陸奥森田駅
陸奥森田駅 | |
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駅舎(2019年9月) | |
むつもりた Mutsu-Morita | |
◄越水 (3.5 km) (2.4 km) 中田► | |
所在地 | 青森県つがる市森田町床舞緑野[1][2] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■五能線 |
キロ程 | 114.5 km(東能代起点) |
電報略号 | リタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
51人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)10月21日[1][2] |
備考 | 簡易委託駅[2] |
陸奥森田駅(むつもりたえき)は、青森県つがる市森田町床舞緑野(とこまいみどりの)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)五能線の駅である[2]。
旧・森田村の代表駅で、臨時快速「リゾートしらかみ」も停車する[2]。なお、福井県福井市の北陸本線(現在のハピラインふくい線)に森田駅があるため、駅名に旧国名の陸奥が付されている。
歴史
[編集]1924年(大正13年)10月21日に、鉄道省(国鉄)が五所川原線として五所川原 - 陸奥森田間を開業した際にその終点の駅として開業した[3]。翌1925年(大正14年)5月15日に五所川原線は鰺ケ沢まで延長し、当駅は途中駅となった[3]。この時点では、川部 - 五所川原間は陸奥鉄道であり、国鉄線としては飛び地となる開業であったが、1927年(昭和2年)6月1日に陸奥鉄道が国有化されて五所川原線に編入されたことで、他の国鉄線と連絡するようになった[3]。1936年(昭和11年)7月30日には、東能代 - 川部間が全通し、五能線の駅となった[3]。
開業直後の1925年(大正14年)に開設された木造駅舎が長らく利用され、五能線でもっとも古い駅舎となっていた。五能線の開業80周年を記念し、JR東日本秋田建築技術センターの社内コンペを経て、近くの道の駅で保存されている市有形文化財「旧増田家住宅母屋」に似せた外観に改装し、駅舎内も男女別トイレを設置するなど一新し、2016年(平成28年)6月30日に供用開始された[4]。
年表
[編集]- 1924年(大正13年)10月21日:五所川原 - 陸奥森田間開業に際して、西津軽郡森田村に開業[2]、鉄道省五所川原線の駅[3]。
- 1925年(大正14年)5月15日:陸奥森田 - 鯵ケ沢間開業により途中駅となる[3]。
- 1936年(昭和11年)7月30日:東能代 - 川部間全通により、五能線の駅となる[3]。
- 1971年(昭和46年)10月1日:貨物の営業を廃止[5]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:電子閉塞導入に伴う鰺ケ沢 - 五所川原間の一閉塞化により運転扱いを廃止し、駅員無配置駅となり[6]、簡易委託化[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄の分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2016年(平成28年)6月30日:古民家風の外観に駅舎を改装し、供用を開始[4]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][8]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を持つ地上駅である[2]。かつては相対式ホーム2面2線であった[2]が、現在は旧下り線(2番線)は使用されていない。なお、線路は今でも残っている(ただし、ポイント部分は切断済み)[2]。
弘前統括センター(五所川原駅)管理の簡易委託駅(改札業務実施駅)である[2]。1925年(大正14年)建設の木造駅舎が残り、五能線でもっとも古く、平屋建て約74平方メートルある[4]。2016年(平成28年)に五能線開業80周年を記念して、古民家風の外観に改装された[4]。
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は51人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
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年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 138 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 138 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 136 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 127 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 118 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 120 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 102 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 103 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 95 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 98 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 97 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 92 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 16 | 67 | 83 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 14 | 66 | 80 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 14 | 69 | 83 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 13 | 65 | 78 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 11 | 68 | 80 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 11 | 69 | 81 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 10 | 64 | 75 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 10 | 56 | 67 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)7 | 52 | 59 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)6 | 51 | 58 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)5 | 50 | 56 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)5 | 46 | 51 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]- 青森県道132号十腰内陸奥森田停車場線
- 青森県道188号福原陸奥森田停車場線
- 石神遺跡
- つがる市商工会 森田支所
- つがる市立森田小学校
- つがる市立森田中学校
- 月見野簡易郵便局
- 道の駅もりた
- 森田保育所
- 森田郵便局
- 森田歴史民俗資料館
バス路線
[編集]「森田駅通り」停留所にて、弘南バスが運行する路線バスが発着する。
- 五所川原 - 鰺ヶ沢線
- 五所川原営業所行き
- 鯵ヶ沢(小夜)行き
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d “駅の情報(陸奥森田駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 『週刊 JR全駅・全車両基地』 31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、27頁。
- ^ a b c d e f g 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 1巻、1998年10月1日、204頁。
- ^ a b c d 「<五能線>築91年の木造駅舎を改装」『河北新報』2016年6月22日。オリジナルの2016年6月22日時点におけるアーカイブ。2016年6月23日閲覧。
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 2巻、1998年10月1日、552頁。
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ 「22駅の業務近代化 秋鉄、11月から簡易委託へ」『交通新聞』交通協力会、1986年5月28日、1面。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月13日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(陸奥森田駅):JR東日本