2015年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ
2015年のレッドブル・エアレース世界選手権 | |||
前年: | 2014 | 翌年: | 2016 |
2015年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズでは、2015年に開催される通算10回目のレッドブル・エアレース・ワールドシリーズについて述べる。
2014年11月25日、2015年シーズンの開催地8都市が発表され、初開催国として日本とロシアが含まれ[1]、第2戦が千葉県千葉市の幕張海浜公園で行われることが正式に発表された[2][3]。2015年3月3日、ロシア・ソチで開催予定だった第3戦が組織上・予算上の問題で開催できなくなり、クロアチア・ロヴィニへ変更されることが発表された[4]。
本シーズンより、ラウンド・オブ・8でも1対1のノックアウト方式が採用されることになった[5]。
チャンピオンシップの行方は最終戦までポール・ボノムとマット・ホールが争った結果、ボノムが史上初3度目のチャンピオンになった[6]。
レッドブル・エアレースの立ち上げに携わり、初開催の2003年からレースに参戦しているハンガリーのピーター・ベゼネイが今季を最後に引退した。最終ラスベガス大会の数日前に決意したという。今後はエアショーを中心に活動していくという。[7]
シーズン途中から中継映像に対戦相手の軌跡を表示する『ゴーストプレーン』が導入された[8]。
機体とパイロット
[編集]マスタークラス
[編集]No. | パイロット | 使用機 | ラウンド |
---|---|---|---|
22 | ハンネス・アルヒ[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
91 | ピーター・ベゼネイ[9] | Corvus Racer 540 | 1–3[10] |
ジブコ エッジ540[11] | 4-8 | ||
55 | ポール・ボノム[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
10 | カービー・チャンブリス[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
21 | マティアス・ドルダラー[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
99 | マイケル・グーリアン[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
95 | マット・ホール[9] | MX Aircraft MXS | 1–8 |
27 | ニコラス・イワノフ[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
9 | ナイジェル・ラム[9] | MX Aircraft MXS | 1–8 |
12 | フランソワ・ルボット[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
84 | ピート・マクロード[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
31 | 室屋義秀[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
8 | マルティン・ソンカ[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
26 | フアン・ベラルデ[9] | ジブコ エッジ540 | 1–8 |
チャレンジャークラス
[編集]チャレンジャークラスのパイロットは全員、Extra E-330LXを使用する[14]。
No. | パイロット | ラウンド |
---|---|---|
77 | フランシス・バロス[15] | 1–3, 5-7 |
62 | フロリアン・バーガー[15] | 1–2, 4-8 |
5 | クリスチャン・ボルトン[9] | 1–5, 7-8 |
11 | ミカエル・ブラジョー[9] | 1, 3–4, 6-8 |
18 | ペトル・コプシュタイン[9] | 1–2, 4-8 |
37 | ピーター・ボドランセック[9] | 2–8 |
17 | ダニエル・リファ[9] | 1–6, 8 |
レース日程と結果
[編集]ラウンド | 国 | 地域 | 開催日 | 予選第1位 | 優勝者 (MC) | 優勝者の使用機 | 優勝者 (CC) | レポート |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アラブ首長国連邦 | アブダビ | 2月13日・14日 | ポール・ボノム | ポール・ボノム | ジブコ エッジ540 | クリスチャン・ボルトン | 詳細 |
2 | 日本 | 千葉県千葉市(幕張海浜公園) | 5月16日・17日 | ニコラス・イワノフ | ポール・ボノム | ジブコ エッジ540 | ペトル・コプシュタイン | 詳細 |
3 | クロアチア | ロヴィニ | 5月30日・31日 | ポール・ボノム | ハンネス・アルヒ | ジブコ エッジ540 | ダニエル・リファ | 詳細 |
4 | ハンガリー | ブダペスト | 7月4日・5日 | マット・ホール | ハンネス・アルヒ | ジブコ エッジ540 | ダニエル・リファ | 詳細 |
5 | イギリス | アスコット(アスコット競馬場) | 8月15日・16日 | ポール・ボノム | ポール・ボノム | ジブコ エッジ540 | ペトル・コプシュタイン | 詳細 |
6 | オーストリア | シュピールベルク (レッドブル・リンク) |
9月5日・6日 | 中止 [16] | マット・ホール | MX Aircraft MXS | ミカエル・ブラジョー | 詳細 |
7 | アメリカ合衆国 | フォートワース (テキサス・モーター・スピードウェイ) |
9月26日・27日 | マティアス・ドルダラー[17] | ポール・ボノム[18] | ジブコ エッジ540 | ミカエル・ブラジョー | 詳細 |
8 | アメリカ合衆国 | ラスベガス (ラスベガス・モーター・スピードウェイ) |
10月17日・18日 | 室屋義秀[19] | マット・ホール[20] | MX Aircraft MXS | ミカエル・ブラジョー | 詳細 |
得点及び順位
[編集]マスタークラス
[編集]- マスタークラスのスコア・システム
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9–14位 ポイント 12 9 7 5 4 3 2 1 0
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太字は予選第1位であったことを示す。 |
チャレンジャークラス
[編集]2014年シーズンでは、チャレンジャークラスの選手はシーズン中に少なくとも3大会に出場しなければならず、最も良かった3大会のスコアをチャレンジャー・カップのランキングに計上でき、ランキング上位6名のパイロットが最終レースへの参加権を得る。
- チャレンジャークラスのスコア・システム
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 ポイント 10 8 6 4 2 0
|
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最終戦
[編集]順 位 |
No. | パイロット | タイム | ペナルティ |
---|---|---|---|---|
1 | 11 | ミカエル・ブラジョー | 1:00.521 | |
2 | 37 | ピーター・ポドランセック | 1:00.556 | |
3 | 5 | クリスチャン・ボルトン | 1:00.920 | |
4 | 18 | ペトル・コプシュタイン | 1:02.117 | |
5 | 62 | フロリアン・バーガー | 1:02.255 | |
6 | 17 | ダニエル・リファ | 1:02.459 |
出典
[編集]- ^ “Red Bull Air Raceが日本とロシアで初開催へ”. Red Bull Air Race (2014年11月25日). 2015年9月8日閲覧。
- ^ “世界最速のモータースポーツ 日本初開催決定!”. Red Bull Air Race (2014年11月26日). 2015年9月8日閲覧。
- ^ 浅田真樹 (2014年12月1日). “「空のF1」エアレースの日本開催がついに決定!”. Web Sportiva. 集英社. 2015年9月8日閲覧。
- ^ “レッドブル・エアレース2015年シーズン新開催地決定”. Red Bull Air Race. (2015年3月3日) 2015年9月9日閲覧。
- ^ “2015シーズンはノックアウトステージを導入”. Red Bull Air Race (2015年2月6日). 2015年9月8日閲覧。
- ^ “Bonhomme, Hall and Arch make up 2015 WC podium”. Red Bull Air Race (2015年10月18日). 2015年10月22日閲覧。
- ^ “ピーター・ベゼネイが引退”. Red Bull Air Race (2015年10月18日). 2015年10月20日閲覧。
- ^ “ゴーストプレーン” のテクノロジー | Red Bull Air Race
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “pilots”. RedBullAirRace.com 2015年2月9日閲覧。
- ^ “機体を勝利へ導くピーター・ベゼネイ”. Red Bull Air Race (2015年3月23日). 2015年9月7日閲覧。
- ^ “Besenyei unveils new raceplane”. レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ (Red Bull Air Race GmbH). (2015年6月29日) 2015年8月2日閲覧。
- ^ “マスタークラス初挑戦のルボット”. Red Bull Air Race (2015年3月13日). 2015年9月7日閲覧。
- ^ “マスタークラスに挑むベラルデ”. Red Bull Air Race (2015年3月30日). 2015年9月7日閲覧。
- ^ “New Challenger Cup ready to take off in 2014”. RedBullAirRace.com. (2014年1月23日) 2014年2月22日閲覧。
- ^ a b “New Challenger Cup duo land for 2015”. RedBullAirRace.com. (11 February 2015) 11 February 2015閲覧。
- ^ 荒天により中止:“結果”. Red Bull Air Race (2015年9月6日). 2015年9月7日閲覧。
- ^ “Double celebration for Dolderer in Qualifying”. Red Bull Air Race (2015年9月26日). 2015年9月29日閲覧。
- ^ “Bonhomme takes decisive win in Fort Worth”. Red Bull Air Race (2015年9月27日). 2015年9月29日閲覧。
- ^ “Muroya maneouvres for race podium”. Red Bull Air Race (2015年10月18日). 2015年10月19日閲覧。
- ^ “Decisive win in Las Vegas for Hall”. Red Bull Air Race (2015年10月18日). 2015年10月19日閲覧。