郷 1日1本
古関循環線(左回り) 下部支所入口 古関 身延町営バス 1日2本
古関循環線(右回り) 下部温泉駅・波高島駅・飯富・役場前・甲斐岩間駅久那土駅 古関 1日1本

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CC 身延線
下部温泉駅 - 甲斐常葉駅 - 市ノ瀬駅

脚注

注釈

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典

関連項目

外部リンク