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第45回将棋日本シリーズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目では、2024年6月から2024年11月にかけて行われる「第45回将棋日本シリーズ」について説明しています。
  • 棋戦「将棋日本シリーズ」の概要・歴史・方式などについては「将棋日本シリーズ」をご覧ください。
第45回 将棋日本シリーズ
開催期間 2024年6月29日 - 2024年11月24日
第45回
JT杯覇者		 渡辺明 (通算4回)
将棋日本シリーズ
< 第44回第46回 >
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第45回将棋日本シリーズ（だい45かいしょうぎにほんシリーズ）は、2024年（令和6年）に行われた棋戦「将棋日本シリーズ」の45回目の大会である。本項では、「第45回JTプロ公式戦」の出場者と対局結果・対局日のほか、同日開催の「こども大会」の決勝戦の結果についても記述する。

概要

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今大会の概要は2024年5月10日に発表された[1][2]。

「JTプロ公式戦」は45回目の開催、各会場で同日実施の「テーブルマークこども大会」は23回目の開催となる。

JTプロ公式戦

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出場棋士

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  • グループ分けは2024年2月末時点の状況[3]に基づく。
  • タイトル称号と段位は2024年5月10日のトーナメント表発表時点[1]のもの。

出場者（出場順位順[4]に記載）

順位 棋士名 肩書 出場回数 優勝回数 備考 出典
2回戦からの出場棋士 (4名/今期シード者)
1 藤井聡太 JT杯覇者 06年連続06回目 優勝2回 [注 1] [5]
2 渡辺明 九段 15年連続19回目 優勝3回 [6]
3 永瀬拓矢 九段 05年連続05回目 - [7]
4 広瀬章人 九段 02年連続09回目 - [8]
1回戦からの出場棋士 (8名)
5 羽生善治 九段 35年連続35回目 優勝5回 [9]
6 豊島将之 九段 10年連続10回目 優勝3回 [10]
7 菅井竜也 八段 03年連続06回目 - [11]
8 佐々木大地 七段 初出場 - [12]
9 稲葉陽 八段 03年連続04回目 - [13]
10 伊藤匠 七段 初出場 - [注 2] [15]
11 丸山忠久 九段 03年ぶり22回目 優勝2回 [16]
12 糸谷哲郎 八段 04年連続07回目 - [17]

トーナメント表

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日程：2024年6月29日 - 2024年11月24日（組合せ発表：2024年5月10日）[2]

（下線の側が先手 / ○：先手勝ち / ○：後手勝ち / ●：先手負け / ●：後手負け）

  JTプロ公式戦
1回戦 		2回戦 準決勝 決勝
永瀬拓矢 九段 -
永瀬 ●
( Bye ) 00000 -
【2回戦 第1局 8/03】0 稲葉 ●
伊藤匠[注 2] 叡王 ●
【第1局 6/29】 稲葉 ○ 優勝
稲葉陽 八段 ○
【準決勝 第1局 10/12】0 0渡辺明 九段 0 ○
豊島将之 九段 ○
【第2局 7/13】 豊島 ●
糸谷哲郎 八段 ●
【2回戦 第2局 8/31】0 渡辺明 ○
渡辺明 九段 -
渡辺明 ○
( Bye ) -
【 決勝 11/24 】
( Bye ) -
広瀬 千○
広瀬章人 九段 -
【2回戦 第3局 9/14】0 広瀬 ○
菅井竜也 八段 ●
【第3局 7/20】 丸山 千●
丸山忠久 九段 ○
【準決勝 第2局 11/02】0 広瀬章人 九段 ●
羽生善治 九段 ●
【第4局 7/27】 佐々木大 ●
佐々木大地 七段 ○
【2回戦 第4局 9/21】0 藤井聡 ●
( Bye ) -
藤井聡 ○
藤井聡太 JT杯覇者 -

対局結果一覧

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  • 持ち時間は各10分（チェスクロック形式）、使いきると1手30秒の秒読み。
  • 秒読みに入ってからは「1分単位の考慮時間」が5回用意されている。
  • 先後は振り駒で決める。
  • 対局途中で「封じ手」を伴う小休止があり、表の対局時間には休止時間が含まれる。
    （公開対局会場において「次の一手」投票実施のため）
  • 指し直し局は先後の手番を交代し、持ち時間・考慮時間なし、初手から1手30秒の秒読みで行なう。
全11対局(先手番 7勝 - 後手番 4勝)
局数 / 対局日 / 対局地 ▲先手 手数
(棋譜) 		▽後手
(対局時間/
[注 3]
開始-終局) 		解説 聞き手 読み上げ 戦型 出典 動画
１回戦
第1局
0 		06月29日 東北大会
仙台市
伊藤匠
叡王
[注 2] 		● 144手 ○ 稲葉陽
八段
(105分/

16:03-17:48) 		戸辺誠
七段 		宮宗紫野
女流二段 		伊藤明日香
女流初段 		早石田 [18] [19]

第2局
0 		07月13日 四国大会
高松市 		糸谷哲郎
八段 		● 148手 ○ 豊島将之
九段
(078分/

15:41-16:59) 		村山慈明
八段 		伊藤沙恵
女流四段 		北尾まどか
女流二段 		雁木 [20] [21]

第3局
0 		07月20日 北陸・信越
金沢市 		丸山忠久
九段 		○ 097手 ● 菅井竜也
八段
(069分/

15:36-16:45) 		藤井猛
九段 		村田智穂
女流二段 		野原未蘭
女流初段 		ゴキゲン
中飛車 		[22] [23]

第4局
0 		07月27日 静岡大会
静岡市 		佐々木大地
七段 		○ 131手 ● 羽生善治
九段
(082分/

16:35-17:57) 		中村修
九段 		本田小百合
女流三段 		宮宗紫野
女流二段 		角換わり [24] [25]
２回戦
第1局
0 		08月03日 福岡大会
福岡市 		稲葉陽
八段 		○ 147手 ● 永瀬拓矢
九段
(097分/

15:57-17:34) 		豊川孝弘
七段 		室田伊緒
女流三段 		川又咲紀
女流初段 		[26] [27]

第2局
0 		08月31日 中国大会
広島市[注 4] 		豊島将之
九段 		● 088手 ○ 渡辺明
九段
(068分/

15:36-16:44) 		山崎隆之
八段 		村田智穂
女流二段 		大島綾華
女流二段 		相掛かり [28] [29]

第3局
0 		09月14日 熊本大会
熊本県上益城郡 		丸山忠久
九段 		千 065手
(千日手) 		千 広瀬章人
九段
(037分/

16:03-16:40) 		畠山鎮
八段 		竹部さゆり
女流四段 		藤井奈々
女流初段 		角換わり
腰掛け銀 		[30] [31]
広瀬章人
九段 		○ 159手
(指し直し局) 		● 丸山忠久
九段
(074分/

16:48-18:02) 		一手損
角換わり

第4局
0 		09月21日 北海道大会
札幌市 		藤井聡太
JT杯覇者 		○ 129手 ● 佐々木大地
七段
(074分/

15:55-17:09) 		松尾歩
八段 		山田久美
女流四段 		久津知子
女流三段 		角換わり
腰掛け銀 		[32] [33]
準決勝
第1局
0 		10月12日 大阪大会
大阪市 		渡辺明
九段 		○ 139手 ● 稲葉陽
八段
(102分/

16:35-18:17) 		北浜健介
八段 		長谷川優貴
女流二段 		崎原知宙
女流1級 		角交換
振り飛車 		[34] [35]

第2局
0 		11月02日 東海大会
常滑市 		広瀬章人
九段 		○ 137手 ● 藤井聡太
JT杯覇者
(096分/

17:16-18:52) 		斎藤慎太郎
八段 		藤田綾
女流二段 		小髙佐季子
女流初段 		相掛かり [36] [37]

決勝
0 		11月24日 関東大会
東京都 江東区 		広瀬章人
九段 		● 106手 ○ 渡辺明
九段
(082分/

16:47-18:09) 		森内俊之
九段 		岩根忍
女流三段 		高浜愛子
女流初段 		雁木 [38] [39]

こども大会決勝戦

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「第23回テーブルマークこども大会」は「第45回JTプロ公式戦」の各会場で同日に併催される、小学生以下を対象とした将棋の子供大会。
低学年部門（小学3年生以下/未就学児）と高学年部門（小学4年生-6年生）の2部門で実施される。
低学年部門 高学年部門
対局日 大会 会場 ▲先手 手数
(棋譜) 		▽後手
(対局時間/

開始-終局) 		戦型 ▲先手 手数
(棋譜) 		▽後手
(対局時間/

開始-終局) 		戦型
06月29日 東北大会 仙台市 ○ 155手 ●
(028分/

14:35-15:03) 		● 106手 ○
(030分/

15:13-15:33)
07月13日 四国大会 高松市 ● 076手 ○
(017分/

14:26-14:43) 		相振り飛車[40] ○ 107手 ●
(018分/

14:53-15:11) 		三間飛車[41]
07月20日 北陸・信越大会 金沢市 ● 078手 ○
(009分/

14:18-14:27) 		● 120手 ○
(017分/

14:35-14:52)
07月27日 静岡大会 静岡市 ○ 103手 ●
(019分/

14:38-14:57) 		● 072手 ○
(014分/

15:04-15:18)
08月03日 福岡大会 福岡市 ○ 105手 ●
(014分/

14:37-14:51) 		角換わり[42] ○ 087手 ●
(026分/

15:03-15:29) 		四間飛車[43]
08月31日 中国大会 広島市 (台風10号接近のため中止)[44] (台風10号接近のため中止)[44]
09月14日 熊本大会 熊本県
上益城郡 		○ 095手 ●
(019分/

14:26-14:45) 		● 150手 ○
(039分/

14:56-15:35)
09月21日 北海道大会 札幌市 ● 060手 ○
(011分/

14:33-14:44) 		○ 103手 ●
(019分/

14:56-15:15)
10月12日 大阪大会 大阪市 ● 102手 ○
(024分/

15:08-15:32) 		● 114手 ○
(027分/

15:42-16:09)
11月02日 東海大会 常滑市 ● 126手 ○
(029分/

14:59-15:28) 		● 234手 ○
(067分/

15:38-16:45)
11月24日 東京大会 東京都
江東区 		○ 061手 ●
(012分/

15:20-15:32) 		● 172手 ○
(029分/

15:45-16:14)

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^ 竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖のタイトル8冠を保持[5]。段位は九段[5]。2024年6月20日付で叡王を失冠、以降は叡王を除くタイトル7冠保持者。
  2. ^ a b c 伊藤匠七段は2024年6月20日付で叡王のタイトル獲得[14]。
  3. ^ 対局時間は各対局の棋譜ファイルを出典としている。
  4. ^ 2回戦第2局は台風接近の影響により現地での無観客開催として実施。

出典

[編集]
  1. ^ a b 「将棋日本シリーズJTプロ公式戦／テーブルマークこども大会 待望の対戦カード決定!!今年も全国11地区で開催｜将棋ニュース」『日本将棋連盟』2024年5月10日。
  2. ^ a b 『2024年度日程＆結果 | 将棋日本シリーズ | JTウェブサイト』2024年5月10日。
  3. ^ 「2023年獲得賞金・対局料ベスト10｜将棋ニュース」『日本将棋連盟』2024年2月5日。
  4. ^ 「出場棋士の紹介 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト (jti.co.jp)』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  5. ^ a b c 「藤井聡太 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  6. ^ 「渡辺明 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  7. ^ 「永瀬拓矢 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  8. ^ 「広瀬章人 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  9. ^ 「羽生善治 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  10. ^ 「豊島将之 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  11. ^ 「菅井竜也 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  12. ^ 「佐々木大地 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  13. ^ 「稲葉陽 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  14. ^ “藤井聡太叡王、防衛ならず“八冠”陥落 同学年の挑戦者・伊藤匠七段に2勝3敗で敗れ失冠 全冠保持記録は254日”. ABEMA TIMES | アベマタイムズ. ABEMA (2024年6月20日). 2024年6月22日閲覧。
  15. ^ 「伊藤匠 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  16. ^ 「丸山忠久 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  17. ^ 「糸谷哲郎 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト』日本たばこ産業株式会社、2024年5月10日。2024年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  18. ^
  19. ^
  20. ^
  21. ^
  22. ^
  23. ^
  24. ^
  25. ^
  26. ^
  27. ^
  28. ^
  29. ^
  30. ^
  31. ^
  32. ^
  33. ^
  34. ^
  35. ^
  36. ^ 「2024年度準決勝第二局 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト (jti.co.jp)』日本たばこ産業株式会社。
  37. ^ 「【公式】2024年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 準決勝第二局 広瀬章人九段 対 藤井聡太JT杯覇者」『JT公式チャンネル - YouTube』日本たばこ産業株式会社、2024年11月5日。2024年11月5日閲覧。
  38. ^ 「2024年度決勝戦 | 将棋日本シリーズ」『JTウェブサイト (jti.co.jp)』日本たばこ産業株式会社。
  39. ^ 「【公式】2024年「将棋日本シリーズ」JTプロ公式戦 決勝戦 渡辺明九段 対 広瀬章人九段」『JT公式チャンネル - YouTube』日本たばこ産業株式会社、2024年11月25日。
  40. ^ “2024年7月13日　「将棋日本シリーズ　テーブルマークこども大会」　四国大会 低学年部門　決勝戦　棋譜ファイル”. 日本将棋連盟 (shogi.or.jp). 2024年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月13日閲覧。
  41. ^ “2024年7月13日　「将棋日本シリーズ　テーブルマークこども大会」　四国大会 高学年部門　決勝戦　棋譜ファイル”. 日本将棋連盟 (shogi.or.jp). 2024年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月13日閲覧。
  42. ^ “2024年8月3日　「将棋日本シリーズ　テーブルマークこども大会」　福岡大会 低学年部門　決勝戦　棋譜ファイル”. 日本将棋連盟 (shogi.or.jp). 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  43. ^ “2024年8月3日　「将棋日本シリーズ　テーブルマークこども大会」　福岡大会 高学年部門　決勝戦　棋譜ファイル”. 日本将棋連盟 (shogi.or.jp). 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  44. ^ a b 将棋日本シリーズ JTプロ公式戦（JT杯）【公式】 [@jt_shogi] (2024年8月29日). "台風10号の影響に伴い8月31日（土）に開催を予定しておりました中国大会は、ご来場の皆様の安全を考慮し、やむなく中止とさせていただきます。". X（旧Twitter）より2024年8月29日閲覧。

外部リンク

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