Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/北海道縦断新幹線
北海道縦断新幹線 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 北海道 |
種類 | 高速鉄道(新幹線) |
起点 | 様似駅 |
終点 | 稚内駅 |
駅数 | 25駅 |
開業 | 2020年5月7日(札幌 - 稚内間) |
全通 | 2021年4月1日 |
所有者 | 北海道高速鉄道 |
運営者 | 北海道高速鉄道 |
使用車両 |
S5系 詳細は#車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 515.1 km |
営業キロ | 515.1 km |
軌間 | 1,435 mm |
線路数 | 単線(下記以外)複線(新千歳空港-札幌間) |
電化方式 |
交流25,000 V・50 Hz 架空電車線方式 |
最小曲線半径 | 基本4,000 m |
閉塞方式 | 車内信号式 |
保安装置 | DS-ATC |
最高速度 | 260 km/h |
エイプリルフールに作られた記事:この項目はエイプリルフールに作られた記事です。ジョークは楽しむためのものです。本気にしないでください。 |
北海道縦断新幹線(ほっかいどうじゅうだんしんかんせん)は、様似駅から稚内駅を結ぶ北海道高速鉄道の高速鉄道路線(新幹線)およびその列車である。
概要
[編集]当初は、襟裳岬から宗谷岬まで、北海道を南北に結ぶ幹線として構想された路線である。その中で、廃止が濃厚となっていた札沼線、日高本線の代替鉄道、および鉄道空白地帯となっている羽幌線沿線への鉄道再敷設の機運が高まり、建設されることとなった。2020年(令和2年)5月、札沼線の北海道医療大学以北の廃止と同時に札幌駅-稚内駅間が、2021年(令和2年)4月、日高本線廃止と同時に様似駅-札幌駅間が開業した。
全区間が北海道高速鉄道により運営されている。寒冷な積雪地域を高速走行するため、車両および地上設備に冬季対策が施されている。
路線データ
[編集]- 営業主体:北海道高速鉄道
- 建設主体:北海道高速鉄道
- 路線距離:様似駅 - 稚内駅間(実キロ)515.1 km
- 軌間:1,435 mm(標準軌)
- 駅数:25(起終点駅含む、このうち北海道縦断新幹線単独駅は13駅)
- 信号場数:0
- 複線区間:新千歳空港駅 - 札幌駅間
- 電化区間:全線(交流25,000 V・50 Hz)
- 保安装置:DS-ATC
- 車両基地所在駅:石狩当別駅
- 運転指令所:北海道高速鉄道総合指令所
- 列車運行管理システム:新幹線総合システム (COSMOS)
- 最高速度
- 260 km/h
- 架線吊架方式
- PHCシンプルカテナリ式(耐荷速度350 km/h)
- 全駅北海道内に所在
駅一覧
[編集]ゾーン | 駅名 | 営業 キロ |
超特急 | 接続路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 様似駅 | 0.0 | ■ | 日高管内 | 様似郡 様似町 | |
2 | 浦河駅 | 15.0 | ■ | 浦河郡 浦河町 | ||
3 | 三石駅 | 37.7 | | | 日高郡 新ひだか町 | ||
4 | 静内駅 | 59.7 | ■ | |||
5 | 富川駅 | 95.4 | | | 沙流郡 日高町 | ||
6 | 鵡川駅 | 107.6 | | | 北海道旅客鉄道: 日高本線(苫小牧方面) |
胆振管内 | 勇払郡 鵡川町 |
7 | 東苫小牧駅 | 132.7 | ■ | 北海道旅客鉄道: 室蘭本線(岩見沢方面、函館方面) 千歳線(千歳方面) |
苫小牧市 | |
8 | 新千歳空港駅 | 147.4 | ■ | 北海道旅客鉄道: 千歳線(千歳方面) |
石狩管内 | 千歳市 |
9 | 札幌駅 | 190.6 | ■ |
北海道旅客鉄道: |
札幌市 | |
10 | 石狩当別駅 | 216.1 | | | 北海道旅客鉄道: 札沼線(篠路方面) |
石狩郡 当別町 | |
11 | 月形駅 | 235.0 | | | 空知管内 | 樺戸郡 月形町 | |
12 | 浦臼駅 | 250.2 | | | 樺戸郡 浦臼町 | ||
13 | 雨竜駅 | 274.4 | | | 雨竜郡 雨竜町 | ||
14 | 石狩沼田駅 | 295.4 | | | 北海道旅客鉄道: 留萌本線(深川方面、恵比島方面) |
雨竜郡 沼田町 | |
峠下駅 | 308.3 | | | 北海道旅客鉄道: 留萌本線(恵比島方面、幌糠方面) |
留萌管内 | 留萌市 | |
15 | 留萌駅 | 328.5 | ■ | 北海道旅客鉄道: 留萌本線(幌糠方面) | ||
16 | 鬼鹿駅 | 352.7 | | | 留萌郡 小平町 | ||
17 | 羽幌駅 | 382.6 | ■ | 苫前郡 羽幌町 | ||
18 | 初山別駅 | 402.3 | | | 苫前郡 初山別村 | ||
19 | 遠別駅 | 424.4 | | | 天塩郡 遠別町 | ||
天塩駅 | 441.9 | | | 天塩郡 天塩町 | |||
20 | 幌延駅 | 459.4 | | | 北海道旅客鉄道: 宗谷本線(名寄方面、下沼方面) |
宗谷管内 | 天塩郡 幌延町 |
豊富駅 | 474.7 | | | 北海道旅客鉄道: 宗谷本線(下沼方面、兜沼方面) |
天塩郡 豊富町 | ||
21 | 勇知駅 | 494.0 | | | 北海道旅客鉄道: 宗谷本線(兜沼方面、南稚内方面) |
稚内市 | |
22 | 稚内駅 | 515.1 | ■ | 北海道旅客鉄道: 宗谷本線(兜沼方面、南稚内方面) | ||
|
各駅の構造
[編集]途中駅のうち浦河駅・静内駅・東苫小牧駅・新千歳空港駅・札幌駅・留萌駅・羽幌駅には全列車が停車する。各駅のプラットホームはフル規格4両編成対応(約100 m)である。
現在運行する列車は2両編成のみであるが、将来の編成増の可能性を考慮して4両編成対応とされた。
札幌駅が2面4線、静内駅・東苫小牧駅・新千歳空港駅・石狩当別駅・留萌駅・羽幌駅・天塩駅・稚内駅が1面2線で、他の駅は全て1面1線の「棒線駅」となっている。
運行形態
[編集]札幌駅-新千歳空港駅間は本数が多く、4時間サイクルに7往復、概ね40分に1本の割合で運転されている。他の区間は一日4往復、4時間間隔で運行されている。札幌駅発の様似行、稚内行はちょうど8,12,16,20時に発車する様なダイヤになっている。
ダイヤパターンと停車駅
[編集]現行
[編集]2021年4月1日現在
- はぼろ
- 様似駅→稚内駅間に、一日あたり片道2本が運行している。超特急扱いで、超特急停車駅のみに停車する。
- えりも
- 稚内駅→様似駅間に、一日あたり片道2本が運行している。超特急扱いで、超特急停車駅のみに停車する。
- だいち
- 様似駅 - 稚内駅間に、一日2往復運行している。各駅停車。
- ちとせ
- 札幌駅 - 新千歳空港駅間に、40分間隔で運行している。なお、車庫回送の意味合いで、新千歳空港行の初便と、札幌方面行の最終便は、石狩当別発着となる。
号数の振り方
[編集]2021年4月1日現在
列車の概要
[編集]開業当初は、東北新幹線にならって、「はやぶさ」に相当する速達タイプを「はぼろ」、「やまびこ」・「なすの」に相当する各駅停車タイプを「だいち」としていた。
その後2021年4月1日の札幌駅 - 様似駅間延長開業時のダイヤ改正からは、速達タイプの上りと下りで愛称名を分け、様似行の上りを「えりも」、下りを「はぼろ」とした他、札幌駅(一部石狩当別駅) - 新千歳空港駅間の区間運転列車として「ちとせ」が新設された。
列車愛称
[編集]運行中
[編集]「はぼろ」
[編集]「はぼろ」は、主に様似駅 → 稚内駅間で運行される北海道縦断新幹線最速達列車。使用車両はS5系の4列シート車。全車指定席。
2020年5月7日の札幌駅 - 稚内駅間延伸開業と同時に運行開始。札幌駅 - 稚内駅間を1時間23分で結んだ。
その後、2020年4月1日のダイヤ改正で、様似駅まで延伸され、札幌駅 - 様似駅間を1時間2分、稚内駅 - 様似駅間を2時間28分で結んでいる。なお、車両交換のため、途中札幌駅で乗換が発生することもある。
「えりも」
[編集]「えりも」は、主に稚内駅 → 様似駅間で運行される北海道縦断新幹線最速達列車。使用車両はS5系の4列シート車。全車指定席。
2020年4月1日のダイヤ改正で、従来の「はぼろ」号の札幌行を置き換える形で設定された。札幌駅 - 様似駅間を1時間2分、稚内駅 - 様似駅間を2時間28分で結んでいる。
「だいち」
[編集]「だいち」は、主に様似駅 - 稚内駅間で運行される各駅停車列車。使用車両はS5系の4列シート車。全車指定席。
2020年5月7日の札幌駅 - 稚内駅間延伸開業と同時に運行開始。各駅に停車する。
2021年4月1日のダイヤ改正で、様似駅まで延伸され、様似駅 - 稚内駅間の運行となった。
「ちとせ」
[編集]「ちとせ」は、新千歳空港駅 - 札幌駅・石狩当別駅間で運行される各駅停車列車。使用車両はS5系の5列シート車。
札幌から新千歳空港へのアクセス需要に対応する列車である。札幌駅発着が一日23往復、石狩当別駅発着が1往復設定されている。
車両
[編集]現用車両
[編集]営業車両
[編集]- S5系
- 0番台 - A編成、2両編成。4列シート、グリーン車つき。「はぼろ」・「えりも」・「だいち」で使用。
- 100番台 - B編成、2両編成。5列シート。「ちとせ」で使用。空港輸送に対応するため、スーツケースを置くスペースが用意されている。
-
S5系
運賃と特急料金
[編集]ゾーン制運賃を採用しており、運賃は通過するゾーンの数に基づいて算出する。すべての駅が、22個のゾーンに分けられており、殆どの駅は1ゾーン1駅であるが、一部1ゾーン2駅の場合もある。通過する駅(乗車駅・降車駅を含む)のゾーンの数によって運賃が決まる。例えば、静内駅(ゾーン4)から留萌駅(ゾーン15)までの運賃は、4,5,…,15の合計12ゾーンを通ることになるので、運賃は12,000円となる。
ゾーン数 | 特急料金(円) | ||
---|---|---|---|
自由席 | 指定席 | ||
1 | 1,000 | ||
2 | 1,500 | 2,000 | |
3 | 2,500 | 3,000 | |
4 | 4,000 | ||
5以上 | (ゾーン数)×1000円 |
- 指定席運賃は、「はぼろ」「えりも」「だいち」号の普通車に適用される。
- 自由席運賃は、「ちとせ」号に適用される。
- グリーン車を利用する場合には、指定席特急料金に利用区間に応じたグリーン料金を加算した金額となる。
営業
[編集]車内設備
[編集]全列車に普通車を連結するほか、4列シート車を使用する列車(「はぼろ」「えりも」「だいち」全列車)は、各車両の運転席寄りの一部グリーン車となっている。
-
S5系のグリーン車
-
S5系の普通車
なお、全ての車両を禁煙車とし、喫煙ルームなども設けていないため、車内での喫煙はできない。
沿革
[編集]羽幌線廃止による代替路線の計画
[編集]1987年(昭和62年)3月30日、羽幌線が廃止となり、バス転換された。一方で、長大路線の廃止による影響は大きく、沿線からは鉄道復活の声も強かった。そこで、滝川駅を起点に、羽幌線に加えて、既に廃止されていた札沼線の新十津川-石狩沼田間に沿って、稚内駅まで結ぶ高速鉄道の計画が持ち上がり、北海道高速鉄道が設立された。
ルート選定
[編集]当初は、札幌に直通せず、まずは滝川を起終点とし、札幌への乗り入れは別に検討することとなった。その後、札沼線の北海道医療大学-新十津川間、日高本線の鵡川-様似間の廃止が取りざたされるにあたり、北海道高速鉄はこれらの区間も高速鉄道で代替することを計画した。そこで、滝川には駅を設置せず、石狩当別・鵡川経由で様似まで直通し、北海道の南北を縦断する計画に変更された。石狩当別-鵡川間のルートは、札幌駅と新千歳空港を経由することとし、新千歳空港へのアクセス鉄道としての役割も担うことで、利用増を期待していた。
路線開業
[編集]全区間フル規格で着工された。人口稀薄地帯で収益があまり見込めないため、札幌-新千歳空港間以外は単線で建設した。
札沼線の北海道医療大学以北の廃止と同時、2020年(令和2年)5月7日に札幌駅 - 稚内駅間が暫定開業した。当初から260km/h運転を行い、速達型の「はぼろ」号、各駅停車の「だいち」号、一日2往復ずつが運行を開始し、札幌-稚内間の所要時間は「はぼろ」号が1時間23分、「だいち」号が2時間15分となった。車両は、H5系に準じた仕様のS5系2両編成が投入された。
日高本線の鵡川以東の廃止に合わせて、2021年(令和3年)4月1日に、残りの札幌駅-様似駅間が開業した。速達型の「はぼろ」号は、様似まで延伸され、南行については「えりも」号の愛称での運行となった。「だいち」号も様似まで延伸となった他、札幌駅-新千歳空港駅間には「ちとせ」号も新設された。札幌-様似間の所要時間は「はぼろ」「えりも」号が1時間2分、「だいち」号が1時間14分となった。
年表
[編集]国鉄時代 開業前
[編集]- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)
- 4月1日:北海道縦断新幹線 様似駅 - 札幌駅間 (190.6 km) 開業。「えりも」号と「ちとせ」号が運行開始。S5系100番台が「ちとせ」号用に営業運転開始。
今後の見通し
[編集]サハリンへの延伸
[編集]稚内駅以北、トンネルを建設し、ユジノサハリンスクまで延伸する計画がある。このため、稚内駅には、台車交換設備を設置する計画がある。