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立山黒部貫光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
立山黒部貫光株式会社
TATEYAMA KUROBE KANKO CO., LTD.
種類 株式会社
略称 TKK
本社所在地 日本の旗 日本
930-8558
富山県富山市桜町一丁目1番36号
北緯36度41分58.3秒 東経137度12分56.9秒 / 北緯36.699528度 東経137.215806度 / 36.699528; 137.215806座標: 北緯36度41分58.3秒 東経137度12分56.9秒 / 北緯36.699528度 東経137.215806度 / 36.699528; 137.215806
設立 1964年昭和39年)12月25日[1]
業種 陸運業
法人番号 3230001001632 ウィキデータを編集
事業内容 運輸事業、ホテル事業、構内販売事業 ほか
代表者 代表取締役社長 見角要
資本金
  • 1億円
(2023年3月31日現在)[2]
発行済株式総数
  • 929万1668株
(2023年3月31日現在)[2]
売上高
  • 連結: 34億8600万円
  • 単独: 22億3700万円
(2023年3月期)[2]
営業利益
  • 連結: △6億1000万円
  • 単独: △6億9200万円
(2023年3月期)[2]
経常利益
  • 連結: △5億6200万円
  • 単独: △5億9500万円
(2023年3月期)[2]
純利益
  • 連結: △5億6700万円
  • 単独: △6億0200万円
(2023年3月期)[2]
純資産
  • 連結: 6億1200万円
  • 単独: 6億3500万円
(2023年3月31日現在)[2]
総資産
  • 連結: 98億0700万円
  • 単独: 90億0100万円
(2023年3月31日現在)[2]
従業員数
  • 連結: 265人
  • 単独: 192人
(2023年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日
会計監査人 太陽有限責任監査法人[2]
主要株主
主要子会社
  • 立山貫光ターミナル 71.1%
  • 立山黒部サービス 100%
  • (2023年3月31日現在)[2]
関係する人物 佐伯宗義
外部リンク https://www.alpen-route.co.jp/
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立山黒部貫光株式会社(たてやまくろべかんこう、: TATEYAMA KUROBE KANKO CO.,LTD.)は、富山県富山市に本社を置き、立山黒部アルペンルートのうち、富山県黒部湖駅から立山駅までのケーブルカーロープウェイトロリーバス、およびバス立山高原バス称名滝探勝バスなど)を運行している事業者。TKKの公式略称がある。

概要

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1964年昭和39年)、富山県、立山開発鉄道、北陸電力関西電力などの出資により設立された[3]。富山県や富山市が出資しているものの「第三セクター」扱いされない民間企業である。立山黒部貫光、立山貫光ターミナル、立山黒部サービスのいわゆる立山3社の窓口的な役割も果たしている。

2005年平成17年)10月1日に立山高原バスなどを運行していた立山開発鉄道を吸収合併した[4]

社名の「貫光」は、初代社長である佐伯宗義の命名によるもので、「貫」は時間、「光」は宇宙空間を意味するとともに、立山連峰を「貫く」という意味を持たせた造語であるが[3][5]、しばしば同音の「観光」と誤記されることがある。

歴史

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立山開発鉄道

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立山黒部貫光

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鉄道・索道事業

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立山ケーブルカーと黒部ケーブルカーは、ともに正式名称は「鋼索線」である。元々、立山ケーブルカーは立山開発鉄道が運営していたが、2005年の合併で立山黒部貫光の路線になったという経緯から、立山黒部貫光には異なる2つの「鋼索線」が共存している。

バス事業

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  • 立山高原バス美女平 - 室堂
  • 称名滝線(立山駅 - 称名滝
    通称「称名滝探勝バス」。冬季運休。途中には桂台バス停が設置されている。かつては藤橋・悪城の壁の各バス停があったが、2021年時点では廃止されている。
  • 極楽坂線(立山駅 - 極楽坂)
    通称「立山山麓スキー場線」。冬季のスキー場営業日のみ運行する。
  • 立山 - 室堂直通バス(立山駅 - 室堂)

車両

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立山高原バスの車両は旧立山開発鉄道時代から伝統的に日野自動車製に統一されている。ただし、ディーゼルバス時代は純正日野車体製ボディを採用せず長年富士重工業製ボディで導入していた。1998年以降は環境保護目的にセレガ・ハイブリッド(ボディは日野車体→ジェイ・バス製)への置き換えを実施した[3]

カラーリングは、旧色はアイボリーの車体に濃紺のラインを入れたデザインであったが[3]2012年のセレガ・ハイブリッドのフルモデルチェンジを機にデザインを一新[3]。白色をベースに、青色のラインが入ったデザインを採用しているが、ハイブリッドバスでは細部が異なる。

脚注

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  1. ^ a b c d e 地鉄 1979, p. 181.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 立山黒部貫光株式会社『第59期(令和4年4月1日 - 令和5年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2023年6月30日。 
  3. ^ a b c d e バスマガジン vol.96』講談社講談社ビーシー、2019年7月29日、48頁。ISBN 978-4-06-517358-9 
  4. ^ a b c d e f g h i j 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、18頁。 
  5. ^ 社名の由来について - 立山黒部貫光
  6. ^ a b c 地鉄 1979, p. 134.
  7. ^ 川島 2010, p. 90.
  8. ^ 地鉄 1979, p. 140.
  9. ^ 地鉄 1979, p. 142.
  10. ^ 「きょうから開通アルペンルート 有料道路ことしはバスだけ」『北日本新聞』朝刊1971年6月1日、14面。
  11. ^ 川島 2010, p. 91.
  12. ^ “立山黒部アルペンルート、21年4月に値上げ”. 日本経済新聞. (2020年12月24日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB249790U0A221C2000000/ 2021年1月16日閲覧。 
  13. ^ “立山黒部貫光、立山ケーブルカーと黒部ケーブルカーの値上げ申請。2021年4月15日から運賃変更計画”. トラベルWatch. (2020年12月25日). https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1297619.html 2021年4月29日閲覧。 
  14. ^ 立山黒部貫光、トロリーバス廃止検討 25年度以降、電気バスに”. 北日本新聞webunプラス (2023年6月1日). 2023年8月30日閲覧。

参考文献

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  • 『写真でつづる富山地方鉄道50年の歩み』富山地方鉄道、1979年7月17日。 
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』講談社、2010年10月20日。ISBN 978-4-06-270067-2 

関連項目

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外部リンク

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