第12師団 (陸上自衛隊)
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第12師団 | |
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創設 | 1962年(昭和37年)1月18日 |
廃止 | 2001年(平成13年)3月26日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 師団 |
兵種/任務 | 軽歩兵 |
人員 | 約7,000名 |
所在地 | 群馬県 北群馬郡榛東村 |
編成地 | 相馬原 |
最終上級単位 | 東部方面隊 |
担当地域 | 北関東・信越 |
第12師団(だいじゅうにしだん、JGSDF 12th Division)は、東部方面隊隷下にあった師団のひとつ。3個普通科連隊を基幹とし北関東・信越地方の防衛警備を主任務としていた。廃止後は第12旅団が編成されている。
沿革
[編集]乙師団
- 1966年(昭和41年)2月11日:積雪地研究演習「くびき演習」(2月14日まで)。
- 1967年(昭和42年)8月28日:羽越豪雨による災害発生に伴い新潟県、山形県へ災害派遣[3]。(9月12日まで)。
- 1971年(昭和46年)8月5日:海上機動「なみ」演習(9月5日まで)。
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)
- 1975年(昭和50年)8月1日:第12音楽隊を新編。
- 1976年(昭和51年)3月25日:第12偵察隊が改編。
- 1977年(昭和52年)
- 1979年(昭和54年)5月24日:統合演習。第2普通科連隊戦闘団は海上機動で、第13普通科連隊戦闘団は空輸機動(5月30日まで)。
- 1984年(昭和59年)9月14日:長野県西部地震により災害派遣(10月3日まで)。
- 1985年(昭和60年)8月12日:日本航空123便墜落事故で災害派遣(10月13日まで)。
- 1986年(昭和61年)8月5日:台風10号により災害派遣(8月7日まで)。
- 1989年(平成元年)3月24日:第12特科連隊が改編(第5大隊に155mmりゅう弾砲(FH70)、第6大隊に81式短距離地対空誘導弾が配備。情報中隊が新編)。
- 1990年頃の主要編成
- 第2・第13・第30普通科連隊、第12特科連隊、第12戦車大隊
乙師団(近代化改編)
- 第2・第13・第30普通科連隊を自動車化連隊に改編。
- 第12武器隊、第12補給隊、第12輸送隊、第12衛生隊を統合し、第12後方支援連隊を新編。
- 第12特科連隊第6大隊を第12高射特科大隊として分離独立、師団直轄とする。
- 第12偵察隊に電子偵察小隊を新編。
- 師団司令部付隊に化学防護小隊を新編。
廃止時の編成
[編集]廃止後の編成などを併記する。
- 相馬原駐屯地(群馬県北群馬郡榛東村)
- 高田駐屯地(新潟県上越市)
- 松本駐屯地(長野県松本市)
- 第13普通科連隊
- 第12特科連隊第2大隊 → 旅団化にあたり廃止
- 新発田駐屯地(新潟県新発田市)
- 宇都宮駐屯地(栃木県宇都宮市)
- 北宇都宮駐屯地(栃木県宇都宮市)
- 第12飛行隊 → 第12ヘリコプター隊に改編の上、隊本部機能は相馬原へ移駐
- 新町駐屯地(群馬県高崎市)
司令部及び歴代師団長
[編集]→詳細は「司令部 § 陸上自衛隊の師団の司令部等の構成」を参照
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
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1 | 田中義男 | 1962.1.18 - 1962.7.31 | 陸士40期・ 陸大51期 |
陸上自衛隊幹部学校副校長 →1961.8.1 東部方面総監部付 |
統合幕僚会議事務局長 兼 統合幕僚学校長 |
2 | 藤原岩市 | 1962.8.1 - 1964.3.15
※1963.1.1 陸将昇任 |
陸士43期・ 陸大50期 |
東部方面総監部幕僚長 兼 市ヶ谷駐とん地司令 (陸将補) |
第1師団長 |
3 | 廣瀬榮一 | 1964.3.16 - 1966.6.30 | 陸士43期・ 陸大52期 |
陸上自衛隊富士学校長 兼 富士駐とん地司令 |
北部方面総監 |
4 | 久納清之助 | 1966.7.1 - 1969.6.30 | 陸士46期・ 陸大55期 |
陸上幕僚監部第4部長 | 陸上幕僚監部付 →1970.1.1 退職 |
5 | 曲壽郎 | 1969.7.1 - 1971.3.15 | 陸士50期・ 陸大58期 |
陸上幕僚監部第3部長 | 防衛大学校幹事 |
6 | 山田積昭 | 1971.3.16 - 1972.6.30 | 陸士51期・ 陸大59期 |
西部方面総監部幕僚長 兼 健軍駐とん地司令 |
陸上自衛隊富士学校長 兼 富士駐とん地司令 |
7 | 廣谷次夫 | 1972.7.1 - 1974.6.30 | 陸士53期・ 陸大60期 |
中部方面総監部幕僚長 兼 伊丹駐とん地司令 |
陸上自衛隊富士学校長 兼 富士駐とん地司令 |
8 | 登弘美 | 1974.7.1 - 1976.3.15 | 陸士55期 | 陸上幕僚監部第2部長 | 防衛大学校幹事 |
9 | 藤原幸三郎 | 1976.3.16 - 1978.3.15 | 陸航士56期 | 西部方面総監部幕僚長 兼 健軍駐とん地司令 |
防衛大学校幹事 |
10 | 藤吉俊男 | 1978.3.16 - 1980.3.16 | 陸士58期 | 中部方面総監部幕僚長 兼 伊丹駐とん地司令 |
陸上自衛隊幹部学校長 |
11 | 林陽一 | 1980.3.17 - 1982.3.15 | 陸航士59期 | 西部方面総監部幕僚長 兼 健軍駐とん地司令 |
陸上自衛隊幹部学校長 |
12 | 近藤俊彦 | 1982.3.16 - 1984.3.28 | 陸士60期 | 東北方面総監部幕僚長 兼 仙台駐とん地司令 |
退職 |
13 | 合原博見 | 1984.3.29 - 1986.3.16 | 九州大学 昭和28年卒 |
第1特科団長 兼 北千歳駐屯地司令 |
陸上自衛隊幹部学校長 |
14 | 定榮洲弘 | 1986.3.17 - 1987.7.6 | 中央大学 昭和29年卒 |
陸上自衛隊幹部候補生学校長 兼 前川原駐屯地司令 |
退職 |
15 | 奥山丈夫 | 1987.7.7 - 1988.7.6 | 中央大学 昭和31年卒 |
陸上自衛隊富士学校副校長 | 陸上自衛隊富士学校長 兼 富士駐屯地司令 |
16 | 梅山富弘 | 1988.7.7 - 1990.7.9 | 和歌山大学 昭和32年卒 |
陸上自衛隊富士学校副校長 | 退職 |
17 | 渡邊滋 | 1990.7.9 - 1992.6.15 | 防大3期 | 東北方面総監部幕僚長 兼 仙台駐屯地司令 |
退職 |
18 | 松原健一 | 1992.6.16 - 1994.6.30 | 防大5期 | 陸上自衛隊北海道地区補給処長 兼 島松駐屯地司令 |
退職 |
19 | 阿部英輔 | 1994.7.1 - 1996.6.30 | 防大6期 | 陸上幕僚監部監理部長 | 退職 |
20 | 天野良晴 | 1996.7.1 - 1997.6.30 | 防大10期 | 陸上幕僚監部人事部長 | 陸上幕僚副長 |
21 | 洗堯 | 1997.7.1 - 1999.12.9 | 防大11期 | 陸上幕僚監部防衛部長 | 東北方面総監 |
末 | 佐藤哲 | 1999.12.10 - 2001.3.26 | 防大12期 | 統合幕僚会議事務局第1幕僚室長 | 陸上自衛隊補給統制本部長 兼 十条駐屯地司令 |