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2006年のフォーミュラ・ニッポン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2006年のフォーミュラ・ニッポン
Previous: 2005 Next: 2007

2006年のフォーミュラ・ニッポンは、2006年4月1日 - 2日富士スピードウェイで開幕し、同年11月18日 - 19日鈴鹿サーキットで閉幕した全9戦のシリーズである。

前年度からの変更点

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エンジン

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全日本F3000選手権より使用されてきた無限MF308エンジンの供給が困難になってきたため、インディ・レーシング・リーグ(IRL)用エンジンを元にトヨタホンダ[1]がそれぞれ開発した新型エンジン(TOYOTA RV8J及びHONDA HF386E:3,000cc V型8気筒という基本形式は同様)に切り替わり、東名エンジン尾川自動車の各チューナーにより性能調整され供給された。

シャシー

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3年に一度のシャシー更新年にあたり、前年までの「ローラB351」から、同シャーシを空力面を中心に改良した「ローラB06/51(FN06)」に変更され、主催者である日本レースプロモーション(JPR)から各チームにリースのかたちで供給された。

エントリーリスト

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Car-No. ドライバー チーム エンジン
1 日本の旗 本山哲 arting RACING TEAM with IMPUL TOYOTA RV8J
2 日本の旗 星野一樹
3 日本の旗 山本左近
日本の旗 荒聖治(第4 - 9戦)
KONDO Racing TOYOTA RV8J
4 日本の旗 柳田真孝
5 日本の旗 道上龍 TEAM RECKLESS 5ZIGEN
→TEAM 5ZIGEN(第2 - 9戦)
HONDA HF386E
6 日本の旗 折目遼
ブラジルの旗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(第9戦)
M&O with TEAM 5ZIGEN
7 日本の旗 片岡龍也 Team LeMans TOYOTA RV8J
8 日本の旗 高木虎之介
11 日本の旗 立川祐路 TEAM CERUMO
→TEAM RECKLESS CERUMO(第2 - 9戦)
TOYOTA RV8J
17 日本の旗 平中克幸(第5 - 9戦) EMS Racing HONDA HF386E
19 フランスの旗 ブノワ・トレルイエ mobilecast TEAM IMPUL TOYOTA RV8J
20 日本の旗 松田次生
27 日本の旗 密山祥吾(第1 - 4戦) DPR Direxiv HONDA HF386E
31 フランスの旗 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA RACING HONDA HF386E
32 日本の旗 武藤英紀
33 イタリアの旗 ロニー・クインタレッリ Team BOSSINGING Formula Nippon TOYOTA RV8J
34 日本の旗 横溝直輝
36 ドイツの旗 アンドレ・ロッテラー DHG TOM'S RACING TOYOTA RV8J
37 日本の旗 土屋武士
40 スウェーデンの旗 ビヨン・ビルドハイム DoCoMo TEAM DANDELION RACING HONDA HF386E
41 日本の旗 平中克幸
日本の旗 井出有治(第4 - 9戦)
55 日本の旗 金石年弘 AUTOBACS RACING TEAM AGURI HONDA HF386E
56 日本の旗 小暮卓史

※全チームともシャシーはFN06、タイヤブリヂストン

スケジュール及び勝者

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開催日 開催サーキット 優勝者
第1戦 4月1日 - 2日 富士スピードウェイ ブノワ・トレルイエ[2]
第2戦 4月15日 - 16日 鈴鹿サーキット ロイック・デュバル
第3戦 5月27日 - 28日 ツインリンクもてぎ アンドレ・ロッテラー
第4戦 7月8日 - 9日 鈴鹿サーキット ブノワ・トレルイエ
第5戦 8月5日 - 6日 オートポリス[3] 松田次生
第6戦 8月26日 - 27日 富士スピードウェイ ブノワ・トレルイエ
第7戦 9月16日 - 17日 スポーツランドSUGO ロイック・デュバル
第8戦 10月20日 - 21日 ツインリンクもてぎ ブノワ・トレルイエ
第9戦 11月18日 - 19日 鈴鹿サーキット アンドレ・ロッテラー

シリーズポイントランキング

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ドライバー部門

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ポイントシステム
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位
ポイント 10 6 4 3 2 1

太字 - ポールポジション 斜字 - ファステストラップ(色の意味はこちらを参照→key

順位 ドライバー Rd1
FSW
Rd2
SUZ
Rd3
TRM
Rd4
SUZ
Rd5
ATP
Rd6
FSW
Rd7
SUG
Rd8
TRM
Rd9
SUZ
ポイント
1 フランスの旗 ブノワ・トレルイエ 1 3 2 1 7 1 2 1 Ret 51
2 日本の旗 松田次生 2 9 5 2 1 7 3 2 2 37
3 ドイツの旗 アンドレ・ロッテラー 8 5 1 5 8 2 Ret Ret 1 30
4 フランスの旗 ロイック・デュバル 11 1 6 Ret 18 9 1 4 6 25
5 日本の旗 本山哲 3 8 3 3 Ret 3 5 Ret Ret 16
6 スウェーデンの旗 ビヨン・ビルドハイム 4 2 4 Ret 6 6 6 11 9 13.5
7 日本の旗 片岡龍也 13 7 Ret 6 3 Ret 9 3 3 13
8 日本の旗 立川祐路 12 Ret 10 4 4 5 7 5 Ret 10
9 日本の旗 金石年弘 16 Ret Ret Ret 2 4 Ret Ret 7 9
10 イタリアの旗 ロニー・クインタレッリ 5 Ret Ret Ret 5 10 4 9 12 6
11 日本の旗 山本左近 6 4 14 3.5
12 日本の旗 小暮卓史 10 17 Ret 9 19 Ret DSQ Ret 4 3
13 日本の旗 土屋武士 9 10 Ret 7 9 Ret 8 8 5 2
14 日本の旗 武藤英紀 19 6 8 Ret 17 16 10 10 Ret 1
15 日本の旗 柳田真孝 7 Ret 9 13 13 12 Ret 6 13 1
16 日本の旗 道上龍 20 18 7 Ret 11 15 12 Ret 11 0
17 日本の旗 横溝直輝 14 13 Ret 11 Ret Ret 11 7 Ret 0
18 日本の旗 高木虎之介 22 16 11 8 16 8 Ret Ret Ret 0
19 ブラジルの旗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 8 0
20 日本の旗 荒聖治 10 10 18 13 Ret Ret 0
21 日本の旗 井出有治 12 12 11 Ret Ret 10 0
22 日本の旗 平中克幸 17 11 Ret 15 14 Ret Ret Ret 0
23 日本の旗 折目遼 21 15 12 Ret Ret 17 DSQ 12 0
24 日本の旗 密山祥吾 15 12 13 Ret 0
25 日本の旗 星野一樹 18 14 Ret Ret 14 13 Ret Ret 14 0

チーム部門

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順位 チーム No. Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 Rd9 ポイント
1 mobilecast TEAM IMPUL 19 1 3 2 1 7 1 2 1 Ret 88
20 2 9 5 2 1 7 3 2 2
2 DHG TOM'S RACING 36 8 5 1 5 8 2 Ret Ret 1 32
37 9 10 Ret 7 9 Ret 8 8 5
3 PIAA NAKAJIMA RACING 31 11 1 6 Ret 18 9 1 4 6 26
32 19 6 8 Ret 17 16 10 10 Ret
4 arting RACING TEAM with IMPUL 1 3 8 3 3 Ret 3 5 Ret Ret 16
2 18 14 Ret Ret 14 13 Ret Ret 14
5 DoCoMo TEAM DANDELION RACING 40 4 2 4 Ret 6 6 6 11 9 13.5
41 17 11 Ret 12 12 11 Ret Ret 10
6 Team LeMans 3 13 7 Ret 6 3 Ret 9 3 3 13
41 22 16 11 8 16 8 Ret Ret Ret
7 AUTOBACS RACING TEAM AGURI 55 16 Ret Ret Ret 2 4 Ret Ret 7 12
56 10 17 Ret 9 19 Ret DSQ Ret 4
8 TEAM CERUMO 11 12 Ret 10 4 4 5 7 5 Ret 10
9 Team BOSSINGING Formula Nippon 33 5 Ret Ret Ret 5 10 4 9 12 6
34 14 13 Ret 11 Ret Ret 11 7 Ret
10 KONDO Racing Team 3 6 4 14 10 10 18 13 Ret Ret 4.5
4 7 Ret 9 13 13 12 Ret 6 13
- TEAM 5ZIGEN 5 20 18 7 Ret 11 15 12 Ret 11 0
6 21 15 12 Ret Ret 17 DSQ 12 8
- DPR Direxiv 27 15 12 13 Ret 0
- EMS Racing 17 15 14 Ret Ret Ret 0
順位 チーム No. Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 Rd9 ポイント

※各戦で同一チームのマシンが得た合計点

脚注

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  1. ^ IRL用エンジンと同様に、イルモアとの共同開発によるもの。
  2. ^ 大雨によりセーフティーカー先導走行のまま2周終了時点でレース打ち切り。この為ポイントは規定の半分が予選上位6名に与えられた。
  3. ^ 当初、第5戦はMINEサーキットで開催予定だったが、所有者となったマツダの意向により閉鎖された為、オートポリスに変更された。