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2006年の横浜ベイスターズ(2006ねんのよこはまベイスターズ)では、2006年の横浜ベイスターズの動向をまとめる。
この年の横浜ベイスターズは、牛島和彦監督の2年目のシーズンである。
過去数年間にわたって続いた大型補強などもなく牛島体制2年目を迎えたチームだったが、親会社のTBSから派遣されたフロントと牛島監督との間に補強や選手起用をめぐって亀裂が生じ始め、チームも開幕6連敗を喫するなど低迷し、4月を7勝15敗2分で終え、早くも最下位に転落。5月に入ってからも低迷は止まらず3度も4連敗を記録するなど8勝18敗で負け越し、借金は最大の18まで膨らんだ。その後6月に復調の兆しを見せたが、8月の最初の試合で敗れると、それ以降2度と浮上することなく、結局、2004年以来2年ぶりの最下位に転落。牛島監督は最下位転落の責任を取ってオフに辞任し、TBSの野球解説者に復帰した。前年3位浮上の原動力になった投手陣は門倉健が2年連続で2ケタ勝利を記録し、三浦大輔も負け越しながら防御率3点台をキープしたが、吉見祐治が2勝止まり、那須野巧と土肥義弘がたったの3勝と期待を裏切り、クアトロKなど救援陣の奮闘もむなしくチーム防御率は4.25(リーグ最下位)と再び悪化した。その一方で打撃陣は内川聖一が初の100試合出場(124試合出場、打率.286)を達成し、村田修一が打率2割6分台ながらも30本塁打、100打点以上でチームの4番に成長。さらに4年目の吉村裕基がチーム2位の26本塁打を記録するなど若手の成長が目立った。また、辞任した牛島監督の後任としてオフに1998年の日本一の土台を作った大矢明彦が監督に復帰。そして大矢監督のもと、チームの体質改善が本格的に始動することになる。
オーダー変遷
|
開幕:3/31 |
5/2 |
6/1 |
7/1 |
8/1 |
9/2
|
1
|
遊 |
石井琢朗
|
遊 |
石井琢朗 |
遊 |
石井琢朗 |
遊 |
石井琢朗 |
遊 |
石井琢朗 |
遊 |
石井琢朗
|
2
|
左 |
小池正晃
|
二 |
種田仁 |
左 |
小池正晃 |
中 |
小池正晃 |
中 |
小池正晃 |
二 |
藤田一也
|
3
|
右 |
金城龍彦
|
中 |
金城龍彦 |
右 |
金城龍彦 |
右 |
金城龍彦 |
右 |
金城龍彦 |
右 |
金城龍彦
|
4
|
一 |
佐伯貴弘
|
一 |
佐伯貴弘 |
三 |
村田修一 |
三 |
村田修一 |
三 |
村田修一 |
三 |
村田修一
|
5
|
中 |
多村仁
|
三 |
村田修一 |
中 |
多村仁 |
一 |
内川聖一 |
左 |
古木克明 |
一 |
佐伯貴弘
|
6
|
二 |
種田仁
|
左 |
内川聖一 |
一 |
佐伯貴弘 |
左 |
古木克明 |
二 |
内川聖一 |
中 |
小池正晃
|
7
|
三 |
村田修一
|
右 |
吉村裕基 |
二 |
内川聖一 |
捕 |
相川亮二 |
一 |
吉村裕基 |
左 |
古木克明
|
8
|
捕 |
相川亮二
|
捕 |
相川亮二 |
捕 |
相川亮二 |
二 |
木村昇吾 |
捕 |
相川亮二 |
捕 |
鶴岡一成
|
9
|
投 |
三浦大輔
|
投 |
三浦大輔 |
投 |
三浦大輔 |
投 |
吉見祐治 |
投 |
門倉健 |
投 |
那須野巧
|
2006年セントラル・リーグ順位変動
順位
|
4月終了時
|
5月終了時
|
6月終了時
|
7月終了時
|
8月終了時
|
9月終了時
|
最終成績
|
1位
|
巨人 |
--
|
阪神 |
--
|
中日 |
--
|
中日 |
--
|
中日 |
--
|
中日 |
--
|
中日 |
--
|
2位
|
中日 |
4.0
|
巨人 |
0.5
|
阪神 |
1.5
|
阪神 |
6.0
|
阪神 |
7.0
|
阪神 |
3.0
|
阪神 |
3.5
|
3位
|
阪神 |
4.5
|
中日 |
1.5
|
ヤクルト |
7.5
|
ヤクルト |
11.5
|
ヤクルト |
11.0
|
ヤクルト |
14.5
|
ヤクルト |
18.0
|
4位
|
ヤクルト |
8.5
|
ヤクルト |
3.5
|
巨人 |
10.0
|
広島 |
15.5
|
巨人 |
16.5
|
巨人 |
20.5
|
巨人 |
23.5
|
5位
|
広島 |
9.0
|
広島 |
8,0
|
広島 |
12.0
|
巨人 |
18.0
|
広島 |
16.5
|
広島 |
22.5
|
広島 |
25.0
|
6位
|
横浜 |
10.0
|
横浜 |
13.5
|
横浜 |
14.5
|
横浜 |
18.5
|
横浜 |
21.5
|
横浜 |
27.0
|
横浜 |
29.5
|
日本生命セ・パ交流戦2006 最終成績
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
1位 |
千葉ロッテマリーンズ |
23 |
13 |
0
|
.639 |
優勝
|
2位 |
東京ヤクルトスワローズ |
22 |
14 |
0
|
.611 |
1.0
|
3位 |
阪神タイガース |
21 |
15 |
0
|
.583 |
2.0
|
4位 |
中日ドラゴンズ |
20 |
15 |
1
|
.571 |
2.5
|
5位 |
福岡ソフトバンクホークス |
20 |
16 |
0
|
.556 |
3.0
|
6位 |
西武ライオンズ |
19 |
16 |
1
|
.543 |
3.5
|
7位 |
北海道日本ハムファイターズ |
17 |
19 |
0
|
.472 |
6.0
|
8位 |
東北楽天ゴールデンイーグルス |
17 |
19 |
0
|
.472 |
6.0
|
9位 |
広島東洋カープ |
16 |
20 |
0
|
.444 |
7.0
|
10位 |
横浜ベイスターズ |
15 |
21 |
0
|
.417 |
8.0
|
11位 |
読売ジャイアンツ |
13 |
23 |
0
|
.361 |
10.0
|
12位 |
オリックス・バファローズ |
12 |
24 |
0
|
.333 |
11.0
|
- 同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる
|
---|
監督 | |
---|
一軍コーチ | |
---|
二軍監督・コーチ | |
---|
投手 | |
---|
捕手 | |
---|
内野手 | |
---|
外野手 | |
---|
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
1953年開幕直前に松竹ロビンスと球団合併 |