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Sony Tablet P

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Sony Tablet > Sony Tablet P
Sony Tablet P

製造 ソニー
発売日 2011年10月28日(Wi-Fi+3Gモデル)
2012年4月21日(Wi-Fiモデル)
概要
OS Android 3.2
(アップデートでAndroid 4.0.3に対応)
CPU Nvidia Tegra 2 1GHz
通信方式 3GFOMAHSDPAHSUPA
2G GPRS/EGPRS
3G:800MHz、850MHz、2GHz
2G:850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz
(Wi-Fi+3Gモデルのみ)
形状 折りたたみ式タブレット型
サイズ 79 × 180 × 26 mm
質量 372(Wi-Fi+3Gモデル)g
356(Wi-Fiモデル) g
連続待受時間 120時間(Wi-Fi+3G・スタンバイ時)
260時間(Wi-Fi・スタンバイ時)
内蔵メモリ RAM1GB/ROM4GB
外部メモリ microSD 2GB/microSDHC 32GB
Bluetooth Bluetooth 2.1+IDR[1]
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 1024×480 px 2枚
サイズ 5.5インチ 2枚
無線LAN
規格 IEEE 802.11b/g/n
(両モデル共通)
メインカメラ
画素数・方式 511万 CMOS
機能 ハイビジョン動画撮影
サブカメラ
画素数・方式 30万
機能 CMOS
カラーバリエーション
 
Silver
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

Sony Tablet P(ソニータブレット・ピー)は2011年9月1日に発表された、ソニー製のタブレット端末である。初期搭載OSはAndroid 3.2が搭載され、アップデートでAndroid 4.0に対応する。日本市場では、Wi-Fi+3Gモデル「SGPT211JP/S」とWi-Fiモデル「SGPT213JP/H」が発売されている[2]

2012年9月に「Sony Tablet」ブランドはスマートフォンと同様の「Xperia Tablet」に変更されたが、「Sony Tablet P」に相当する後継機を投入する予定は2012年9月時点でないとされている[3]

シリーズ全体の特徴は『Sony Tablet』を参照のこと。

概要

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2011年4月26日に東京都内で開催された発表会で、『S2』として初公開[4]。2011年9月1日に、市販モデルの『Sony Tablet P』が公開された[5]

販売開始当初は、Wi-Fi+3Gモデルのみで[5]、2011年10月28日に発売[6][7]。2012年3月22日にWi-Fiモデルの販売が発表され、同年4月21日より販売開始した[8]

メーカー純正のオプション商品として、着せ替え用カバー、キャリングケース、交換用バッテリーが用意されている[9]。着せ替えカバーの当初の設定色は白・黒[9]で、後に金・青・ピンクが追加された[8]

ディスプレイは、ソニー独自の技術を搭載したTruBlack(トゥルーブラック)ディスプレイの5.5型ウルトラワイドVGA液晶1024×480が2画面用意されており、上の画面でコンテンツ、下の画面で操作パネルといった具合に使い分けることができる。たとえば「上画面に文字編集画面、下画面にQWERTYキーボード」、または「上がゲーム画面、下がゲームパッド」といった具合になる[10]

本製品のWi-Fi+3GモデルはNTTドコモで取り扱っているが、NTTドコモブランドではなくSONYブランドとして発売されている[11]

カメラは511万画素のCMOSセンサー、Xperiaなどの携帯電話用に開発された「裏面照射技術」である「Exmor R for mobile」が搭載されており、表面照射型に比べ大幅に高感度、低ノイズを実現しており、暗闇でもフラッシュなしで撮影が可能となっている[12]

DLNA機能が搭載されており、Wi-Fiなどで接続したテレビに、本端末に保存している写真や動画などを簡単に映し出したり、音楽をワイヤレススピーカーに出力したりすることが可能となっている[13]

センサーには3軸加速度センサー、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサーが搭載され、直感的な操作が可能となっている[12]

Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに対応している[12]

2012年5月24日に、日本でのAndroid 4.0.3へのアップデートを開始[14]。ソニー独自の仕様拡張でスモールアプリに対応した[15]

Wi-Fi+3G対応モデル

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Wi-Fi+3GモデルはFOMAハイスピードに対応しており、ダウンリンク14Mbps/アップリンク5.7Mbpsが利用可能となっている。その際はNTTドコモのインターネット接続サービスである、spモードmopera Uを利用し、定額データプランなどを利用することとなる。spモードに契約した場合、iモードメールと同様に、@docomo.ne.jpドメインのメールをプッシュ型で利用することが可能となる。またGPRS通信にも対応しているため、WORLD WINGを契約することで海外でも利用が可能となっている。

WiFi+3Gモデルの機能

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主な対応サービス
タッチパネル加速度センサー XiFOMAハイスピード14Mbps(受信)送信5.8Mbps Bluetooth DCMXおサイフケータイ赤外線トルカ
ワンセグ メロディコール テザリング WiFi IEEE802.11b/g/n
GPS spモードEメール電話帳バックアップ デコメールデコメ絵文字デコメアニメ iチャネル
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新 デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) GSM3GローミングWORLD WING フルブラウザFlash Player 10.3
Androidマーケットドコモマーケット GmailGoogle TalkYouTubePicasa バーコードリーダ名刺リーダ ドコモ地図ナビGoogle Mapsストリートビュー

コンテンツ

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Sony Tablet S同様に、PlayStation Certifiedを利用することができ、初代PlayStationのゲームを利用することが可能となっている。また みんなのGOLF2がプリインストールされている。

ソニーのオンラインブックストアのReader Storeにも対応しており、ソニー・リーダーなどで閲覧可能な電子書籍の購入などが可能となる。また2画面を生かし、端末を縦にすると本の見開きのように、電子書籍を閲覧することも可能となる。

Sony Entertainment Network(ソニーエンタテインメントネットワーク)ではVideo Unlimited(ビデオ・アンリミテッド)で、映画やテレビ番組をダウンロードが可能となっている。

Xperiaなどと同様、PCとの同期にはMedia Goが対応しており、動画や音楽、Pod Castで配信されるミュージックなども取り込むことが可能となっている。

アプリケーション

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TwitterFacebookmixiといったSNSを統合できるソーシャルフィードリーダーのほか複数のプリインストールアプリケーションが利用可能であるが、その他にAndroidマーケット及びドコモマーケットから30万を超えるアプリケーションのダウンロードが可能となっている。

プリインストールアプリケーション

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対応言語

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バイリンガル機能が搭載されており、以下の言語の入力、及び表示が可能となっている。

日本語中国語 簡体字、中国語 繁体字チェコ語オランダ語英語(英国)、英語(米国)、フランス語ドイツ語イタリア語ノルウェー語ポーランド語ロシア語スペイン語スウェーデン語トルコ語

歴史

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  • 2011年4月26日 - コードネームS2としてSony IT Mobile Meetingにて発表
  • 2011年9月1日 - ソニーより正式に発売が発表 同時にNTTドコモも取扱いを表明
  • 2011年10月19日 - 事前予約開始
  • 2011年10月28日 - 発売
  • 2012年4月21日 - Wi-Fiモデル(SGPT213JP/H)を発売
  • 2012年5月24日 - Android 4.0.3の提供を開始

脚注

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  1. ^ 対応プロファイルA2DP、AVRCP、HSP、HID、SPP、OPP
  2. ^ 主な仕様 | Pシリーズ | Xperia(TM) Tablet | ソニー - SONY
  3. ^ 「Xperia Tablet S」徹底検証(前編)――Sony Tabletからの進化を見極める (1/5) - ITmedia 2012年9月4日
  4. ^ “ソニー、Androidタブレット2製品を発表”. ケータイWatch. (2011年4月26日). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/442356.html 
  5. ^ a b “ソニー、Androidタブレット2シリーズ4製品を発表”. ケータイWatch. (2011年9月1日). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/474076.html 
  6. ^ “ドコモ、「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」を28日発売”. ケータイWatch. (2011年10月13日). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/483433.html 
  7. ^ “「Sony TabletTM S」および「Sony TabletTM P」を発売”. NTTドコモ. (2011年10月13日). https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2011/10/13_00.html 
  8. ^ a b “ソニー、Sony Tablet PシリーズにWi-Fiのみの新モデル”. ケータイWatch. (2012年3月22日). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/520216.html 
  9. ^ a b “ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売”. ITmedia. (2011年9月1日). p. 3. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1109/01/news045_3.html 
  10. ^ “持ちやすさや携帯のしやすさを追求した独自のデザインを採用 サクサクとした快適な操作感でネットワークサービスやアプリケーションを楽しめる Android™搭載タブレット端末“Sony Tablet”2機種 発売”. SONY. (2011年9月1日). http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201109/11-0901/ 
  11. ^ “Sony TabletTM SおよびSony TabletTM Pの取り扱いを開始”. NTTドコモ. (2011年9月1日). https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2011/09/01_00.html 
  12. ^ a b c “ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売”. ITmedia. (2011年9月1日). p. 1. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1109/01/news045.html 
  13. ^ “ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売”. ITmedia. (2011年9月1日). p. 2. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1109/01/news045_2.html 
  14. ^ “Sony TabletのAndroid 4.0バージョンアップ、5月24日に開始”. ケータイWatch. (2012年5月18日). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/533818.html 
  15. ^ “Android 4.0.3搭載の「Sony Tablet」で“スモールアプリ”を試す”. ITmedia. (2012年3月27日). p. 1. https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1203/27/news074.html 

関連項目

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外部リンク

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