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「数学の年表」の版間の差分

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* 1000年頃 — [[正弦定理]]が[[ムスリム]]の数学者により発見されたが、アブー=マフムード・ホジャンディー、{{仮リンク|アブー・ナスル・マンスール|en|Abu Nasr Mansur}}、[[アブル・ワファー]]の内誰が最初に発見したかについては明らかではない。
* 1000年頃 — [[正弦定理]]が[[ムスリム]]の数学者により発見されたが、アブー=マフムード・ホジャンディー、{{仮リンク|アブー・ナスル・マンスール|en|Abu Nasr Mansur}}、[[アブル・ワファー]]の内誰が最初に発見したかについては明らかではない。
* 1000年頃 — [[ローマ教皇]][[シルウェステル2世 (ローマ教皇)|シルウェステル2世]]が[[アラビア数字]]による記数法を使用した[[アバカス]]をヨーロッパに紹介する。
* 1000年頃 — [[ローマ教皇]][[シルウェステル2世 (ローマ教皇)|シルウェステル2世]]が[[アラビア数字]]による記数法を使用した[[アバカス]]をヨーロッパに紹介する。
* 1000年 — [[カラジー]]が[[数学的帰納法]]による人類初の[[証明]]を含む書籍を著す。彼はこれを[[二項定理]]や[[パスカルの三角形]]、[[立方数]]の和の証明に使用した<ref>Victor J. Katz (1998). ''History of Mathematics: An Introduction'', p. 255–259. Addison-Wesley. ISBN 0-321-01618-1.</ref>。彼は「[[微分積分学]]の理論を導入した初の数学者となった」<ref>F. Woepcke (1853). ''Extrait du Fakhri, traité d'Algèbre par Abou Bekr Mohammed Ben Alhacan Alkarkhi''. Paris.</ref>。
* 1000年 — [[カラジー]]が[[数学的帰納法]]による人類初の[[証明 (数学)|証明]]を含む書籍を著す。彼はこれを[[二項定理]]や[[パスカルの三角形]]、[[立方数]]の和の証明に使用した<ref>Victor J. Katz (1998). ''History of Mathematics: An Introduction'', p. 255–259. Addison-Wesley. ISBN 0-321-01618-1.</ref>。彼は「[[微分積分学]]の理論を導入した初の数学者となった」<ref>F. Woepcke (1853). ''Extrait du Fakhri, traité d'Algèbre par Abou Bekr Mohammed Ben Alhacan Alkarkhi''. Paris.</ref>。
* 1000年頃 — {{仮リンク|イブン・ターヒル・アッ=バグダーディー|en|Ibn Tahir al-Baghdadi}}が友愛数に関する[[サービト・イブン・クッラ]]の様々な定理を研究し、10進法の記数法発展に大きく貢献する。
* 1000年頃 — {{仮リンク|イブン・ターヒル・アッ=バグダーディー|en|Ibn Tahir al-Baghdadi}}が友愛数に関する[[サービト・イブン・クッラ]]の様々な定理を研究し、10進法の記数法発展に大きく貢献する。
* 1020年 — [[アブル・ワファー]]が[[三角関数]]の[[加法定理]]として有名な以下の公式(sin (α + β) = sin α cos β + sin β cos α)を定式化する。彼はまた[[放物線]]の求積法や[[放物面]]の体積についても考察した。
* 1020年 — [[アブル・ワファー]]が[[三角関数]]の[[加法定理]]として有名な以下の公式(sin (α + β) = sin α cos β + sin β cos α)を定式化する。彼はまた[[放物線]]の求積法や[[放物面]]の体積についても考察した。

2021年4月27日 (火) 14:11時点における版

本項目は、純粋数学応用数学歴史に関する年表である。

年表

先史時代

紀元前10世紀以前

  • 紀元前70,000年頃 — 南アフリカ人が、黄土岩に刻み跡をつけることにより幾何学的パターンで装飾する[1]
  • 紀元前35,000年~紀元前20,000年頃 — アフリカとフランスで、時間を計量するための初期の先史的な試みが行われる[2][3][4]
  • 紀元前20,000年頃 — ナイル川流域のイシャンゴの骨より、素数掛け算を示唆する刻み跡が残される。
  • 紀元前3400年頃 — メソポタミア文明において、シュメール人命数法度量衡を人類で初めて発明する。
  • 紀元前3100年頃 — エジプト文明において、初期の十進法が新たな記号を用いて不確かながら行われるようになる[5]
  • 紀元前2800年頃 — インド亜大陸インダス文明において、インダス文明の度量衡に基づく10進法による比率が用いられたほか、その最小単位を長さ1.704mm、重さ28gとする。
  • 紀元前2700年 — エジプト文明において正確な測量の始まりとなる作業が行われる。
  • 紀元前2400年 — エジプト文明において天文暦が作成された。この暦は数学的な規則性の高さから中世においても使用されていた。
  • 紀元前2000年頃 — メソポタミア文明において、バビロニア人60進法を用いた数記法を使用、円周率Πの値を3.125とし人類初の概算値を求める。
  • 紀元前2000年頃 — スコットランドの石球、多面体の対称性をすべて含んだ様々な対称性を持つ石球が作成される。
  • 紀元前1800年 — モスクワ数学パピルス切頭体の体積を求める問題とその解法が記述される。
  • 紀元前1800年頃 — ベルリンパピルス6619英語版に2次方程式とその解法が記述される[5]
  • 紀元前1650年 — アーメスが紀元前1850年頃から失われた数学文書を筆写してリンド数学パピルスを作り、円周率πの近似値を3.16と定めている。また円積問題にも初めて取り組んでおり、余接を用いている他1次連立方程式を解くための知識も示している。
  • 紀元前1046年~紀元前256年 — 最古の中国の数学書である周髀算経が書かれる。

古代

紀元前10~1世紀

1~10世紀

中世

10~15世紀

近代

16世紀
17世紀
18世紀
19世紀

現代

20世紀

[13]

21世紀

関連項目

  1. この記事はNiel Brandt (1994) の年表に基づいており、ウィキペディアにおける使用の許可を得ています。(英語版のノートを参照のこと。)
  2. 1966年、IBMは1000年から1950年までの数学に関する「Men of Modern Mathematics」と呼ばれる有名な年表のポスターを出版した。これは数学者(主に西洋)や彼らの数学的功績に関する個人的な物語に基づいている。このポスターはカリフォルニア大学ロサンゼルス校教授Raymond Redhefferにより提供された数学者に関する内容とともに、Charles Eamesによりデザインされた。

脚注

  1. ^ Art Prehistory, Sean Henahan, January 10, 2002.
  2. ^ How Menstruation Created Mathematics, Tacoma Community College, archive link
  3. ^ OLDEST Mathematical Object is in Swaziland
  4. ^ an old Mathematical Object
  5. ^ a b Egyptian Mathematical Papyri - Mathematicians of the African Diaspora
  6. ^ Carl B. Boyer, A History of Mathematics, 2nd Ed.
  7. ^ Victor J. Katz (1998). History of Mathematics: An Introduction, p. 255–259. Addison-Wesley. ISBN 0-321-01618-1.
  8. ^ F. Woepcke (1853). Extrait du Fakhri, traité d'Algèbre par Abou Bekr Mohammed Ben Alhacan Alkarkhi. Paris.
  9. ^ O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., “Abu l'Hasan Ali ibn Ahmad Al-Nasawi”, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews, https://mathshistory.st-andrews.ac.uk/Biographies/Al-Nasawi/ .
  10. ^ a b c Arabic mathematics, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews, Scotland
  11. ^ a b Various AP Lists and Statistics
  12. ^ D. J. Korteweg and G. deVries, "On the Change of Form of Long Waves Advancing in a Rectangular Canal, and on a New Type of Long Stationary Waves," Phil. Mag., 39 (1895) 4. doi:10.1080/14786449508620739
  13. ^ Paul Benacerraf and Hilary Putnam, Cambridge U.P., Philosophy of Mathematics: Selected Readings, ISBN 0-521-29648-X
  14. ^ L. E. J. Brouwer, Über Abbildungen von Mannigfaltigkeiten] Math. Ann. 71 (1911), 97. doi:10.1007/BF01456931
  15. ^ Viggo Brun, "La série 1/5+1/7+1/11+1/13+1/17+1/19+1/29+1/31+1/41+1/43+1/59+1/61+..., où les dénominateurs sont nombres premiers jumeaux est convergente ou finie," Bulletin des Sciences Mathématiques 43 (1919) 100, 124.
  16. ^ J. v. Neumann, "Zur Theorie der Gesellschaftsspiele," Math. Ann. 100 (1928) 295. doi:10.1007/BF01448847
  17. ^ K. Gödel, "Über formal unentscheidbare Sätze der Principia Mathematica und verwandter Systeme, I." Monatshefte für Mathematik und Physik 38 (1931) 173.
  18. ^ E. Fermi, J. Pasta and S.Ulam, "Studies of nonlinear problems. I." Los Alamos Report LA-1940 (1955)
  19. ^ Irving S. Reed and Gustave Solomon, "Polynomial Codes over Certain Finite Fields," Journal of the Society for Industrial and Applied Mathematics (SIAM) 8 (1960) 300. doi:10.1137/0108018
  20. ^ N.J. Zabusky and M. D. Kruskal, "Interaction of "Solitons" in a Collisionless Plasma and the Recurrence of Initial States," Phy. Rev. Lett. 15 (1965) 240. doi:10.1103/PhysRevLett.15.240
  21. ^ David Deutsch and Richard Jozsa, "Rapid solutions of problems by quantum computation," Proc. R. Soc. Lond. A 439 (1992) 553. doi:10.1098/rspa.1992.0167
  22. ^ Elizabeth A. Thompson, MIT News Office, Math research team maps E8 Mathematicians Map E8, Harminka, 2007-03-20
  23. ^ Laumon, G.; Ngô, B. C. (2004), Le lemme fondamental pour les groupes unitaires, arXiv:math/0404454 
  24. ^ “素数の新定理発見 極端な偏りなく分布 米英数学者「夢のような成果」”. スポーツニッポン. (2014年2月26日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/02/26/kiji/K20140226007668140.html 2014年12月6日閲覧。 
  25. ^ “素数の間隔で新定理発見 極端な偏りなく分布、米英数学者”. 47NEWS. (2014年2月26日) 
  26. ^ “素数の間隔で新定理発見 極端な偏りなく分布、米英数学者”. 琉球新報. (2014年2月26日) 
  27. ^ 60年解けなかった数学の難題 世界中のPCつなぎ解決”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2019年10月24日). 2020年4月3日閲覧。
  • David Eugene Smith, 1929 and 1959, A Source Book in Mathematics, Dover. ISBN 0-486-64690-4.

外部リンク