2015年エリック・ボンパール杯
2015年エリック・ボンパール杯 | |
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大会概要 | |
大会種 | ISUグランプリシリーズ |
シーズン | 2015-2016 |
日程 | 11月13日 - 11月15日 |
主催 | フランスアイススポーツ連盟、国際スケート連盟 |
開催国 | フランス |
開催地 | ボルドー |
会場 | メリアデックアイスリンク |
賞金総額 | 180,000ドル |
優勝者 | |
男子シングル | 宇野昌磨 |
女子シングル | グレイシー・ゴールド |
ペア優勝 |
タチアナ・ボロソジャル マキシム・トランコフ |
アイスダンス |
マディソン・ハベル ザカリー・ダナヒュー |
関連大会 | |
前回大会 | 2014年エリック・ボンパール杯 |
次回大会 | 2016年フランス杯 |
前戦 | 2015年中国杯 |
次戦 | 2015年ロステレコム杯 |
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2015年エリック・ボンパール杯(2015ねんエリック・ボンパールはい、フランス語: Trophée Eric Bompard 2015)は2015年にフランスで開催されたフィギュアスケートの国際競技会。国際スケート連盟による2015/2016 ISUグランプリシリーズの第4戦である。
概要
[編集]2015年エリック・ボンパール杯は、2015-2016シーズンのグランプリシリーズ・フランス大会。2015年11月13日から15日にかけて、シニアクラスの男女シングル、ペア、アイスダンス競技が ボルドーのメリアデックアイスリンクで行われる予定であったが、13日にパリで発生した同時多発テロ事件の影響で、各フリー種目の演技は中止された[1]。
主催したフランス氷上競技連盟は、今回のテロにより「フランス国民に服喪してもらうために、開催の中止・延期をする必要がある」[2]と説明している。
11月23日、国際スケート連盟よりショート種目の順位を最終結果として扱うことが正式発表された[3]。
またこの時の冠スポンサーであるエリック・ボンパール社は、キャンセルに伴うスポンサー費用の返還が行われなかったこと、その後のフランス氷上競技連盟の対応を理由として、今大会限りで2004年から11年間(ラリック杯での準筆頭スポンサーを含めると16年間)続けてきたスポンサーから降板している[4]。
選手招待
[編集]今大会開催国の統括団体であるフランス氷上競技連盟に対しては、各種目で最大3人(組)の出場枠が用意された。
男子シングル | 女子シングル | ペア | アイスダンス |
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パトリック・チャン | ブルックリー・ハン | ミリアム・ツィーグラー and セヴェリン・キーファー |
パイパー・ギレス and ポール・ポワリエ |
王一 | ガブリエル・デールマン | ジュリアン・セガン and シャルリ・ビロドー |
ロランス・フルニエ・ボードリー and ニゴライ・サアアンスン |
シャフィク・ベセギエ | ロリーヌ・ルカヴァリエ | 彭程 and 張昊 |
ペニー・クームズ and ニコラス・バックランド |
ロマン・ポンサール | マエ=ベレニス・メイテ | ヴァネッサ・ジェームス and モルガン・シプレ |
アレクサンドラ・ステパノワ and イワン・ブキン |
村上大介 | ロベルタ・ロデギエーロ | ニコーレ・デラ・モニカ and マッテオ・グアリーゼ |
アレクサンドラ・ステパノワ and イワン・ブキン |
宇野昌磨 | 今井遥 | エフゲーニヤ・タラソワ and ウラジミール・モロゾフ |
アリサ・アガフォノヴァ and アルペル・ウチャル |
デニス・テン | 村上佳菜子 | タチアナ・ボロソジャル and マキシム・トランコフ |
マディソン・ハベル and ザカリー・ダナヒュー |
キム・ジンソ | アンゲリーナ・クチヴァルスカ | マリッサ・キャステリ and マーヴィン・トラン |
- |
マキシム・コフトゥン | ユリア・リプニツカヤ | - | - |
アレクサンドル・ペトロフ | エリザベータ・トゥクタミシェワ | - | - |
マックス・アーロン | グレイシー・ゴールド | - | - |
- | アンジェラ・ワン | - | - |
出場辞退・追加招待
[編集]男子シングル
[編集]9月15日、シャフィク・ベセギエが追加招待された。10月7日、ミーシャ・ジーがフランスのビザが取得できないために出場を辞退した[5]。10月15日、キム・ジンソが追加招待された。11月6日、フローラン・アモディオが足首の炎症のために出場を辞退した[6]。
女子シングル
[編集]8月17日、キーラ・コルピが引退のために出場を辞退した[7]。8月21日、ロベルタ・ロデギエーロが追加招待された。9月23日、ブルックリー・ハンが追加招待された。
アイスダンス
[編集]9月23日、サラ・ウルタド/アドリア・ディアス組とアリサ・アガフォノヴァ/アルペル・ウチャル組が追加招待された。10月16日、サラ・ウルタド/アドリア・ディアス組が解散したために出場を辞退した。10月26日、ロランス・フルニエ・ボードリー/ニゴライ・サアアンスン組が追加招待された。11月12日、ガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組が、パパダキスの脳震盪のために出場を辞退した[8]。
競技結果
[編集]男子シングル
[編集]- ショートプログラム - 11月13日
- フリースケーティング -
11月14日
順位 | 名前 | ショートプログラム | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 技術 | 構成 | 減点 | 滑走順 | ||
1 | 宇野昌磨 | 89.56 | 48.71 | 40.85 | 0.00 | #9 |
2 | マキシム・コフトゥン | 86.82 | 45.64 | 41.18 | 0.00 | #11 |
3 | 村上大介 | 80.24 | 40.39 | 39.85 | 0.00 | #6 |
4 | デニス・テン | 80.10 | 39.24 | 41.86 | 1.00 | #10 |
5 | パトリック・チャン | 76.10 | 31.70 | 44.40 | 0.00 | #5 |
6 | アレクサンドル・ペトロフ | 74.64 | 39.28 | 35.36 | 0.00 | #7 |
7 | マックス・アーロン | 72.91 | 36.12 | 37.79 | 1.00 | #8 |
8 | 王一 | 72.08 | 38.93 | 33.15 | 0.00 | #2 |
9 | キム・ジンソ | 71.24 | 38.42 | 33.82 | 1.00 | #3 |
10 | シャフィク・ベセギエ | 68.36 | 35.28 | 33.08 | 0.00 | #4 |
11 | ロマン・ポンサール | 62.86 | 31.18 | 32.68 | 1.00 | #1 |
女子シングル
[編集]- ショートプログラム - 11月13日
- フリースケーティング -
11月14日
順位 | 名前 | ショートプログラム | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 技術 | 構成 | 減点 | 滑走順 | ||
1 | グレイシー・ゴールド | 73.32 | 39.30 | 34.02 | 0.00 | #11 |
2 | ユリア・リプニツカヤ | 65.63 | 35.06 | 30.57 | 0.00 | #10 |
3 | ロベルタ・ロデギエーロ | 58.81 | 32.77 | 26.04 | 0.00 | #5 |
4 | 村上佳菜子 | 58.30 | 29.53 | 28.77 | 0.00 | #9 |
5 | エリザベータ・トゥクタミシェワ | 56.21 | 26.55 | 30.66 | 1.00 | #12 |
6 | ガブリエル・デールマン | 55.35 | 27.54 | 27.81 | 0.00 | #8 |
7 | アンゲリーナ・クチヴァルスカ | 53.68 | 28.02 | 25.66 | 0.00 | #7 |
8 | アンジェラ・ワン | 53.60 | 28.36 | 25.24 | 0.00 | #1 |
9 | 今井遥 | 47.87 | 24.76 | 25.11 | 2.00 | #6 |
10 | ブルックリー・ハン | 47.65 | 24.47 | 23.18 | 0.00 | #3 |
11 | マエ=ベレニス・メイテ | 46.82 | 23.76 | 23.06 | 0.00 | #4 |
12 | ロリーヌ・ルカヴァリエ | 46.53 | 24.07 | 24.46 | 2.00 | #2 |
ペア
[編集]- ショートプログラム - 11月13日
- フリースケーティング -
11月14日
順位 | 名前 | ショートプログラム | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 技術 | 構成 | 減点 | 滑走順 | ||
1 | タチアナ・ボロソジャル and マキシム・トランコフ |
74.50 | 39.38 | 35.12 | 0.00 | #4 |
2 | ヴァネッサ・ジェームス and モルガン・シプレ |
65.75 | 36.40 | 29.35 | 0.00 | #5 |
3 | ジュリアン・セガン and シャルリ・ビロドー |
64.95 | 36.00 | 28.95 | 0.00 | #2 |
4 | 彭程 and 張昊 |
64.10 | 34.07 | 31.03 | 1.00 | #8 |
5 | ニコーレ・デラ・モニカ and マッテオ・グアリーゼ |
64.08 | 35.43 | 28.65 | 0.00 | #6 |
6 | マリッサ・キャステリ and マーヴィン・トラン |
62.63 | 62.63 | 27.66 | 0.00 | #1 |
7 | エフゲーニヤ・タラソワ and ウラジミール・モロゾフ |
62.32 | 33.12 | 30.20 | 1.00 | #7 |
8 | ミリアム・ツィーグラー and セヴェリン・キーファー |
50.56 | 26.93 | 23.63 | 0.00 | #3 |
アイスダンス
[編集]- ショートダンス - 11月13日
- パターンダンスパート : ラベンスバーガーワルツ
- クリエイティブパート : ワルツとフォックストロット、マーチ、ポルカの中から選択
- フリーダンス -
11月14日
順位 | 名前 | ショートダンス | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 技術 | 構成 | 減点 | 滑走順 | ||
1 | マディソン・ハベル and ザカリー・ダナヒュー |
64.45 | 32.62 | 31.83 | 0.00 | #6 |
2 | パイパー・ギレス and ポール・ポワリエ |
63.94 | 31.91 | 32.03 | 0.00 | #7 |
3 | アレクサンドラ・ステパノワ and イワン・ブキン |
60.64 | 30.50 | 30.14 | 0.00 | #2 |
4 | ペニー・クームズ and ニコラス・バックランド |
58.34 | 27.66 | 30.68 | 0.00 | #5 |
5 | ロランス・フルニエ・ボードリー and ニゴライ・サアアンスン |
54.72 | 27.67 | 27.05 | 0.00 | #3 |
6 | アンナ・ヤノフスカヤ and セルゲイ・モズゴフ |
52.88 | 25.65 | 27.23 | 0.00 | #4 |
7 | アリサ・アガフォノヴァ and アルペル・ウチャル |
47.64 | 21.92 | 25.72 | 0.00 | #1 |
賞金
[編集]各競技の上位成績者には、2015/2016 ISUグランプリシリーズの他大会と同様に以下の賞金が与えられた。
順位 | 賞金 |
---|---|
1位 | 18,000米ドル |
2位 | 13,000米ドル |
3位 | 9,000米ドル |
4位 | 3,000米ドル |
5位 | 2,000米ドル |
競技後のエキシビション出演を断った場合は賞金から3,000米ドルを差し引かれるとされていたが、エキシビションが中止となったため、対象外となった。競技賞金がなかった選手のエキシビション出演には、シングルで200米ドル、ペア・アイスダンスで一組に付き300米ドル支払われるとされた。
脚注
[編集]- ^ フランス杯が中止=フィギュア
- ^ フィギュア・フランス杯中止…「喪に服すため」(読売新聞2015年11月14日 11月15日閲覧)
- ^ Communication No. 1980
- ^ Bompard: 'We achieved what we wanted to achieve' icenetwork.com
- ^ [1]
- ^ Florent Amodio forfait pour le Trophée Bompard
- ^ Kiira Korpi vahvisti lopetus-uutisen: "Motivaatio ei riitä"
- ^ パパダキス/シゼロン組、エリック・ボンパール杯とNHK杯を欠場へ