目名駅
目名駅 | |
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駅舎(2017年9月) | |
めな Mena | |
◄S29 熱郛 (15.4 km) (7.6 km) 蘭越 S27► | |
所在地 | 北海道磯谷郡蘭越町目名 |
駅番号 | ○S28 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 155.8 km(函館起点) |
電報略号 | メナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
8人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1904年(明治37年)10月15日[1] |
備考 | 無人駅[2] |
目名駅(めなえき)は、北海道磯谷郡蘭越町目名にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS28。電報略号はメナ。事務管理コードは▲130102[3]。当駅から滝川駅まで本社管轄となる。
歴史
[編集]- 1904年(明治37年)10月15日:北海道鉄道 歌棄駅(現在の熱郛駅) - 小沢駅間の延伸開業に伴い、同線の磯谷駅(いそやえき)として開業[1]。一般駅[1]。
- 1905年(明治38年)12月15日:目名駅(めなえき)に改称[1]。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1974年(昭和49年)9月5日:貨物取扱い廃止[1]。
- 1982年(昭和57年)3月1日:荷物取扱い廃止[1]。旅客関係の駅員を配置しない無人駅扱い[4]の簡易委託駅となる。
- 1986年(昭和61年)11月1日:交換設備を廃止、運転無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
- 2000年(平成12年):交換設備を再度設置。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[JR北 1]。
駅名の由来
[編集]旧駅名の「磯谷」は郡名からで、もともとは現在寿都郡となっている現:寿都町磯谷・横澗の付近から発生した地名で、アイヌ語の「イソヤ(iso-ya)」(岩磯の・岸)に字を当てたものであった[5][6]。
現名称の「目名」もまたアイヌ語に由来し、尻別川支流の目名川のアイヌ語名「メナ」に由来する。この「メナ」は現在では語義不明となっているが、一説には「支流」「細い流れ」「水溜まり」「泉池川」など諸説が後人の研究によって挙げられている[7]。
駅構造
[編集]駅舎に面した単式ホーム1面1線と、ホームのない副本線1線を持つ地上駅。一線スルー構造である。倶知安駅管理の無人駅[2]。駅舎は「町民サロン」を併設しているが、いたって小さい。
交換設備が1986年に一旦撤去されている。現在のダイヤでは充分なものの、2000年の有珠山噴火の際に室蘭本線が一部不通となり、通常室蘭本線・千歳線経由で運転されている特急列車や貨物列車を函館本線(長万部駅 - 札幌駅間)経由で運行することになったが、交換設備が少ないため運休列車が多発した。今後も室蘭本線災害時の迂回ルートとなるため、災害時輸送力増強を目的として当駅に交換設備が再度設置された。
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 175.0 | [8] | |||
2015年(平成27年) | 「10名以下」 | [JR北 2] | |||
2017年(平成29年) | 9.0 | [9] | |||
2018年(平成30年) | 7.6 | [10] | |||
2019年(令和元年) | 「10名以下」 | [JR北 3] | |||
2020年(令和 | 2年)「10名以下」 | [JR北 4] |
駅周辺
[編集]- 北海道道752号名駒田下線
- 蘭越町役場目名出張所
- 目名郵便局
- 国道5号
- 道の駅らんこし・ふるさとの丘
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、810頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、24頁。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、215頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ “「通報」●函館本線上目名駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1982年2月27日)
- ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、457頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、28頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、463頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、808頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. p. 4 (2019年7月22日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. p. 4 (2020年8月26日). 2021年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブ 。2014年9月6日閲覧。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 目名|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company