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== リリース ==
== リリース ==
=== イギリス ===
=== イギリス ===
イギリスにおいて、「恋する二人」は、1964年7月10日に発売された『ハード・デイズ・ナイト』の収録曲として発売され、A面2曲目に収録された{{Sfn|Lewisohn|1988|p=200}}。発売当時はシングル・カットされることはなかったが、同年11月4日に発売されたEP『エクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』のオープニング・トラックとして収録された後、解散後の1976年に発売されたシングル盤『[[イエスタデイ]]』のB面に収録された{{sfn|Cross|2005|p=592}}{{sfn|Lewisohn|1988|p=200}}。
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=== アメリカ ===
=== アメリカ ===

2021年9月20日 (月) 13:46時点における版

恋する二人
ビートルズシングル
初出アルバム『ハード・デイズ・ナイト
A面 アメリカ合衆国の旗 ア・ハード・デイズ・ナイト
B面 日本の旗 ぼくが泣く
リリース
録音 1964年2月25日、26日
ジャンル ポップ・ロック
時間
レーベル
作詞・作曲 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
チャート最高順位
後述を参照
ビートルズ シングル U.S. 年表
ビートルズ シングル 日本 年表
ビートルズ シングル U.K. 年表
ビートルズ シングル 日本 年表
ハード・デイズ・ナイト 収録曲
ア・ハード・デイズ・ナイト
(A-1)
恋する二人
(A-2)
恋におちたら
(A-3)
テンプレートを表示

恋する二人」(こいするふたり、原題 : I Should Have Known Better)は、ビートルズの楽曲である。1964年7月10日に発売された3作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』に収録された。レノン=マッカートニーとなっているが、実質的にはジョン・レノンによって書かれた楽曲[1][2]。アメリカでは1964年6月24日にユナイテッド・アーティスツ・レコードより発売されたサウンドトラック・アルバム『A Hard Day's Night (United Artists)』に収録された後、キャピトル・レコードから発売されたシングル盤『ア・ハード・デイズ・ナイト』のB面曲としても発売された。

ジョージ・マーティンがスコアを手がけたオーケストラ・バージョンも存在しており、『A Hard Day's Night (United Artists)』に収録された。

背景・レコーディング

「恋する二人」は、レノンが映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』のために書いた楽曲[3]。本作についてレノンは、1980年のPLAYBOY誌のインタビューで「ただの歌さ。特に意味なんてない」と語っている[1]。映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』では、列車で移動中の貨物置場の檻の中で演奏するシーン[注釈 1]と、ラストのコンサートのシーンで使用された[4]

「恋する二人」のレコーディングは、1964年2月25日にEMIスタジオで行なわれた。3テイク録音されたが、完成テイクは1テイクのみで、テイク2はレノンがハーモニカの演奏中に起こしたことにより中断となった。翌日、アレンジを変更した上で再録音された[5]。曲の中間の16小節では、ジョージ・ハリスンが新たに入手したリッケンバッカー・360/12がフィーチャーされている[6]

モノラル・ミックスとステレオ・ミックスとで、イントロのハーモニカの旋律が一部異なっており、ステレオ・ミックスではハーモニカのフレーズが一時的にドロップアウトする箇所が存在する[7]

リリース

イギリス

イギリスにおいて、「恋する二人」は、1964年7月10日に発売された『ハード・デイズ・ナイト』の収録曲として発売され、A面2曲目に収録された[8]。発売当時はシングル・カットされることはなかったが、同年11月4日に発売されたEP『エクストラクツ・フロム・ザ・フィルム・ア・ハード・デイズ・ナイト』のオープニング・トラックとして収録された後、解散後の1976年に発売されたシングル盤『イエスタデイ』のB面に収録された[9][8]

アメリカ

アメリカでは、1964年6月24日にユナイテッド・アーティスツ・レコードより発売されたサウンドトラック・アルバム『A Hard Day's Night (United Artists)』のB面1曲目に収録され、A面4曲目にはジョージ・マーティンがスコアを手がけたオーケストラ・バージョンが収録された[10]

その後、1964年7月13日に発売されたシングル盤『ア・ハード・デイズ・ナイト』のB面曲[注釈 2]として発売された[11][12]。B面曲ながら、Billboard Hot 100で最高位53位を獲得した[13]。1970年に発売されたコンピレーション・アルバム『ヘイ・ジュード』に収録されるまでは、キャピトル・レコードから発売されたアルバムには未収録となっていた[14]

日本

日本では、1964年9月5日にシングル盤がアルバムと同時発売され、B面には「ぼくが泣く」が収録された。このシングル盤は、ミュージック・マンスリー洋楽チャートで最高位4位を獲得した[15]。1976年にはシングル盤『イエスタデイ』のB面曲としても発売された。ヨーロッパ圏でもシングル盤が発売されており、ノルウェーでは第1位[16]、西ドイツでは最高位6位[17]を獲得し、スウェーデンでは4週連続で1位[18]を獲得した。

演奏

※出典[6]

チャート成績

チャート(1964年) 最高位
ベルギー (Ultratop 50 Wallonia)[19] 11
ドイツ (GfK Entertainment charts)[17] 6
日本 (ミュージック・マンスリー洋楽チャート)[15] 4
オランダ (Single Top 100)[20] 1
ノルウェー (VG-lista)[16] 1
スウェーデン (Kvällstoppen Chart)[18] 1
US Billboard Hot 100[13] 53

カバー・バージョン

脚注

注釈

  1. ^ 実際にはバンの中で撮影されたもので、撮影時はスタッフがバンを前後に揺らすことで、走行中の列車を再現していた[3]
  2. ^ イギリスで発売されたシングル盤『ア・ハード・デイズ・ナイト』のB面曲は「今日の誓い」。キャピトル・レコードから発売されたシングル盤で、イギリス盤からB面曲が差し替えられた事例は、本作と『抱きしめたい』(B面が「ジス・ボーイ」から「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」に変更された)の2作のみ。

出典

  1. ^ a b Sheff 2000, p. 194.
  2. ^ Miles 1997, p. 164.
  3. ^ a b Womack 2016, p. 229.
  4. ^ Dowlding 1989, p. 68.
  5. ^ Lewisohn 1988, p. 39-40.
  6. ^ a b MacDonald 2005, p. 109-110.
  7. ^ Cross 2005, p. 384.
  8. ^ a b Lewisohn 1988, p. 200.
  9. ^ Cross 2005, p. 592.
  10. ^ Morton 2011, p. 134.
  11. ^ Cross 2005, p. 530-531.
  12. ^ Lewisohn 1988, p. 201.
  13. ^ a b The Hot 100 Chart”. Billboard (1964年8月15日). 2021年5月11日閲覧。
  14. ^ Lewisohn 1988.
  15. ^ a b 『日経BPムック 大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 世界制覇50年』日経BP、2015年、97頁。ISBN 978-4-8222-7834-2 
  16. ^ a b "Norwegiancharts.com – The Beatles – I Should Have Known Better". VG-lista. 2021年5月11日閲覧。
  17. ^ a b "Offiziellecharts.de – The Beatles – I Should Have Known Better". GfK Entertainment Charts. 2021年5月11日閲覧。
  18. ^ a b Swedish Charts 1962 – March 1966/Kvällstoppen – Listresultaten vecka för vecka > November 1964” (スウェーデン語). hitsallertijden.nl. 2021年5月11日閲覧。
  19. ^ "Ultratop.be – The Beatles – I Should Have Known Better" (in French). Ultratop 50. 2021年5月11日閲覧。
  20. ^ "Dutchcharts.nl – The Beatles – I Should Have Known Better" (in Dutch). Single Top 100. 2021年5月11日閲覧。
  21. ^ Official Singles Chart Top 50”. Official Charts Company. 2021年5月11日閲覧。
  22. ^ Eder, Bruce. Johnny Rivers in Action! - Johnny Rivers | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年5月11日閲覧。
  23. ^ Unterberger, Richie. “Beach Boys' Party! - The Beach Boys | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. All Media Group. 2021年5月11日閲覧。
  24. ^ Koda, Cub. Command Performance/Live in Person/Jan & Dean Meet Batman - Jan & Dean | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年5月11日閲覧。
  25. ^ Eder, Bruce. The Broadside Tapes 1 - Phil Ochs | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年5月11日閲覧。
  26. ^ '60s, '70s + '80s = Taxi - Sly & Robbie | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年5月11日閲覧。
  27. ^ Sendra, Tim. Volume One - She & Him - Jan & Dean | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年5月11日閲覧。

参考文献

外部リンク