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'''宇奈根'''('''うなね''') |
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#東京都・神奈川県の[[多摩川]]に沿った地域にある地名。かつてこの地域は行政区分上一つの地域であったが、多摩川の流路の変遷により分断された。(後述) |
#東京都・神奈川県の[[多摩川]]に沿った地域にある地名。かつてこの地域は行政区分上一つの地域であったが、多摩川の流路の変遷により分断された。(後述) |
2021年9月6日 (月) 09:09時点における版
宇奈根(うなね)
- 東京都・神奈川県の多摩川に沿った地域にある地名。かつてこの地域は行政区分上一つの地域であったが、多摩川の流路の変遷により分断された。(後述)
- 東京都世田谷区西南部(砧地域)にある地名。
- 神奈川県川崎市高津区西北部にある地名。
- 上記の宇奈根地区で多摩川両岸に渡されていた渡し舟「宇奈根の渡し」。(後述)
- 東京都世田谷区宇奈根一丁目にある小田急バス 狛12系統のバス停。
世田谷区宇奈根
宇奈根 | |
---|---|
駒澤大学玉川キャンパス | |
北緯35度37分17.32秒 東経139度36分16.72秒 / 北緯35.6214778度 東経139.6046444度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
特別区 | 世田谷区 |
地域 | 砧地域 |
面積 | |
• 合計 | 0.806 km2 |
人口 | |
• 合計 | 5,574人 |
• 密度 | 6,900人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
157-0068[2] |
市外局番 | 03[3] |
ナンバープレート | 世田谷 |
この地域に存在する宇奈根一丁目、同二丁目、三丁目の各町域の通称的な総称でもある。1971年に住居表示の実施が完了した。駒澤大学玉川キャンパスが所在する。北に野川、南に多摩川が流れ、西に東名高速道路、中心を東西に水道道路が通る。三丁目には東京外環自動車道の東名ジャンクションが建設中である。
交通
地区全域が至近の鉄道駅から2km以上(徒歩およそ30分以上)離れている鉄道空白地帯に属するため、狛12(小田急)、玉04(東急)、玉05(東急)、玉06(東急)、玉07(東急・小田急)、玉08(小田急)系統等のバスを利用して二子玉川駅、成城学園前駅、狛江駅等に出る人が多い。
地価
住宅地の地価は、2020年(令和2年)1月1日の公示地価によれば、宇奈根2-22-6の地点で29万5000円/m2となっている[4]。
世帯数と人口
2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
宇奈根一丁目 | 949世帯 | 2,146人 |
宇奈根二丁目 | 936世帯 | 2,308人 |
宇奈根三丁目 | 505世帯 | 1,120人 |
計 | 2,390世帯 | 5,574人 |
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
宇奈根一丁目 | 全域 | 世田谷区立砧南小学校 | |
宇奈根二丁目 | 全域 | 世田谷区立喜多見小学校
世田谷区立砧南小学校 |
|
宇奈根三丁目 | 全域 | 世田谷区立砧南小学校 |
周辺
川崎市高津区宇奈根
宇奈根 | |
---|---|
北緯35度36分55.59秒 東経139度36分5.25秒 / 北緯35.6154417度 東経139.6014583度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川県 |
区 | 高津区 |
面積 | |
• 合計 | 0.45 km2 |
人口 | |
• 合計 | 1,598人 |
• 密度 | 3,600人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
213-0031[8] |
市外局番 | 044[3] |
ナンバープレート | 川崎 |
現在は、東側は工業地域、西側は住宅地になっており、多摩川沿いに多摩沿線道路が通っている。当地区に鉄道・路線バスは通っておらず、鉄道駅はJR南武線の久地駅が最寄。
世帯数と人口
2019年(令和元年)6月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[7]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
宇奈根 | 706世帯 | 1,598人 |
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9][10]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 川崎市立久地小学校 | 川崎市立西高津中学校 |
周辺
歴史
かつて多摩川は頻繁に洪水を起こし、流路も度々変わっていたため、村が多摩川で分断されることが度々あった。ここ宇奈根も多摩川により分断されており、かつては左岸地域は「本村」、右岸地域は「宇奈根山野(山谷)」と呼ばれる地域であり、明治時代までは渡船「宇奈根の渡し」(うなねのわたし)が両岸をつないでいた。
かつては全域が武蔵国多摩郡(後に北多摩郡)に属していたが、1912年(明治45年)に郡境が多摩川上に設定され、以降右岸地域は橘樹郡(後に川崎市)に属すこととなり、以降現在まで両岸に地名が残っている。
明治以降の行政区画
- 左岸地域
- 1936年(昭和11年)
- 1943年(昭和18年)
- 東京都制施行、東京都世田谷区宇奈根町になる。
- 1971年(昭和46年)
- 住居表示の実施に伴い隣接する鎌田、喜多見との境界変更を行った上、宇奈根一丁目、宇奈根二丁目、および宇奈根三丁目に分割される。その際の各町域には旧宇奈根町のほかに、一丁目には旧鎌田町の一部が、二丁目には旧喜多見町の一部が、三丁目には旧鎌田町の一部がそれぞれ含まれる。
- なお、同年に区内で住居表示、およびそれに伴う町域整理を施行された町域としては喜多見(主に旧喜多見町。一部地区は成城としてそれ以前に住居表示)、大蔵(主に旧大蔵町)、砧(主に旧砧町)、砧公園(旧岡本町、旧大蔵町、旧玉川瀬田町、旧玉川用賀町の各一部)、鎌田(主に旧鎌田町)、瀬田(主に旧玉川瀬田町)、池尻四丁目(旧池尻町、旧下代田町の各一部)がある。これにより、世田谷区では全ての町域において住居表示を完了した。
- 右岸(宇奈根山野)地域
氷川神社
昭和2年(1927年)、左岸の本村から氷川神社が右岸山野地区に分祀、創立された。以降、宇奈根山野地区の住民により右岸の氷川神社は守られており、また「宇奈根字山野」の地名も併合等されることなく残っている。
昭和52年(1977年)には鎮座50年の記念碑が建てられ、鎮座の経緯が記されている。また、令和元年(2019年)には本殿奉納の石つくり祠、拝殿の扁額、稲荷講の3点が川崎市地域文化財の認定を受けた。
脚注
- ^ a b c “世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2019年9月3日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
- ^ a b “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ “通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”. 川崎市 (2018年5月22日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ a b “町丁別世帯数・人口”. 川崎市 (2019年7月12日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “川崎市立小学校の通学区域”. 川崎市 (2019年1月1日). 2019年9月29日閲覧。
- ^ “川崎市立中学校の通学区域”. 川崎市 (2018年11月5日). 2019年9月29日閲覧。