コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

第35回将棋日本シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第35回 将棋日本シリーズ
開催期間 2014年6月28日 - 2014年11月16日
前JT杯覇者 久保利明
第35回JT杯覇者 渡辺明(初優勝)
将棋日本シリーズ
第34回第36回 >
テンプレートを表示

第35回将棋日本シリーズ(だい35かいしょうぎにっぽんシリーズ)は、2014年平成26年)に行われた将棋日本シリーズの35回目の大会である。本記事では、第35回の出場者と対局結果・対局日について記述する。

今大会では、決勝戦で渡辺明二冠が羽生善治名人に勝利し、初優勝を果たした[1]

出場棋士

[編集]
  • グループ分けは2014年2月末時点の状況に基づく。
  • タイトル称号と段位は記者発表会が行われた2014年4月15日[2]時点のもの。
2回戦からの出場棋士 (4名)
II-(1) 前年度優勝者
(1名)
  1. 久保利明 JT杯 【10-2】[3]
II-(2) タイトル保持者
(3名)
  1. 森内俊之 竜王名人 【20-1】[4]
  2. 羽生善治 三冠(王位・王座・棋聖) 【25-5】[5]
  3. 渡辺明 二冠(棋王・王将) 【9-0】[6]
1回戦からの出場棋士 (8名)
I-(1) 2013年獲得賞金ランキング上位者
(8名)
  1. 郷田真隆 九段 【17-3】[7]
  2. 丸山忠久 九段 【17-2】[8]
  3. 佐藤康光 九段 【20-2】[9]
  4. 行方尚史 八段 【 2-0】[10]
  5. 谷川浩司 九段 【30-6】[11]
  6. 三浦弘行 九段 【11-0】[12]
  7. 中村太地 六段 【初出場】[13]
  8. 屋敷伸之 九段 【 3-0】[14]

トーナメント表

[編集]
  1回戦 2回戦 準決勝 決勝
II-(2) 羽生善治 名人 -
羽生
( Bye ) 00000 -
0 羽生
I-(1) 行方尚史 八段
行方
I-(1) 谷川浩司 九段
0 羽生善治 名人
I-(1) 屋敷伸之 九段
三浦
I-(1) 三浦弘行 九段
0 久保
( Bye ) 00000 -
久保
II-(1) 久保利明 JT杯 -
II-(2) 渡辺明 二冠 -
渡辺
( Bye ) 00000 -
0 渡辺
I-(1) 郷田真隆 九段
佐藤 優勝
I-(1) 佐藤康光 九段
0 0渡辺明 二冠
I-(1) 丸山忠久 九段
丸山
I-(1) 中村太地 六段
0 丸山
( Bye ) 00000 -
森内
II-(2) 森内俊之 竜王 -

対局結果

[編集]

1回戦 第1局~第4局

[編集]
1回戦(先手番 2勝 - 後手番 2勝)
局数 / 対局地 / 対局日 先手 後手 解説者 聞き手 読み上げ 戦型
第1局 仙台 6月28日 行方尚史
八段
145手 谷川浩司
九段
島朗
九段
室谷由紀
女流初段
安食総子
女流初段
角交換
四間飛車
第2局 福岡 7月12日 三浦弘行
九段
097手 屋敷伸之
九段
豊川孝弘
七段
山田久美
女流三段
村田智穂
女流二段
角換わり
腰掛け銀
第3局 岡山 7月19日 郷田真隆
九段
112手 佐藤康光
九段
木村一基
八段
甲斐智美
女流二冠
伊藤明日香
女流初段
阪田流
向かい飛車
第4局 新潟 7月26日 中村太地
六段
114手 丸山忠久
九段
深浦康市
九段
中村桃子
女流初段
野田澤彩乃
女流1級
一手損
角換わり

2回戦 第1局~第4局

[編集]
2回戦(先手番 1勝 - 後手番 3勝)
局数 / 対局地 / 対局日 先手 後手 解説者 聞き手 読み上げ 戦型
第1局 札幌 8月30日 行方尚史
八段
118手 羽生善治
名人[15]
森下卓
九段
鈴木環那
女流二段
久津知子
女流初段
横歩取り
第2局 静岡 9月06日 三浦弘行
九段
086手 久保利明
JT杯
広瀬章人
八段
本田小百合
女流三段
熊倉紫野
女流初段
四間飛車
第3局 熊本 9月13日 渡辺明
二冠
107手 佐藤康光
九段
鈴木大介
八段
真田彩子
女流二段
山口恵梨子
女流初段
矢倉銀冠
第4局 高松 9月27日 森内俊之
竜王[16]
094手 丸山忠久
九段
井上慶太
九段
香川愛生
女流王将
貞升南
女流初段
相振り飛車

準決勝・決勝

[編集]
準決勝・決勝(先手番 1勝 - 後手番 2勝)
局数 / 対局地 / 対局日 先手 後手 解説者 聞き手 読み上げ 戦型
準決勝
第1局
名古屋 10月05日 久保利明
JT杯
112手 羽生善治
名人[15]
杉本昌隆
七段
室田伊緒
女流二段
飯野愛
女流1級
中飛車
準決勝
第2局
大阪 10月26日 渡辺明
二冠
087手 丸山忠久
九段
山崎隆之
八段
村田智穂
女流二段
長谷川優貴
女流二段
一手損
角換わり
決勝 東京 11月16日 羽生善治
名人[15]
102手 渡辺明
二冠
藤井猛
九段
矢内理絵子
女流五段
藤田綾
女流初段
相矢倉
【決勝まで】
今期最少手数:2回戦 第2局(86手) / 今期最多手数:1回戦 第1局(145手)
先手番 4勝 - 後手番 7勝(全11対局)

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 2014年度 将棋日本シリーズ 東京大会 JTプロ公式戦 決勝戦”. JT ウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2015年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月11日閲覧。
  2. ^ 「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/ テーブルマークこども大会」の記者発表会開催”. 日本将棋連盟 (shogi.or.jp) (2014年4月15日). 2022年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  3. ^ 久保利明/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  4. ^ 森内俊之/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  5. ^ 羽生善治/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  6. ^ 渡辺 明/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  7. ^ 郷田真隆/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  8. ^ 丸山忠久/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  9. ^ 佐藤康光/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  10. ^ 行方尚史/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  11. ^ 谷川浩司/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  12. ^ 三浦弘行/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  13. ^ 中村太地/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  14. ^ 屋敷伸之/棋士プロフィール”. JTウェブサイト. 日本たばこ産業株式会社. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月12日閲覧。
  15. ^ a b c 羽生善治三冠は2014年5月21日、名人獲得。
  16. ^ 森内俊之竜王は2014年5月21日、名人失冠。

外部リンク

[編集]