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1995年の全日本ツーリングカー選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1995年の全日本ツーリングカー選手権
前年: 1994 翌年: 1996

1995年の全日本ツーリングカー選手権(JTCC)は、1995年3月11・12日に富士スピードウェイで開幕し、1995年11月4・5日に富士スピードウェイで閉幕した全8大会/全16戦のシリーズである。

前年からの主な変更点

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レギュレーション

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公認を取得したフロントスポイラーやリアウィングなどの空力付加物の装着が可能となる。

第レースで1位および2位の車両は、第2レースでは1位車両は20kg、2位車両は10kgのハンディキャップウェイトを搭載し出走する。

マシン

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トヨタ

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トヨタは主力マシンを前年度までのコロナから、新型マシンのコロナEXiVにチェンジ。開幕戦ではトムスに2台とセルモに1台導入された。次のSUGO大会から順次セルモのもう1台と前年コロナやセレスマリノを使用していたチームにもEXiVが導入された。

カローラで参戦するFETチームの見崎清志も鈴鹿大会から新型のカローラに変更した。EXiVは、ストレートスピードの速さを武器に強さを発揮。開幕戦から6連勝し、最終戦までチャンピオン争いを繰り広げた。

日産

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日産は前年に引き続きプリメーラを使用。SUGO以降は、サニーも2台投入した。前年度はサニーもプリメーラもニスモからのエントリーであったが、同年2台のプリメーラはそれぞれハセミモータースポーツホシノインパルからのエントリーとなった。サニーは美祢大会の第1レースで優勝し、仙台でも表彰台を獲得。プリメーラも鈴鹿と岡山で表彰台に上がり最終戦のインターTECの第1レースでは2台揃って表彰台に上がり、続く第2レースで優勝した。

ホンダ

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ホンダも前年に引き続きシビックフェリオを使用したが、エンジンをB18C型エンジンベースからH22A型エンジンベースに変更した。しかし、十分なパフォーマンスの向上は図れず、前年同様 1勝も出来なかった。

エントリーリスト

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No. マシン ドライバー タイヤ
1 ゼント・トヨタエクシヴ 日本の旗 関谷正徳 B
3 ユニシアジェックスプリメーラ 日本の旗 長谷見昌弘 B
5 ジャラーナBPダンロップBMW 日本の旗 眞田睦明(第1-5大会)
日本の旗 渡辺明(第7大会)
イギリスの旗 リチャード・ディーン(第8大会)
D
6 カストロール・ランティス(第1,2,4-8大会) 日本の旗 寺田陽次郎 D
8 FET SPORTS COROLLA 日本の旗 見崎清志 M
9 マツダスピード・ファミリア(第6,7大会)
→マツダスピード・ランティス(第8大会)
イギリスの旗 アンドリュー・ギルバート=スコット M
10 BMW318i イギリスの旗 スティーブ・ソパー Y

M

11 BPオイル・トランピオシビック(第1大会のみ) 日本の旗 原貴彦 T
12 カルソニックプリメーラ 日本の旗 星野一義 B
13 FINEBOYSウェッズスポーツ 日本の旗 浅野武夫 Y
14 ジャックス シビック 日本の旗 服部尚貴 B
15 PIAA CIVIC VTEC 日本の旗 田中哲也(第1-3大会)
日本の旗 黒澤琢弥(第4-8大会)
B
16 Castrol無限CIVIC 日本の旗 中子修 B
17 アルファアドバン オペル(第2,3,6-8大会) 日本の旗 金海辰彦 Y
18 エンドレスアドバンBMW 日本の旗 木下みつひろ Y
19 ウェッズスポーツエクシヴ 日本の旗 金石勝智 Y
20 ヤマイチエクスプレス BMW(第8大会のみ) 日本の旗 一ツ山幹雄 Y
21 BP-アドバン318i 日本の旗 一ツ山康(第1,2,4,8大会)
/ 日本の旗 一ツ山幹雄(第3,5,7大会)
Y
22 アドバンBMW 日本の旗 茂木和男 Y
25 STP ADVAN セレス(第1-3大会)
→STP ADVAN エクシヴ(第4-8大会)
日本の旗 影山正美 Y
31 ザナヴィ・サニー(第2-8大会) 日本の旗 飯田章 M
32 ニスモ・カストロールサニー(第2-8大会) 日本の旗 鈴木利男 B
33(第1大会)
→51(第2-8大会)
BPオイル・トランピオコロナ(第1大会)
→BPオイル・トランピオエクシブ(第2-8大会)
日本の旗 本山哲 T
35 オートテックBMW318i 日本の旗 中谷明彦 B
37 エッソトーネン・トヨタエクシヴ ドイツの旗 ミハエル・クルム M
38 デンソーコロナ(第1大会)
→デンソーEXIV(第2-8大会)
日本の旗 光貞秀俊 B
39 デンソーEXIV デンマークの旗 トム・クリステンセン B
47 上野アメ横センターランティス(第1,2,4-8大会) 日本の旗 小林正吾 Y
50 5ZIGEN CIVIC(第2-8大会) 日本の旗 岡田秀樹 Y
55 UNICORSE155(第4,6,8大会) 日本の旗 桧井保孝(第4大会)
イタリアの旗 ジャンバティスタ・ブージ(第6大会)
イタリアの旗 ジョルジョ・フランチア(第8大会)
D
65 KOSEI・MONDEO(第7,8大会) 日本の旗 和田久 D
68 DoCoMo COROLLA 日本の旗 福山英朗(第1,2,4大会)
/ 日本の旗 山本将之(第3,5-8大会)
D
73 BMW318i ドイツの旗 レオポルド・プリンツ・フォン・バイエルン(第2-4大会)
/ ドイツの旗 ヨアヒム・ヴィンケルホック(第1,5,7,8大会)
Y

M

74 BMW318i(第8大会のみ) オランダの旗 ピーター・コックス M
77 GATHERS CIVIC 日本の旗 清水和夫 M
86 HKS オペルベクトラ イングランドの旗 ジャスティン・ベル M
87 HKS オペルベクトラ イギリスの旗 アンソニー・レイド(第1-6大会)
オーストリアの旗 フィリップ・ピーター(第8大会)
M
100 ADVAN 圭市 CIVIC(第2-8大会) 日本の旗 土屋圭市 Y

タイヤ= BブリヂストンMミシュランYヨコハマDダンロップTトーヨータイヤ

スケジュール及び勝者

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大会 ラウンド 開催日 開催サーキット レース周回 勝者
第1大会 第1戦 3月11日〜12日 富士スピードウェイ 21周 トム・クリステンセン[1]
第2戦 トム・クリステンセン[2]
第2大会 第3戦 5月13日〜14日 スポーツランドSUGO 27周 関谷正徳[3]
第4戦 関谷正徳[4]
第3大会 第5戦 6月10日〜11日 十勝インターナショナルスピードウェイ 27周 トム・クリステンセン[5]
第6戦 ミハエル・クルム[6]
第4大会 第7戦 7月1日〜2日 鈴鹿サーキット(東コース) 41周 アンソニー・レイド[7]
第8戦 スティーブ・ソパー[8]
第5大会 第9戦 7月22日〜23日 MINEサーキット 31周 飯田章[9]
第10戦 アンソニー・レイド[10]
第6大会 第11戦 8月5日〜6日 TIサーキット英田 25周 関谷正徳[11]
第12戦 アンソニー・レイド[12]
第7大会 第13戦 10月7日〜8日 仙台ハイランドレースウェイ 25周 ヨアヒム・ヴィンケルホック[13]
第14戦 スティーブ・ソパー[14]
第8大会 第15戦 11月4〜5日 富士スピードウェイ 21周 スティーブ・ソパー[15]
第16戦 星野一義[16]

シリーズポイントランキング

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ドライバー部門

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順位 No. ドライバー 第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 第6戦 第7戦 第8戦 第9戦 第10戦 第11戦 第12戦 第13戦 第14戦 第15戦 第16戦 合計得点 有効得点
1 10 スティーブ・ソパー 1 6 7 7 9 9 12 15 2 12 9 2 9 15 15 12 142 124
2 1 関谷正徳 9 12 15 15 12 7 6 7 9 15 9 7 6 129 117
3 12 星野一義 5 5 5 9 12 12 12 5 6 12 15 98 98
4 87 アンソニー・レイド 12 9 3 15 9 3 15 6 15 - - - - 87 87
5 39 トム・クリステンセン 15 15 6 15 3 9 7 5 7 82 82
6 31 飯田章 - - - 1 4 5 15 4 5 7 12 9 5 67 67
7 38 光貞秀俊 5 12 4 12 7 6 5 6 57 57
8 37 ミハエル・クルム - 12 7 15 5 7 4 2 52 51
9 73 ヨアヒム・ヴィンケルホック 4 - - - - - - 6 - - 15 12 4 41 41
10 25 影山正美 7 - 2 2 6 1 7 9 34 34
11 86 ジャスティン・ベル 4 1 4 5 6 7 4 1 32 32
12 35 中谷明彦 6 6 3 4 7 - 2 3 31 31
13 16 中子修 9 9 3 2 4 - 1 28 28
14 18 木下みつひろ 6 7 1 5 5 3 27 27
15 14 服部尚貴 3 4 12 1 4 2 26 26
16 3 長谷見昌弘 4 3 9 3 19 19
17 32 鈴木利男 - 5 4 3 4 16 16
18 15 黒沢琢弥 - - - - - - - 6 3 2 11 11
19 33/51 本山哲 3 6 9 9
20 73 レオポルド・プリンツ・フォン・バイエルン - - 2 2 2 2 - - - - - - - - 8 8
21 100 土屋圭市 - - 2 5 7 7
22 15 田中哲也 2 1 3 - - - - - - - - - - 6 6
23 8 見崎清志 3 1 4 4
24 74 ピーター・コックス - - - - - - - - - - - - - - 3 3 3
24 19 金石勝智 2 1 3 3
26 50 岡田秀樹 - - 1 1 2 2
27 55 ジャンバティスタ・ブージ - - - - - - - - - - 1 - - - - 1 1
27 47 小林正吾 1 - - - 1 1
27 87 フィリップ・ピーター - - - - - - - - - - - - - - 1 1 1

チーム部門

[編集]

脚注

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  1. ^ 富士スーパーツーリングカーレース JTCC 第1戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  2. ^ 富士スーパーツーリングカーレース JTCC 第2戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  3. ^ SUGOスーパーツーリングカー選手権レース スーパーツーリング 第3戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  4. ^ SUGOスーパーツーリングカー選手権レース スーパーツーリング 第4戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  5. ^ 十勝スーパーツーリングカー選手権レース JTCC 第5戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  6. ^ 十勝スーパーツーリングカー選手権レース JTCC 第6戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  7. ^ JTCC SUZUKA SUPER TOURING JTCC 第7戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  8. ^ JTCC SUZUKA SUPER TOURING JTCC 第8戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  9. ^ 美祢スーパーツーリングカーレース JTCC 第9戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  10. ^ 美祢スーパーツーリングカーレース JTCC 第10戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  11. ^ TIサーキット・英田スーパーツーリングカー選手権レース JTCC 第11戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  12. ^ TIサーキット・英田スーパーツーリングカー選手権レース JTCC 第12戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  13. ^ ハイランド・スーパーツーリングカー選手権レース JTCC 第13戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  14. ^ ハイランド・スーパーツーリングカー選手権レース JTCC 第14戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  15. ^ 第11回インターTEC JTCC 第15戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。
  16. ^ 第11回インターTEC JTCC 第16戦 リザルト”. モータースポーツトップ. 2024年2月8日閲覧。

外部リンク

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