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2021年1月17日 (日) 04:09時点における版

刑事のまなざし
著者 薬丸岳
発行日 2011年6月30日
2012年6月15日(文庫判)
発行元 講談社
ジャンル ミステリ
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 330
コード ISBN 978-4-06-217053-6
ISBN 978-4-06-277299-0(文庫判)
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刑事のまなざし』(けいじのまなざし)は、薬丸岳による日本の連作短編集。『小説現代』(講談社)にて2006年から2009年に不定期に掲載され、2011年に書き下ろしで1話加筆され、刊行された。翌2012年には異例の早さで文庫化された。2013年に椎名桔平主演でテレビドラマ化。テレビドラマ化に際し、ドラマ版第4話の原作「無縁」が電子書籍で期間限定で配信された[1]ほか、『IN★POCKET』2013年10月号で「少年のまなざし」が書き下ろされた。

初出

  • オムライス(『小説現代』2006年12月号)
  • 黒い履歴(『小説現代』2007年12月号)
  • ハートレス(『小説現代』2008年12月号)
  • 傷痕(『小説現代』2009年4月号)
  • プライド(『小説現代』2009年7月号)
  • 休日(『小説現代』2009年11月号)
  • 刑事のまなざし(書き下ろし)

あらすじ

罪を犯した少年たちの心に寄り添い、その更生の手助けになる仕事がしたいと法務技官になった夏目信人は、一人娘が通り魔事件の被害に遭い、植物状態になったことをきっかけに警察官に転職した。6年後、刑事課に配属され新人刑事となった夏目の刑事としてのまなざしは被害者の痛みを知る優しさと罪を憎む厳しさを湛えていた。

登場人物

夏目 信人(なつめ のぶひと)
東池袋署刑事。刑事にありがちな、人を威圧するような雰囲気はなく、理知的で人を包み込むような優しい眼差しは刑事というよりも医師を思わせる。
教師を目指していたが、大学院の実習で訪れた児童養護施設で親しくなった少年が、施設を出て半年後に職場の上司のいじめに耐えかねて起こした傷害致死事件で逮捕された件をきっかけに、少年たちの心と向き合い、更生の手助けをする法務技官を志すようになった。
10年前に娘・絵美が連続通り魔事件の被害に遭い、植物状態になったことをきっかけに、加害者の心に寄り添い救いたいという気持ちよりも、犯罪者を憎む気持ちが大きくなり、30歳の時に警察官に転職した。警察学校卒業後、約6年交番勤務をした後、刑事課に配属された。妻・美奈代と2人暮らし。
オムライス
前田 恵子(まえだ けいこ)
総合病院の看護師。高校生の息子・裕馬と内縁の夫・英明との3人暮らし。英明との再婚に反対していた裕馬もその内納得してくれるだろうと、希望的観測で英明と同居を開始したものの、英明は仕事を辞め、恵子の給料や恵子の夫が残した保険金にまで勝手に手をつけ、やがて恵子と裕馬に手を上げるようになるが、それでもなお愛情を持っている。
近所で連続放火事件が発生していた時、恵子のアパートもその被害に遭い、室内で寝ていた英明が死亡した。
黒い履歴
小出 伸一(こいで しんいち)
3歳年上の姉・奈緒子とその娘で小学4年生の春奈と暮らしている。両親は5歳の時に交通事故で亡くなっており、姉と共に叔父の木村裕也に引き取られた。
15歳の時に、長年の叔父からの虐待に耐えかね、叔父を殺害した容疑で逮捕された。その後に入れられた少年鑑別所で、当時法務技官だった夏目から家庭環境や心理などを調べられた。透の殺人事件の捜査で夏目と再会する。
横瀬 舞(よこせ まい)
春奈の同級生。伸一らが暮らすアパートの大家である父・透と2人暮らし。学校から帰宅後、父の遺体を発見する。
ハートレス
松下 雅之(まつした まさゆき) / マサ
公園で暮らすホームレス。小学校に入ったばかりの息子・友樹がひき逃げ事故で死亡し、犯人が捕まらない苛立ちを妻・冴子にぶつけ、夫婦仲が悪くなり離婚し、仕事も辞め、ホームレスになった。
ショウ
ホームレスのボス的存在の粗暴な男。元暴走族のヘッド。小屋の中で頭を叩き割られ死亡する。傷害致死の前科がある。
コンさん
ホームレス。いつも紺色の一張羅を着ているため、この名で呼ばれる。
ナカさん
ホームレス。青森で会社員をしていたが、リストラされホームレスに。体をこわしており、食い扶持を稼ぐのもままならず、雅之が放っておけず面倒を見ている。
傷痕
田辺 久美子(たなべ くみこ)
池袋東高校スクールカウンセラー。夏目とは大学院時代の同級生。カウンセリングをし、回復しつつあった有香の状態が再び悪化していることに心を痛め、悩んでいる。
仲村 有香(なかむら ゆか)
池袋東高校2年生。1年ほど前に、建設会社に勤めていた父が贈賄容疑で逮捕され、両親が離婚した。それから間もなく、不登校を繰り返すようになり、久美子のカウンセリングを受けていた。回復しつつあったが、再び不登校になり、自傷癖もあるため、久美子が最も気にかけている。
沢村 浩司(さわむら こうじ)
南池袋のマンションの一室で変死体で発見された男性。
プライド
長峰 亘(ながみね わたる)
警視庁捜査一課刑事。捜査一課に配属されて初めての大きな事件が、絵美が被害者となった連続通り魔事件だった。「刑事のまなざし」にも登場。
藪沢(やぶさわ)
捜査一課係長。「刑事のまなざし」にも登場。
桜井 綾乃(さくらい あやの)
池袋の旅行会社に勤めている。自宅マンションで扼殺体で発見される。「カイくん」という恋人がいた。
相川 美羽(あいかわ みう)
綾乃の友人。運送会社のドライバー。同僚の甲斐谷正一を交えて綾乃と飲んだことがある。
休日
吉沢 篤郎(よしざわ あつろう)
7年前に妻・亜希子を乳癌で亡くし、中学2年生の息子・隆太と2人暮らし。隆太が幼なじみの樋口純平と金属ケーブルの連続窃盗事件に関与している疑いが浮上し、どう対処すべきか悩み、高校時代からの親友の夏目に相談する。
刑事のまなざし
塚本 聖治(つかもと せいじ)
家庭環境に恵まれず、小学生の時から万引きや恐喝で児童相談所に連れて行かれ、中学の卒業式の目前に起こした傷害事件で少年鑑別所に入れられた。当時の面接の担当官が夏目で、きれいごとを押し付けてくる夏目に苛立ち、夏目の娘である絵美をハンマーで殴った。その後、罪悪感に苛まされ、街から逃げるように出て行った。
当時学級委員長だった恭子と結婚し、希という娘にも恵まれた。20歳の頃からバーテンダーをやっており、昨年バー『HOPE』を開店した。11年ぶりに同窓会に出席した後日、絵美の事件を目撃していた太田に脅迫される。
塚本 恭子(つかもと きょうこ)
聖治の妻。聖治とは小学校から同じ学校に通い、家庭にも恵まれ、優等生だった。聖治が問題を起こしてもいつも気にかけていた。20歳の時に友人と訪れたバーで、16歳の時に街を出て行った聖治と再会し、交際を経て、両親の猛反対を押し切り結婚した。妹・安子を10年前の連続通り魔事件で亡くしている。
関口 知美(せきぐち ともみ)
中学の同級生。恭子とは今でも仲が良い。
錦戸(にしきど)
中学の同級生。聖治と一番仲が良かった。
太田 徹(おおた とおる)
中学の同級生。10年ほど前から引きこもっており、言動や目つきがおかしいため、皆から敬遠され、同窓会にも呼ばれなくなった。同窓会の数日後、自室で死亡しているところを家族に発見される。

テレビドラマ

刑事のまなざし
ジャンル テレビドラマ
原作 薬丸岳
『刑事のまなざし』
脚本 岩下悠子
大石哲也
谷口純一郎
演出 鈴木浩介
竹村謙太郎
吉田健
川嶋龍太郎
出演者 椎名桔平
要潤
小野ゆり子
板谷由夏
北村有起哉
松重豊
製作
製作総指揮 (チーフプロデューサー)
橋本孝
プロデューサー 佐野亜裕美
佐藤敦司
制作 TBS
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2013年10月7日 - 12月16日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠月曜ミステリーシアター
放送分54分
回数11
公式サイト
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2013年10月7日より、TBS系列の「月曜ミステリーシアター」枠にて『刑事のまなざし』というタイトルで連続テレビドラマ化され、1話完結型のヒューマンミステリーとして放送されている[2]。使用された原作には、同タイトルの上記短編集に入っていない物もある(「無縁」は電子書籍のみで発売され、「少年のまなざし」は後に書き下ろされた)。

主演は椎名桔平。連続テレビドラマ主演は1999年テレビ朝日系『恋愛詐欺師』以来約14年ぶり[3]、TBSの連続ドラマは初主演となる[4]。10年前に幼い娘がある事件の被害者となったことをきっかけに少年鑑別所の法務技官から警察官に転身し、43歳で”新人刑事”となった主人公・夏目信人役で新境地に挑んでいる[2][5]。プロデューサーの佐野亜裕美は椎名の起用理由を「そこはかとない危うさと繊細さが漂い、凛とした力強いまなざしが夏目のまなざしに重なったから」であると述べている[3]

キャッチコピーは「罪に隠した、心の奥底の真実を見破る」「彼は人を信じ、心を見る。

第1話ではTBSに限り、直前の19:55 - 20:00[注釈 1]に予告番組『もうすぐ刑事のまなざし』が放送された。

また、本作から松下グループ → パナソニックグループの一社提供から複数社提供となる。

キャスト

詳細な人物説明は原作部分を参照

  • 夏目 信人(東池袋署刑事課強行犯係刑事) - 椎名桔平
  • 菊池 大雅(東池袋署刑事課強行犯係係長) - 要潤
  • 安達 涼子(東池袋署刑事課強行犯係刑事) - 小野ゆり子
  • 夏目 美奈代(夏目の妻) - 吉田羊
  • 瀬戸 公平(東池袋署刑事課鑑識官) - 中林大樹
  • 西 晴彦(東池袋署刑事課鑑識官) - 吉家章人
  • 夏目 絵美(夏目の娘) - 山田杏奈(幼少期:小泉彩
  • 草野 楓(ちょうちん料理「みみずく」店員) - 藤本泉
  • 田辺 久美子(心理カウンセラー) - 板谷由夏
  • 長峰 亘(警視庁捜査一課刑事) - 北村有起哉
  • 福森 誠一(東池袋署刑事課強行犯係刑事) - 松重豊

ゲスト

複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記

第1話 「オムライス」
第2話 「ハートレス」
第3話 「父のまなざし」
  • 吉沢 篤郎(隆太の父親・夏目の友人) - 勝村政信
  • 吉沢 隆太(篤郎の息子・中学生) - 平岡拓真
  • 有川 大樹(義雄の息子・建築作業員) - 浅香航大
  • 有川 義雄(大樹の父親・大学教授) - 若杉宏二
  • 北嶋 秀樹 ‐ 大西武志
  • 北嶋 結衣(通り魔事件被害者) - 内田愛
第4話 「無縁」
第5話 「黒い履歴」
第6話 「無関心」
  • 水野 弥生(愛子の母親) - 斉藤慶子
  • 高木 尚人(愛子が参加する映画コミュニティのメンバー) - 柄本時生
  • 水野 愛子(東池袋公園女子大生殺害事件被害者) - 渋谷飛鳥
  • 小田 律子(東池袋公園女子大生殺害事件関係者) - 春木みさよ
  • 浜田 隆一(東池袋公園女子大生殺害事件加害者) - 奥野瑛太
  • 三好 夏希(絵美の幼馴染) - 森川葵(幼少期:岩田月花
  • 佐々木 勉(愛子の元恋人) - 神永圭佑
  • 川田 理恵(愛子の高校時代の友達) - 松永渚
  • 小田 浩貴(律子の息子) - 髙橋來
  • 高木の母 ‐ 兎本有紀
第7話 「母の鎖」
第8話 「傷痕」
第9話 「愁恋」
  • 大野 麻理子(心臓外科医・福森の元婚約者) - 奥貫薫
  • 大野 健介(振り込め詐欺グループリーダー・麻理子の兄) - 山崎銀之丞
  • 高島 直樹(心臓外科センター長) - 新井康弘
  • 田中 浩一(結の父親) - 池田政典
  • 山本 和代(振り込め詐欺被害者) - 高田敏江
  • 田中 真紀(結の母親) - 吉沢梨絵
  • 難波(振り込め詐欺グループのサブリーダー) - 山崎画大
  • 榊 龍彦(振り込め詐欺グループの仲間) - 渋江譲二
  • 田中 結(心臓疾患患者) - 遠藤璃菜
第10話 「心 前編」
第11話(最終話) 「心 後編」
  • 山之内 信吾(殺人事件遺族) - 窪田正孝
  • 尾崎 秋彦(殺人事件加害者) - 柏原収史
  • 尾崎 悦子(秋彦の妻) - 須藤理彩
  • 藪沢(警視庁捜査一課管理官) - 升毅
  • 横山 ちはる(無差別殺人事件被害者・悦子の親友) - 松田沙紀
  • 山之内 信介(殺人事件被害者) - 古川真司(第10話)
  • 山之内 智世(信吾の母親・信介の妻) - 高井純子(第10話)
  • 今村 裕也(無差別殺人事件被害者) - 浅田駿
  • 水野 知佳(無差別殺人事件被害者) - 林亜紀子
  • 横山 大樹(ちはるの息子) - 石塚獅桜(第11話)
  • 宗方 善(無期懲役囚) - 平幹二朗(青年期:松澤傑

スタッフ

放送日程

各話 放送日 サブタイトル ラテ欄 原作 脚本 演出 視聴率[7]
第1話 10月7日 オムライス 43歳新人刑事。瞳に映る涙のミステリー オムライス 岩下悠子 鈴木浩介 8.4%[8]
第2話 10月14日 ハートレス 43歳新人刑事が救う出向サラリーマンの心と家族…
名物鍋料理と2重の殺人
ハートレス 大石哲也 6.8%
第3話 10月21日 父のまなざし 捜査中止命令!?
動き出した娘の未解決事件と消えた5000円札
休日 岩下悠子 竹村謙太郎 7.7%
第4話 10月28日 無縁 盗まれたアイドル写真集の秘密!!
謎の偽装家族に隠された母と子の涙
無縁[9][注釈 2] 大石哲也 吉田健 10.0%
第5話 11月4日 黒い履歴 ホームラン賞に隠されたアリバイ…
姉弟の絆と冤罪トリック!!
黒い履歴 谷口純一郎 鈴木浩介 8.1%
第6話 11月11日 無関心 白昼の刺客と連続報復殺人…
届かぬ母の想い!! そして犯人は殺された
大石哲也 川嶋龍太郎 8.1%
第7話 11月18日 母の鎖 結婚式1時間前に消えた花嫁の母!! 容疑者は花婿!? 岩下悠子 吉田健 8.3%
第8話 11月25日 傷痕 痴漢被害の女子高生の秘密…
その時バスの中で何が!?
谷口純一郎 川嶋龍太郎 8.2%
第9話 12月2日 愁恋 5年ぶりに現れた婚約者!! ベテラン刑事の苦悩と選択 大石哲也 吉田健 7.4%
第10話 12月9日 心 前編 最終章・前編〜
ついに明かされる10年前の真実と万華鏡の秘密
岩下悠子 川嶋龍太郎 6.9%
第11話(最終話) 12月16日 心 後編 涙の最終回!! 父の願いが起こした奇跡…明かされる全ての真相 吉田健 7.7%
平均視聴率 8.0%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

脚注

注釈

  1. ^ 通常は月曜19時枠番組『私の何がイケないの?』の次回予告番組『来週の私の何がイケないの?』。
  2. ^ 電子書籍のみで2013年10月25日から12月19日までの期間限定配信。

出典

  1. ^ 『無縁』作品詳細|BOOK倶楽部 電書info”. 講談社. 2013年11月7日閲覧。
  2. ^ a b 椎名桔平が “43歳の新人刑事”に挑む!新ドラマ『刑事のまなざし』いよいよスタート”. テレビドガッチ (2013年10月7日). 2013年10月8日閲覧。
  3. ^ a b “椎名桔平、14年ぶり連ドラ主演…10月「刑事のまなざし」”. スポーツ報知. (2013年8月20日). オリジナルの2013年8月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130823054341/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130820-OHT1T00026.htm 2018年5月6日閲覧。 
  4. ^ 椎名桔平主演『刑事のまなざし』10月スタート|TBSホット情報” (2013年8月20日). 2013年9月3日閲覧。
  5. ^ “注目ドラマ紹介:「刑事のまなざし」 椎名桔平主演の“新人”刑事ドラマ”. MANTANWEB. (2013年10月6日). http://mantan-web.jp/2013/10/06/20131006dog00m200014000c.html 2013年10月8日閲覧。 
  6. ^ シクラメン 3枚目のシングルは、初のドラマ主題歌!”. MUSIC LOUNGE (2013年9月18日). 2013年10月8日閲覧。
  7. ^ 刑事のまなざし - スポニチ Sponichi Annex 芸能、2013年12月17日参照。
  8. ^ 椎名桔平主演ドラマ、“遅れてきた新人刑事”の活躍描く 初回視聴率8.4%”. ORICON STYLE (2013年10月8日). 2013年10月8日閲覧。
  9. ^ 椎名桔平主演『刑事のまなざし』第4話は、書籍未収録の作品をドラマ化!”. テレビドガッチ (2013年10月25日). 2013年11月13日閲覧。

外部リンク

TBS 月曜ミステリーシアター
前番組 番組名 次番組
名もなき毒
(2013.7.8 - 2013.9.16)
※ここまでパナソニックグループ一社提供
刑事のまなざし
(2013.10.7 - 2013.12.16)
※ここから複数社提供
隠蔽捜査
(2014.1.13 - 2014.3.24)