第41回将棋日本シリーズ
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第41回 将棋日本シリーズ | |
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開催期間 | 2020年6月28日[1]~2020年11月22日[2] |
前JT杯 | 渡辺明[3] |
第41回JT杯 | 豊島将之[4] |
将棋日本シリーズ < 第40回第42回 > |
第41回将棋日本シリーズ(だい41かいしょうぎにっぽんシリーズ)は、2020年(令和2年)に行われた、将棋日本シリーズの41回目の大会である。
概要
[編集]本年は新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、JTプロ公式戦の全対局が非公開対局となり、原宿・Chateau Amebaで対局が実施された。また併催のテーブルマークこども大会は全大会が開催見送りとなった[5]。
今大会では、決勝戦で豊島将之竜王が永瀬拓矢王座に勝利し、4年ぶり2回目の優勝を達成した[2][4]。
対局トーナメント
[編集]対局トーナメント表
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対局結果
[編集]1回戦 第1局~第4局
[編集]局数 / 対局日 | ▲先手 | 手数 | ▽後手 | 解説 | 聞き手 | 戦型 | 出典 | 動画 | |||
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第1局 | 6月28日 | 久保利明 九段 |
○ | 127手 | ● | 羽生善治 九段 |
深浦康市 九段 |
本田小百合 女流三段 |
角交換 四間飛車 |
[1] | [11] |
第2局 | 7月11日 | 佐藤天彦 九段 |
● | 138手 | ○ | 斎藤慎太郎 八段 |
野月浩貴 八段 |
甲斐智美 女流五段 |
相掛かり | [12] | [13] |
第3局 | 7月18日 | 藤井聡太 棋聖[9] |
○ | 103手 | ● | 菅井竜也 八段 |
藤井猛 九段 |
矢内理絵子 女流五段 |
四間飛車 | [14][15] | [16] |
第4局 | 8月 | 2日広瀬章人 八段 |
● | 74手 | ○ | 高見泰地 七段 |
中村修 九段 |
藤田綾 女流二段 |
横歩取り | [17] | [18] |
2回戦 第1局~第4局
[編集]局数 / 対局日 | ▲先手 | ▽後手 | 解説 | 聞き手 | 戦型 | 出典 | 動画 | ||||
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第1局 | 8月29日 | 久保利明 九段 |
● | 104手 | ○ | 永瀬拓矢 二冠 |
屋敷伸之 九段 |
山田久美 女流四段 |
ゴキゲン 中飛車 |
[19] | [20] |
第2局 | 9月 | 6日斎藤慎太郎 八段 |
○ | 97手 | ● | 木村一基 九段[7] |
阿久津主税 八段 |
鈴木環那 女流二段 |
相矢倉 | [21] | [22] |
第3局 | 9月12日 | 藤井聡太 二冠 |
● | 108手 | ○ | 豊島将之 竜王 |
松尾歩 八段 |
真田彩子 女流三段 |
横歩取り | [23][24] | [25] |
第4局 | 9月22日 | 高見泰地 七段 |
● | 114手 | ○ | 渡辺明 JT杯 |
森内俊之 九段 |
加藤桃子 女流三段 |
相矢倉 | [26] | [27] |
準決勝・決勝
[編集]局数 / 対局日 | ▲先手 | ▽後手 | 解説 | 聞き手 | 戦型 | 出典 | 動画 | ||||
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準決勝 第1局 |
10月 | 4日永瀬拓矢 王座 |
○ | 117手 | ● | 斎藤慎太郎 八段 |
三浦弘行 九段 |
伊藤沙恵 女流三段 |
角換わり | [28] | [29] |
準決勝 第2局 |
10月17日 | 豊島将之 竜王 |
○ | 119手 | ● | 渡辺明 JT杯 |
郷田真隆 九段 |
山口恵梨子 女流二段 |
相掛かり | [30] | [31] |
決勝 | 11月22日 | 豊島将之 竜王 |
○ | 135手 | ● | 永瀬拓矢 王座 |
谷川浩司 九段 |
上田初美 女流四段 |
四間飛車 | [32] | [33] |
【決勝まで】 | |
今期最少手数:1回戦 第4局(74手) | / 今期最多手数:1回戦 第2局(138手) |
先手番 6勝 - 後手番 5勝(全11対局) |
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脚注
[編集]- ^ a b “開幕局は久保利明九段が勝利 歴代優勝者対決で羽生善治九段下す/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年6月28日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
- ^ a b “豊島竜王、王将戦プレーオフ前哨戦制した 将棋JT杯決勝 “宿敵”永瀬王座と30日に再び激突”. スポニチ Sponichi Annex 芸能. 株式会社スポーツニッポン新聞社 (2020年11月23日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “渡辺明JT杯覇者が連覇達成、通算3度目の優勝 広瀬章人竜王に快勝/将棋日本シリーズ JTプロ公式戦”. ABEMA TIMES. ABEMA (2019年11月17日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ a b “豊島将之竜王、永瀬拓矢王座を破り日本シリーズJT杯優勝 4年ぶり2度目”. スポニチ Sponichi Annex 芸能. 株式会社スポーツニッポン新聞社 (2020年11月22日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “2020年度「将棋日本シリーズ」 こども大会(大阪/東京)開催見送りのお知らせ”. 日本将棋連盟 (shogi.or.jp) (2020年8月31日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ 2020年9月21日、叡王失冠。
- ^ a b 2020年8月20日、王位失冠。
- ^ 2020年8月15日、名人失冠。
- ^ a b 2020年7月16日、棋聖獲得。
- ^ 2020年8月20日、王位獲得。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 羽生善治九段 対 久保利明九段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年6月30日). 2022年11月17日閲覧。
- ^ “斎藤慎太郎八段がベスト8入り 佐藤天彦九段に逆転勝利/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年7月11日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 佐藤天彦九段 対 斎藤慎太郎八段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年7月14日). 2022年11月17日閲覧。
- ^ “藤井聡太棋聖、タイトル獲得後初&17歳ラスト対局、勝利で飾る 強敵・菅井竜也八段下す/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年7月18日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “17歳最後の対局で藤井棋聖が白星 JTプロ公式戦”. 中日新聞Web (chunichi.co.jp). 中日新聞社 (2020年7月18日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 藤井聡太棋聖対菅井竜也八段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年7月21日). 2022年11月17日閲覧。
- ^ “高見泰地七段、終盤の粘りで逆転勝利!広瀬章人八段下しベスト8/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年8月2日). 2021年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 広瀬章人八段 対 高見泰地七段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年8月3日). 2022年11月17日閲覧。
- ^ “永瀬拓矢二冠、久保利明九段下し勝利 初出場で準決勝進出/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年8月29日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 永瀬拓矢二冠 対 久保利明九段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年8月31日). 2022年11月17日閲覧。
- ^ ““西の王子”斎藤慎太郎八段、準決勝進出 受け巧者・木村一基九段相手に緩急自在/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年9月6日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 木村一基九段 対 斎藤慎太郎八段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年9月7日). 2022年11月17日閲覧。
- ^ “藤井聡太二冠に先輩棋士の壁…豊島将之竜王にまたも敗戦 公式戦で5戦全敗/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年9月12日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
- ^ “藤井二冠、豊島竜王に黒星 これで5戦全敗 将棋JT杯”. 朝日新聞デジタル (asahi.com). 朝日新聞社 (2020年9月12日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 豊島将之竜王 対 藤井聡太二冠”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年9月15日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ “連覇に向けて初戦突破!渡辺明JT杯覇者、高見泰地七段下し準決勝進出/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年9月22日). 2022年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月17日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 渡辺明JT杯覇者 対 高見泰地七段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年9月23日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ “永瀬拓矢王座、初出場で決勝進出!斎藤慎太郎八段と同世代対決制す/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年10月4日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 永瀬拓矢王座 対 斎藤慎太郎八段”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年10月6日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ “豊島将之竜王、将棋界の“頂上対決”制す 渡辺明JT杯覇者下し2度目の優勝へ決勝進出/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年10月17日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年10月19日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ “豊島将之竜王が2度目の優勝 渡辺名人・藤井二冠・永瀬王座の3人撃破に「自信になりました」/将棋・JT杯”. ABEMA TIMES. ABEMA (2020年11月22日). 2020年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ “2020年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 豊島将之竜王 対 永瀬拓矢王座”. 【ひとのときを、想う。JT】JT公式チャンネル (2020年11月27日). 2022年11月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 2020年度日程&結果 | 将棋日本シリーズ - JTウェブサイト (2021年5月19日時点でのアーカイブ)
- JTプロ公式戦 | 将棋日本シリーズ - JTウェブサイト
- 将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)【公式】 - Twitter
- 将棋日本シリーズ JTプロ公式戦 - 日本将棋連盟