神戸駅 (愛知県)
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神戸駅 | |
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駅全景(2023年2月) | |
かんべ Kanbe | |
◄14 豊島 (1.6 km) (0.9 km) 三河田原 16► | |
所在地 | 愛知県田原市豊島町 |
駅番号 | 15 |
所属事業者 | 豊橋鉄道 |
所属路線 | ■渥美線 |
キロ程 | 17.1 km(新豊橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
197人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1989年(平成元年)7月10日 |
備考 | 無人駅 |
神戸駅(かんべえき)は、愛知県田原市神戸町にある豊橋鉄道渥美線の駅である。駅番号は15。
歴史
[編集]開業とともに設置された神戸駅(初代)は当駅より0.5㎞三河田原寄りにあった[1]が、当駅とは書類上別の扱いであり、1944年の休止を経て1977年に廃止されている[2]。
当駅は小野田セメント田原工場(2002年に閉鎖)への専用線分岐信号所として設置されていた神戸信号所を神戸駅(2代)として1989年(平成元年)7月に旅客駅に昇格したものである[2](専用線は駅昇格前に廃止されている)。
年表
[編集]- 1930年(昭和5年)9月1日:神戸信号所として開設。小野田セメント(現:太平洋セメント)専用線が分岐。
- 1940年(昭和15年)9月1日:名古屋鉄道との合併により同社渥美線の信号所となる。
- 1954年(昭和29年)10月1日:名古屋鉄道が渥美線新豊橋 - 三河田原間を豊橋鉄道へ譲渡。
- 1956年(昭和31年)2月21日:行き違い設備新設[3]
- 1989年(平成元年)7月10日:神戸駅(2代)として旅客営業開始。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線で交換設備を持つ地上駅である。無人駅である。出入口は南の住宅地側にのみあり、北の田原街道(旧国道259号)側にはない。田原市により、自動車も乗り入れ可能な駅前広場が整備されている。
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簡易改札機
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ホーム(2023年2月)
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駅名標(2022年5月)
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駅前広場(2008年8月)
配線図
[編集] ← 三河田原駅 |
→ 新豊橋方面 |
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凡例 出典:[4] |
利用状況
[編集]「移動等円滑化取組報告書」によると、当駅の各年度の1日平均乗降人員は以下の通りである[5]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
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2019年(令和元年) | 227 |
2020年(令和 | 2年)197 |
- 主として通学・通勤用に利用される。三河田原駅に近いため利用者は少なく、信号場のような感じである。
- 当駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値で、単位は人である。調査日の天候・行事等の要因による変動は考慮されていない。
- 表中、赤色は各項目の最高値である。また、最高値を記録した年度を基準に、それ以前の最低値を緑色、以降の最低値を青色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
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通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1989年(平成元年) | 1,933 | ←←←← | 1,124 | 3,057 | 旅客営業開始 | ||
1990年(平成2年) | 7,196 | ←←←← | 1,800 | 8,996 | |||
1991年(平成3年) | 13,405 | ←←←← | 1,385 | 14,790 | |||
1992年(平成4年) | 14,246 | ←←←← | 1,771 | 16,017 | |||
1993年(平成5年) | 13,476 | ←←←← | 2,193 | 15,669 | |||
1994年(平成6年) | 14,145 | ←←←← | 1,887 | 16,032 | |||
1995年(平成7年) | 17,849 | ←←←← | 2,175 | 20,024 | |||
1996年(平成8年) | 15,945 | ←←←← | 2,352 | 18,297 | |||
1997年(平成9年) | 17,899 | ←←←← | 2,276 | 20,175 | |||
1998年(平成10年) | 18,175 | ←←←← | 2,178 | 20,353 | |||
1999年(平成11年) | 21,149 | ←←←← | 2,894 | 24,043 | |||
2000年(平成12年) | 20,863 | ←←←← | 2,621 | 23,484 | |||
2001年(平成13年) | 22,777 | ←←←← | 2,738 | 25,515 | |||
2002年(平成14年) | 20,379 | ←←←← | 2,773 | 23,152 | |||
2003年(平成15年) | 20,238 | ←←←← | 2,997 | 23,235 | |||
2004年(平成16年) | 23,588 | ←←←← | 3,525 | 27,113 | |||
2005年(平成17年) | ←←←← | ||||||
2006年(平成18年) | ←←←← | ||||||
2007年(平成19年) | ←←←← |
駅周辺
[編集]駅北側を田原街道が通り、その街道沿いには会社の事業所やロードサイド店舗が建つ。この街道と重複する愛知県道28号線は(駅北東側にある)大坪交差点で北方向に曲がり、汐川の方へ進む。駅南側は住宅地となっており、付近には農業資材の工場がある。そこから少し南へ進むと国道259号(田原バイパス)に至る。
バス路線
[編集]愛知県道28号線(田原街道)沿いに豊鉄バス伊良湖本線と田原市ぐるりんバス市街地東線の「神戸」バス停がある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7号、新潮社、2008年、38頁。ISBN 978-4107900258。
- ^ a b 田原市博物館 編『渥美線 : 渥美半島と外界をつなぐ鉄路の物語 : 三河田原駅開業90周年企画展』田原市博物館、2014年12月、51頁。 NCID BB17669790。全国書誌番号:22516346。
- ^ 豊橋鉄道社史編纂委員会 編『豊橋鉄道100年史 : 1924-2024』(電子ブック)豊橋鉄道、2024年3月、161,182頁。 NCID BD08542476。全国書誌番号:23998022 。>
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第4巻 豊橋駅 - 名古屋エリア』、6頁、講談社、2009年6月、ISBN 978-4062700146
- ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 豊橋鉄道