Memories 加藤和彦作品集
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『Memories 加藤和彦作品集』 | ||||
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加藤和彦 の コンピレーション・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1968年 - 1979年 | |||
ジャンル |
フォーク ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | EXPRESS | |||
プロデュース | 加藤和彦 | |||
加藤和彦 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
ASIN B000075AXY JAN 4988006181649 |
『Memories 加藤和彦作品集』(メモリーズ かとうかずひこさくひんしゅう)は、2002年12月11日に東芝EMIから発売された加藤和彦のコンピレーション・アルバムである。
解説
[編集]加藤和彦自身が選曲監修にあたり、加藤が1968年から1979年までに発表した楽曲から21曲が選ばれている。内容はザ・フォーク・クルセダーズおよび北山修との連名、そしてソロ活動期の楽曲で構成され、サディスティック・ミカ・バンドや1980年以降の作品は含まれていない。結果的にこれが加藤の公認ベスト・アルバムとしては最後のものとなった。
なお、全曲にオノ・セイゲンによるデジタル・リマスタリングが施されている。
アートワーク
[編集]アートワークは宮川一郎が手がけた。ジャケット写真は柴田七三三の撮影によるもので[1]、帯には加藤自身のコメントが記載された。
私にとって、これは単なる思い出に過ぎないが、思い出が人生にとって重要な、そして意味のあるものになる時がある。
だから、皆さんが、私のこれらの思い出を共有して下さることに感謝を覚える。 — 加藤和彦
収録曲
[編集]楽曲の時間表記は当該CDに基づく。初発表年を付記。
- メモリーズ - (5:17)
- 作詞:安井かずみ、作編曲:加藤和彦
- 5枚目のソロ・アルバム『パパ・ヘミングウェイ』収録曲。バハマのナッソーでのレコーディング。(1979年)
- 僕のおもちゃ箱 - (3:24)
- 作詞:北山修、作曲:加藤和彦、編曲:ありたあきら
- 1枚目のソロ・シングル曲。加藤はこの楽曲をジミー・ウェッブ風と評している[2]。1枚目のソロ・アルバム『ぼくのそばにおいでよ』収録。(1969年)
- もしも、もしも、もしも - (3:39)
- ぼくのそばにおいでよ - (4:00)
- 訳詞:日高仁、作詞/作曲:エリック・アンダーソン、編曲:加藤和彦と彼のグループ
- 3枚目のソロ・シングル曲。アルバム『ぼくのそばにおいでよ』収録。(1969年)
- オーブル街 - (2:11)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦
- ザ・フォーク・クルセダーズ(以下、フォークルと表記)の2枚目のアルバム『紀元貮阡年』収録曲。(1968年)
- 9月はほうき星が流れる時 - (10:20)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦、編曲:クニ河内
- アルバム『ぼくのそばにおいでよ』収録曲。(1969年)
- 日本の幸福 - (3:28)
- 明日晴れるか - (3:18)
- 作詞:阿久悠、作曲:加藤和彦、編曲:加藤和彦とそのグループ
- シングル「僕のおもちゃ箱」のカップリング曲。(1969年)
- 悲しくてやりきれない - (3:08)
- 作詞:サトウハチロー、作曲:加藤和彦:編曲:ありたあきら
- フォークルの3枚目のシングル曲。アルバム『紀元貮阡年』収録。(1968年)
- 不思議な日 - (2:42)
- 作詞:松山猛、作編曲:加藤和彦
- アルバム『スーパー・ガス』収録曲。加藤によれば、発表当時のソロ・コンサートでは定番のレパートリーだったという[2]。(1971年)
- 雨の糸 - (2:11)
- 作詞:北山修、作編曲:加藤和彦
- フォークルのライブ・アルバム『当世今様民謡大温習会 はれんちりさいたる』収録。(1968年)
- 僕を呼ぶ故郷 - (2:36)
- 作詞:北山修、作曲:加藤和彦、編曲:葵まさひこ
- シングル「あの素晴しい愛をもう一度」のカップリング曲。(1971年)
- 花のかおりに - (3:04)
- 作詞:北山修、作曲:加藤和彦:編曲:青木望
- フォークルの7枚目のシングル「何のために」のカップリング曲。アルバム『紀元貮阡年』収録。(1968年)
- 家をつくるなら - (2:22)
- 作詞:松山猛、作編曲:加藤和彦
- 4枚目のソロ・シングル曲。アルバム『スーパー・ガス』収録。(1971年)
- ネズミ・チュウ・チュウ・ネコ・ニャン・ニャン - (3:18)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦、編曲:ありたあきら
- 2枚目のソロ・シングル曲。アルバム『ぼくのそばにおいでよ』収録バージョンより短くなり、サビのコーラスがカットされている。(1969年)
- アーサーのブティック - (5:39)
- 作詞:松山猛、作曲:加藤和彦、編曲:クニ河内
- シングル「ぼくのそばにおいでよ」のカップリング曲。アルバム『ぼくのそばにおいでよ』収録。(1969年)
- 青年は荒野をめざす - (3:03)
- あの素晴らしい愛をもう一度 - (3:11)
- 作詞:北山修、作曲:加藤和彦、編曲:葵まさひこ
- 北山修との連名によるシングル曲。この楽曲は初発売以来「あの素晴しい愛をもう一度」という表記が用いられてきたが、当該CDにおいては歌詞カードにも「素晴らしい」と記載されている。(1971年)
- シンガプーラ - (3:48)
- 作詞:安井かずみ、作編曲:加藤和彦
- 5枚目のソロ・シングル曲。アメリカ、アラバマ州シェフィールドでレコーディングされたアルバム『それから先のことは…』収録。(1976年)
- それから先のことは - (5:00)
- 作詞:安井かずみ、作編曲:加藤和彦
- アルバム『それから先のことは…』収録曲。(1976年)
- メモリーズ (Reprise) - (1:43)
- 作編曲:加藤和彦
- アルバム『パパ・ヘミングウェイ』収録のインストゥルメンタル。(1979年)
クレジット
[編集]- Produced by Kazuhiko Kato
- Mastered by Seigen Ono (@Saidera Mastering)
- Art Direction & Design:Ichiro Miyagawa
発売履歴
[編集]形態 | 発売日 | 品番 | レーベル | アートワーク | 解説 | リマスタリング | 備考 |
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CD | 2002年12月11日 | TOCT-10895 | 東芝EMI | 宮川一郎 | なし | オノ・セイゲン | 【初出】 |
参考文献
[編集]- 『平凡パンチ 1981年6月22日号』平凡出版、1981年6月。
- 文藝別冊 (編) 編『加藤和彦 あの素晴しい音をもう一度』河出書房新社、2010年2月。ISBN 978-4-30-997731-7。
- 前田祥丈 (聞き手・構成) 編『エゴ〜加藤和彦、加藤和彦を語る』スペースシャワーネットワーク、2013年7月。ISBN 978-4-90-670088-2。