M110 (天体)
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(NGC 205から転送)
M110 Messier 110 | ||
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仮符号・別名 | NGC 205[1] | |
星座 | アンドロメダ座 | |
見かけの等級 (mv) | +8.07[1] | |
視直径 | '15.110 × '9.368[1] | |
分類 | E5pec (楕円銀河) [1] | |
発見 | ||
発見者 | シャルル・メシエ | |
発見方法 | 望遠鏡による観測 | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 00h 40m 22.075s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +41° 41′ 07.0800″[1] | |
赤方偏移 | -0.000820[1] | |
視線速度 (Rv) | -246.0 ± 1.0km/s[1] | |
距離 | 約290万光年[2](約0.29Mpc) | |
M31の北西(右上)に位置するのがM110
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物理的性質 | ||
直径 | 約1万5000光年[3] | |
他のカタログでの名称 | ||
UGC 426[1] | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
座標: 00h 40m 22.075s, +41° 41′ 07.08″
M110 (NGC 205) は、アンドロメダ座に位置する楕円銀河である。
概要
[編集]アンドロメダ銀河(M31)の伴銀河としてはM32に次いで2番目に大きく、局所銀河群に属する。距離はおよそ290万光年で、質量は銀河系よりは小さいと考えられている。望遠鏡ではM31の中心から北西に45分ほど離れた位置に見える。
口径5cmの望遠鏡で注意深くみると見える。口径10cmの望遠鏡ではっきりと見えてくる。口径20cmで見ても口径10cmで見たのとあまり変わらない。
観測史
[編集]1773年8月10日にシャルル・メシエが発見した[2]。メシエとは別に、カロライン・ハーシェルも1783年8月27日に独立発見している[2]。
「M110」という呼称について
[編集]メシエが1807年に刊行したアンドロメダ銀河のスケッチの中にM32とともに描き込まれていたにも拘らず、メシエカタログには記載されなかった。1966年に、イギリスの天文家ケネス・グリン・ジョーンズ(Kenneth Glyn Jones )がこの銀河を「M110」と呼ぶことを提唱し[2][4]、この呼称が広まった。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M110. 2015年6月24日閲覧。
- ^ a b c d Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2013年10月14日). “Messier Object 110”. SEDS. 2015年6月24日閲覧。
- ^ “NED results for object MESSIER 110”. NASA/IPAC EXTRAGALACTIC DATABASE. 2015年6月24日閲覧。
- ^ K.G. Jones (1967). “Some New Notes on Messier's Catalogue”. Sky & Telescope 33: 156-158. Bibcode: 1967S&T....33..156J.