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2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選
大会概要
日程 2023年11月16日 – 2024年6月11日
チーム数 36 (1連盟)
大会統計
試合数 108試合
ゴール数 331点
(1試合平均 3.06点)
総入場者数 2,091,843人
(1試合平均 19,369人)
得点王
2022
2030

本記事では、2026 FIFAワールドカップアジア予選ならびにAFCアジアカップ2027予選のうち2次予選 (にじよせん) の詳細について示す。

方式

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1次予選免除の26チームと1次予選突破の10チーム、合計36チームが4チームずつ9グループに分かれてホーム・アンド・アウェーの2回戦制総当たり戦を行う[1]。各グループの上位2チームは、3次予選 (最終予選) に進出すると同時にアジアカップ本大会の出場権を得る。各グループ3位と4位チームは、アジアカップの3次予選に進出する。

出場国

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1次予選免除の26チームと、1次予選を勝ち上がった10チームの合わせて36チームが参加する。

FIFAランキング(2023年7月)[2]を基にしたシード
2次予選から 1次予選勝者

抽選

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組み合わせ抽選会は、2023年7月27日16:00(UTC+8)よりマレーシアクアラルンプールのAFCハウスで開催された[1]

シード順

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シード順には、組み合わせ抽選の時点で最新(2023年7月20日)のFIFAランキングが用いられた[1]。シード順は以下の通り。1次予選の勝者チームはポット4に入るが抽選の時点では組み合わせしか確定していない。また、各ポットのチーム数を等しくするためポット4の抽選で最後まで残った組み合わせ(イエメン/スリランカ)はポット3に組み入れられた。左の数字はAFC内での順位、かっこ内の数字はFIFA全体での順位[3]

ポット1
(9チーム)
ポット2
(9チーム)
ポット3
(8チーム)
ポット4
(10チーム)

抽選結果

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抽選結果は以下の通り。

グループA
チーム
A1  カタール
A2  インド
A3  クウェート
A4  アフガニスタン
グループB
チーム
B1  日本
B2  シリア
B3  北朝鮮
B4  ミャンマー
グループC
チーム
C1  韓国
C2  中華人民共和国
C3  タイ
C4  シンガポール
グループD
チーム
D1  オマーン
D2  キルギス
D3  マレーシア
D4  チャイニーズタイペイ
グループE
チーム
E1  イラン
E2  ウズベキスタン
E3  トルクメニスタン
E4  香港
グループF
チーム
F1  イラク
F2  ベトナム
F3  フィリピン
F4  インドネシア
グループG
チーム
G1  サウジアラビア
G2  ヨルダン
G3  タジキスタン
G4  パキスタン
グループH
チーム
H1  アラブ首長国連邦
H2  バーレーン
H3  イエメン
H4  ネパール
グループI
チーム
I1  オーストラリア
I2  パレスチナ
I3  レバノン
I4  バングラデシュ

日程

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日程は以下の通りで、FIFAインターナショナルマッチカレンダーに則り行われる[4]

日付
第1節 2023年11月16日
第2節 2023年11月21日
第3節 2024年3月21日
第4節 2024年3月26日
第5節 2024年6月6日
第6節 2024年6月11日

試合結果

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グループA

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チーム 出場権
QAT

KUW

IND

AFG
1  カタール 6 5 1 0 18 3 +15 16 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
3–0 2–1 8–1
2  クウェート 6 2 1 3 6 6 0 7 1–2 0–1 1–0
3  インド 6 1 2 3 3 7 −4 5 アジアカップ
3次予選
0–3 0–0 1–2
4  アフガニスタン 6 1 2 3 3 14 −11 5 0–0 0–4 0–0
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式






グループB

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チーム 出場権
JPN

PRK

SYR

MYA
1  日本 6 6 0 0 24 0 +24 18 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
1–0 5–0 5–0
2  北朝鮮 6 3 0 3 11 7 +4 9 0–3[注 1] 1–0 4–1
3  シリア 6 2 1 3 9 12 −3 7 アジアカップ
3次予選
0–5 1–0 7–0
4  ミャンマー 6 0 1 5 3 28 −25 1 0–5 1–6 1–1
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式
注釈:
  1. ^ 北朝鮮が試合開催を拒否したため、日本は没収試合で3-0の勝利を収めた。

日本 5 - 0 ミャンマー
レポート (FIFA)
レポート (AFC)


日本 1 - 0 北朝鮮
レポート (FIFA)
レポート (AFC)


ミャンマー 0 - 5 日本
レポート (FIFA)
レポート (AFC)

日本 5 - 0 シリア
レポート (FIFA)
レポート (AFC)

グループC

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チーム 出場権
KOR

CHN

THA

SGP
1  韓国 6 5 1 0 20 1 +19 16 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
1–0 1–1 5–0
2  中華人民共和国 6 2 2 2 9 9 0 8[注 1] 0–3 1–1 4–1
3  タイ 6 2 2 2 9 9 0 8[注 1] アジアカップ
3次予選
0–3 1–2 3–1
4  シンガポール 6 0 1 5 5 24 −19 1 0–7 2–2 1–3
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式
注釈:
  1. ^ a b 直接対戦による勝点: 中華人民共和国 4, タイ 1.

韓国 5 - 0 シンガポール
レポート (FIFA)
レポート (AFC)



タイ 0 - 3 韓国
レポート (FIFA)
レポート (AFC)


グループD

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チーム 出場権
OMA

KGZ

MAS

TPE
1  オマーン 6 4 1 1 11 2 +9 13 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
1–1 2–0 3–0
2  キルギス 6 3 2 1 13 7 +6 11 1–0 1–1 5–1
3  マレーシア 6 3 1 2 9 9 0 10 アジアカップ
3次予選
0–2 4–3 3–1
4  チャイニーズタイペイ 6 0 0 6 2 17 −15 0 0–3 0–2 0–1
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式






グループE

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チーム 出場権
IRN

UZB

TKM

HKG
1  イラン 6 4 2 0 16 4 +12 14 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
0–0 5–0 4–0
2  ウズベキスタン 6 4 2 0 13 4 +9 14 2–2 3–1 3–0
3  トルクメニスタン 6 0 2 4 4 14 −10 2 アジアカップ
3次予選
0–1 1–3 0–0
4  香港 6 0 2 4 4 15 −11 2 2–4 0–2 2–2
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式

イラン 4 - 0 香港
レポート (FIFA)
レポート (AFC)

香港 2 - 2 トルクメニスタン
レポート (FIFA)
レポート (AFC)



香港 2 - 4 イラン
レポート (FIFA)
レポート (AFC)

グループF

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チーム 出場権
IRQ

IDN

VIE

PHI
1  イラク 6 6 0 0 17 2 +15 18 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
5–1 2–1 1–0
2  インドネシア 6 3 1 2 8 8 0 10 0–2 1–0 2–0
3  ベトナム 6 2 0 4 6 10 −4 6 アジアカップ
3次予選
0–1 0–3 3–2
4  フィリピン 6 0 1 5 3 14 −11 1 0–5 1–1 0–2
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式

イラク 5 - 1 インドネシア
レポート (FIFA)
レポート (AFC)





グループG

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チーム 出場権
JOR

KSA

TJK

PAK
1  ヨルダン 6 4 1 1 16 4 +12 13 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
0–2 3–0 7–0
2  サウジアラビア[注 1] 6 4 1 1 12 3 +9 13 1–2 1–0 4–0
3  タジキスタン 6 2 2 2 11 7 +4 8 アジアカップ
3次予選
1–1 1–1 3–0
4  パキスタン 6 0 0 6 1 26 −25 0 0–3 0–3 1–6
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式
注釈:
  1. ^ サウジアラビアは開催国としてすでにアジアカップの出場権を獲得している。






グループH

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チーム 出場権
UAE

BHR

YEM

NEP
1  アラブ首長国連邦 6 5 1 0 16 2 +14 16 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
1–1 2–1 4–0
2  バーレーン 6 3 2 1 11 3 +8 11 0–2 0–0 3–0
3  イエメン 6 1 2 3 5 9 −4 5 アジアカップ
3次予選
0–3 0–2 2–2
4  ネパール 6 0 1 5 2 20 −18 1 0–4 0–5 0–2
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式






グループI

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チーム 出場権
AUS

PLE

LBN

BAN
1  オーストラリア 6 6 0 0 22 0 +22 18 ワールドカップ
3次予選

アジアカップ
5–0 2–0 7–0
2  パレスチナ 6 2 2 2 6 6 0 8 0–1 0–0 5–0
3  レバノン 6 1 3 2 5 8 −3 6 アジアカップ
3次予選
0–5 0–0 4–0
4  バングラデシュ 6 0 1 5 1 20 −19 1 0–2 0–1 1–1
出典: FIFA
順位の決定基準: 順位決定方式






ワールドカップ・アジア3次予選出場チーム

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2次予選を通過し、3次予選 (最終予選) へ進出およびAFCアジアカップ2027の出場権を得たチームは以下の通り。なお、以下のデータはアジアカップに関するものである。

出場国・地域 予選順位 出場決定日 出場回数 最高成績
 カタール A組1位 2024年3月26日 8大会連続12回目 優勝 (2019, 2023)
 日本 B組1位 2024年4月2日 11大会連続11回目 優勝 (1992, 2000,2004, 2011)
 韓国 C組1位 2024年6月6日 9大会連続16回目 優勝 (1956, 1960)
 オマーン D組1位 2024年6月6日 4大会連続6回目 ベスト16 (2019)
 イラン E組1位 2024年3月26日 16大会連続16回目 優勝 (1968, 1972,1976)
 イラク F組1位 2024年3月26日 8大会連続10回目 優勝 (2007)
 ヨルダン G組1位 2024年6月6日 5大会連続6回目 準優勝 (2023)
 アラブ首長国連邦 H組1位 2024年3月26日 7大会連続12回目 準優勝 (1996)
 オーストラリア I組1位 2024年3月26日 6大会連続6回目 優勝 (2015)
 クウェート A組2位 2024年6月11日 3大会ぶり11回目 優勝 (1980)
 北朝鮮 B組2位 2024年6月11日 2大会ぶり6回目 4位 (1980)
 中華人民共和国 C組2位 2024年6月11日 14大会連続14回目 準優勝 (1984, 2004)
 キルギス D組2位 2024年6月11日 3大会連続3回目 ベスト16 (2019)
 ウズベキスタン E組2位 2024年3月26日 9大会連続9回目 4位 (2011)
 インドネシア F組2位 2024年6月11日 2大会連続6回目 ベスト16 (2023)
 サウジアラビア G組2位 2023年2月1日 12大会連続12回目 優勝 (1984, 1988, 1996)
 バーレーン H組2位 2024年6月6日 7大会連続8回目 4位 (2004)
 パレスチナ I組2位 2024年6月6日 4大会連続4回目 ベスト16 (2023)


アジアカップ3次予選出場チーム

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2次予選を通過できず、アジアカップ3次予選へ進出したチームは以下の通り。

グループ 各組3位 各組4位
A  インド  アフガニスタン
B  シリア  ミャンマー
C  タイ  シンガポール
D  マレーシア  チャイニーズタイペイ
E  トルクメニスタン  香港
F  ベトナム  フィリピン
G  タジキスタン  パキスタン
H  イエメン  ネパール
I  レバノン  バングラデシュ


脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b c アフガニスタンは、アフガニスタン紛争のためホームゲームを中立地で開催
  2. ^ a b c シリアは、シリア内戦のためホームゲームを中立地で開催
  3. ^ 当初は平壌金日成競技場で開催されることが決まっていたが、3月21日に北朝鮮側の申し出により同地での開催は中止となり、これを受けてAFCより同月22日に試合そのものを開催中止とし、試合の扱いについてはFIFAの然るべき委員会に審議が付託され、その決定が行われることがJFAに宛てて通達がなされた[5][6]。さらに23日にFIFAからは中止となった当該試合について新たな日程を組むことはないとの決定を行った上で、中止試合の結果などについて規律委員会で審議を行い決定するとアナウンスされた[7]。その後、当試合は日本の3-0での勝利と扱う(没収試合)ことが決定された[8][9]
  4. ^ a b 北朝鮮は、没収試合によるFIFAからの制裁のためホームゲームを中立地で開催
  5. ^ a b インドネシア-フィリピン戦は、本来は2023年11月21日にインドネシアのホームゲーム、2024年6月11日にフィリピンのホームゲームを行うところ、前者の時期にインドネシアにて2023 FIFA U-17ワールドカップが開催されることから、ホームとアウェーの開催日を入れ替えた[10]
  6. ^ a b c イエメンは、イエメン内戦のためホームゲームを中立地で開催
  7. ^ a b ネパールは、ホームスタジアムとして利用しているダサラス・ランガシャラ・スタジアムの状態悪化のため、2024年3月と6月のホームゲームを国外で開催する[11]
  8. ^ a b c レバノンは、2023年パレスチナ・イスラエル戦争のためホームゲームを中立地で開催
  9. ^ a b c パレスチナは、2023年パレスチナ・イスラエル戦争のためホームゲームを中立地で開催

出典

[編集]
  1. ^ a b c Seedings revealed for FIFA World Cup 2026 and AFC Asian Cup Saudi Arabia 2027™ Qualifiers draw”. AFC (2023年7月27日). 2023年7月27日閲覧。
  2. ^ FIFA World Rankings”. FIFA (2023年7月20日). 2023年7月20日閲覧。
  3. ^ FIFA/Coca-Cola World ranking Men's Ranking (20 Jul 2023)”. FIFA (2023年7月20日). 2023年7月27日閲覧。
  4. ^ AFC Competitions Calendar (Aug 2023 - Jul 2024)”. AFC. 2024年3月13日閲覧。
  5. ^ Latest update on AFC Asian Qualifiers”. AFC (2024年3月22日). 2024年3月22日閲覧。
  6. ^ "日本代表 26日アウエー北朝鮮戦は中止、チーム解散 超異例の発表 森保監督「残念」FIFA裁定待ち". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 22 March 2024. 2024年3月22日閲覧
  7. ^ "Update on Korea DPR v Japan World Cup qualifying match" (HTML) (Press release) (英語). Fédération internationale de football association. 23 March 2024. 2024年3月24日閲覧
  8. ^ FIFA規律委員会の決定について 3.26 SAMURAI BLUE 対 朝鮮民主主義人民共和国代表(平壌)~FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選~”. 日本サッカー協会 (2024年3月30日). 2024年4月4日閲覧。
  9. ^ W杯アジア2次予選、北朝鮮対日本に関するFIFA規律委員会の決定について”. 国際サッカー連盟 (2024年4月2日). 2024年4月4日閲覧。
  10. ^ Kualifikasi Piala Dunia 2026, Timnas Away ke Irak dan Filipina”. Radio Republik Indonesia (2023年10月29日). 2023年11月15日閲覧。
  11. ^ Nepali team compelled to play in Bahrain following deterioration of Dasharath stadium ground”. myRepublica (2024年3月11日). 2024年5月21日閲覧。

外部リンク

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