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2020年2月15日 (土) 10:50時点における版
伊勢崎駅 | |
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南口(2017年1月) | |
いせさき Isesaki | |
所在地 | 群馬県伊勢崎市曲輪町 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 東武鉄道(駅詳細) |
伊勢崎駅(いせさきえき)は、群馬県伊勢崎市曲輪町(くるわちょう)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道の駅である。
JR東日本の両毛線と、東武鉄道の伊勢崎線が乗り入れ、接続駅となっている。伊勢崎線は当駅が終点である。なお当駅は伊勢崎市の代表駅として指定されており、伊勢崎市内で一番乗降者数が多い駅である。
歴史
- 1889年(明治22年)11月20日:両毛鉄道の前橋駅 - 桐生駅間が開通し[1][2]、開業[3]。
- 1897年(明治30年)1月1日:日本鉄道が両毛鉄道を買収[1]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され、官設鉄道に移管[2]。
- 1910年(明治43年)7月13日:東武鉄道伊勢崎線の太田駅 - 当駅間が開通し、開業[3][4]。
- 1934年(昭和9年)7月22日:二代目駅舎改築竣工[3]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体日本国有鉄道(国鉄)発足に伴い、その所属となる。
- 1968年(昭和43年)9月1日:小山 - 前橋駅間が電化[1]。
- 1982年(昭和57年)4月1日:貨物扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により国鉄部分を東日本旅客鉄道(JR東日本)が承継[5][6]。
- 2000年(平成12年)10月:自動改札機稼動開始。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2006年(平成18年)3月18日:太田 - 伊勢崎間のワンマン運転開始[7]。朝夕の特急「りょうもう」を除き当駅発着の無料列車は全て当駅ー太田駅間の運用となり、同区間はワンマン運転が開始された[要出典]。
- 2007年(平成19年)3月18日:東武鉄道でICカード「PASMO」の利用が可能となる[7]。同時にJR東日本⇔東武連絡用および東武入・出場用の簡易ICカード改札機稼動開始。
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年)3月17日:東武線に駅ナンバリングが導入される[9]。(TI 25[10])
- 2013年(平成25年)
駅構造
伊勢崎駅周辺連続立体工事により、JR部分は2010年(平成22年)5月30日に[8]高架新駅舎の供用を開始した[11]。 この両毛線の高架駅への切り替えに伴い、北口と南口を結ぶ自由通路も設置された[8]。
東武部分はJR側と一体的に整備され、2013年10月19日に高架新駅舎の供用を開始した[11]。
高架駅の供用開始後、南口には中央に駅構内の自由通路と繋がる歩行者通路を配置し、その東側部分にバスやタクシー用のロータリー、西側に自家用車など一般車両向けのロータリーを分けて整備する事業が進められている[12]。
JR寄りである北口は駅前広場の整備を残している。
改札の運営
2010年(平成22年)3月12日まではJR東日本が両社線の出改札業務を行っていた。JR東日本仕様の自動改札機・指定席券売機とJR東日本が営業するみどりの窓口が設置されており、東武線については、乗車券と「りょうもう」の特急券のみの発券となっていた。
同日までは同一の改札で、中間改札はなかったが、2007年(平成19年)3月18日のPASMOの運用開始時からSuicaとPASMOの相互利用開始に伴い、JR線 - 東武線連絡用の簡易ICカード改札機が設置され、ICカードで乗車している旅客は同簡易改札機にタッチする必要があった。
SuicaやPASMOで連絡用の簡易ICカード改札機にタッチせずにJR線 - 東武線間を乗り換えると、異なる経路(主に北千住経由)の運賃が引き落とされていた。また、本駅から東武線のみを利用する場合は、改札口と乗り換え専用簡易ICカード改札機の2か所でタッチする必要があった。
2010年(平成22年)3月13日から、東武専用の仮駅舎開設に伴い改札は分離され、自社による発券業務が行われるようになった。旧駅舎正面には「東武鉄道」の標示がなく、駅構内に入らないとなかった。ただし、東武部分には東武社員が配置されていた。
2013年(平成23年)10月19日に東武部分の高架下駅舎が完成した[11]。新駅舎ではJRとの連絡改札口などは特になく、一度改札外に出て乗継となる。[13]
JR東日本
JR 伊勢崎駅 | |
---|---|
いせさき Isesaki | |
◄駒形 (5.8 km) (5.8 km) 国定► | |
所在地 | 群馬県伊勢崎市曲輪町3-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■両毛線 |
キロ程 | 69.1 km(小山起点) |
電報略号 | セサ |
駅構造 | 高架駅[8] |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
6,121[JR 1]人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)11月20日[3] |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有[14] |
JR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅で、島式ホーム2面3線を持つ列車交換可能な高架駅である[注釈 1]。2018年3月10日からは、始発から午前6時30分までの間は遠隔対応のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働している。2010年(平成22年)5月30日に[3]高架ホームの使用が開始された[11]。
高架化された際に1階が改札で2階にホームが設置される形になり、エスカレーター4基とエレベーター2基を設置した[8]。
2番線と3番線は中線として、ホームを共用している。また、上下列車の交換が可能となっている。[15]
本駅を始発・終着とする列車は中線に発着し、3番線を降車ホーム、2番線を乗車ホームとする乗降分離が行われる。
発車メロディは上りが「ジュピターG」、下りは「通勤ステップ」である(制作はいずれもスイッチ)。[16]
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■両毛線 | 上り | 高崎方面[17] | |
2 | 線路を共用。当駅始発の上りと下りの一部列車のみが発着 | |||
3 | 下り | 小山方面[17] | ||
4 |
-
高架化前のホーム(2008年8月)
-
JR改札口(2011年9月)
東武鉄道
東武 伊勢崎駅 | |
---|---|
いせさき Isesaki | |
◄TI 24 新伊勢崎 (1.2 km) | |
所在地 | 群馬県伊勢崎市曲輪町3-1[10] |
駅番号 | □TI 25 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■伊勢崎線 |
キロ程 | 114.5 km(浅草起点) |
電報略号 | セサ |
駅構造 | 高架駅[11] |
ホーム | 1面2線[18] |
乗降人員 -統計年度- |
7,003人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)7月13日[3][4] |
2013年(平成23年)10月19日に東武部分も高架駅になり[11]、島式ホーム1面2線を有する終端駅[18]である。東武鉄道全駅中、最も西に位置する[注釈 2]。駅番号はTI 25[10]。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 伊勢崎線 | 太田・足利市・館林・ 東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
2 |
- 地平駅時代の2010年3月12日まではJRと同一改札だったため、JRからの連番で4・5番線となっていた。
- 列車が発車する際には、運転士に出発信号機の開通を知らせるメロディーが流れる。導入当初は「山の音楽家」であったが[19]、2013年10月19日の高架化時に「亜麻色の髪の乙女」に変更された[20]。列車発車後も信号が赤に変わるまで鳴り続ける。[注釈 3]
- ホーム長は約7両分ある。これは夜間滞留時に3両編成の車両を直列に2編成留置するためである。(入線するのはりょうもう号の6両編成が最長である。伊勢崎線太田駅 - 当駅間は普通列車の浅草直通時代の6両編成まで各駅対応している。同時に完成した新伊勢崎駅高架ホームも6両対応で、ホーム長も6両分である)[注釈 4]
-
改札口(2016年8月)
-
ホーム(2016年8月)
-
仮設駅舎(2012年12月)
-
仮設改札口(2012年12月)
-
仮設ホーム(2012年12月)
連続立体交差化
2000年(平成12年)度に着手し[8][12]、JR両毛線 (約2.5km) と東武伊勢崎線 (約2.2km) の連続立体交差化(高架化)された[12]。
事業主体は群馬県・伊勢崎市・東日本旅客鉄道・東武鉄道の4者で[8]、道路渋滞や市街地の分断の解消を目指してJR両毛線7か所と東武鉄道伊勢崎線13か所の合計20か所の踏切が廃止された[12]。
2010年(平成22年)5月30日に[8]両毛線が先行して高架化され[11]、東武伊勢崎線は2010年(平成21年)に着工して[11]2013年(平成23年)10月19日に高架駅が供用開始となった[11][12]。
なお、両毛線が高架駅に切り替わる際に南北の駅前広場を連絡する自由通路も設置されることになった[8]。
駅周辺の土地区画整理事業も並行して行われ、駅につながる道路や駅前広場の整備に加えて、駅前広場に隣接地を含む周辺への商業施設や事務所機能の誘導が進められた[12]。
当初は東武伊勢崎線の車両を留置する有効長230m(約10両分)の引き上げ線を着発線西側に設置する予定であったが、館林(2013年3月より)太田 - 本駅間の運転合理化(特急りょうもう1往復を除く浅草直通の廃止、普通列車は全てワンマンの区間運転のみとした)により車両を着発線に留置することとしたため、引き上げ線は設置しないことになった[21]。
利用状況
近年の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員・乗降人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | JR東日本 (乗車人員) |
東武鉄道 (乗降人員) |
1998年(平成10年) | 5,798[要出典] | |
1999年(平成11年) | 5,454[要出典] | |
2000年(平成12年) | 5,144[JR 2] | 5,346[要出典] |
2001年(平成13年) | 4,966[JR 3] | 4,991[要出典] |
2002年(平成14年) | 4,844[JR 4] | 5,010[要出典] |
2003年(平成15年) | 4,929[JR 5] | 5,308 |
2004年(平成16年) | 4,923[JR 6] | 5,378 |
2005年(平成17年) | 4,833[JR 7] | 5,356 |
2006年(平成18年) | 4,792[JR 8] | 5,333[東武 2] |
2007年(平成19年) | 4,793[JR 9] | 5,337[東武 3] |
2008年(平成20年) | 4,931[JR 10] | 5,444[東武 4] |
2009年(平成21年) | 4,909[JR 11] | 5,372[東武 5] |
2010年(平成22年) | 5,118[JR 12] | 5,607[東武 6] |
2011年(平成23年) | 5,193[JR 13] | 5,690[東武 7] |
2012年(平成24年) | 5,406[JR 14] | 5,998[東武 8] |
2013年(平成25年) | 5,608[JR 15] | 6,206[東武 9] |
2014年(平成26年) | 5,595[JR 16] | 6,115[東武 10] |
2015年(平成27年) | 5,808[JR 17] | 6,367[東武 11] |
2016年(平成28年) | 5,825[JR 18] | 6,561[東武 12] |
2017年(平成29年) | 5,987[JR 19] | 6,738[東武 13] |
2018年(平成30年) | 6,121[JR 1] | 7,003[東武 1] |
駅周辺
本駅は古くからの市街地の北端にある。市街地中央部には東武伊勢崎線の新伊勢崎駅がある。
伊勢崎市は幹線道路沿いに大規模な商業施設が立地し、旧来の中心市街地が衰退するという日本の地方都市に多く見られる状況下にある。
ただし、2008年(平成20年)4月1日より伊勢崎市コミュニティバスの再編整備が行われ、8系統以外の全便が本駅発着(新伊勢崎駅からの発着はなし)となったため、既存の路線バスと合わせ、本駅が市内における交通上の中心となっている。
北口
- 華蔵寺公園遊園地
- 桐生工業伊勢崎工場(旧・スバルカスタマイズ工房)
- 伊勢崎寿町郵便局
- 伊勢崎市立北第二小学校
- 寿モール
-
華蔵寺公園遊園地
-
富士重工業群馬製作所伊勢崎工場
南口
- ベイシア伊勢崎駅前店
- 群馬中央バス 伊勢崎営業所
- 善應寺
- 伊勢崎大手町郵便局
- 伊勢崎市立北小学校
- 伊勢崎市立図書館
- 伊勢崎郵便局
- 伊勢崎ショッピングモール
- 伊勢崎神社
- ベイシア 伊勢崎店
- 群馬銀行 伊勢崎支店
- 足利銀行 伊勢崎支店
- 東和銀行 伊勢崎支店
-
同衆院武家門と武家門通り
-
伊勢崎神社
-
織物会館
-
旧時報鐘楼。1915年(大正4年)建造。
-
いせさき明治館
バス路線
南口発着
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b c 丑木幸男 宮崎俊弥 『県民100年史 10 群馬県の百年』 山川出版社、1989年1月。ISBN 978-4-634-27100-5
- ^ a b 『明治工業史 鉄道篇』 日本工学会明治工業史発行所、1930年6月25日。
- ^ a b c d e f 『伊勢崎市史 通史編 3 近現代 付録年表 索引』 伊勢崎市、1991年4月1日。
- ^ a b 『群馬の20世紀 上毛新聞で見る百年』 上毛新聞社、2000年2月。ISBN 978-4880587653
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
- ^ a b “会社の沿革 平成11年~20年”. 東武鉄道. 2015年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “来月 30日に高架化”. 上毛新聞 (上毛新聞社). (2010年4月15日)
- ^ “会社の沿革 平成21年~”. 東武鉄道. 2015年8月31日閲覧。
- ^ a b c “伊勢崎駅”. 東武鉄道. 2015年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 丸山公太(2013年10月20日). “空から拝景 伊勢崎駅 地域に活気導く高架化”. 読売新聞 (読売新聞社)
- ^ a b c d e f 『伊勢崎駅付近連続立体交差事業について』 政策広報・関東の窓 第92号 (国土交通省関東地方整備局) (2014年2月)
- ^ “構内マップ | 伊勢崎駅 | 東武鉄道”. railway.tobu.co.jp. 2018年11月5日閲覧。
- ^ “伊勢崎駅”. 東日本旅客鉄道. 2015年9月1日閲覧。
- ^ JeaenのYouTube再生リスト (2010-05-16), 2010.5.16 JR両毛線伊勢崎駅高架施設見学会 完成記念イベント 2018年11月5日閲覧。
- ^ shin kura express (2018-01-15), 〈高音質〉JR両毛線発車メロディー 2018年11月5日閲覧。
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- ^ a b “伊勢崎駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2015年8月31日閲覧。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=sswkisgN2sU
- ^ busytrainlife (2013-10-18), [祝高架化]東武伊勢崎駅新信号開通メロディー「亜麻色の髪の乙女」+おまけ 2018年11月5日閲覧。
- ^ http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/18sai/2_h18_161.pdf
- ^ 「いせさきしコミュニティバス「あおぞら」|伊勢崎市」『』。2018年11月5日閲覧。
利用状況
JR東日本
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東武鉄道
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- ^ “東武鉄道” (PDF). 平成28年度1日平均乗降人員・通過人員. 関東交通広告協議会. p. 17. 2019年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月10日閲覧。
- ^ “東武鉄道” (PDF). 平成29年度1日平均乗降人員・通過人員. 関東交通広告協議会. p. 17. 2019年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月8日閲覧。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 群馬県道75号伊勢崎停車場線 - 駅前通り