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第24回社会人野球日本選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第24回社会人野球日本選手権大会(だい24かいしゃかいじんやきゅうにほんせんしゅけんたいかい)は、1997年平成9年)10月4日から10月12日にかけて大阪ドームで開かれた社会人野球日本選手権大会である。

概要

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  • この大会から会場を大阪ドームに移した。ホームランの増加傾向にはある程度歯止めがかかり、二塁打、三塁打が増加した。メイン会場は現在まで大阪ドーム(京セラドーム大阪)で固定されている。
  • 出場チームの地区割りが変更された。四国が2チームから1チームとなり、その分近畿が6チームから7チームとなった。
  • 初出場チームはなかったが、東北からは長年のブランクを経てJR東日本東北TDKが本大会に復帰した。
  • 近畿増枠の成果か、決勝は近畿勢同士の対戦となった。8度目の優勝を目指す住友金属三菱重工神戸が打ち破り初優勝を果たした。住友金属は8度目の決勝で初めて黒星を喫した。

出場チーム

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代表枠 チーム 出場回数
北海道 NTT北海道 7年ぶり4回目
北海道 王子製紙苫小牧 3年連続7回目
東北 JR東日本東北 17年ぶり5回目
東北 TDK 21年ぶり4回目
北信越 北陸銀行 4年連続6回目
北陸 NTT北陸 7年連続9回目
関東 日立製作所 4年ぶり4回目
関東 日本通運 2年ぶり8回目
関東 三菱自動車川崎 2年ぶり6回目
関東 東芝 4年連続13回目
関東 日産自動車 3年ぶり8回目
東海 ヤマハ 5年連続14回目
東海 三菱重工名古屋 17年ぶり2回目
代表枠 チーム 出場回数
東海 新日本製鐵名古屋 2年ぶり6回目
近畿 日本新薬 3年連続6回目
近畿 松下電器 4年連続19回目
近畿 日本生命 3年ぶり17回目
近畿 中山製鋼 10年ぶり2回目
近畿 三菱重工神戸 5年ぶり10回目
近畿 神戸製鋼 3年ぶり14回目
近畿 住友金属 2年連続17回目
中国 川崎製鉄水島 2年連続6回目
中国 NTT中国 6年ぶり7回目
四国 NTT四国 15年連続17回目
九州 本田技研熊本 3年ぶり8回目
九州 ニコニコドー 2年連続2回目

大会

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1回戦

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
王子製紙苫小牧 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2
日本生命 0 2 0 0 0 2 1 2 X 7

勝:杉浦 敗:別府 本:岡(日生)

  • 第2試合(10月4日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工名古屋 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ニコニコドー 0 0 0 0 2 4 2 1 X 9

勝:ドゥベルヘル 敗:山下 本:メサ2(ニコニコドー)

  • 第3試合(10月4日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
中山製鋼 3 0 1 0 0 4 0 0 0 8
NTT中国 0 0 1 0 0 0 0 1 0 2

勝:中窪 敗:山本 本:高野、守田、西雄(以上中山)、坂本(中国)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤマハ 0 0 0 0 0 0 1 1 2 4
NTT北陸 3 0 1 2 0 0 1 0 X 7

勝:正津 敗:田中 本:不破(北陸)、小林(ヤマハ)

  • 第5試合(10月5日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工神戸 0 1 0 2 3 1 1 0 0 8
日立製作所 0 0 2 0 0 0 3 0 X 5

勝:木林 敗:木村 本:大川(日立)

  • 第6試合(10月5日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
NTT中国 1 0 0 1 0 1 0 0 0 3
日産自動車 0 1 0 0 3 0 0 0 X 4

勝:川越 敗:古谷 本:大川(四国)、渡辺(日産)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
JR東日本東北 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2
日本通運 0 0 0 3 0 0 2 1 X 6

勝:乙幡 敗:小沼 本:鈴木拓(東北)、四十万(日通)、丹野淳(東北)

  • 第8試合(10月6日)-延長11回
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
三菱自動車川崎 0 2 0 1 0 0 0 1 2 0 0 6
川崎製鉄水島 0 0 2 3 0 0 0 1 0 0 2x 8

勝:朝間 敗:安田 本:鈴木昭(川崎)、山本(水島)

  • 第9試合(10月6日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
NTT北海道 0 0 2 0 0 0 2 0 1 5
住友金属 1 2 0 0 3 1 0 0 X 7

勝:金城 敗:遠藤賢 本:野々村(北海道)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
新日本製鐵名古屋 0 0 0 3 0 0 0 0 6 9
北陸銀行 0 1 0 0 0 0 0 0 1 2

勝:大城 敗:竹島 本:林(名古屋)、長谷川(北銀)

2回戦

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  • 第1試合(10月7日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東芝 0 0 0 0 4 0 4 0 0 8
日本生命 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:銭場 敗:池添 本:内海(日生)

  • 第2試合(10月7日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ニコニコドー 0 0 0 0 0 2 1 2 1 6
中山製鋼 2 0 0 0 0 1 0 0 2 5

勝:松野 敗:赤井 本:榊(ニコニコドー)、西雄(中山)、アルバレス(ニコニコドー)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本新薬 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2
NTT北陸 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

勝:田村 敗:正津

  • 第4試合(10月8日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
TDK 2 2 0 0 0 0 1 0 0 5
三菱重工神戸 1 0 0 0 1 4 0 0 X 6

勝:木林 敗:野田

  • 第5試合(10月8日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
松下電器 0 0 0 6 0 0 0 0 1 7
日産自動車 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

勝:建山 敗:川越 本:九鬼(松下)

1 2 3 4 5 6 7 8 9
本田技研熊本 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本通運 2 0 0 4 1 0 0 2 X 9

勝:茂木 敗:玉城 本:四十万(日通)

  • 第7試合(10月9日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
住友金属 2 3 0 1 2 1 0 0 0 9
川崎製鉄水島 1 2 0 0 0 0 0 0 0 3

勝:寺坂 敗:朝間 本:玉置2(住金)

  • 第8試合(10月9日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
新日本製鐵名古屋 1 0 1 0 0 0 0 4 3 9
神戸製鋼 0 0 1 0 0 1 2 0 0 4

勝:原田 敗:吉田 本:下原、上羽(以上神鋼)

準々決勝

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
ニコニコドー 1 0 0 0 0 2 1 0 0 4
東芝 3 0 0 0 0 1 0 2 X 6

勝:銭場 敗:ドゥベルヘル 本:メサ(ニコニコドー)

  • 第2試合(10月10日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工神戸 0 4 7 0 0 0 1 0 0 12
日本新薬 0 2 2 3 1 0 0 0 0 8

勝:紙野 敗:西野

  • 第3試合(10月10日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
松下電器 0 1 0 0 0 1 0 0 0 2
日本通運 0 0 0 1 1 0 1 0 X 3

勝:乙幡 敗:建山

  • 第4試合(10月10日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
新日本製鐵名古屋 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
住友金属 0 0 2 3 0 1 1 0 X 7

勝:金城 敗:大城

準決勝

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
東芝 2 1 0 0 1 0 1 0 0 5
三菱重工神戸 2 0 4 0 0 0 0 0 X 6

勝:木林 敗:須田 本:神前(神戸)

  • 第2試合(10月11日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
住友金属 3 0 0 0 3 2 0 2 2 12
日本通運 0 1 0 0 0 1 0 1 1 4

勝:寺坂 敗:黒川 本:川渕、山田(以上住金)、田中敏(日通)

決勝

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1 2 3 4 5 6 7 8 9
住友金属 0 0 2 0 2 0 0 0 0 4
三菱重工神戸 0 1 0 2 0 0 3 4 X 10

勝:新井 敗:金城
(三菱重工神戸は初優勝)

表彰選手等

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  • 最高殊勲選手賞 新井正広(投手:三菱重工神戸)
  • 敢闘賞 金城龍彦(投手:住友金属)
  • 打撃賞 大谷慎一郎(内野手:三菱重工神戸)
  • 首位打者賞 ビクトル・メサ(外野手:ニコニコドー) 10打数7安打 .700
  • 大会優秀選手
    • 投手
    新井正広(三菱重工神戸)
    金城竜彦(住友金属)
    寺坂友秀(住友金属)
    銭場一浩(東芝)
    • 捕手
    小田幸平(三菱重工神戸)
    川渕雄二(住友金属)
    • 一塁手
    大谷慎一郎(三菱重工神戸)
    • 二塁手
    神前秀樹(三菱重工神戸)
    • 三塁手
    田中敏弘(日本通運)
    印出順彦(東芝)
    • 遊撃手
    加藤真名不(ニコニコドー)
    鈴木肇(東芝)
    • 外野手
    庄野圭昭(三菱重工神戸)
    山田晃之(住友金属)
    小寺一真(住友金属)
    ビクトル・メサ(ニコニコドー)
    坪井智哉(東芝)
    • 指名打者
    大川広誉(三菱重工神戸)
    藤原正道(松下電器)
  • 応援団コンテスト
    • 最優秀賞 中山製鋼
    • チームワーク賞 日本生命
    • ユニーク賞 ニコニコドー
    • はつらつ賞 住友金属

同大会の記録

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  • 大会通算最多二塁打 109
  • 1試合最多二塁打 10(タイ記録)
1回戦・三菱自動車川崎(6)-川崎製鉄水島(4)戦で記録。
  • 大会通算最多三塁打 22
  • 1イニングチーム最多三塁打 2(タイ記録)
三菱重工神戸が決勝・対住友金属戦で記録。
  • 全員安打
三菱重工神戸が決勝・対住友金属戦で達成。